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【テレビシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』第弐拾弐話「せめて、人間らしく」】庵野秀明監督の脅威の演出法。

 

 

 

 

テレビシリーズ

新世紀エヴァンゲリオン

 

 

第弐拾弐話 「せめて、人間らしく」

 

 

せめて、人間らしく

せめて、人間らしく

 

 

観ている者に、これでもかというほどの情報をぶち込んでくる庵野式演出は、いつ確立されたのだろう?

TV版『新世紀エヴァンゲリオン』。

秀逸なタイトルでも有名だ。

第弐拾弐話 「せめて、人間らしく」。

久しぶりに観てみたのだが、あるシーンで庵野秀明監督の演出の凄まじさを改めて思い知る。

それは、情報過多でお馴染みの庵野式とは真逆の演出だった。

 

アスカとレイがエレベーターで二人きりになるシーン。

シチュエーションとセリフは異なるが『劇場版エヴァンゲリオン : 破』まったく同じアングルのシーンがある。

覚えている人もいるだろう。

このシーンである。

 

 

エヴァンゲリオンをヱヴァンゲリヲンにしてみた。 3 【MAD】 - YouTube

 

 

だがTV版と劇場版とでは、受ける印象がまったく違う。

特筆すべきはTV版だ。

無言のまま延々とこのカットだけが流れている。

時間にしてなんと約52秒!

約52秒も、ただひたすらエレベーターの音だけが鳴り響いている。

劇場版の同シーンをしっかり計測したわけではないが、体感ではアスカが喋り出すのが明らかに早い。

少なくとも1分弱も静止画ではない。

この違いは何を物語るのだろう。

上映時間が限られる劇場版では、時間的制約があるのかもしれない。

エヴァを再編するにあたり、庵野監督自身が不要と感じた結果かもしれない。

真実は庵野秀明監督しか知らない。

だが観る側の立場からしたら、この演出の違いに過ぎた年月の長さを感じざるを得ない。

 

 

 

 

 

 

 

過ぎた時間の重み

新世紀エヴァンゲリオンから劇場版エヴァンゲリオン

 

 

TV版と比べて劇場版では作画が格段に綺麗になった。

 

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 Promotion Reel - YouTube

 

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.333特典映像「EVANGELION:3.333 Breakdown」 - YouTube

 

 

圧倒的な映像美と表現しても良いだろう。

劇場版のヤシマ作戦などは実にいい例だ。

実に美しい。

 

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 Angel of Doom PV - YouTube

 

 

しかし、エヴァンゲリオンを評価する上で映像美はおまけみたいなものだ。

あくまで個人的な感想だが、庵野秀明監督の作品の真実の魅力は物語が内包している陰の部分だと思う。

庵野秀明監督を好きになった理由はこういう所だった。

陰の薄れた劇場版ばかりを観ていたから、自分自身すっかり忘れていた。

それがこのエレベーターのシーンを観て、改めて痛感した。

もし庵野監督が、TV版と旧劇場版が終了してすぐに、エヴァンゲリオン再編となる現在の劇場版に取り掛かれていたら、いったいどんな作品になっていたのだろうか。

今となっては考えるべくもない。

ただ、個人的な願望としてはやはり、再びTV版『新世紀エヴァンゲリオン』を今の庵野秀明監督自らの手で、再編して欲しいと願う。

どれだけ時間が掛かってもいい。

待てる自信はある。

再編なんか叶わない夢なのはわかっているのだが、ついつい期待してしまう。

限られた短い放送時間のうちで、52秒も時を止めてしまった脅威の庵野式演出。

今観ても、驚かされるばかり。

 

 

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【心に沁みる名言】今日を精一杯生きるために…。#0

 

 

 

 

 #0

心に沁みる名言

 

 

今日を精一杯生きるために…

 

 

明日ではなく今日。

今、この時を精一杯生きるあなたのために、これから素敵だと感じた言葉を綴っていこうと思う。

 

 

 

作者不詳

 

 

我々の考える「今」とはすでに過去なのだ。

本当の「今」とは、一瞬先の未来にある。

 

 

f:id:ioritorei:20220126181558j:image

 

 

一瞬先の未来をどう積みかさねるかで、遥か先の未来も違ってくる。

過去ではなく未来を照らす言葉。

そんな言葉を綴れたら。

何かと生きづらい世の中だ。

辛いことも多いだろう。

やるせないことも多いだろう。

腑に落ちないことも多いだろう。

窓の外がすがすがしく、晴れていれば晴れているほど哀しくなったりしていないか?

誰かと一緒にいる時でも、ふとした瞬間、孤独を感じたりはしていないか?

