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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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この曲のこの歌詞がスゴい【COLORS / 宇多田ヒカル(2003年)】「もう自分には夢の無い絵しか描けないと言うなら…」。

 

COLORS / 宇多田ヒカル(2003年)

 

 

「もう自分には夢の無い絵しか描けないと言うなら…」

 

 

 

 

 

 

 

宇多田ヒカル

 

 

宇多田ヒカルさんは歌手、シンガーソングライター、ミュージシャン、音楽プロデューサー。

音楽プロデューサーの父・宇多田照實氏と歌手の母・藤圭子さんの下、アメリカ合衆国ニューヨークで生まれた。

所属芸能事務所はU3MUSIC。

所属レーベルはエピックレコードジャパン

ロンドン在住。

1998年末に15歳でCDデビューし、デビューシングル『Automatic / time will tellは、ダブルミリオンの大ヒットを記録。

1stアルバム『First Love』は累計売上枚数765万枚を超え(オリコン調べ)、日本国内の歴代アルバムセールス1位になっているほか、2ndアルバム『Distance』では初週売上枚数が歴代1位となる300万枚(オリコン調べ)を記録している。

2007年発表のFlavor Of Lifeは当時のデジタル・シングルのセールスにおいて世界1位を記録した。

また「日本ゴールドディスク大賞」のアーティスト・オブ・ザ・イヤーを、2000年と2003年に受賞している。

2010年に「人間活動」として翌年以降の音楽活動休止を発表。

結婚・出産を経て2016年に活動を再開し、復帰作『Fantome』はその年の「Billboard JAPAN年間総合アルバムチャート」で1位を獲得したほか、「第9回CDショップ大賞」で大賞を、「第58回日本レコード大賞」で最優秀アルバム賞を受賞した。

また、2018年に発売した7thアルバム『初恋』とその他の成果により、第69回芸術選奨で大衆芸能部門にて「新人賞」を受賞している。

2018年現在までに、『First Love』『Distance』『DEEP RIVER』『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』『Fantome』の5作品がオリコンまたはBillboard Japanの年間アルバムチャートで1位になっている。

 

 

 

『COLORS』とは

 

 

『COLORS』(カラーズ)は、2003年1月29日にリリースされた、宇多田ヒカルさんの12枚目のシングル。

表題曲はトヨタ・ウィッシュのCMで使用され、2003年3月12日にPVとメイキングを収録したDVDシングルを発売した。

このシングルを最後に宇多田さんは約1年間の充電期間に入ることになる。

このため、2003年唯一のシングルとなった。

PVはドナルド・キャメロン氏が監督したが、紀里谷和明氏以外が監督することになったのはCan You Keep A Secret?以来6作ぶりとなった。

テレビ番組で歌唱する際はほとんどの場合キーをひとつ下げている。

これに関して宇多田さん自身は、もともとこの曲はCDよりキーが一つ低いメロディだったが、周りの助言によりキーを上げて収録したと語っている。

また、ジャケットには宇多田さんのノートに書いてあったコードが写っているが、これもキーが下がった状態のものが写っており、それまで行われたライブ『ヒカルの5』『Utada United』『WILD LIFE』『Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018』でも全てキーの低いものが披露されている。

ちなみに、宇多田さん自身がこの曲において気に入っている箇所は、イントロ・間奏・アウトロの3つだという。

カップリング曲の『Simple And Clean』は「光」の英語バージョンで、ゲーム「キングダム ハーツFINAL MIX」のテーマソングとして起用。

サビの頭のメロディが「光」と異なっているが、このメロディがもともと「光」で使われるつもりのものだった。

しかし歌詞と合わずボツとなってしまったため、この曲で再び使用された。

ちなみに、このメロディはDEEP RIVERに収録されている『嘘みたいなI Love You』にも使用された。

このCDはCD-EXTRA仕様となっており、過去に公式サイトにて発表されたスクリーンセーバーと新作のスクリーンセーバーを収録している。

元夫の紀里谷和明氏との新婚旅行先のフランスで作った曲である。

TOYOTA「WiSH」のCMで使用された『COLORS』のオーケストラ・バージョン『COLORS -Orchestra Version-』はコンピレーション・アルバム『Beautiful Drivin' Classic Wish』(東芝EMI)に収録されている。

 

 

COLORS

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人生訓をあまり歌わない宇多田ヒカル楽曲

 

 

