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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【アニメ『STEINS;GATE』】ふたりの超魅力的なヒロインと究極の二択の狭間で…ハマると沼な名作アニメ。

 

アニメ

STEINS;GATE

 

 

アニメ『STEINS;GATE』とは

 

 

STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)は、5pb.の同名ゲームソフトを原作としたアニメ作品。

2011年4月から9月までテレビアニメが放送され、2013年4月20日に劇場版が公開された。

2011年4月から同年9月までテレビアニメSTEINS;GATEが、独立UHF局ほかAT-Xにて放送された。

全24話。

原作ゲームのストーリーにほぼ忠実に沿った内容で映像化され、トゥルーエンディングに至るまでの物語が描かれた。

セル版のBD/DVD第9巻には、特典映像のスペシャルとして後日談の第25話が収録された。

2013年4月20日『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』が劇場公開されている。

MAGES.が完全監修した「完全新作」ストーリーのもと、「トゥルーエンド」(テレビアニメ版最終回)の後、ラボメンたちに振りかかった事件を描いた映画である。

2015年12月にSTEINS;GATE第23話の一部シーンをシュタインズ・ゲート ゼロ世界線につながる新作パートに差し替えた「第23話(β)」が放送。

2018年4月から9月までテレビアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロが放送された。

同名の続編ゲームのアニメ化となるが、前作とは異なりゲーム版が複数回プレイを前提としたマルチエンディングだったのを一本のストーリーに再構成したため、ゲーム版から削られたシーンがある一方で、逆にアニメ版で追加されたシーンも存在する。

ひとつの大きなメインシナリオを基本として描いた第一作と異なり、原作である『ゼロ』は複数のルートに分岐するマルチシナリオ方式であるため、アニメ版は全ルートの展開を再構成して一本のストーリーに繋げている。

当作品に出てくる「アマデウス」も2018年9月1日付で人工知能学会で学会誌に紹介されている。

 

 

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あらすじ

 

 

秋葉原を拠点とする小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダーを務める大学生の岡部倫太郎は、研究所のメンバー(ラボメン)の橋田至や幼馴染でもある椎名まゆりと共に、日々ヘンテコな発明を繰り返していた。

2010年7月28日、岡部はまゆりと共に向かった講義会場で天才少女の牧瀬紅莉栖と出会うが、ラジ館の8階奥では血溜まりに倒れている紅莉栖を目撃し、そのことを橋田へ携帯メールで報告する。

その直後、めまいに襲われた岡部が我に返ると、ラジ館屋上には人工衛星らしきものが墜落しており、周辺は警察によって封鎖されていた。

先ほど送信したはずのメールはなぜか1週間前の日付で受信されており、周囲が話すここ最近の出来事と岡部の記憶の間には、齟齬が起こっていた。

タイムマシンの発明橋田や紅莉栖の検証の結果、発明品である「電話レンジ(仮)」が、携帯メールを過去へ送るタイムマシンとしての機能を備えていたことが判明する。

「Dメール」と名付けたそれを過去に送信するたびに、「世界線の移動」と呼ばれる現象が発生してメールのメッセージ内容に影響を受けた人々の過去が改変されるが、なぜか岡部の記憶だけはそのままであった。

岡部たちは電話レンジの改良を進めながら、ラボメンたちを実験台にして試行錯誤を繰り返す。

Dメール実験の対象者は変えたい過去をそれぞれ隠し持っており、事実上の過去改変が次々に行われる。

しかし、これらの改変は一見ささいなものでも、バタフライ効果の影響で予想外に大規模な影響を周囲にもたらしていた。

さらに、橋田と紅莉栖は電話レンジの機能を拡張してSERNのLHCへ接続することにより、人の記憶を過去の自分に届けるタイムリープマシンを完成させる。

これが原因で、岡部らはタイムマシンの秘密を狙う本物の秘密組織に、命を狙われることになる。

過去改変による惨劇の回避仲間たちの願いが反映された現在の世界線世界線)の先には絶望的な未来が待ち構えており、それがラボメンの1人の命運にも関わっているため、何度やり直してもその残酷な結末を変える試みは「世界線の収束」に阻まれてしまう。

この結末を変えるためには、世界線を大きく変えて「世界線変動率1%台のβ世界線」を目指さねばならないが、そのためにはすべての過去改変をキャンセルしなければならなかった。

やがて岡部は、β世界線へ移動すればまた別の惨劇が起こることを知る。

つまり、αでもβでも大切な仲間の1人に悲劇の手が伸びるが、そのどちらかを選択しなければならないのだ。

そんな岡部を、紅莉栖は進むべき道へと後押しし、自らが犠牲になることを決断する。

紅莉栖のいない世界で絶望する岡部は、思わぬ形で与えられた「本当の未来技術」を用いて、仲間や世界の命運のためにもう一度立ち上がることを決意する。

「過去の岡部が観測し、確定した事実は変えられない」という制約条件のもとで、時空間的に絡み合った謎を解きほぐしてβ世界線の未来に待ち受ける第三次世界大戦を回避し、すべての仲間たちを救う方法はあるのだろうか。

 

 


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原作となったゲーム

STEINS;GATE』とは

 

 

STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート、他表記:Steins;Gate)は、5pb.(現・MAGES.)より発売されているテレビゲームソフト。

略称は「シュタゲ」。

ファーストバージョン(原典)はXbox 360にて2009年10月15日に発売された。

タイトルロゴは「Steins;Gate」だが、タイトルのテキスト表記では大文字の「STEINS;GATE」であり、ロゴ・テキストはいずれも一貫してシリーズで統一されている。

シュタインズ・ゲート」という言葉は、作中の設定では主人公の造語とされているが、「シュタイン(運命石)」は物理学者であるアルベルト・アインシュタインに由来しており、それゆえアインシュタイン相対性理論など、物理学の要素が物語中に組み込まれている。

ジャンルはサウンドノベル形式のアドベンチャーゲームである。

6つのマルチエンドを採用しており、仲間の命と作中における人類の未来が、主人公の選択によって左右される。

本編では、物語の中盤以降の各章でヒロイン一人一人に焦点が当たっていく構成となっており、各ヒロインのルートへの分岐が設けられている。

分岐が発生すると、その章でのヒロインと結ばれて物語が終了する。

誰とも結ばれることなく物語を進め、規定のフラグを立てることで最終章へと進むことができ、トゥルーエンディングへの道が開かれる。

本作品では通常のアドベンチャーゲームのような選択肢はなく、代わりにフォーントリガーという携帯電話を使ったシステムが重要となる。

場面ごとに送受信するメールや登場人物との通話のタイミングによって物語が分岐し、たった一通のメール、一本の電話が大きくルートを変える場合もある。

ゲーム中には詳細な用語辞典が用意されており、作中に登場する実在の事物やネットスラング、架空の設定の解説を閲覧することができるようになっている。

2010年の現代日本を舞台としており、CHAOS;HEADと世界観を共有するが、渋谷から秋葉原に舞台を変えており、登場人物・ストーリーに直接の繋がりはない。

作中には架空の事物と共に実在する企業や大学、商品が実名で登場するほか、現実に流布している都市伝説や陰謀論への言及、インターネットスラングなども話題として登場する。

物語の核心には、かつてインターネット上に現れ未来人を名乗った実在の人物であるジョン・タイターが語った内容が組み込まれており、また主人公の言動や携帯電話を使ったゲームシステムも、インターネット上に流布する「食堂の男」あるいは「ラ・ヨダソウ・スティアーナ」と呼ばれる小噺がモチーフとなっているなど、虚実の入り混じった物語が展開される。

物語の序盤はやや難解な内容となっており、また中盤では重い展開になるものの、ストーリー中には非常に多くの伏線が張り巡らされており、終盤では物語の結末に向けて一気に収束していくという構成を取っている。

その内容を評して「エンディングまで到達した後で、記憶を消してもう一回プレイしたい」作品であると形容されることもある。

 

 

 

何を描きたいのかがまったく不明な序盤

 

 

目的不明の中二病(厨二病)コメディ?

 

本作はいろいろな意味で難解だ。

視聴し始めてまず感じることは、「いったい何を描きたいんだろう?」ということ。

どんなテーマをもって描かれているのかがまったくの不明なのである。

ヲタク言語やネットスラングや科学用語がわんさと出てくるが、どこに重点が置かれているのかがわからない。

ジャンルも不明である。

本作の舞台は現代日本秋葉原

代表的なアキバ文化を描いてはいるが、科学的な要素も描かれている。

これが謎を一層深める。

主人公は科学者を自称しているのだが、ヲタクなのか本物なのかがわからないからだ。

おかげでジャンルもわからない。

最終目的地もまったく予測できない。

あらゆる意味で、これほど未知すぎる作品は非常に稀である。

 

 

主人公・鳳凰院凶真?