あなたの「今、この時」、一瞬先の未来が少しでも明るいものになるよう願いを込めて。

誰かひとりの心にでいい。

ほんの少しでも響いてもらえたら、こんなに嬉しいことはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日本政府へ望む【トンガ諸島噴火】対策も大事だけど、一刻も早い支援を。

 

 

 

 

f:id:ioritorei:20220118193716j:image

義援金・救援金募集|おしらせ・最新情報|日本赤十字社

 

 

 

 

 

トンガ諸島噴火

 

2011年3月11日、東日本大地震の記憶が蘇る

 

トンガ 大規模火山噴火

 

地球の大きさ、自然の雄大さと比べたら、人間が如何にちっぽけな存在かを思い知らされる。

 

f:id:ioritorei:20220116101255j:image

引用:時事通信

 

 

 

 

 

日本政府へ望む

 

日本が東日本大地震に見舞われれた際、真っ先に支援を名乗り出てくれた台湾政府。

ここでは、あえて政府と呼ぶ。

台湾政府からの支援の申し出は、一説には自国・自衛隊の出動要請よりも早かったという。

台湾にだって多少なりとも影響はあっただろうに。

あの日、あの時の感謝を忘れてはならない。

受けた恩を忘れてはいけない。

同じ環太平洋で生きる我々にとって、これは他人事ではない。

対岸の火事ではないのだ。

 

トンガ諸島の被害状況は未だ判然としないが、日本政府はあの日あの時の台湾政府を見習って、一刻も早い支援を申し入れて欲しい。

まだ、できることは少ないだろう。

だが、今できることを、すぐに実行に移すべきだ。

被害状況を把握していなくても、予測してできることはあるはずだ。

我々にはその経験値がある。

あの日、あの時差し伸べられた温かい手。

今度は我々が差し伸べよう。

自国民を守ることは、政府としても大切なことだろう。

だが、台湾政府はしてくれたではないか。

だったら日本政府ができないわけがない。

もしできないとしたら、それは日本人がくだらないしがらみに囚われているからだろう。

こんな時に国だの、民族だのと、つまらないことに拘るような日本人の醜い姿なんか見たくもない。

遠い昔に誰かがいっていた宇宙船地球号という綺麗事。

自分を美化するために使えばムシズがはしる綺麗事だが、他人を助けるために使うなら悪くない。

 

 

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過剰な説明や余計な注釈の排除【『紅の豚』から学ぶ】YouTubeやTikTokの見過ぎで行間を読めなくなった日本人。

 

 

 

 

 

今どきの若者ときたら…

 

遥か古代に壁画にも『近頃の若者ときたら…』という文言が刻まれていたというエピソードは有名だ。

頭の固いオヤジどもなら古代と変わらず『最近の若者は…』などと思うのだろうが、個人的にはそれがどんなものであろうと若者の文化を否定する気はない。

だって自分たちもそうだったんだから。

自分のことを棚に上げて、他人をどうこう言うのはいただけない。

だが、しかしだ。

それが知能の低下や礼儀の欠如に繋がるような影響を与えているなら、問題にする必要があるだろう。

ひとつの問題提起として、本稿を読んで頂けたら有り難い。

 

 

 

 

改めてYouTubeとは

 

言わずと知れた、アメリカのオンライン動画共有プラットフォームである。

YouTubeでは、ユーザーが動画をアップロード、閲覧、評価、共有、プレイリストへの追加、レポート、コメント、他のユーザーのチャンネル登録などを行うことができる。

利用可能なコンテンツには、ビデオクリップ、テレビ番組のクリップ、ミュージック・ビデオ、短編映画やドキュメンタリー映画、音声録音、映画予告編、ライブストリーム、ビデオブログ、短編オリジナルビデオ、教育用ビデオなどがある。

ほとんどのコンテンツは個人によって生成され、アップロードされる。

2019年5月現在、YouTubeには毎分500時間以上のコンテンツがアップロードされており、毎日10億時間以上のコンテンツがYouTubeで視聴されているモンスターコンテンツだ。

 

 

 

 

改めてTikTokとは

 

中華人民共和国のByteDance社が開発運営しているモバイル端末向けショートビデオプラットフォーム。

米英ではYouTubeの利用時間を上回っている最大動画サイトだ。

アプリでは音楽クリップの視聴のみならず、短い動画クリップの撮影および編集、さらに動画クリップへの特殊効果の追加が可能となっている。

BGMをリストから選択し(BGMリストにはヒップホップやテクノなど多種多様なジャンルの楽曲が収録)、撮影した動画にBGMを組み合わせて編集することで、オリジナルの動画が作成できる(撮影時間は最大3分)。