すべての楽曲をチェックしているわけではないので確証こそないが、宇多田ヒカルさんには人生訓をあまり歌わないイメージがある。

雰囲気重視のワードセンスで紡がれた詞からは、シチュエーションと情景が浮かんでくることがほとんどだ。

そんな宇多田ヒカルさんの楽曲の中で、恐らくは数少ない人生訓を歌っているのが本作だ。

とはいえ、宇多田ヒカルさん独自のワードセンスは健在で、AメロとBメロについては従来の世界観で描かれている。

だからこそ毛色の違ったサビのフレーズが際立ってみえる。

 

 

もう自分には夢の無い絵しか描けないと言うなら

塗り潰してよ

キャンバスを何度でも

白い旗はあきらめた時にだけかざすの

今の私はあなたの知らない色

 

 


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本作は色をテーマにした楽曲だけあって、歌詞にはあらゆる色が登場する。

灰色・炎から連想する赤・青・白・闘牛士とルージュから連想する真っ赤・蛍光灯の発光色・黒・オレンジ…。

本作にとって色は気分を象徴すると共に、個性や果ては夢をも表現している。

そこへきて、大サビのフレーズのなんと心に響くことか…。

「もう自分には夢の無い絵しか描けないと言うなら 塗り潰してよ キャンバスを何度でも」

夢が描きにくい世の中だ。

夢を描くより前に、まず生きなければならない。

それでも何度でも塗り潰そうと歌う宇多田ヒカルさんの真意には、もしかしたらアクションの大切が込められているのかもしれない。

あらゆる色を駆使してまずは何でも描いてみろと、訴えかけているのかもしれない。

根拠は、何も描かれていない白い旗があきらめを象徴していることだ。

しかしもしこの仮説が事実だったとしても、何とも宇多田ヒカルさんらしいワードセンスに感心する。

何より、歌詞だけでなく大サビの盛り上げ方が最高だ。

本作は音楽史に残る宇多田ヒカルブームも落ち着いた2003年に発表されているから、セールス的にどこまで売れたからわからないが、個人的には大好きな楽曲。

願わくば、いくつになっても夢のある絵を描き続けたいものである。

 

 

 

 

 

 

 

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【TBSドラマ『新しい王様』(2019年)】元ネタはライブドアによる2005年の『フジテレビ買収騒動』?

 

TBSドラマ

新しい王様

 

 

元ネタはライブドアによる2005年の『フジテレビ買収騒動』?

 

 

 

 

 

 

 

『新しい王様』とは

 

 

『新しい王様』は、TBSと動画配信サービスParaviの共同制作によるテレビドラマだ。

Season1(全8回)はTBS系列で2019年1月8日より1月17日の平日23:56 - 24:26に放送。

Season2(全9回)は1月18日よりParaviで独占配信という形をとっていたが、Season2も2月19日より毎週火曜1:58-2:28に地上波で放送されることになった。

山口雅俊によるプロデュース・脚本・演出で、藤原竜也演じる自由人・アキバと香川照之演じるファンド会社代表・越中がテレビ局の買収を企むというストーリー。

山口雅俊は近年では闇金ウシジマくんシリーズで知られるクリエイターで、かつてはフジテレビのナニワ金融道シリーズやカバチタレ!といった金融モノのドラマを多数手がけている。

 

 

第1話 お金

第1話 お金

 

 

第5話 逮捕へ

第5話 逮捕へ

 

 

第6話 スキャンダル

第6話 スキャンダル

 

 

 

あらすじ

 

 

主人公のアキバ(藤原竜也)は、かつて日本郵政などに大型買収を仕掛けて世間を騒がせた男。

現在はアプリ開発で生計を立てながら、ときどきテレビに出演する文化人兼投資家となっていた。

越中ファンド代表の越中勲(香川照之)とは過去になんらかの因縁がある犬猿の仲だったが、中央テレビ買収のために手を組むことになる。

何を考えているのかわからないアキバと、セレブのパーティーや食事会に美女を派遣する人材派遣会社の駆け出し社長・鴨宮コウシロウ(杉野遥亮)闇金の取り立てから逃げようとしていたところをアキバに助けられた看護学校に通う三井エイリ(武田玲奈)の3人を中心に、テレビ局やセレブたちの人間模様が描写され、そこで「現代におけるお金の意味」が繰り返し問われるドラマとなっている。

 

 

 

 

 

 

 

元ネタはライブドアによる2005年の『フジテレビ買収騒動』?