 

鳳凰院凶真と聞いて、明らかに偽名であることはお分かりいただけると思う。

本名は岡部倫太郎。

Steins;Gateの主人公。

普段は東京電機大学の1回生だが、しかしてその実体は……

ケータイから受信する運命石の扉(シュタインズゲート)の導きに従い、世界の支配構造を変革し混沌を巻き起こす、秋葉原の大檜山ビル2Fにある未来ガジェット研究所の創設者であり、狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真、その人であるフゥーハハハハハハハ!!!!
…という設定。

つまるところ中二病

しかも重度。

基本的に中二病特有の傲岸な態度・自己完結的な思考で相手に接するため、慣れない人からは反感を買うか呆れられる。

慣れている人からも発言が飛んでいるために要領を得ないことがしばしばである。

中二病が板についた残念な大学生であるが、根は仲間思いでお人好しの善人であり、ラボメンたちがトラブルに巻き込まれた時はその身を呈してでも助けようとするという男気を見せる。

特に幼馴染の椎名まゆりには保護者のように接している。

幼い頃は気の弱い子供であったが、そんな彼が何故ここまで徹底した中二病になったのかは劇中で明かされるのだが、序盤はこの重度中二病患者の生態を、ひたすら観させられるような展開だ。

本気で痛々しさを感じるほど、ひたすら観させられる。

主人公のあまりの中二病ぶりに、物語の本質が見えづらくなってしまっている事実は否めない。

 

 

 

コメディ路線からのシリアス展開

タイムリープで過去改変された絶望感しかない世界(中盤〜終盤)

 

 

序盤はふんだんにコメディ要素が盛り込まれているが、物語の中盤以降は一気にシリアス展開へと傾く。

物語も中盤になると、本作がタイムマシンに関する話だということが判明する。

実をいうと序盤にもそれを匂わせる展開はあるのだが、何せ中二病臭が強すぎるからどうしても物語の本題がボヤけてしまっていた。

中盤以降で中二病臭は解消され、いよいよ本題に突入しているような感じだ。

しかし内容はハード。

タイムリープで過去改変された世界線(※)は、絶望に満ちたものだった。

 

 

世界線

 

Steins;Gate内の未来で提唱されている理論に登場する用語。

元ネタは劇中でのジョン・タイターの言葉。

過去から未来まで続いており、様々な可能性を重ね合わせの状態で内包して無限に分岐して存在するが、平行世界とは異なり別の世界が同時に存在することはない。

簡単に言えば「1本の糸」。

パラレルワールド」との違いは、世界は可能性の数だけ無限個に枝分かれして存在するが、観測する存在は1つしかない。

故に、無限に存在する世界の中で観測される世界は1つだけであり、それが世界の数だけ観測者が存在する「パラレルワールド」との違いである。

例えるなら無数に存在する電飾の内、光っているのは一本だけであり、その電飾を光らせてるのが観測者。

観測者が観測する世界線が唯一のアクティブな世界線であり、それ以外は観測されなかった可能性となる。

そして世界線は過去改変等によって歴史に因果の矛盾が発生すると解消の為に移動する。

世界線を移動した場合、前の世界線は可能性に戻り、観測者が観測する世界が再構成されることで移動先の世界線がアクティブとなり、観測される世界は常に1つだけとなる。

しかし近傍の世界線において、ある程度の揺らぎはすべて同じ未来に収束してしまう現象が起こる。

そのため死ぬことが決まっている人間はどんなことをしてもほぼ同じ時期に死ぬし、死なないことが決まっている人間はどんな状況でも死なない現象が起こる。

つまり、どんな行動を起こしても定められた結果、そこから逃れることはできない。

劇中では銃で撃たれて死ぬ状況を回避したら、駅に行ったとき誤って突き飛ばされて電車に轢かれて死に、それを回避してもまた別の条件で死に至り、最終的には全く理由もなく突然死する…と言う因果の逆転に近い現象が発生している。

 

 

究極の選択

ふたりのヒロインとふたつの世界線

 

 

劇中では大まかに2つの世界線が示されている。

ひとつは本作のヒロイン・牧瀬紅莉栖が死んでしまう世界線

そしてもうひとつがもう1人のヒロイン・椎名まゆりが死んでしまう世界線である。

これが非常に悩ましい。

何故ならこのふたりのヒロインが、あまりにも魅力的だから。

 

 

1人目のヒロイン

牧瀬紅莉栖

 

牧瀬紅莉栖はツンデレタイプ。

周囲からはツンツンしているように見られがちだが、お茶目な一面も持っており、ダルのブービートラップにたびたびハマりそうになっている。

そしてデレが入ると最高に可愛い。

 

 

2人目のヒロイン

椎名まゆり

 

椎名まゆりは牧瀬紅莉栖とは真逆の王道ヒロインキャラ。

通称「まゆしぃ」。

挨拶は「トゥットゥルー」。

呼び名だけでもう可愛い。

挨拶するとさらに可愛い。

何故ならまゆしぃのCVを務めるのは花澤香菜さん。

まゆしぃに花澤香菜さんの声はドンピシャだ。

キャスティングした人は天才か⁉︎

断じて二番手に甘んじるキャラクターではない。

 

 

最初の世界線

 

第1話では牧瀬紅莉栖が死んでしまう世界線にいる。

だが最初のDメール以降は、ずっと椎名まゆりが死んでしまう世界線に移動していたことが中盤で判明する。

椎名まゆりを助けようとするなら、牧瀬紅莉栖が死んだ世界線へ戻るしか手はない。

どちらかを選べば、どちらかは必ず死ぬ。

究極の選択を迫られる主人公は苦悩するが、それは視聴者も同様だ。

ふたりのヒロインは非常に魅力的な人物で、どちらかしか選べないというのはあまりに酷というものだ。

 

 

唯一希望の世界線

リーディング・シュタイナー世界線

 

岡部倫太郎がめざしたのは、牧瀬紅莉栖も椎名まゆりも死なない世界線

「リーディング・シュタイナー世界線」。

岡部はリーディング・シュタイナー世界線へ辿り着くまで何度も椎名まゆりの死を目の当たりにすることになる。

 

 

椎名まゆりの不可避の死

 

どんなに手を尽くして過去改変しても、必ず椎名まゆりの死に収束してしまう。

中盤のひたすら絶望感しかない展開のはじまりであり、この展開は終盤まで続いていく。

そこで牧瀬紅莉栖は、すべての過去改変を無かったことにすることを思いつく。

はじめての過去改変が牧瀬紅莉栖自身の死の回避だということもわかった上で、紅莉栖は岡部に元に戻ることを提案するのであった。

 

 

 

牧瀬紅莉栖を一層魅力的にした終盤

 

 

椎名まゆりを救う闘い

 

椎名まゆりの死を何度も目の当たりにした岡部倫太郎は絶望していた。

どんなことをしても椎名まゆりの死という結果からは逃れられない。

そんな絶望の淵にいた岡部を救ったのが牧瀬紅莉栖だった。

自分が死んだ過去こそ、真実の過去。

その選択を選んだ紅莉栖が健気すぎて…。

ここまでの紅莉栖も十分魅力的ではあったのだが、ここからの紅莉栖はさらに魅力的だ。

岡部の気持ちが痛いほど伝わってきて、終盤の切なさといったら…。

 

 

牧瀬紅莉栖を犠牲にした世界線の中で

 

主人公・岡部倫太郎は幼馴染である椎名まゆりを救うためにタイムリープを繰り返し、過去に行った改変を改めていく岡部。

ひと言に過去改変を改めるといっても、それは様々な人の願いを踏みにじることだった。

それはそれで見所でもあるのだが、なんといっても一番は、その時々で岡部への協力を惜しまない紅莉栖だ。

そして最後であり、最初の過去改変の時まで戻ってきた岡部。

しかし岡部はこの時になってようやく気づく。

最初の過去改変は牧瀬紅莉栖の死であったことに…。

過去改変の是正で一番辛い思いをするのが、死が確定している紅莉栖自身である。

だがそれでも岡部の背中を押し続ける紅莉栖の姿に、感動以外の感情はない。

感動の終盤は本作で最大の見所といっても過言ではない。

 

 

 

最終盤に訪れるさらなる絶望と希望の光

 

 

牧瀬紅莉栖も椎名まゆりも死なない世界線の存在

 

岡部は過去改変する前の、元の世界線に戻ってきた。

これで椎名まゆりの死は回避された。

だが紅莉栖は戻ってこない。

岡部は苦悩していたが、これで良かったのだと自分に言い聞かせる。

そこへ牧瀬紅莉栖も椎名まゆりも死なない世界線の存在の可能性を、タイムマシンで未来よりやってきた鈴羽から示される。

その世界線こそ真のリーディング・シュタイナー世界線であった。

岡部はまゆりに背中を押され、牧瀬紅莉栖を救うために鈴羽と共にタイムマシンへ乗り込む。

 

 

牧瀬紅莉栖の死の真相

 

紅莉栖を救うために過去へとやってきた岡部だが、紅莉栖の死の真相は残酷なものだった。

あまりの衝撃にショックを隠せない岡部。

そこへ未来の岡部から「Dメール」が届き、正しい過去改変の仕方を教えてもらう。

絶望に打ちひしがれていた岡部は、紅莉栖を救うためにもう一度過去へと向かう。

 

 

 

「終わりと始まりのプロローグ」

 

 

すべての意味が込められた秀逸なタイトル

 

最終話はタイトルからしてあまり秀逸だった。

冷静に考えてみると、最終話はある意味で第1話に戻っている。

岡部の時間旅の終わりして、すべての始まり。

すべての発端(プロローグ)は第1話の紅莉栖の死であり、それから起こったすべての問題を解決するのも第1話の紅莉栖の死であった。

不思議に感じ第1話のタイトルまで遡ってみると、さらなる驚きが待っていた。

第1話のタイトルは最終話と同名なのだ。

ネーミング自体はありがちなタイトルであるが、第1話と最終話に同名タイトルをつける作品は稀有である。

数ある同タイトルの中でも、これほど意味のある本作タイトルは他に類を見ないだろう。

 

 

最後は最初へと帰っていく

 