作成した動画はTikTok上に公開することができ、また動画を端末内に保存することも可能である(簡単な動画編集アプリとしても使える仕様になっている)。

TikTokには様々なトレンドが存在する。

代表的なものとして、ユーザーがあるお題を真似したりアレンジして広がるミーム(meme)動画が挙げられる。

アプリ内の検索ページにはハッシュタグ(#)のトレンドが表示されており、「ハッシュタグチャレンジ」と題された企画が定期的に開催される。

 

 

 

 

YouTubeTikTokの見過ぎで懸念される弊害

 

成長著しい動画サイト。

これらを一切観ないという若者など、もはやいないのではないだろうか。

手軽に様々な動画を楽しめるこれらのコンテンツは、知識の吸収から暇つぶしに至るまであらゆる状況で活用できる。

YouTubeTikTokを否定する気は元よりない。むしろ著者自身も、貴重な情報源としてありがたがって見ている口だ。

ただ最近の若者の風潮として、これらで視聴する人気の動画は、特に意味のないものになるらしい。

語弊があるのかもしれないが、馬鹿馬鹿しい無意味な動画が人気ということだろうと認識している。

馬鹿馬鹿しい動画、それ自体に問題があるわけではない。

たまには何も考えず、馬鹿になりきってみるのも悪くない。

問題なのは、そういう無意味な動画を見続けることで思考能力が低下するということだ。

視覚でダイレクトに感じる動画は、それが馬鹿馬鹿しいものなら考えることをしなくなる。

直感的に、ただただ楽しいものをダイレクトに感じたら考える必要はなくなる。

おかげで、表現されたものの裏側に隠された制作者の意図みたいなものを、察することができなくなってしまうのだ。

 

最近の映画やアニメを観ていて昔との違和感を感じるのは、最近の作品はやたら丁寧にいろいろ説明してくれているという点だ。

作品にもよるが、昔の作品は視聴者側に感じ方の余白を残してくれていた。

方向性は示すが直接的な結果は与えてくれないような、善い意味での曖昧さがあった。

語り過ぎはともすると野暮になる。

最近の作品はとにかく要らぬセリフが多い。

注釈が多い。

少し畑違いにはなるが、バラエティー番組の字幕スーパーは必要なのか?

あんなものは野暮も野暮、野暮天だ。

それが作品の質を下げる結果になっている気がするのは著者だけだろうか。

 

元々読解力に優れていた日本人が、今や行間も読めない。

【察し】を信条としていた日本人が、機微を察することができない。

【行間を読む】とは、文章や演出には直接表現されていない作者の真意を汲みとることを意味する。

それは、前述したYouTubeTikTokで最近流行っている人気動画の、真逆の行為といえるだろう。

日本人が読解力に優れたのは、特別勉強熱心だったからというわけではない。

漫画文化が発達していたから、という話だ。

子供の頃からあらゆる漫画に触れる機会の多い日本人は、自然と読解力が身につくらしい。

しかし最近の漫画を読んでいると、余計なセリフが多いように感じる。

それを言ったら趣もへったくれもないセリフを、平気で差し込んでくる。

不自然なセリフや説明を入れるから、読んでいてもシナリオがすんなり入ってこない。

頭の片隅に引っかかるものがある。

何故、これほど野暮になってしまったのか?

それもこれも最近の日本人が行間を読めなくなってきているからだろう。

あえて含みを持たせる表現こそ日本人の美学であり、それがあったればこそ【察し】と【思いやり】を可能にしてきた。

そんな尊ぶべき美学も、もはや風前の灯か?

行間の読めない日本人の増加が、日本人の美学をも失う結果にならないことを切に祈る。

あえて言おう。

馬鹿な動画ばかり見ていないで、たまには頭を使え。

自分の頭で考えるんだ。

さもなくば本物の馬鹿になるぞ。

 

 

 

 

いちいち過剰な説明や余計な注釈はしない

宮崎駿監督作品『紅の豚』は行間を読む作品

 

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過剰な説明も余計な注釈もない作品のひとつに、宮崎駿監督作品『紅の豚』が挙げられる。

地上波で放送されたばかりだからちょうどいい。

宮崎駿監督作品は『紅の豚』を境に、しばらくの間、細かい設定を劇中で描かない作風になる。

特に、主要登場人物たちの関係性及びその後をほとんど描いていない。

 

①主人公・豚ことマルコと、マダム・ジーナの関係性とその後。

②主人公・豚ことマルコと、フィオのその後。

③そもそも主人公・マルコはどうして豚になったのか?

 

宮崎駿監督が描いてくれたのは、わずかばかりのヒントだけである。

だが、だからこそ皆がこぞって『紅の豚』を考察する。

マルコは人間に戻れたのか?

ジーナとは、その後どうなったのか?

フィオとは?