 

 

本作について山口氏「特定のモデルはいません」とインタビューで語っているが、アキバ(藤原竜也)のモデルは誰がどう見ても元ライブドア社長の堀江貴文だろうと思われる。

Season2に入るとテレビ局買収の攻防が物語の中心となっていくのだが、これは2005年に起きた、堀江氏によるフジテレビ買収騒動が下敷きになっているのではないのだろうか。

だとすると、越中ファンド代表の越中勲(香川照之)のモデルは投資家・村上世彰と推察できる。

 

 

 

情報過多の社会を生き抜くために

 

 

何気なく見始めたドラマではあったが、実に面白い作品だった。

金融モノというとどうしても闇金ウシジマくんナニワ金融道のようなアウトローなものか、半沢直樹のようなシリアスなものを想像しがちになる。

だが『新しい王様』は、そのどれとも異なる印象を受けた。

『フジテレビ買収騒動』がモデルになっているとはいえ、内容はずっとクリーンで金融モノにありがちな違法行為はみられない。

金絡みの欲深い人間ドラマは多少みられるが、至って健全な金融ドラマだと思う。

 

だが一番興味深かったのは、劇中で示したこれからのTVの在り方だった。

TV離れが叫ばれる昨今だが、TVがなくてもいいと本気で思っているのだろうか。

TVで有名になった人がネットでも活躍し、ネットで有名になった人がTVに進出してくる。

なんだかんだ言っても、TVとネットは相互関係にあるのだ。

TVが無くなってしまったら、ネット単体だけではすぐに立ち行かなくなってしまうのではないか。

情報の取り扱いひとつとっても、誰が挙げたのかもわからない情報で溢れ返るネットより、たとえそれが誤報であっても、責任の所在がハッキリしているTVの方が、より確度の高い情報だといえなくもない。

これからさらに進むであろう情報化社会で、情報を正しく取捨選択するスキルは必須だ。

フェイクニュースについての理解を深めるためにも、『新しい王様』を観たことはとても勉強になったと思う。

 

いろいろな要素が詰まっているから、とても勉強になる。

何より嬉しいのが、観やすい30分ドラマだということ。

サクサク先に進んでいけるからストレスフリーで観ていられる。

視聴環境が整っているなら、とにかく本当に面白いから、皆さんにも是非観てほしい作品だ。

 

内容とはまったく関係ないが、藤原竜也演じるアキバは過去イチでハマり役だったと個人的には確信している。

藤原竜也の演技だけでも、間違いなく一見の価値ありだ。

 

 


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【江口洋介主演映画『GOEMON』】織豊時代のパラレルワールドは公開当時こそ不評だったが今の評価は…。

 

江口洋介主演映画

GOEMON

 

 

織豊時代パラレルワールドは公開当時こそ不評だったが今の評価は…

 

 

 

 

 

 

 

洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…

 

 

洋画の派手さこそないがどうしようもなく心にしみる…

それが邦画の良さだと思う。

昔は当たり前のように洋画一択だったが、近年の邦画はなかなかバカにできない。

製作費でハリウッドに勝てないならシナリオと演出と演技で勝負といわんばかりに、邦画のクオリティーは年々高くなっている。

たしかにハリウッド映画は華やかで見栄えもするが、どうしても大味になってしまっているように感じる。

演出的にはどうしても地味な邦画ではあるが、シナリオ的に感性が合うのはやはり制作者が同じ日本人だからだろうか。

もちろん作品によるが、邦画には洋画のクライマックス的派手な見せ場がほとんどない。

ドッカンドッカン爆破しないし、ガガガガ派手な銃撃戦もない。

カッコいい戦闘機も、イカツイ戦車も邦画とは無縁に近い。

だが、最近そんな邦画が観ていてとても心地よい。

ガチャガチャとうるさいだけの映画は苦手だ。

時には深く考えさせられ、じわじわ心にしみてくる映画を好むようになってからというもの、邦画が面白くて仕方ない。

日本人ならではの感性で演出し魅せていくのが邦画だ。

ここではまったく派手ではないけれど、どうしようもなく心にしみて今なお強く記憶に残っている邦画をご紹介したいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

『GOEMON』とは

 

 

『GOEMON』(ゴエモン)は、2009年5月1日公開の日本の映画である。

紀里谷和明監督作品の2作目となる。

丸の内ピカデリー1他全国松竹系にて公開された。

実写部分の撮影は2007年に行われ、その後、CG制作に1年を費やして、企画段階から数えて5年がかりで長編映画として完成した。

大泥棒・石川五右衛門が活躍する娯楽時代劇である。

舞台設定などは歴史にとらわれずに独自の作品パラレルワールドとしての織豊時代となっている。

監督自身の構想としては、前作『CASSHERN製作時から既にあり、ようやく形として表現できた作品。

いわゆる “時代劇” にとらわれず、監督曰く「ゼロからのオリジナルストーリー」で、出演者の衣装やCGを駆使した映像など、随所で “紀里谷ワールド” と呼ばれる個性が出た作品になっている。