本作は全24話構成。

そのうちの22話を使い元に戻った形だ。

同様の演出もありがちではあるが、本作には他の作品には感じられない深謀遠慮の凄味があった。

なかでも感銘を受けたのが、「その確定した過去を変えずに結果を変えろ。 "最初のお前" を騙せ。世界を、騙せ。」というセリフ。

過去を変えずに結果だけを変える。

リーディング・シュタイナー世界線へと辿り着くための唯一の手段のようだが、意味がわかると 「なるほど」としか言葉が出なかった。

ある意味でウルトラCのような裏技。

この言葉の真意に興味がある人は、実際に本作を観てご自分の目で確認してほしい。

最初こそ観続けることに苦戦もしたが、最後は止まらなくなってしまった。

是非、根気よく観てほしい。

おまけに、観ていて頭を使うアニメと久しぶりに出会えた気がする。

結果だけみれば何も起こっていない物語だが、そのプロセスは名作に値する。

 

 

 

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第45回日本アカデミー賞(2022年)・最優秀アニメーション作品賞に【アニメーション映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』】ぼんやりした大枠の感想と、確信はあっても根拠のない酷く曖昧なざっくり考察(仮)。

 

アニメーション映画

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

ぼんやりした大枠の感想と確信はあっても根拠のない酷く曖昧なざっくり考察(仮)

 

 

おめでとう『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』

 

 

3月11日、第45回日本アカデミー賞が東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われ、授賞式では各賞が発表された。

そのなかで、映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』が最優秀アニメーション作品賞を受賞。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』は、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督が自らリメイクした『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの最新作。

2007年に『:序』。

2009年に『:破』。

2012年に『:Q』が公開され、『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』にてシリーズは完結を迎えた。

なお『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』は今年2月、「オールナイトニッポン」のリスナー投票によって決定される、第45回日本アカデミー賞話題賞の作品部門も受賞している。

 

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版

シン・エヴァンゲリオン劇場版

 

 

 

優秀アニメーション作品賞受賞作品

 

 

そのほか優秀アニメーション作品賞に選ばれているのは以下の通り。

 

 

『アイの歌声を聴かせて』

 

 

アイの歌声を聴かせて

アイの歌声を聴かせて

 

 

『漁港の肉子ちゃん』

 

 

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『劇場版 呪術廻戦 0』

 

 

劇場版 呪術廻戦 0 ノベライズ みらい文庫版 (集英社みらい文庫)

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『竜とそばかすの姫』

 

 

竜とそばかすの姫 (角川文庫)

竜とそばかすの姫 (角川文庫)

 

 

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇

ぼんやりした大枠の感想と確信はあっても根拠のない酷く曖昧なざっくり考察

 

 

※ネタバレはなし。

ただし内容を想像できる可能性はあるので、回避したい方はスルー願います。

 

 

まだ地上波放送されていないので、直接内容に関係するような感想は回避するつもり。

ただ回避するつもりなどと紳士ぶってはみたものの、正直まだ感想をまとめきれていないというのが本音だ。

ぼんやりした大枠の感想と、直感した酷く曖昧な確信があるだけ。

 

エヴァンゲリオンについては何度か書いているが、とにかくいろいろ考えさせられる作品だ。

何せ、意味がわからない。

TV版『新世紀エヴァンゲリオン』からはじまり、映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』と『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』。

この2作品を修正しひとつにまとめた『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)² / Air / まごころを、君に』。

完結した作品を再構築した新シリーズ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の4部作。

エヴァンゲリオンシリーズで、庵野秀明監督が何を伝えたかったのか?

その答えは残念ながらまだ見つからない。

庵野秀明が伝えたかったことはまだ見つからないが、完結編を経て、自分なりの答えは朧げながら見えてきた気がする。

まだ答えなんていえるほど、まとまってはいないのだけど…

 

ぼんやりした感想として、まず、宮崎駿監督作品『もののけ姫』の初見と同じ印象を持った。

その印象とはなんだかよくわからないが面白かった」というものだ。

どちらの作品も、残念ながら初見で理解は出来なかった。

意味不明といってもいい。

まぁ「今ならわかるのか?」と聞かれても、「むーん…」なのだが…

とにかく作風のまったく違う『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』と『もののけ姫』が、まったく同じ感想だった。

しかも、どちらもとやかく作品論評する前に、同じように面白いと感じたのだ。

庵野秀明監督と宮崎駿監督の関係性を考えると、非常に面白く興味深い結果だったように思う。

なんだかんだで2人は似ているのかもしれない。

そう感じられたことは歓びだった。

 

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を観て、直感した酷く曖昧な確信がひとつある。

それは庵野秀明監督が一番思い入れのあるキャラクターは、アスカだったんだと感じたこと。

そう感じた根拠はいくつかあるのだが、まだまとまっていない。

現時点であえて無理矢理説明するなら、「好きな女の子に対する普遍的な男の子の態度」としか表現のしようがない。

ちなみに劇中でそれを確証付けるシーンなどないから、ネタバレ回避組の人も安心してほしい。

 

(※以後、適切ではない表現になるかもしれないが、ご理解いただきたい。)

男が普遍的に求め続ける女性への憧れ。

それは聖母マリアに求めた永遠の処女性だったり、それとはまったく逆にメチャクチャにしたくなる破壊衝動と征服欲だったり。

矛盾するようだが、すべてのことは表裏一体である。

愛と憎しみは同じ感情なのだ。

全シリーズを通じてみてみると、その両極にある感情はアスカに向けられているように感じられる。

最初の劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』では、アスカへの破壊衝動と征服欲が描かれていた。

しかし『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』では、アスカに処女性を求めていたように感じる。

これはまだまだ酷く曖昧で、とっ散らかった感想ではあったが、個人的には『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を観て間違えないと確信している。

庵野秀明監督はアスカに理想的な女性像を求めたのだ…と、思う。

だからみんながアスカに恋をした。

アスカとシンジのふたりの仲に、庵野秀明監督がどう結論づけたのかが争点になるのも、こういった要因によるものだからではないだろうか。

 

やはりエヴァンゲリオンは難しい。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の地上波放送までには、「エヴァンゲリオンとは何だったのか」を、なんとかまとめたいと思う。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』を観るととても切なくなるから、短いスパンで何度も観るのは避けたいが、近々また観てみようと思う。

 

 

 

 

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知らないなんてもったいない!【音楽プロジェクト『SawanoHiroyuki[nZk]』】澤野弘之の音楽は祈りであり癒しである。

 

音楽プロジェクト

SawanoHiroyuki[nZk]

 

 

SawanoHiroyuki[nZk]』とは

 

 

SawanoHiroyuki[nZk]』(サワノヒロユキ ヌジーク)澤野弘之氏が立ち上げたプロジェクト。

澤野弘之氏とは作曲家であり編曲家であり作詞家でもある。

幼少時からピアノの練習を始め、17歳から作曲家の坪井伸親に師事し本格的に作曲やオーケストレーションなどを学んだ。

高校卒業後、作曲の専門学校へ進学。

ドラマ、アニメ、映画の劇伴を中心に手がけ、アーティストへの楽曲提供も数多く行っている。

医龍-Team Medical Dragon-』のBGMで注目を集める。

2014年には、ボーカル楽曲に重点を置いたプロジェクト『SawanoHiroyuki[nZk]』(サワノヒロユキ ヌジーク)を立ち上げる。

以前、自身で作編曲に加え作詞も手掛けた楽曲はわずかしか存在しなかったが、このプロジェクトでは自ら作詞することが多い。

2015年5月、進撃の巨人BGM』で2014年度JASRAC賞銀賞を受賞。

2017年7月2日、Legendoorとの契約が終了。

2017年7月3日、現在の所属事務所・VV-ALKLINE(ウォークライン)に移籍した。

2015年9月12日、プロジェクト名であるSawanoHiroyuki[nZk]』(サワノヒロユキ ヌジーク)の由来を、プロジェクトの3回目のライブである "[nZk]003" にて発表。

もともと氏がミュージシャンやスタッフと飲んでいた酒の席を「澤野会」と呼称していた。

そこから派生してその席を「野澤会」と呼ぶようになり、その頭文字をとってつけられたのが "[nZk]" である。

なお、所属会社の社長からは由来の公表について「やめたほうがいいんじゃない?」と難色を示されていた。

中学生の頃にCHAGE and ASKAに憧れ音楽の道を目指すようになり、高校生の頃に小室哲哉の影響を受け作曲を始める。

当初は歌唱曲を作ることを目標にしていたが、のちに久石譲氏、坂本龍一氏、菅野よう子さんの作品を聴きサウンドトラックに興味を持つようになる。

プロとして活動を開始してからはハンス・ジマーの音作りにも影響を受けたという。

 

 

澤野弘之 BEST OF VOCAL WORKS[nZk]

澤野弘之 BEST OF VOCAL WORKS[nZk]

 

 

BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2 -Side SawanoHiroyuki[nZk]-

BEST OF VOCAL WORKS [nZk] 2 -Side SawanoHiroyuki[nZk]-

 

 

 

ディスコグラフィ

 

 

Aimerにも楽曲を提供

 

澤野弘之氏とAimerのコラボレーション・アルバム『UnChild』

RE:I AM』『StarRingChildなど数々の名曲が収録されている名盤だ。

 

 


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『Into the Sky』

 

最近の超お気に入り『Into the Sky』

ボーカリストには、2015年の野弘之ボーカリストオーディションで選出された新人女性ボーカリスト “Tielle(チエル)” を抜擢。

テレビアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096のオープニングテーマ。

普段なら飛ばしてしまうオープニングを、『Into the Sky』が聴きたい一心で毎回観てしまうほど大好きな楽曲だ。

 


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LiSAにも楽曲を提供

 

SawanoHiroyuki[nZk]:LiSAとして、機動戦士ガンダムNT主題歌『narrative』を担当している。

 

 


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Uruにも楽曲を提供

 

TVアニメ『銀河英雄伝説 Die Neue TheseOPテーマ『Binary Star』にUruがボーカルで参加。

 

 


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多くの歌姫に楽曲を提供

 