物語は最後に、フィオのこのようなナレーションで締め括られる。

 

「イタリア空軍の出動が空振りに終わって、私がミラノに帰る日が来ても、ポルコは姿を見せてくれなかった。

でもその代わりに、私はジーナさんととてもいい友達になった。

あれから、何度も大きな戦争や動乱があったけれど、その友情は、今も続いている。

ピッコロ社を継いだ後も、夏の休暇を、ホテルアドリアーナで過ごすのは、 私の大切な決まり。

ジーナさんはますますきれいになっていくし、古い馴染みも通って来る。

そうそう、まだ大統領にはなってないけど、ミスターカーチスも、時々手紙をくれる。

あのアドリア海の夏が懐かしいって。

 

ジーナさんの賭けがどうなったかは、私たちだけのひみつ。」

 

肝心の主人公・豚こと、マルコのその後に一切触れられていない。

こういうあやふやな結末は、今なら賛否が分かれてしまうのだろうか?

しかし公開当時、そんな批判は耳にしていない。

あるとしたら、あまりに宮崎駿監督の趣味すぎたことくらい。

宮崎駿監督の自己満映画だと揶揄されたことは、たしかにあった。

だがそれくらいの不評しか知らない。

結果的に、『紅の豚』を視聴したほとんどの人が、こんなあやふやな結末でも十分満足したということだろう。

ひと昔前以前の作品なら、過剰な説明も余計な注釈も当たり前のように無かった。

それは制作者が、わざわざ視聴者に解釈の幅を持たせてくれていたからだ。

視聴者は、だからその後をあーだこーだとそれぞれ推察する。

感じ方が自由になるから、人それぞれのエンディングが生まれる。

それぞれが、こうだったらいいなと思うエンディングを思い描く。

だから、過剰な説明も余計な注釈もしないのだ。

「これはこういう意味なんだよ」なんて決めつけられてしまったら、エンディングは一元化してしまう。

そんなものは親切でもなんでもない。

余計なお世話というものだ。

今では過剰な説明や余計な注釈が無ければ、制作者の伝えたいことが少しも伝わらない。

その結果、作品全体が酷く野暮なものになってしまっている気がする。

あえて説明しないから、良いのではないか。

答えを与えられるなんてつまらない。

わずかばかりのヒントから、あれこれ考えるから映画は面白いのではないだろうか。

その楽しみを放棄させる不要な説明や注釈はいらないのである。

 

久しぶりに『紅の豚』を視聴した。

前述したことがどうでも良くなるくらい、フィオが信じられないくらい可愛いかった。

フィオの器量良しときたら…

こんなご時世だがあえて言おう。

なんてイイ女なんだ♡

こういう女性に促されて男は強くなる。

 

 

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【歴代主題歌で読み解く】宮崎駿監督作品『紅の豚』の特異性。《コンプライアンスなんかクソ喰らえ!》

 

 

 

 

 

 

宮崎駿監督作品

 

紅の豚』とは

 

紅の豚』は、1992年にスタジオジブリで制作された長編アニメ映画である。

東宝創立60周年記念作品。

監督はもちろん宮崎駿氏。

前作の『魔女の宅急便』に続いて劇場用アニメ映画の興行成績日本記録を更新した。

この作品以降、スタジオジブリ映画における宮崎駿監督作品は全て東宝系での公開となっている。

世界大恐慌の時代のイタリア、アドリア海を舞台に、飛行艇を乗り回す海賊ならぬ空賊と、それを相手に賞金稼ぎで生きるブタの姿をした退役軍人操縦士の物語。

宮崎氏は生家が航空機産業に関係していた。

そのため幼い頃から空を飛ぶことに憧れていた宮崎氏が、自分の夢として描いたのが本作品である。

宮崎氏自身がその演出覚書において「『疲れて脳細胞が豆腐になった中年男のための、マンガ映画』であることを忘れてはならない」と記しているように、宮崎氏は本作品を「若者をまったく排除して作った『中年のための映画』」と銘打っている。

一貫してアニメを児童のために作ることを自らに課してきた宮崎氏にとっては、製作後も是非を悩み続ける作品となった。

 

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ストーリー

 

ファシスト政権が統治する大戦間期のイタリア。

深紅の飛行艇サボイアを操る豚のポルコ・ロッソは、かつて人間だった頃イタリア空軍のエースだったが、今はアドリア海の小島に隠棲し、空中海賊(空賊)退治を請け負う賞金稼ぎとして暮らしている。

ある晩、昔馴染みのジーナが営むホテル・アドリアーノを訪れたポルコは、米国製の飛行艇を操るアメリカ人カーチスに出会う。

カーチスは空賊連合が雇った用心棒だった。彼はポルコを撃墜して名を挙げたいと考える。

しばらく後、サボイアのエンジン整備のためミラノに向かって飛んでいたポルコはカーチスと遭遇し、エンジン不調のまま撃墜されてしまう。

ポルコは大破した愛艇をミラノの工房ピッコロ社に持ち込むが、ピッコロのおやじの孫でまだ17歳の少女フィオが共同で修理に当たるという。

ポルコは不安を感じて一時は他所を当たろうと思うが、フィオの熱意に絆されて愛機の設計を任せることになるのだが…

 