前作『CASSHERNと同様に「グリーンバックでの撮影が大変だった・難しかった」と振り返る出演者も多かった。

また前作と本作品は関連性はないものの、引き続きの出演者も多数いる(要潤寺島進佐田真由美玉山鉄二小日向文世、りょう、鶴田真由※敬称略)。

CGを加味したアクションシーンや映像美が印象的な映画となっているが、殺陣・打撃格闘の他に、友情・恋愛・人間模様などが盛り込まれた物語を展開している。

紀里谷監督の構想では全三部作とされているが、現段階では「未定の予定」となっている。

 

 

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あらすじ

 

 

時は戦国時代、本能寺の変により織田信長が暗殺され、日本統一の理想を豊臣秀吉が引き継いだころの日本。

一時の平和を謳歌していたが、上に立つ権力者は代わっても、民衆は依然変わらぬ飢えと渇きに苦しめられていた。

そんなころ、"天下の大泥棒" として民衆の喝采を浴びていたのが大名や豪商の蔵を狙い、金銀財宝を奪っては貧しいものに分け与える義賊・石川五右衛門であった。

ある日、豪商・紀伊国屋文左衛門の屋敷の蔵へ忍び込み、金銀財宝と共にある小箱を戦利品に加えるが、中身が入っていないことからあっさり子供にくれてやってしまった。

ところがその箱には、織田から豊臣へと支配者が移った真相を書いた密書が秘められていたのだった。

文左衛門の屋敷に太閤・豊臣秀吉からの勅命を受けた豊臣家家臣・石田三成と部下たちは屋敷に乗り込むが既に箱は五右衛門に盗られた後だった。

文左衛門の屋敷から逃げ延びた五右衛門は手下・猿飛佐助からその箱の影響で、文左衛門を含む親族・使用人ら屋敷の関係者全員が口封じを兼ねて皆殺しにされたことを明かした。

天下統一を果たした豊臣勢が血眼になって探す箱に五右衛門は興味を示す。

五右衛門が捨てた箱を拾った子・小平太は病で床に伏す母の薬を買う金を得るためスリを生業にしていた。

だが、昨晩小平太がスリを働いたが返り討ちにした悪徳役人・又八が小平太の家に押し入り、母親を惨殺してしまう。

五右衛門と佐助が駆けつけて又八を撃退して一旦箱を手元に戻したが、三成からの追っ手が迫っていた。

それはかつての五右衛門のライバル・霧隠才蔵だった。

才蔵は秀吉と三成が追う箱を"パンドラの箱"と呼ばれるものであることを告げた。

結果的に母親を失った小平太を引き取り3人で行動することになった五右衛門一行。

そこで "パンドラの箱" は二重底になっているカラクリが仕組まれており、中には地図が入っていた。

その地図を頼りに行くとそこは廃墟となった荒れ寺。

そこに "連判状" なる、謎の書物があったのだがその書物を見た途端五右衛門の目付きが変わり、その場に突如現れた伝説の忍・服部半蔵に "連判状" を明け渡す。

五右衛門が半蔵にその "連判状" に書いてあることは事実なのかと説いたが、半蔵は否定しなかった。

その晩、大阪城の自室で秀吉は五右衛門の手で暗殺された。

全てはあの "連判状" に書かれていたことだったのだ。

"連判状" に描かれていたマークが "明智家" と "羽柴家" の家紋であり、15年前の本能寺の変に関わっていたのが明智光秀羽柴秀吉であることが記されていた。

即ち、太閤秀吉こそが信長暗殺を企てた張本人だったのだ。

次の日、五右衛門が目覚めるとアジトとしている廃墟だった。

五右衛門が昨晩暗殺したのが秀吉の影武者で自身も秀吉のボディーガードに撃退されて命からがら逃げ出したことを思い出した。

そして五右衛門を助け出した才蔵の口から、佐助と小平太は、大泥棒・石川五右衛門はかつて "織田信長直属の忍" であったことを知る。

かつて五右衛門は名のある武家の出であったが、家が没落して父親が目の前で切腹・母親が斬殺、祖母と共に逃亡するも山賊に無残に殺される過去があった。

そんな五右衛門を救ったのが、織田信長だった。

"坊主、強くなれ。そうすれば何も奪われはしない。一緒に来るか?俺が強くしてやる" 。

それから五右衛門は信長に引き取られ、ライバル・才蔵と共に服部半蔵の元で忍としての訓練を受けさせられ、超一流の身体能力と戦闘能力を誇る忍へと成長していく。

そんな五右衛門の元に信長の姪・浅井茶々の護衛の任を与えられる。

茶々は父親も母親も死に、叔父である信長に引き取られ安土城で暮らしていたのだが、友達もおらず接するのは家臣か女中のみで寂しい思いをしているのではないかと案じた五右衛門が茶々を誘い出す。