 

鬼滅の刃の主題歌を担当したLiSA。

久しぶりに夢中にさせてくれたアーティスト・Aimerに、バラードを歌わせたら超一級のUru。

彼女たちは新しい才能と感性で頭角を表してきた新時代の歌姫だ。

特にセンスの良さは抜群で、聴いたこともないような音楽を我々に届けてくれる。

だがいくら素晴らしい歌姫といえど、楽曲に恵まれなければ日の目を見ることはない。

歌唱力と楽曲の良さが交わらなければ、歌姫は生まれない道理だ。

彼女たち歌姫を楽曲提供でサポートしているのが、SawanoHiroyuki[nZk]であり、澤野弘之氏なのである。

特に今夢中になっているAimerは、その歌唱法とSawanoHiroyuki[nZk]が描く世界観が見事に融合している。

Aimerの歌が祈りに聴こえるのは、SawanoHiroyuki[nZk]の楽曲に拠るところも大きい。

 

 

 

実は一度は耳にしたことがある音楽ばかり

 

 

数々の大ヒットアニメ作品の劇伴音楽を手掛ける人気劇伴作家・澤野弘之氏。

初めて名前を聞いたという人も、辿っていけば実は一度くらいその音楽に触れたことがあるはずだ。

多くのアニメ音楽を手掛けており、なかでも進撃の巨人は有名である。

その売れっ子ぶりはアニメ音楽だけにとどまらない。

前述した通り、ドラマ『医龍-Team Medical Dragon-』のBGMや、NHKサンデースポーツのOPとEDなど、数々の作品に楽曲を提供しているのだ。

SawanoHiroyuki[nZk]の楽曲とは少しテイストが違うが、澤野弘之氏の音楽はあらゆるメディアのあちこちに溢れている。

澤野弘之氏の音楽性を理解したら、一度耳をすましていろいろな作品を観てみるといい。

いい曲だと感じた音楽が澤野弘之氏の手によるものであることが、意外と多いことに驚く。

 

 

 

 

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昔のTVは面白かった!【もう一度みたいバラエティ番組『スーパーJOCKEY』】日曜日の真っ昼間に放送してでいたぶっ飛びお色気番組。

 

 

バラエティ番組

スーパーJOCKEY

 

 

『スーパーJOCKEY』とは

 

 

『スーパーJOCKEY』は、日本テレビ系列(クロスネットテレビ大分テレビ宮崎両局を除く)で1983年1月9日から1999年3月28日にかけて放送されたビートたけしが総合司会のお笑いバラエティ番組である。

放送時間は毎週日曜日13:00-14:00(JST)。

12年間放送した『TVジョッキー』の後番組で、16年3か月間放送されていた。

番組スタート当初は『TVジョッキー』と同じく、一般参加者が登場する番組だった。

後に「THEガンバルマン」が看板のお笑い番組となり、「熱湯コマーシャル」の開始以降はお色気番組路線となった。

放送当初は生放送であったが、途中から「2本撮り」による隔週生放送となっている。

また「THEガンバルマン」のコーナーは、あらかじめ収録されたものを生本番中にビデオ再生し観客に観せていた。

収録放送ではその時の状況を説明するテロップを画面の隅に表示するといった手法をとっていた。

テロップの表示方法で、その日の放送が生放送か収録かは一応は見分けられていた。

収録放送でも「THEガンバルマン」を除いた、演出上「生放送」とされている部分については、「なぞりテロップ」は事前に台本で発言されることが決められているギャグや決め台詞を除いて使用されていなかった。

ゲストの歌についても、当初生放送で流していたが、後に事前収録したものを放映するスタイルに変更されている。

当時の人気アイドル歌手が当初は毎週3組、後期は2組が出演。

1980年代末期〜1990年代前半に音楽番組の衰退・低迷期を迎えてからはアイドル歌手の歌が披露される数少ない番組のひとつであった。

歴代最高視聴率は1987年8月2日放送分の20.5%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)。

たけし氏がフライデー襲撃事件後、当時の5本のレギュラー番組の中で最も早く復帰を果たした回の放送で記録したものである。

初回視聴率は11.8%(同上)。

 

 

 

今では絶対放送禁止!

イエローキャブ所属タレントが総出演

日曜日の真っ昼間のお色気番組

 

 

イエローキャブという名前を知ったのも、この番組キッカケだった。

株式会社イエローキャブとは、女性タレントのマネジメントをメインに営業活動を行っている芸能事務所である。

所属タレントは、かとうれいこさん・細川ふみえさん・佐藤江梨子さん・小池栄子さん・山田まりあさん・MEGUMIさん・雛形あきこさんなどがいる。

共通点は言わずもがな、色っぽいタレントさんばかりだ。

そして『スーパーJOCKEY』の名物企画といえば「熱湯コマーシャル」である。

熱湯コマーシャル」とは、熱湯に浸かった時間の分だけコマーシャルできるという企画。

熱湯に入るわけだから、当然水着になる。

熱湯に入る人選はルーレットで決められ、もちろんコマーシャルしたい本人の枠が一番大きい。

だが、メチャクチャ小さい枠ではあるが、イエローキャブ所属タレントさんの名前もそこにはあった。

そして実際、たまに当たってしまったりするから少年にはたまらない。

こんな色っぽいタレントさんたちが、日曜日の昼日中に、ペラペラのカーテンひとつ隔てて生着替えしてくれる。

おまけに、ご丁寧にも着替えの時間も決まっていた。

時間が過ぎると強制的にカーテンはおろされる。

それがタレントさんだろうが容赦ない。

毎週そんなビッグチャンスがあるわけではないから、ミラクルが起きた日にはTVに食いついていたのを覚えている。

コンプライアンスに縛られている今のTV業界では考えられないことだ。

こんな無茶がまかり通っていたのだから、やはりおおらかな時代だったのだろう。

だが『スーパーJOCKEY』を観ていたから、自分に何らかの悪影響が生じたなんて、これっぽっちも思っていない。

何でもかんでも規制ばかりで現実を覆い隠そうとするから、逆に現実がわからなくなっているのではないのか。

ダメ人間ばかり増産してしまうのは、馬鹿らしいコンプライアンスのせいだと思うのは著者だけだろうか。

 

 

 

 

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【大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)】三谷幸喜脚本で茶化されてしまった人物たちの真実。

 

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』

三谷幸喜脚本で茶化されてしまった人物たちの真実

 

 

『鎌倉殿の13人』とは

 

 

『鎌倉殿の13人』は、2022年(令和4年)1月9日から放送されているNHK大河ドラマ第61作。

脚本は大河ドラマ3回目となる三谷幸喜氏。

2020年(令和2年)1月8日に制作発表が行われ、過去に大河ドラマ新選組!』『真田丸を手がけた三谷氏が脚本を担当し、小栗旬氏が主演することが発表された。

小栗氏は大河ドラマ初主演。

発表の際に三谷氏は2019年および2020年の作品に関し、出演者の不祥事による放送期間中の降板・代役立て・再撮影が続いたことに触れた。

三谷氏は執筆にあたり、日本史を知らない海外の人が見ても楽しめる「神代の時代」のドラマを書くことを目標とし、特にゲーム・オブ・スローンズをお手本にしたという。

また、物語の全体像はゴッドファーザーなどに影響を受けた。

平安末から鎌倉前期を舞台に、史書吾妻鏡をベースとした源平合戦鎌倉幕府が誕生する過程で繰り広げられる権力の座を巡る駆け引きを、その勝利者で北条得宗家の祖となった北条義時を主人公として展開する。

ユーモアを交えたホームドラマのような描写とともに、徹底して無情で陰惨な粛清劇が描かれる。

タイトルの「13人」とは、源頼朝の死後に発足した集団指導体制である「十三人の合議制」を構成した御家人を指している。

 

 

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三谷幸喜脚本の妙味こそが勘違いのもと

 

 

時代劇における脚本家の腕の見せ所が、歴史の空白部を埋めることである。

歴史の空白部とは、詳細が不明ということ。

事実が明確ではないから、空想の入り込む余地がある。

史実を基にした時代劇というのはストーリーが確定している。

だが歴史の空白部を埋める時だけは、仮説がまかり通る。

その空白部を三谷幸喜脚本では、実に三谷氏らしく上手に埋める。

例えば『鎌倉殿の13人』劇中における "源頼朝落馬シーン" は、実に秀逸な描写で表現されていた。

頼朝の死因には諸説あるが、件のシーンではすべての説の可能性を完全に否定しきっていない。

ただし脳障害を想起するような演技が見受けられたことから、設定の中では死因が決められていたような気がする。

あれはおそらく「歯槽膿漏が引き起こす脳梗塞死説」であっただろうと推察される。

また義時最初の妻・八重なる人物も、泰時の出自が不明なことから三谷幸喜氏が生んだ架空の人物である。

史実での泰時の母は側室の阿波局で、御所の女房と記されるのみである。

このように脚本家は、歴史の隙間をさりげなく上手に埋めてくれる。

が、これが正史だと勘違いしてはいけない。

三谷幸喜脚本における大河ドラマとは、あくまでも史実を基した物語なのだ。

また三谷幸喜脚本で最大の魅力といえば、三谷氏ならではのコメディ要素である。

源頼朝存命中には「鎌倉殿どうでしょう」がTwitterでトレンド入りするなど、シリアスな展開の中にあっても、コメディ魂だけはけっして忘れない。

それが三谷幸喜脚本の魅力である。

だがその魅力のせいで犠牲になってしまう人物がいる。

史実では本当は凄い人なのに、脇役がためにコメディ化されて、誤解されてしまう人物たちである。

それではあまりに可哀想ではないか。

正しい歴史認識へと戻すためには、正確な歴史を知る必要がある。

 