 

 

 

歴代主題歌で読み解く『紅の豚』の特異性

 

宮崎駿監督がただ描きたかったという理由だけで制作されたという『紅の豚』。

それまでの宮崎駿監督作品と比べると『紅の豚』は異色な作品だった。

風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』、『となりのトトロ』などは間違いなく家族で楽しむための娯楽映画だ。

しかし『紅の豚』のテイストは、それまでとはまるで違う。

当時のアニメといえば、まだまだターゲットは子供だった。

ところが『紅の豚』はまったく子供に向けられていない。

完全に宮崎駿監督の趣味の世界だった。

それは他作品との主題歌の違いをみてもわかる。

 

風の谷のナウシカ
風の谷のナウシカ / 安田成美」

 

 

天空の城ラピュタ
「君をのせて / 井上あずみ

 

 

となりのトトロ
「さんぽ / 井上あずみ

 

 

ここまではあきらかに子供向けに作られたと考えられる。

お遊戯会なんかでも歌えそうだ。

しかしこれが『紅の豚』になるとどうか。

 

 

紅の豚
時には昔の話を / 加藤登紀子

 

 

いやいや、いきなりおかしいだろう。

歌詞が、主人公がかつての男の友人とともに、貧しいながらもたくましく生き抜いてきた昔のことを思い出すような内容となっている。

いや、深すぎるから…

そもそも、子供に「時には昔の話を」もないだろうに…

おそらく子供にはちんぷんかんぷんだろう。

劇中で使用された楽曲の収録は、使用されるシーンに合わせ、わざわざ実在するバーを使用して行われたらしい。

気合いの入れようが、他とは比べものにならないのだ。

このエピソードからも、宮崎駿監督にとって『紅の豚』が、いかに異色な作品だったのか窺い知れる。

 

 

 

 

せっかくの素晴らしい作品をつまらないものにしかねない

くだらないコンプライアンスなんかクソくらえだ

 

劇中ではただひたすらに宮崎駿監督が大好きな飛空艇を見せられる。

登場人物たちは皆、今どきのコンプライアンスに抵触しまくりだ。

飛空艇にそんな概念があるのかは知らないが、飲酒運転が当たり前だ。

ワインを飲んでひとっ飛び。

あちらこちらで喫煙シーン。

吸ったタバコは海へポイ捨て。

今どきのコンプライアンスなんかは、まったく気にしてない。

まぁ、公開当時にはコンプライアンスなんて言葉すら世間は知らなかったから、当たり前といえば当たり前なのだが…

しかし、いくらおおらかな時代とはいえ、これが子供向け作品だったのなら、さすがにPTAが黙っていないだろう。

だが、そんな騒ぎがあったという話は聞いていない。

これがR指定もつかず普通に上映できたのだから、やはりおおらかな時代だったのだろう。

今がうるさすぎるだけだ。

未成年に悪影響を及ぼす?

馬鹿な大人たちが、すっかり悪影響を受けているのに?

そもそもの考え方が間違えている。

悪影響が及ぶのは、教育が悪いからだ。

ダメなものはダメと、しっかり教えていないからだ。

そんなだから、ダメなものが何なのかわからない大人が出来上がる。

馬鹿な大人たちが、自分たちの教育の責任を、クリエイティブな作品になすりつけるのは如何なものだろう。

クリエイティブな表現にケチをつけるのは如何なものだろう。

そのケチが自分たちの教育の非を認めているようなものなのに、そんなシンプルな答えにすら気づかない馬鹿な大人たち。

そんな奴らに忖度する必要はない。

せっかくの素晴らしい作品をつまらないものにしかねない、今どきのくだらないコンプライアンスなんかクソ喰らえだ。

 

 

 

 

 

意外にも興行収入は好成績

 

ところでこの『紅の豚』。

宮崎駿監督がこれだけ好き勝手やったのだから、興行収入はイマイチかと思われるだろう。

ところが興行収入を調べてみると、主題歌で前述した過去作品を凌駕している。

だからといって上位というわけでもないのだが…

理由がわからないのだが、個人的に無性に観たくなる宮崎駿作品の一番が『紅の豚』だ。

特段ヤマがあるとは思えないストーリーだし、宮崎駿監督の趣味を垂れ流されているのも十分理解しているはずなのに、『紅の豚』には不思議な魅力がある。

それだけ歳をとったということか。

宮崎駿監督は『紅の豚』以後、それまでの子供向けイメージを払拭するかのように、あらゆるジャンルの原作を映像化している。

そのうちで、明らかに子供をターゲットにした作品は数えるほどしかない。

紅の豚』は宮崎駿監督作品の歴史の中で、転換機と呼べる作品のような気がする。

なんだかんだ言っても格好いいのだ。

それは飛空艇の空中戦だけではない。

破廉恥で怠惰な飛べる豚がどんどん格好良く見えてくるから不思議だ。

 