茶々は五右衛門と友達になれたのかなと尋ねるが五右衛門はその問いには答えなかった。

その後茶々は成長して安土城を後にした。礼として五右衛門は信長から双剣を貰う。

だが、運命は訪れた。

本能寺の変である。

信長は明智光秀が挙兵した軍に暗殺された。

光秀は、万が一に備えて "連判状" に信長暗殺に自身と秀吉が加担している文章を書きそれを後世に残すために隠れた場所に保管するように指示した。

光秀は秀吉の手で暗殺され、天下統一の後継者は秀吉となった。

信長の死後、尽くすべき主を失った五右衛門は自由になるために織田家から出奔する意思を固め、侍になるべく石田三成直属の忍となるため残る意思を固めた才蔵は決別の証として信長の双剣を折り砕き、"布武" と刻まれた剣を才蔵が、"天下" と刻まれた剣を五右衛門が手にして2人はそれぞれの道は進んでいったのだ。

それから茶々も絶世の美女へと成長して秀吉の居城・大阪城で暮らしていた。

秀吉が茶々を引き取った目的が、茶々を自身の側室とすることであることを知るが、そこで茶々も秀吉が信長暗殺の張本人であることを知り、ある決意を固め秀吉の側室となることを決める。

才蔵と別れた後に忍を辞めた後の装備などを再び自分の元に戻した五右衛門はアジトに戻ると佐助と小平太の様子がおかしい。

状況を聞いたところ小平太が佐助の小太刀を盗み、母親の仇である又八を街中の白昼堂々の中で殺したのだという。

小平太は強くなって母の仇を殺したんだと息巻いていたが五右衛門が叱咤する。

"お前のお母さんは仇をとってくれなんて言ったのか!?復讐なんて誰も望んじゃいねえんだよ!! " 。

それから日がたち、秀吉と茶々の婚礼の儀式。五右衛門が1人信長の仇を取るため襲撃をかけるが、それと同時に三成からの命令を受けた才蔵が手下と共に秀吉暗殺のため行動を開始。

三成は自身が秀吉の後継者として天下を統べる存在として秀吉暗殺を企てていたのだ。

だが三成から口封じのため才蔵は殺されかけるが秀吉の暗殺も失敗。

才蔵は捕まり拷問を受けることとなってしまう。

佐助は五右衛門に才蔵を助けたら後々で面倒なことになるからやめろと忠告するが五右衛門は才蔵を助け出しアジトに運び入れる。

だが佐助の杞憂は現実となってしまい、三成は才蔵の愛する妻を殺し息子を人質に取ったのだ。

大阪城前に貼り付けにされ釜風呂の刑に処されることとなった。

そこで才蔵は自らを石川五右衛門と名乗り、自身の名を轟かせるために秀吉暗殺を企てたが失敗したことを語り、押し寄せた民たちに今苦しんでいるのはお前たちだろうと説いて秀吉の手で処刑される。

五右衛門も復讐のため大阪城を急襲し、秀吉の元へたどり着く。

茶々も信長の敵討ちのため秀吉を殺そうとするが失敗し、俺を殺したら世が戦乱に戻るぞと説く。

五右衛門は秀吉と対峙しなぜ信長の一番の家臣だったあんたが信長暗殺を企てなのかを尋ねると秀吉は淡々と答えた。

"俺は百姓の生まれだ。子供の頃から腹が減って仕方がなかった。信長様の無理難題に答えて出世していき今じゃ天下人の一番の家臣だ。それでも腹の飢えが癒えることはなかった。そこで天下を取ってみたくなった" 。