 

 

三谷幸喜脚本の犠牲者

 

 

被害者ファイル①

北条時房(演:瀬戸康史)

 

 

北条時房鎌倉時代初期の武将。

北条時政の子。

北条政子北条義時の異母弟。

鎌倉幕府初代連署

文治5年(1189年)、三浦義連を烏帽子親に元服し、時連(ときつら)と名乗る。

同年、奥州合戦に従軍。

建久10年(1199年)に源頼朝が死去し、頼家が第二代鎌倉殿になると、蹴鞠に堪能なことから側近として随従する。

頼家が重用した比企能員の息子達とも気脈を通じていたが、北条氏一門のための間諜の役割を果たしていたとも考えられる。

建仁2年(1202年)に時房と改名。

時連から時房に改名した経緯について、平知康から「時連」の「連」は銭の単位を意味する「貫」を連想し印象が悪いと指摘され、この知康の発言を耳にした頼家から改名を提言されたという逸話がある。

建仁3年(1203年)の比企能員の変により頼家が追放されるが、時房はこれに連座せず北条氏一門として次第に重きをなすようになる。

元久2年(1205年)、畠山重忠の乱では兄の義時と共に重忠討伐に反対したが、時政の命により関戸の大将軍として出陣する。

牧氏事件で時政が失脚すると、8月9日の臨時除目で叙爵し、遠江守に任じられる。

同年9月21日に駿河守に遷任し、承元4年(1210年)正月14日、武蔵守となる。

兄の義時は相模守であり、北条氏は兄弟で幕府の枢要国である武蔵・相模の国務を掌握した。

建暦3年(1213年)、和田義盛が討伐された和田合戦にも従軍し、若宮大路で奮戦し武功を挙げ、戦後、その功績を賞され上総国飯富の荘園を拝領。

建保7年(1219年)、源実朝が暗殺されると上洛し、朝廷と交渉を行った末、摂家将軍となる三寅(藤原頼経)を連れて鎌倉へ帰還した。

承久3年(1221年)、承久の乱では、泰時とともに東海道を進軍して上洛。

泰時同様京に留まり、初代六波羅探題南方となる。

元仁元年(1224年)に兄・義時が死去すると先に鎌倉へ帰還した執権泰時の招聘で鎌倉に戻り、泰時を補佐するため請われて同年初代連署に就任する。

なお、吾妻鏡では伊賀氏の乱最中の6月28日に北条政子邸で大江広元の同席の下に泰時と時房が「軍営御後見」に任じられ、それが事実上の執権就任ともされる。

当初は、北条氏の嫡男である泰時と一門の長老である時房の間で主導権を巡る争いがあったらしく、翌元仁2年(1225年)の元旦の垸飯の沙汰を行った後に一旦上洛している。

しかし、同年に大江広元北条政子が相次いで死去すると再び鎌倉に戻り、以後は泰時と共に鎌倉で政務を執った。

貞永元年(1232年)に将軍・藤原頼経従三位に叙位されて政所を設置できるようになると、泰時と共に政所別当に就任したが、泰時は筆頭の別当を時房に譲った。

延応2年(1240年)死去。

享年66。

時房死去後の連署は1247年に甥北条重時が就任するまで空席となった。

容姿に優れた人物であり、所作もよく、源頼家源実朝の和歌、蹴鞠の相手をつとめた。

また後鳥羽上皇の前でも蹴鞠を披露し、それを上皇より気に入られて出仕するよう命じられ、京都で活動していたことがある。

この京都での活動、経験は、後に時房が六波羅探題として手腕を発揮する際に生かされた。

泰時との関係について歴史家の石井清文氏は「最高のパートナーであるとともに、互いに最強のライバルでもあった」と評価し、互いに協調に努めながらも必ずしも確執が無かった訳では無いと指摘している。

 

 

三谷脚本で一番の被害者?

 

三谷幸喜脚本の最大の魅力でもあるコメディ要素で一番の被害者ともいえるのが、瀬戸康史氏が演じる北条時房だろう。

ことあるごとにネタとオチにつかわれ、時房の存在は凄惨な物語の中で一服の清涼剤となっている。

これはこれで大変微笑ましいことである。

だが史実の時房は、実はとっても凄い人。

瀬戸康史氏の容姿の印象と相まって劇中では愛くるしいキャラと化しているが、実は歴とした武人であり、泰時と共に北条政権の礎を築いた、とても優秀な政治家でもあったのである。

『鎌倉殿の13人』の主人公が北条義時なので脇役に甘んじてボケ役に徹しているが、北条時房とは、本来なら主役をはれるほどの傑物なのである。

 

 

 

被害者ファイル②

北条泰時(演:坂口健太郎)

 

 

北条泰時鎌倉時代前期の武士。

北条氏の一門。

鎌倉幕府第2代執権・北条義時の長男。

鎌倉幕府第3代執権《在職:貞応3年(1224年) - 仁治3年6月15日(1242年7月14日)》。

御成敗式目を制定した人物である。

寿永2年(1183年)、北条義時の長男(庶長子)として生まれる。

幼名は金剛。

母は側室の阿波局で、御所の女房と記されるのみで出自は不明。

父の義時は21歳、祖父の時政ら北条一族と共に源頼朝の挙兵に従い鎌倉入りして3年目の頃である。

泰時が10歳の頃、御家人多賀重行が泰時と擦れ違った際、重行が下馬の礼を取らなかったことを頼朝に咎められた。

頼朝の外戚であり、幕政中枢で高い地位を持っていた北条は、他の御家人とは序列で雲泥の差があると頼朝は主張し、重行の行動は極めて礼を失したものであると糾弾した。

頼朝の譴責に対して重行は、自分は非礼とみなされるような行動はしていない、泰時も非礼だとは思っていないと弁明し、泰時に問い質すよう頼朝に促した。

そこで泰時に事の経緯を問うと、重行は全く非礼を働いていないし、自分も非礼だと思ってはいないと語った。

しかし頼朝は、重行は言い逃れのために嘘をつき、泰時は重行が罰せられないよう庇っていると判断し、重行の所領を没収し、泰時には褒美として剣を与えた。

吾妻鏡に収録されるこの逸話は、泰時の高邁な人柄と、頼朝の泰時に対する寵愛を端的に表した話と評されている。

ただし江戸時代後期の国学者・大塚嘉樹氏は『東鑑』(吾妻鏡の別称)において、吾妻鏡編纂者による北条氏顕彰のための曲筆としている。

一方、歴史学者の細川重男氏は、泰時の父・義時は「鎌倉殿家子」と呼ばれる門葉の次に位置づけられた側近集団に属し、かつその筆頭であったことを指摘して、頼朝は泰時が自らが選んだ側近(家子)の嫡男であったことを問題視したとしている。

また、細川氏は当時の北条氏嫡流の後継者は北条政範であり、その異母兄である義時は庶流・江間氏の当主、泰時はその嫡男であったとしており、特に吾妻鏡において元久元年(1204年)の義時の任官以前における泰時の苗字は全て「江間(江馬)」であることに注意を促している。

吾妻鏡によれば、建久5年(1194年)2月2日に13歳で元服、幕府にて元服の儀が執り行われ、烏帽子親となった初代将軍・源頼朝から偏諱(「頼」の1字)を賜って頼時(よりとき)と名乗る。

後に泰時と改名した時期については不明とされているが、吾妻鏡を見ると、正治2年(1200年)2月26日条の段階で「江間大郎頼時」となっていたものが、建仁元年(1201年)9月22日条の段階では「江馬太郎殿泰時」(「間」と「馬」、「大」と「太」は単なる表記違いであろう)と変わっていることから、この間に改名を行ったものと考えられる。

この時期は烏帽子親である頼朝が亡くなった正治元年(1199年)の直後であり、頼朝の死も関係しているものとみられる。

また元服の際には、同時に頼朝の命によって三浦義澄の孫娘との婚約が決められており、改名後の建仁2年(1202年)8月23日には三浦義村(義澄の子)の娘(矢部禅尼)を正室に迎えた。

その翌年に嫡男時氏が生まれるが、後に三浦氏の娘とは離別し、安保実員の娘を継室に迎えている。

同じく建仁3年(1203年)9月には、比企能員の変で比企討伐軍に加わっている。

建暦元年(1211年)に修理亮に補任する。

建暦2年(1212年)5月、異母弟で義時の前室の子であり北条家の嫡子であったと考えられる次郎朝時が第3代将軍・源実朝の怒りを買って父・義時に義絶され、失脚している。

建暦3年(1213年)の和田合戦では父・義時と共に和田義盛を滅ぼし、戦功により陸奥遠田郡の地頭職に任じられた。

建保6年(1218年)には父から侍所の別当に任じられる。

承久元年(1219年)には従五位上駿河守に叙位・任官される。

承久3年(1221年)の承久の乱では、39歳の泰時は幕府軍の総大将として上洛し、後鳥羽上皇方の倒幕軍を破って京へ入った。

戦後、新たに都に設置された六波羅探題北方として就任し、同じく南方には共に大将軍として上洛した叔父の北条時房が就任した。

以降京に留まって朝廷の監視、乱後の処理や畿内近国以西の御家人武士の統括にあたった。

 

 

人格者・北条泰時

 