 

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【鬼滅の刃遊郭編のテーマ曲】担当するAimerの魅力が詰まった神曲、OVA『機動戦士ガンダムUC episode.6』 ED曲 「Re:I am」。

 

 

 

 

 

Aimer

 

プロフィール

 

Aimer(エメ)は女性歌手であり、作詞家でもある。

アーティスト名は、自身の長年の愛称である「エメ」に由来し、フランス語で「愛する」「好む」を意味する動詞である。

バンドでベーシストを務めていた父親の影響でジャズやブルースなどをはじめとした音楽が身近な環境で育つ。

音楽好きだった父の影響で小学校でピアノを習い始め、椎名林檎宇多田ヒカルの声色を真似して家で歌っていた。

中学からはアヴリル・ラヴィーンに傾倒してギターも始める一方、英語での作詞にも力を入れる過程で海外での生活経験も持つ。

15歳の頃、歌唱による酷使が原因で声帯を痛め、治療のために沈黙療法を選択したことで発声が出来ない期間を約半年間経験するが、そのおかげで歌手になりたいという夢が明確になり、回復後に喉を守るように工夫して歌うなかで現在の声質と歌唱法を確立する。

このときの声帯の傷はデビュー後の現在も完全に治癒しておらず、結節として残っているが、完治すると今の声は出せなくなるとの主治医の忠告や「『この喉でずっとやってきた』という思いが自分の中にはある」という自身の意志もあり、声質を維持するために現在の状態を保っている。

日本音響研究所所長(当時)の鈴木松美さんは、Aimerの声質を「振幅ゆらぎと周波数ゆらぎが同時に発生している、非常に稀な声の持ち主です」と分析している。

10代後半頃に今敏監督の映画「パプリカ」を視聴し、劇伴を担当した平沢進の音楽世界観に触れ傾倒していった。

 

 

 

 

 

鬼滅の刃遊郭編テーマ曲

 

残響散歌 / 朝が来る (期間生産限定盤) (メガジャケ付)

 

絶好調の鬼滅の刃遊郭編OP曲「残響散歌」に続いて、個人的に大注目しているED曲「朝が来る」のフルver.も解禁された。

ここはひとつ、Aimerの神曲の前に新曲もしっかりプロモーションして布教活動をしておこう。

 

 

残響散歌

 

Aimer「残響散歌」MUSIC VIDEO

(テレビアニメ「鬼滅の刃遊郭編オープニングテーマ・先行配信中!)

 

 

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朝が来る

 

Aimer「朝が来る」MUSIC VIDEO

(テレビアニメ「鬼滅の刃遊郭編エンディングテーマ・先行配信中!)

 

 

朝が来る

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どちらも甲乙つけがたいが、メジャー志向の「残響散歌」より、Aimerらしさが滲み出ている「朝が来る」が好きかも。

 

 

 

 

 

OVA機動戦士ガンダムUC episode.6』

映画のエンディング曲として完璧

 

映画のED曲は、その作品の印象を左右する最終的なとても大事な要素だと思う。

映画の内容はとても良いのにエンディングが悪かったおかげでその映画の印象ごと微妙なものになったりすることがある。

その観点からも「Re:I am / Aimer」は非常に優秀だった。

本曲は episode.6 の感動と余韻と、そして最終章 episode.7 へ向けての大いなる期待感を抱かせてくれた。

なんといってもイントロだけでテンションを爆上がりだ。

それだけでED曲として、その役割を完璧に果たしているといっても過言ではない。

神曲と呼ばれる所以のひとつだ。

皆さんもご存知の通り(?)『水の星へ愛を込めて/森口博子』に代表されるように、ガンダムシリーズの歴代主題歌にはとにかく名曲が多い。

そんな名曲ひしめくガンダム主題歌の長い歴史の中で、2013年発表と比較的新しい曲にもかかわらず、各方面からすでに神曲の呼び声高い。

余談だが、名作映画『アルマゲドン』のエアロのED曲の何と素晴らしかったことか…

アルマゲドン』のエンディングの一番良いところで、エンドロール見ない派が目の前に立ち塞がったことは今でも鮮明に覚えている。

エンディング中に流れる物語のその後。

まさにその瞬間、目の前に知らない奴が立ち塞がった。

この上ない怒りがこみ上げてきたことは言うまでもない。

今でも、 『アルマゲドン』のエンディングは傑作だと思っている。

ロックバンドが歌うバラードはやはり最高だ。

ところで、エンドロールまで見ない派に是非聞いてみたいことがある。

『劇場版名探偵コナン』も最後までしっかり観ないの?