そこで秀吉も五右衛門に自由とはなんだと尋ねた。

秀吉も自身が主を裏切ったことのケジメをつけるべく死ぬ覚悟を決めていた。

運命からは逃げられないぞと五右衛門に最期警告し、五右衛門に討ち取られた。

茶々を救出後にアジトに向かった。

秀吉亡き後徳川家康ら徳川軍と石田光成率いる石田軍が天下人の後継を巡り挙兵し、関ヶ原で激突する。

茶々から五右衛門が戦うのは友の敵討ちのためか、それとも恩人への忠義のためかと尋ねると五右衛門は誰もそんなことを望んでるわけじゃないと答えた。

戦場に向かう途中、小平太と再会し "パンドラの箱" を託し、今よりも強くなれと小平太に説いた。

信長の遺品である、朱色の西洋甲冑と才蔵の遺品である双剣の片方を装備し五右衛門は関ヶ原に乱入し石田三成を討ち取る。

そして徳川陣営で半蔵と対峙した五右衛門は自らの胸の内を暴きながら戦いに挑む。

"お前らが権力にすがるから終わらねえんだろうが!!皆が幸せにならねえんだよ!! " 。

半蔵を負かした後、家康に近寄った五右衛門は、必ず戦乱のない世の中を、皆が幸せになれる世の中を、平和な世の中を作ると誓えと言い寄る。

だが五右衛門は徳川軍の兵士として従軍していた佐助の手で致命傷を負う。

関ヶ原の戦い終結し、五右衛門もその場から去るが傷は深かった。

"絶景、絶景"。

五右衛門もそう言い残し、安らかな顔で眠りについた。

 

 


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登場人物

 

 

パラレルワールドとしての織豊時代〉を描いた作品だけあって、本作にはフィクションの部分が多い。

そのことを加味した上で、改めて登場人物を紹介しておこう。

 

 

石川五右衛門

 

大名・豪族・商人から金銀財宝を奪い、民衆に分け与える大泥棒でありながら民衆のヒーロー。

優れた身体能力で屋敷を荒し回り自由気ままに暮らしていたが、ある日忍び込んだ蔵から持ち出した「箱」により過去の重大な出来事に関わる一連の真相を知ってしまう。

 

少年時代:目の前で父親が切腹し、母親を斬殺され、祖母と逃げている山中で信長に拾われ、「五右衛門」と名付けられた。

 

青年時代:共に修行をした才蔵とは親友のような関係で、信長への奉公を終えたときに「自由になりたい」と、その後は織田家を出奔し自由に生きる道を選んだ。

 

 

霧隠才蔵

 

石田三成に仕える忍びで五右衛門とは互角の実力を持つ。

侍に成るべく石田三成の元で忍びをしている。五右衛門との再会時には敵対関係だったが、最期は五右衛門に全てを託す。

 

青年時代:信長への奉公を終え「侍になりたい」と夢を目指した。

 

 

浅井茶々

 

信長の姪で両親は戦にて既に死亡しており、育ての親である信長や秀吉を慕っていた。

五右衛門と同じように真相を知ってしまい、戦乱の世に戻ってしまうことを察知し自ら止めに出る。

 

少女時代:友達のいなかった茶々は密かに五右衛門に想いを寄せていた。

 

 

猿飛佐助

 

一度は五右衛門の首を狙うも敵わず、その後は五右衛門に財宝の在処などを提供したり、くっついて回るお調子者。

五右衛門に劣るが、身体能力や忍としての戦闘能力はピカイチ。

やがて五右衛門のことが理解できなくなり五右衛門の元を離れ、徳川軍の兵隊として戦に出向く。

 

 

織田信長

 

戦国の天下人。

幼い五右衛門と才蔵に武術を教え、五右衛門には茶々の護衛を任せた。

鎧は西洋の赤い甲冑を着用。

演者のキャスティングの通り、踊りを舞うシーンがある。

 

 

豊臣秀吉

 

信長亡き後後継者として君臨する天下人。

裏で光秀に信長を暗殺させた張本人。

元百姓でそこから織田軍の一兵卒から織田家家臣団さらに信長のNO.2へと出世していき、信長の後継者として天下人となるが、本性は百姓の欲深さが残る。

 

千利休

 

秀吉に仕える茶人。

秀吉の陰謀に気付き抹殺される。

 

徳川家康

 

かつて織田家と同盟を組んでいた大名で、信長亡き後は秀吉の家臣団となっている。秀吉亡き後、天下を獲ることになる。

 

服部半蔵

 

元々は信長に仕えた忍びで、その後は家康に仕えた。

五右衛門と才蔵に武術を仕込んだのは信長に仕えていたころの彼である。

 

明智光秀

 

秀吉にそそのかされ、本能寺にて信長を焼き討ちにしたが、直後に秀吉に襲われ殺される。

 

石田三成

 