劇中ではバカ正直で融通が効かなく、少し頼りないような人物として描かれている。

坂口健太郎氏も、わざとそのように演じているようにみえる。

それは主人公である父・義時との対比のために、泰時の純粋さをあえて誇張しているのだろうと推察される。

だがそれがとんでもない誤解を生んでいる。

史実の泰時は祖父や父の独善的な為政者ではなく、人格者として北条政権を磐石なものにした。

また御成敗式目を制定するなど、政治家としても非常に優秀な人物であった。

泰時が制定した御成敗式目の基本方針は、のちの武家社会に強く影響を与え、室町幕府や戦国時代の各大名達の法律にも受け継がれた。

また江戸時代には、寺小屋など教科書としても使われているほど優秀な法令であった。

承久の乱では、泰時が幕府軍の総大将として上洛し、後鳥羽上皇方の倒幕軍を破って京へ入っている。

『鎌倉殿の13人』で描かれる平和主義者の泰時からは想像もつかない武人ぶりである。

北条氏の初代を誰から数えるかがたびたび議論されるが、泰時が初代とされても何ら不思議ではないほどの人物なのである。

 

 

 

被害者ファイル③

安達景盛(演:新名基浩)

 

 

安達景盛(あだち かげもり)は鎌倉時代前期から中期にかけての武将。

鎌倉幕府の有力御家人

安達盛長の嫡男。

父の盛長は源頼朝の流人時代からの側近であり、幕府草創に功のあった宿老であった。

頼朝死後に跡を継いだ2代将軍・源頼家と景盛は不仲であったと見られ、頼家の代となって半年後の正治元年(1199年)7月から8月にかけて、頼家の命令を受けた中野能成や和田朝盛、比企三郎、小笠原長経らによって、留守中に愛妾を奪われ誅殺されようとした所を、頼朝未亡人・政子に救われるという事件が吾妻鏡の景盛の初見記事に見られる。

鎌倉幕府北条氏による後年の編纂書である吾妻鏡にこの事件が特筆されている背景には、頼家の横暴を浮き立たせると共に、頼朝・政子以来の北条氏と安達氏の結びつき、景盛の母の実家比企氏を後ろ盾とした頼家の勢力からの安達氏の離反を正当化する意図があるものと考えられ、事実ではなく創作ではないかと疑う見解もある。

建仁3年(1203年)9月、比企能員の変で比企氏が滅ぼされると、頼家は将軍職を追われ、伊豆国修禅寺に幽閉されたのち、翌年7月に北条氏の刺客によって暗殺された。

景盛と同じ丹後内侍を母とする異父兄弟の島津忠久は、比企氏の縁戚として連座を受け、所領を没収されているが、景盛は連座せず、頼家に代わって擁立された千幡(源実朝)の元服式に名を連ねている。

比企氏の縁戚でありながらそれを裏切った景盛に対する頼家の恨みは深く、幽閉直後の11月に母政子へ送った書状には、景盛の身柄を引き渡して処罰させるよう訴えている。

3代将軍・源実朝の代には実朝・政子の信頼厚い側近として仕え、元久2年(1205年)の畠山重忠の乱では旧友であった重忠討伐の先陣を切って戦った。

牧氏事件の後に新たに執権となった北条義時の邸で行われた平賀朝雅(景盛の母方従兄弟)の誅殺や宇都宮朝綱謀反の疑いを評議する席に加わっている。

建暦3年(1213年)の和田合戦など、幕府創設以来の有力者が次々と滅ぼされる中で景盛は幕府政治を動かす主要な御家人の一員となる。

建保6年(1218年)3月に実朝が右近衛少将に任じられると、実朝はまず景盛を御前に召して秋田城介への任官を伝えている。

景盛の秋田城介任官の背景には、景盛の姉妹が源範頼に嫁いでおり、範頼の養父が藤原範季でその娘が順徳天皇の母となっている事や、実朝夫人の兄弟である坊門忠信との繋がりがあったと考えられる。

所領に関しては和田合戦で和田義盛の所領であった武蔵国長井荘を拝領し、平安末期から武蔵方面に縁族を有していた安達氏は、秋田城介任官の頃から武蔵・上野・出羽方面に強固な基盤を築いた。

翌建保7年(1219年)正月、実朝が暗殺されると、景盛はその死を悼んで出家し、大蓮房覚智と号して高野山に入り、実朝の菩提を弔うために金剛三昧院を建立して高野入道と称された。

出家後も高野山に居ながら幕政に参与し、承久3年(1221年)の承久の乱に際しては幕府首脳部一員として最高方針の決定に加わり、尼将軍・政子が御家人たちに頼朝以来の恩顧を訴え、京方を討伐するよう命じた演説文を景盛が代読した。

北条泰時を大将とする東海道軍に参加し、乱後には摂津国の守護となる。

嘉禄元年(1225年)の政子の死後は高野山に籠もった。

承久の乱後に3代執権となった北条泰時とは緊密な関係にあり、泰時の嫡子・時氏に娘(松下禅尼)を嫁がせ、生まれた外孫の経時、時頼が続けて執権となった事から、景盛は外祖父として幕府での権勢を強めた。

宝治元年(1247年)、5代執権・北条時頼と有力御家人・三浦氏の対立が激化し宝治合戦へと発展すると、業を煮やした景盛は老齢の身をおして高野山を出て鎌倉に下った。

景盛は三浦打倒の強硬派であり、吾妻鏡によれば「三浦一族、傍若無人の勢い」と憤り、三浦氏の風下に甘んじる子の義景や孫の泰盛の不甲斐なさを厳しく叱責した。

時頼は三浦氏との和解を模索しており、景盛は連日時頼と談合を繰り返していたが、時頼が三浦氏殲滅の舵切りをすることはなく、自分の思う通りにいかない景盛は業を煮やして息子や孫に八つ当たりをした、と、この吾妻鏡の記述は解釈される。

景盛は三浦氏との妥協に傾きがちだった時頼を説得して一族と共に三浦氏への挑発行動を取るなどあらゆる手段を尽くして宝治合戦に持ち込み、三浦一族500余名を滅亡に追い込んだ。

例えば、5月21日に三浦氏を糾弾する趣旨の立札が建てられたが、これも安達氏の策謀の一環だとされる。

安達氏は頼朝以来源氏将軍の側近ではあったが、あくまで個人的な従者であって家格は低く、頼朝以前から源氏に仕えていた大豪族の三浦氏などから見れば格下として軽んじられていたという。

また三浦泰村北条泰時の女婿であり、執権北条氏の外戚の地位を巡って対立する関係にあった。

景盛はこの期を逃せば安達氏が立場を失う事への焦りがあり、それは以前から緊張関係にあった三浦氏を排除したい北条氏の思惑と一致するものであった。

この宝治合戦によって北条氏は幕府創設以来の最大勢力三浦氏を排除して他の豪族に対する優位を確立し、同時に同盟者としての安達氏の地位も定まった。

幕府内における安達氏の地位を確かなものとした景盛は、宝治合戦の翌年宝治2年(1248年)5月18日、高野山で没した。

 

 

実は猛将・安達景盛

 

安達景盛の名を忘れてしまった人も多いかと思う。

劇中では景盛が京から容貌の素晴らしい妾を呼び寄せたことを聞きつけた頼家が、この女性を自分のものにしようとして揉めている。

独善的な為政者・頼家を印象付けるシーンではあるが、景盛の印象は薄い。

だが上司命令で妾を奪い取られそうになる男という、何とも情けない印象だけは残っていることだろうと思う。

しかしその印象は間違ったものだ。

史実の景盛は実に荒々しい人物なのである。

景盛はあらゆる手段を尽くして宝治合戦に持ち込み、三浦一族500余名を滅亡に追い込んでいる。

頼家のわがままで端を発した女性問題だけで、情けない人物と結論づけられる程度の人物ではないのだ。

 

 

 

被害者ファイル④

北条政子(演:小池栄子)

 

 

北条政子(平政子)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の女性。

鎌倉幕府を開いた源頼朝の御台所。

子は頼家、実朝、大姫、三幡。

 

 

北条政子と呼ばれたことはない?

 

本人が「北条政子」を名乗った事実は確認されておらず、あくまで後世の歴史用語に過ぎない。

「政子」の諱(成人名、天皇に対する名乗り)は、夫の死から19年後の建保6年(1218年)、朝廷が従三位の位を授与するのに際して、位記などの文書に記載するため、3年前に死去した父時政の一字(偏諱)を取って授けた名前であり、それ以前の名前は不明。

嘉字(良い字)+子型の人名は官位を受けるときなどに名乗るもので、当時の社会通念上、出生名に政子とつけることはない。

幼名は鎌倉時代末期成立の『真名本曾我物語』では「万寿」、室町時代『仮名本曾我物語』では「朝日」となっているが、信憑性は不明。

中世の女性は外向けには実名(幼名または諱)を名乗らないのが社会通念だったから(忌み名のタブー)、娘時代の呼称はおそらく「大姫」(在地領主の長女の意)、公文書には「平氏女」(たいらのうじのにょ)と署名していたと推測される。

諱を受けた当時の一般的な呼称は「尼御台所」。

現代日本でも目上の人を呼び捨てにすることは非礼とされるが、この時代は実名呼称回避の慣習が特に強力な時代であり、二代目将軍・源頼家ですら北条一門の実名を呼んだことが確執の一因になった程であった(吾妻鏡)。

親や夫は既に死去しているうえ、出家の身である彼女が日常的に法名や仮名(通称)ではなく「政子」を名乗り、かつ人々に呼称された可能性はほぼ無い。

文部科学省教科書調査官・高橋秀樹氏の調べによると、明治・大正期にも「政子」「平政子(たいらのまさこ)」の表記はあっても北条政子はなく、ようやく昭和13年(1938年)の人名辞典に平政子との併記を確認できる。

なお高橋氏は言及していないが、昭和7年(1932年)にも「北條政子」表記を採る書籍がある。

昭和15年(1940年)の日本史概説書では「頼朝の妻政子」となっている。

その後「北条政子」が一般化した理由は明確でないが、日本外史が時政の継室を「牧氏」と記載したように、江戸時代以来、実名が不明な過去の女性を、出自を明らかにするため実家の名字・苗字を付けて記載していた慣行が流用された可能性がある。

 

 

劇中でも北条政子と呼ばれていない?