 

 

 

 

 

神曲Re:I am

 

Aimer 『「RE:I AM EP」DIGEST』

 

機動戦士ガンダムUC episode.6(OVA)』のエンディング曲「Re:I am」。

新しい神曲の誕生であり、初めてAimerと出会った瞬間だった。

同時に久しぶりに魂を揺さぶられたアーティストとの出会いでもあった。

Aimerは『OVA機動戦士ガンダムUC』のepisode.6〜7 のED曲を担当している。

しかしAimerというアーティストの存在を、当時まだ知らない。

わかっているのは、ただただ良い曲ということだけ。

だからちゃんと調べてAimerというアーティスト名を知る。

が、情けない話、最初はエメと読めなかった…

今度は読み方を調べましたとも…

改めて、Aimerはエメと読む。

Aimerの最大の魅力はなんといっても独創的な歌唱法だろう。

日本語詞でもまるで英語詞のように歌い上げる。

最近は同様の歌い方をするアーティストが増えたが、その潮流の個人的なエポックはAimerだ。

先の東京五輪閉会式で歌唱を披露したmiletも日本語詞を英語詞のように歌うアーティストで、もちろん大好きである。

その凄さは実際に聴いてもらうのが一番早いから、「Re:I am」のダイジェストを貼っておく。

オフィシャルの動画だ。

それを観てもらえばわかると思うが、本作品は洋楽のテイストをおおいに孕んでいる。

しかし、実際には歌詞に英語詞はほとんどない。

コーラスのみ英語詞で、Aimer自身が歌うパートはすべて日本語詞だ。

まさに驚愕だ。

いや、ホント、初めて歌詞見た時本気でビビったから。

全部日本語だったんだ⁉︎…みたいな。

Aimerの魅力はそれだけにとどまらない。

Aimerからは、どうしたわけか曲の端々にわずかに陰を感じる。

仮にとても明るい曲を歌い上げたとしても、なぜか垢抜けて聴こえてこないのだ。

だが、そこにとても魅力を感じてしまう自分がいる。

Re:I am」の歌詞なんか、その点でまさにドンピシャだろう。

なんて表現したらいいのか?

曲からは死別のような別れを連想するのだけど、その中にほのかに温かいものがあるというか…

再生を願う祈り?

そう、これは祈りではなかろうか。

Aimerの独創的な歌唱法とあいまって、とても荘厳なものに感じられる。

聴いていると自然と涙が出てくるような…

とても神聖なもののような…

いつかこの詞についてもっと触れられたらとも思うが、残念ながらまだその境地まで至っていない。

今は実際に聴いてもらう他ない。

特徴的なタイトル「Re:I am」は Aimerのアナグラムだそう。

タイトルのセンスも抜群だが、込められた意味がそれだけとはとても思えない。

隠された意味がありそうだ。

":"を外して「Reiam」と読むとか?

実際、本当にそんな噂が流れたが、調べてみるとこのような単語は存在しない。

そんな噂がまことしやかに囁かれるくらいだから、何かしらの深い意味が隠されているように感じるが真実はどうだろう?

この曲に惹かれたことが、Aimerという素晴らしいアーティストと出会うキッカケとなった。

現在Aimerが、世間的にどれほど認知されていて、この曲がどれほど有名なのかはわからない。

わからないが、だからこそまだAimerを聴いたことのない人には、絶対この曲からオススメしたい。

神曲と呼ぶのは伊達じゃないよ。

 

ちなみに、Aimerの他の楽曲のタイトルも独創的で読めないものが多々あるが、タイトルが読めない曲は例外なくメチャクチャ格好いい。

是非聴いてみて。

 

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【映画はちゃんと最後まで観て欲しい】細田守監督作品、アニメ『時をかける少女』エンディング曲「ガーネット / 奥華子」が名曲すぎる。

 

 

 

 

 

 

細田守監督作品

アニメ『時をかける少女』とは

 

細田守監督『時をかける少女

 

時をかける少女』は2006年7月15日に角川ヘラルド映画から公開されたSFアニメ映画だ。

筒井康隆氏の同名の小説を原作としている。

監督は細田守氏でアニメーション制作はマッドハウス

各国の映画祭などで多くの賞を受賞するなど、高い評価を受けた。

キャッチコピーは「待ってられない 未来がある。」

筒井康隆氏の同名の小説『時をかける少女』が原作ではあるが、小説そのもの映画化ではなく、同じ世界を舞台に原作の出来事から約20年後の世界を描いた作品。

原作の主人公であった芳山和子の姪である紺野真琴が主人公として繰り広げる青春ストーリー。

テーマは「青春」そのもので、現実的に"今"を生きている女子高生の姿を描いている。

 