天下を狙っている一人で、才蔵を使い天下人になるための手掛かりを探していた。

秀吉亡き後、すぐに兵を集め徳川家と対立する。

 

 

 

 

 

 

 

史実の石川五右衛門

 

 

石川 五右衛門(弘治4年〈1558年〉? - 文禄3年8月24日〈1594年10月8日〉、12月12日とも)は、安土桃山時代の盗賊の首長。

文禄3年に捕えられ、京都三条河原で煎り殺された。

見せしめとして、彼の親族も大人から生後間もない幼児に至るまで全員が極刑に処されている。

昔からその実在が疑問視されてきたが、安土桃山時代から江戸時代初期の20年ほど日本に貿易商として滞在していたベルナルディーノ・デ・アビラ・ヒロンの記した『日本王国記』によると、かつて都(京都)を荒らしまわる集団がいたが、15人の頭目が捕らえられ京都の三条河原で生きたまま油で煮られたとの記述が見つかった。

ここにイエズス会の宣教師として日本に滞在していたペドロ・モレホンが以下のような注釈を入れている。

この事件は1594年の夏である。
油で煮られたのは「Ixicava goyemon」とその家族9人ないしは10人であった。
彼らは兵士のようななりをしていて10人か20人の者が磔になった。

この記述こそが、その人物の実在を思わせている。

江戸時代に創作材料として盛んに利用されたことで、高い知名度を得た。

 

 

 

織豊時代パラレルワールド

 

 

完全にパラレルワールドとは言い切れない要素

 

本作が描くのは〈パラレルワールドとしての織豊時代〉である。

だが、どうしてどうして歴史の闇の核心をつく作品にもなっている。

本作で描かれた本能寺の変の「秀吉黒幕説」などは、その最たるものだろう。

実際、秀吉は本能寺の変が起こることを知っていたような節がある。

ただ光秀と共謀していたかと聞かれると、はなはだ疑問が残るのではあるが…。

また本作主人公・石川五右衛門も謎多き人物である。

謎が多いということは、極論ではあるがもしかしたら本当は、本作のような人物だったのかもしれない可能性も0ではない。

そういう意味でも本作は、なかなか良く出来たSF時代劇だったといえるだろう。

 

 

完全フィクションの要素

 

まず真田十勇士として有名な霧隠才蔵と猿飛佐助は架空の人物である。

モデルは存在しても、霧隠才蔵と猿飛佐助なる人物は実在しない。

仮に便宜的に著名なふたりの名を用いたとして、石田三成に仕えていることにも疑問が残る。

真田と石田は共闘しているから、石田方に参陣していた可能性はたしかにある。

だが後世真田十勇士(フィクションではあるが…)とまで讃えられた重要戦力が、真田家最大のピンチであった第二次上田城合戦時に他家に参陣している可能性は無いだろう。

この辺りの描写については、完全にフィクションだといえる。

ただ物語を盛り上げるためには、悪くないフィクションだと感じている。

歴史は謎だらけだ。

歴史の未確定の要素を誇張するのも、やり方次第では大変面白くなる。

 

 

 

公開当時こそ不評だったが今の評価は…

 

 

公開当時の本作の評価はなかなか辛辣なものが多かった。

時代考証を完全無視したSF時代劇。

時代劇とは呼んでいるものの、その世界観は大陸映画に近かった。

一騎当千で無双しまくる主人公の姿は、三国志の英雄の姿と重なる。

迫力の映像ではあるが、少なくとも日本的な描写ではない。

だが映像美と豪華なキャスティングが話題となって、前評判は上々。

それが仇となった。

前評判が高かっただけに、描かれる世界観への違和感も大きかったようだ。

映像美だけ。

キャスティングだけ。

公開当時の本作の評価は厳しかった。

しかし時が経ち観直してみると、それほどの駄作だったとはどうしても思えない。

逆にこんな時代劇があってもいいとさえ思えてくる。

こう感じるのは、著者ばかりではないようだ。

点数評価こそ低いが、寄せられているコメントは共感と好感が持てるものが多い。

現在の評価をみる限りでは、本作は時代を先取りしすぎていたのかもしれない。

不遇の名作SF時代劇作品。

興味を持ったら、久しぶりにご覧になってみては如何だろう。

もしかしたら新しい発見があるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

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【伝説のラジオドラマ『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ』】アヴァンティのカウンターから東京イチの日常会話を盗み聞き。

 

ラジオドラマ

サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ

 

 

アヴァンティのカウンターから東京イチの日常会話を盗み聞き

 

 

 

 

 

 

 

東京イチの日常会話

 

 

...ひょっとして......AVANTIをお探しですか?