 

思い返してみると、劇中で「政子」や「御台所」と呼ばれることはあっても、「北条政子」と呼ばれたことはないような気がする。

こういうところを徹底してくれているのは有り難い。

ただ、あまりにさり気なさすぎて観ている人間が気づかないのでは、せっかくの演出も意味がないのが難点ではある。

 

 

後世に語り継がれる政子の名演説

 

1221年(承久3年)5月14日、後鳥羽上皇が挙兵。

翌日には北条義時追討の宣旨が発せられ、承久の乱が勃発する。

鎌倉には5月19日にその報がもたらされ、御家人らの動揺は隠せない状況に陥る。

そんな御家人らに尼将軍・政子は、安達景盛に代読させ源頼朝の恩顧を訴えた。

吾妻鏡によると、

故右大将軍(頼朝)が朝敵を征伐し、鎌倉に幕府を創って以来、官位といい、俸禄といい、その恩は山よりも高く、海よりも深いもの。

感謝の気持ちは浅くないはず。

しかしながら、反逆者が事実でない事を訴え、道理からはずれた院宣が発せられた。

名声を大切にしようと思う者は、藤原秀康・三浦胤義を討ち取り、源氏三代の将軍(頼朝・頼家・実朝)が遺したものを最後まで守りなさい。

ただし、後鳥羽上皇のもとに参ろうと思う者は、今すぐ申し出なさい。

これを聞いた者たちは、命を懸けて恩に報いる決意を返答したのだと伝えられている。

涙で返答できない者もいたのだとか。

また、軍議で出た箱根・足柄で徹底抗戦するという慎重論に対しては、「速やかに上洛せよ」と命じてもいる。 

 

 

政子の演説は秀吉・家康も引用するほどの名文

 

政子の演説はのちに秀吉や家康も引用するほどの名文として、今でも語り継がれている。

特に「その恩は山よりも高く、海よりも深いもの。」という文言は、アレンジが加えられ多くの人に引用されている。

 

 

頼朝との夫婦漫才からの脱却

 

三谷幸喜脚本の被害者と呼ぶには、少し大袈裟かもしれないが、政子の印象は大泉洋氏が演じた源頼朝との夫婦漫才感が非常に強かった。

頼朝に側室を持つことを許さないほど嫉妬心が強いことから、どうしても苛烈な女性という印象が先行してしまうが、頼朝とは往年の名お笑いコンビのような掛け合いを見せてもいる。

そんなコメディ要素も、頼朝が亡くなると影を潜める。

このままいけば北条政権を救った名演説の頃には、政権を支える女傑としての雰囲気を纏っていることだろう。

 

 

 

被害者ファイル⑤

比企能員(演:佐藤二郎)

 

 

比企能員が当代を務める比企氏は、藤原氏の流れをくむ豪族・武家

平安時代末期から鎌倉時代前期にかけて武蔵国比企郡(現在の埼玉県比企郡東松山市)を領し、鎌倉幕府の有力御家人となる。

藤原秀郷の末裔を称する。

一族は族滅したため詳細な史料が残らず、系譜も明らかではないが、一族である比企尼源頼朝の乳母を務めた関係により、比企氏は早い時期から頼朝を支えた御家人となる。

比企氏の家督を継いだ能員が、頼朝の嫡男で鎌倉幕府2代将軍となる頼家の乳母父となったことから将軍外戚として権勢を強めた。

しかし頼家の母方の外戚である北条氏との対立により比企能員の変(比企の乱)が起き、一族は滅亡した。

 

 

演技のクセに惑わされるな

 

比企能員を演じた佐藤二郎氏。

クセの強い演技が印象的な役者さんである。

真面目な演技も出来るはずなのに『鎌倉殿の13人』では、持ち前のそのクセの強い演技を、ちょいちょいぶち込んでいた。

それがどうしてもコメディのように見えてしまう。

おかげで比企能員を陽気なおっさんだと印象付けでしまったような気がしてならない。

またまんまとホイホイ誘い出されて呆気なく殺害されてしまう描写からも、比企能員が単純な人物のように映ってしまったことだろう。

『小代文書』という史料では、たしかに能員が単身・平服で名越邸を訪れた様子が書かれているが、北条氏征伐を企てたという能員が、敵であるはずの時政の邸を無防備に訪れている不自然さなどから、歴史学者からは比企氏の反乱自体が北条氏のでっちあげであろうとの見方がされているのだ。

敗者に口なし。

しかし散り際をご覧になった方はお分かりだろう。

一切のコメディを捨てた佐藤二郎氏渾身の比企能員の最期は、本作屈指の名シーンになったのではないだろうか。

 

 

比企氏は滅亡していない?

薩摩・島津家のルーツは比企一族

 

島津家初代当主・島津忠久は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての武将。

鎌倉幕府御家人

島津氏の祖。

本姓は惟宗氏で惟宗忠久(これむね の ただひさ)、また後年には藤原氏も称した。

出自・生年については諸説ある。

忠久の出自については、『島津国史『島津氏正統系図において、「摂津大阪の住吉大社境内で忠久を生んだ丹後局源頼朝の側室で、忠久は頼朝の落胤」とされ、出自は頼朝の側室で比企能員の妹・丹後局(丹後内侍)の子とされている。

そのため頼朝より厚遇を受け地頭に任じられたとされている。

忠久の実父については惟宗広言であったとする説もあるが、通字の問題などから広言の実子説については近年疑問視する説が有力であり養子であったとされている。

その場合の実父候補に関して、忠久や弟・忠季の名から、惟宗氏で「忠」の字を持つ惟宗忠康が父親であるとする説が存在する。

母親に関しては、忠久は建仁3年(1203年)の比企能員の変に「縁坐」(連座)して処分を受けているので、比企氏縁者(能員義姉妹の子)であるとみなされ、『吉見系図に記されているとおり比企尼長女の丹後内侍であるのが正しいとされている。

軍学問所番務めや陰陽道に関わる行事の差配を任されている事から、忠久が公家文化に深い理解を持っていたと考えられる。

これに対して、『吉見系図によると丹後内侍は「無双の歌人」であったとされ、忠久の孫、曾孫、玄孫にあたる越前島津氏の忠景、忠宗、忠秀が歌人として有名である。

また忠久の生誕地である住吉大社は航海の神として信仰されているが、当時は和歌の神としても崇敬されており、承元2年(1208年)の住吉社歌会合にも参加したことが知られる女房三十六歌仙の一人・宜秋門院丹後が摂津源氏の出身でもあることから、宜秋門院丹後が忠久の母であるとの説も提示されている。

生年については『島津系図などによると治承3年(1179年)とされているが、治承3年時点で山槐記玉葉に「左兵衛尉忠久」として記載されていることから、1179年には任官されるに足りる成人男子であったと思われるので、生年は治承3年より十数年以上遡っているものと推定される。

 

 

幕末の島津家の強気の理由は鎌倉時代にあり

 

時は幕末。

幕府に強気な態度を取り続けた薩摩藩

その強気の根拠こそ、『鎌倉殿の13人』の舞台である鎌倉時代にある。

島津が比企の一族ならば、頼朝の血縁である可能性が非常に高いからだ。

征夷大将軍は代々源氏が踏襲してきた役職である。

もし本当に頼朝の血を引いているのなら、島津家には徳川にとって代われる大義名分がある。

関ヶ原でもそうだったが、徳川が島津を特別視した理由は、実は鎌倉時代にあったのかもしれない。

 

 

 

あとがき

 

 

本稿はあくまでも史実に基づいたものであり、三谷幸喜脚本『鎌倉殿の13人』を否定するものではない。

大河ドラマというのは、どのように捉えるかで受ける印象はガラリと変わる。

歴史ドラマとして観るなら、違和感は否めないだろう。

だが『鎌倉殿の13人』に限れば、あくまでも史実を基にした物語なのある。

ならば、すべてが史実に基づいているわけではないということを理解しておくことが必要だ。

三谷幸喜脚本は秀逸だ。

伏線の引き方とその回収法には、目を見張るものがある。

陰湿な陰謀で満ち溢れ、血で血を洗うような凄惨な物語の中でも、絶対にコメディ要素を忘れないことも素晴らしい。

次はどんな手で歴史の空白部を埋めてくれるのか。

三谷幸喜氏のことだ。

きっと最後まで楽しませてくれるはず。

 

 

 

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ラジオで空の旅へ…【ラジオ番組『JET STREAM』】美しい音楽が夢に溶け込んでくるような至福の時間。

 

TOKYO FMのラジオ番組

JET STREAM

放送時間:月 - 金曜日 24:00 - 24:55(火 - 土曜日 0:00 - 0:55、55分)

 

 

JET STREAM』とは

 

 

JET STREAM』(ジェット・ストリーム)は、TOKYO FMをキー局にJFN系列38局で放送されているイージーリスニングの音楽番組である。

1967年(昭和42年)7月4日(3日深夜)に、東海大学の超短波放送実用化試験局FM東海にて放送を開始。

1970年(昭和45年)4月からは、FM東海を引き継いで開局したエフエム東京(TOKYO FM)に移って放送を続け、2004年(平成16年)11月26日に放送1万回、2007年(平成19年)7月4日に放送40周年、そして2017年(平成29年)7月4日に放送50周年を迎えた。