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アニメ映画『時をかける少女』主題歌

奥華子「ガーネット」

 

主題歌には奥華子さんの楽曲「ガーネット」が起用された。

「ガーネット」は、2006年7月12日に発売された奥華子さんの4枚目のシングルだ。

奥さんのシングルで最も多く売上を記録した作品でもある。

「ガーネット」はアニメ映画『時をかける少女』の主題歌に。

カップリング曲の「変わらないもの」は挿入歌に起用されている。

映画のロングラン上映とともにロングセールスを記録していたが、翌2007年にフジテレビ系『土曜プレミアム』枠内で初のテレビ放送となるとともに、圏外から118位と再浮上している。

ガーネットの宝石言葉は「友情・友愛」であり、映画のテーマとも同一性がある。

2019年には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において映画主題歌賞(2000年 - 2009年)に選出されている。

当時の奥さんの担当プロデューサーが『時をかける少女』の予告編の音楽にレコーディングエンジニアとして参加していたことがきっかけで細田の手に奥のCDが渡り、主題歌制作のオファーが来た。

奥自身は「人生を変える出来事だった」と話している。

最初に作られたのは、挿入歌となった「変わらないもの」の方だった。

映画制作側から「自由に感じ取ったイメージを曲にして欲しい」という要望から、絵コンテや脚本からストーリーや登場人物の心情を読み取って解釈してから制作したが、細田守監督の納得が得られず、そこから何曲もの書き直しをすることになる。

締め切りギリギリに細田守監督から「映画を観終わったときに青空を見上げたくなるような曲にしてほしい」というリクエストをもらい、そこから着想を得て主題歌となる「ガーネット」が完成した。

 

ガーネット

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地上波放送のたびにカットされる悲劇

 

アニメ音楽にだって名曲は多い。

細田守監督アニメ映画『時をかける少女』のエンディング曲もそのひとつ。

どうでもいいことだが著者は映画のエンドロールまでしっかり見る派だ。

だから、映画館で視聴する際には見ない派の人達に思うところがある。

お願いだから帰るなら足を止めずに映画館から出てってくれ。

頼むから人がまだ観ている目の前で立ち止まるのだけはヤメてくれ。

はっきり言って迷惑だから。

 

それはさておき、細田守監督作品『時をかける少女』のエンディング曲がとても素敵だ。

だが、知らない人も多いかと思う。

何故なら地上波放送ではいつもカットされまくっているから…

思いがけず涙が出てくるほど、メチャクチャいい曲なのに…

時をかける少女』エンディング曲、奥華子「ガーネット」。

奥華子さん。

なかなか聞き馴染みのないアーティストだろう。

地上波放送でカットされまくっているからね…

だが実は、カットされるたびにネットが炎上するほど市民権を得ている曲だ。

ここで民放各局のプロデューサーに問いたい。

なぜエンディング曲を切るの?

ちゃんと物語の内容を把握した上で、それでもなお切っているの?

一度でも『時をかける少女』をノーカットで観たことがある?

このエンディング曲なくして、この作品は完結しない。

これでは作品への冒瀆だ…

「ガーネット」はこの映画のために書き下ろされた曲だ。

「自由に感じとったイメージを曲にして欲しい」という制作サイドからの要望で、絵コンテや脚本からストーリーや登場人物の心情を読み取って解釈してから制作されている。

しかも平成アニソン大賞にて映画主題歌賞まで受賞している。

いくら放送時間の都合があるからといって、それをカットしたらダメだろう。

 

これまたどうでもいいことなのだが、著者は好きな音楽は、その音源から手元に置いておきたいタイプだ。

だからといって新品にはこだわらない。

1曲のための音源収集は、そのアーティストを好きになるキッカケになればラッキー程度に考えているので、中古で構わない。

もちろん「ガーネット」も手元に置いておきたかった曲だったのだが、実はこの曲の音源探しには非常に苦労した。

そもそもタマ数が少ないらしい。

レンタルも漁ったけど、あったのは「ガーネット」が未収録の奥華子作品ばかり。

おかげでかなり探し回った。

ネットでも当然探してみたが、割りに合わない高額取引き…

結果的に、なんとか見つけ出して無事音源をゲットしたわけたが、どうやら結構レアなCDだったらしい。

だから高額取引きだったのか…

 

自分の趣味の外にいる、未知の素敵なアーティストとの出会いは幸せな気分になる。

いいものを見つけた、と嬉しくなる。

奥華子さんもそのひとり。

興味がある方は是非。

最近のアニソンは侮れない。

 

奥華子「ガーネット」(弾き語りver.)

 

 

 

 

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