同局番組および全国FM放送協議会における最長寿番組として現在も記録を更新し、当番組の放送終了直後から始まるニッポン放送の『オールナイトニッポン』・TBSラジオの『パックインミュージック』・文化放送の『セイ!ヤング』と並び "深夜放送四天王" や "四大深夜放送" と呼ばれた。

放送開始当初から長らく日本航空(JAL)の一社提供番組であった。

JALの経営が悪化した時期に、大胆な広告費の歳出削減を行う状況においても、『JET STREAM』の単独スポンサーだけは長年に渡り続けられていた。

しかし2010年(平成22年)1月19日に、JAL会社更生法の申請を行い事実上倒産した時は、経費削減から番組スポンサーの撤退も検討されたものの、最終的にスポンサー体制縮小とし一社提供を断念する形をとっている。

以後、JAL以外のスポンサーは時期・曜日により入れ替わりながら現在に至る。

6代目となる現在のパーソナリティ(番組では「機長」と称する。)は歌手・俳優の福山雅治氏。

スクリプト放送作家の堀内茂男氏。

オープニング曲にフランク・プゥルセル・グランド・オーケストラの『ミスター・ロンリー』を使用していることでも知られる。

現在はオープニングには古沢巌氏が、エンディングには溝口肇氏が、それぞれ演奏する『ミスター・ロンリー』を使用している。

なお、城達也時代の末期の金曜日版「Midnight Odyssey(ミッドナイト・オデッセイ)」はテーマ曲が異なり、スクリプト原田宗典氏が担当していた。

2019年4月から2020年3月まで毎週金曜日限定で「Style yourself, HAWAII Friday」と題し、ハワイに因む話題や音楽、またエンディングテーマは名渡山遼氏のアレンジによる『ミスター・ロンリー』を使用。

番組の放送開始が日付が変わった直後の0時であることから、一部ネット局では、開局、JFN加盟、会社引継等の後の最初の番組が『JET STREAM』であった。(FM沖縄エフエム鹿児島Kiss-FM KOBE、エフエム岐阜など)。

放送ライブラリーでは、1973年(昭和48年)7月22日の放送回を聴取することができる。

この回のオープニングナレーションは、「遠い地平線が消えて」で始まる現在のものとは異なる。

 

 

Jaljetstream 「週末のカフェテラスで」

Jaljetstream 「週末のカフェテラスで」

 

 

 

初代パーソナリティ(機長)・城達也氏が遺したラジオ界の偉大な軌跡

 

 

この番組では、パーソナリティを「機長」または「キャビンアテンダント」と呼び、リスナーをグッド・ミュージックで空の旅へと誘う。

初代パーソナリティの城達也氏は、その旅の偉大な先駆者であり、今でもファンにとっては伝説として語り継がれている。

城氏はFM番組としては異例の実に27年もの長きにわたりナレーションをつとめ上げた。

しかし残念ながらこの番組を降板した直後の1995年2月25日に他界されている。

例えは悪いが、このことも城達也氏の『JET STREAM』の伝説化を後押ししている。

 

城氏の跡を継いで小野田英一氏が2代目パーソナリティをつとめる。

この間は機長というより、空港にある架空のラウンジで同席したリスナーに小野田氏が語りかけるという設定だったため、エンディングの挨拶は「ではまた明日の(金曜日は “来週月曜日の” )、午前零時に、このラウンジでお会いいたしましょう。」となっていた。

 

3代目パーソナリティの森田真奈美さんは、機長ではなくキャビンアテンダントの設定へ。

しかし、それまでとは番組構成が大幅に変わり過ぎたため、リスナーから番組の路線変更に疑問の声が上がっていたのも事実で、短期間で降板することになる。

 

2002年からは伊武雅刀氏が4代目パーソナリティとなり、城達也氏が担当していた当初のスタイルに戻されることとなった。

 

歴代では城達也氏に次ぐ在任期間となったなっ5代目パーソナリティ・大沢たかお氏を経て、現在の6代目パーソナリティ・福山雅治氏に引き継がれている。

 

城達也氏から脈々と語り継がれる秀逸なナレーションは、今も変わらず、心地良く一日の終わりと始まりを告げてくれる。

 

オープニング・ナレーション

 

遠い地平線が消えて、

深々とした夜の闇に心を休める時、

遥か雲海の上を、

音もなく流れ去る気流は、

たゆみない宇宙の営みを告げています。

満点の星をいただく果てしない光の海を、

豊かに流れゆく風に心を開けば、

煌く星座の物語も聞こえてくる、

夜の静寂の、

なんと饒舌なことでしょうか。

光と影の境に消えていったはるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります。

これからのひと時。

日本航空が、あなたにお送りする音楽の定期便。

ジェットストリーム」。

皆様の、夜間飛行のお供を致しますパイロットは、

わたくし、城達也です。

 

 

エンディング・ナレーション

 

夜間飛行の、

ジェット機の翼に点滅するランプは、

遠ざかるにつれ、

次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。

お送りしておりますこの音楽が、

美しくあなたの夢に溶け込んでいきますように。

日本航空がお送りした音楽の定期便。

ジェットストリーム」。
夜間飛行のお供をいたしましたパイロットは、

わたくし、城達也でした。

 

 

ジェット・ストリーム 4 ゴンドリエのロマンス 城達也 CRCI-20654

ジェット・ストリーム 4 ゴンドリエのロマンス 城達也 CRCI-20654

 

 

 

心地良く眠りに誘ってくれる癒しの時間

イージーリスニングの音楽ラジオ番組

 

 

まだヒーリングという概念が薄かった時代に、心地良く眠りに誘ってくれるグッド・ミュージックばかりを流してくれたのがラジオ番組『JET STREAM』だった。

深夜のラジオ番組といえば、エネルギーを持て余した若者向けの賑やかなものが多い。

それは今も昔も変わらない。

そのなかにあって、一切ブレることなく、長い間グッド・ミュージックをリスナーに届け続けてくれている。

ひと昔前に、ヒーリング音楽ばかりを集めたCDが流行ったが、その何年も前から癒しの時間がそこにはあった。

学生時代は『JET STREAM』が子守唄代わりにしていたことを今でもはっきり覚えている。

ただ、うっかり番組終了の25時過ぎまで聴いてしまうと、いきなりザ・深夜番組のノリに変わって目が覚めてしまったのも、今では懐かしい思い出だ。

 

JET STREAM』の良さは、流れる音楽だけではない。

ゆっくりと静かに語りかけるパーソナリティのスタイルも、昔と少しも変わらず相変わらず心地良い。

歴代パーソナリティは皆、素敵な声の持ち主だ。

しっとり落ち着いた素敵な声で、リスナーを夜の空の旅へと静かに誘ってくれる。

夢心地で世界を旅する『JET STREAM』では、街の雑踏ですらグッド・ミュージックに聴こえてくるから不思議だ。

 

海外旅行も憚られるご時世だ。

そんなご時世だからこそ、せめて夢の中だけでも素敵な旅を体験できたら、それは素晴らしいことではないだろうか。

ラジオ番組としては超有名な『JET STREAM』だから、ご存知の方も多いと思う。

だが6代目パーソナリティ・福山雅治氏になって、まだ聴いたことのない方も多いのではないか。

さすがラジオの申し子だけあって、『JET STREAM』に福山雅治氏の声はピタリとハマる。

音楽を垂れ流すだけでは味わえない、ラジオ番組独特の癒しをあなたも感じてみてはいかがだろう。

 

 


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【心に沁みる名言】今日を精一杯生きるために…。#87

 

 

 

 

#87

心に沁みる名言

 

 

今日を精一杯生きるために…

 

 

明日ではなく今日。

今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。

 

 

 

アラン・シルヴァスタ(BNA ビー・エヌ・エーより)

 

 

第9話「Human Scapegoat」でのヒトコマ。

みちるは車に乗せられメディカルセンターに連れられていくなずなの姿を目撃する。

メディセンに潜入したみちるは、何やら大仰な機械を取り付けられたなずなの姿を発見。

機械を壊してなずなを助け出そうとするが、そこに現れたのはシルヴァスタ製薬の会長アランだった。

怒り狂うみちるに対し、なずなは「そうやって勝手に思い込んで突っ走る癖、ちっとも変わってないよね」と言い放つ。

なずなは合意のもとでシルヴァスタ製薬の実験に協力していたのだという。

そして、アランはみちるとなずなが獣人になった原因はメディカルセンターにあったと話し出す。

共に交通事故にあったみちるとなずなは、誤って矢場らが横流しした獣因子試薬を輸血されたのだという。

なずなが獣人化したことに気づいたシルヴァスタはなずなを隔離したが、みちるが獣人化したことには気づくのが遅れていた。

アランはその責任を認めながら、なずなの協力により獣人病を治す薬がもうすぐ完成することをみちるに告げるのだった…。

 

 

人は見たことが真実だと思い込む

 

君だって そうだろ?

 

なずな君が うちの者と

車に乗り込むのを見て

拉致されたと思い込んだ

 

でも真実は違ったじゃないか

 

見てないところにこそ

真実はあるものなんだ

 

 

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もっと思慮深くなりたいと常々感じている。

フェイクに簡単に踊らされる世界。

フェイクがまかり通る世界。

偽者が、さも本物かのように振る舞う世界。

偽りだらけのこの世界…。

逆に本物は、自らを飾り立てない。

自らが本物であることを、無用に主張したりしない。

ただ静かに、本物であり続けるだけだ。

この違いをわかる人は、わかる。

だがフェイクで彩られたこの世界で、違いのわかる人間がどれほどいるというのか。

結果、得をするのは偽物の方だったりするからやるせない。

本物が正当に評価されるためには、我々がもっと思慮深くなるしかないのだ。

見えていないところにこそ、真実が隠されている。

たしかにその通りである。

 

 

 

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