あぁ、よかったらご案内しましょうか。

いえね、私もあの店に行く途中なんですよ。

...東京は元麻布、仙台坂上のこの辺りは古くからの屋敷町。

そしてこの路地を曲がった先のほら、あそこ。

あそこが、お探しのイタリアンレストランAVANTI

なんとも目立たない入り口ですが、土曜日夕方のこの店のウェイティング・バーは、常連客が集まって賑やかになるんです。

さあ、着きました。

私が、扉をお開けしましょう。

「いらっしゃいませ〜」

やあスタン。

ウイスキー、いつもの。

「かしこまりました。」

 

交通量の多い東京の大通り。

謎の紳士による声かけと、仕立てのいい革靴のゆったりとした足音から、番組は始まる。

 

 

 

 

 

 

 

サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ』とは

 

 

f:id:ioritorei:20220131112825j:image

 

 

サントリー・サタデー・ウェイティング・バー』は、TOKYO FM製作により、FMぐんまを除くJFN系列37局(放送終了時点)で1992年4月4日から2013年3月30日まで放送されていたラジオ番組である。

放送時間は毎週土曜日17:00 - 17:55(JOEU-FMfm nagasakiでは土曜日18:00 - 18:55、FM青森では土曜日19:00 - 19:55に時差ネットで放送。いずれもTOKYO FMと同じ日に放送)。

サントリーの一社提供であり、この番組の実質的な前身は平日の22時台にJFN系で放送されていたサントリーサウンドマーケット。

サウンドマーケットが音楽を主体にした番組構成であったのに対し、サタデー・ウェイティング・バーはホイチョイ・プロダクションズの企画による、トークと音楽を組み合わせたラジオドラマ風の番組だった。

番組は、東京のとあるイタリアンレストラン「AVANTI(アヴァンティ)」のウェイティングバーで繰り広げられる客同士の会話を常連客(番組の進行役)の紳士と一緒に聞き耳を立てる…というものである。

キャッチコピーにも『東京一の日常会話』と銘打たれ、TOKYO FMのタイムテーブルにも掲載されていた。

タイトルコールは「Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"」とされている。

会話の内容には毎週一つのテーマが決まっていて、会話の相手(=ゲスト)は芸能人が多いが、それ以外にも文化人、ミュージシャン、小説家、有名企業の会社員、政治家、ニュースキャスターなど幅広い。

この中のごく一部のゲストは、常連客の誰かと交流があるという設定がある。

番組内での設定が細かい部分まで作り込まれていて、舞台となるイタリアンレストランの設定や、前述したリスナーが店に行く途中に紳士と出会い共に入店するオープニング。

番組の中で演出として流れるジャズミュージックやドアの開閉音、シェイカーを振る音などの効果音が、リスナーを酒場にいるような雰囲気にさせた。

また、番組進行役である紳士のほか、取手豪州、南由布子などの常連客の人間模様が細かく描かれる。

それぞれの会話の合間には音楽が挟み込まれ、時にはその日のテーマに添ったショートストーリー(ドラマ)が挟まれる。

番組内で流れる曲にはフランク・シナトラなどによるジャズ・ヴォーカルナンバーが多く用いられている。

トークテーマによっては、テーマに応じた曲あるいは出演したゲストの曲が用いられる。

ドコデモFMサイマル放送を聴取した時は番組内で流した曲の全てまたは一部が放送不可能で、フィラー用音楽になっていた。

2006年4月からはポッドキャスト配信を実施。

配信日当日のトークテーマにあわせた内容の会話(過去に放送した人気の高かったエピソードまたは番組未放送のもの)を配信した。

2010年3月からはWebRadio(YouTubeの公式チャンネルによる配信)も始めている。

2011年3月12日の放送は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴うJFN系列特別編成により放送休止となった。

3月19日放送はCM自粛によりタイトルコールから「サントリー」が外され(ポッドキャストも同様)、CM部分は女性のナレーションによる震災へのお悔やみの言葉とフィラー音楽を流した。

3月26日放送から「サントリー」の冠が復活したが、しばらく途中のCMがカットされていた。

4月23日放送分よりふくしまFMFM仙台FM岩手を除きCMが再開。

4月30日放送分より福島・宮城・岩手の3県でもCMを再開。

2011年5月7日放送分から番組枠が50分に縮小され、内容をリニューアルした。

番組公式サイトも同様にリニューアルされ、ジェイクら過去のスタッフ、及び取手らかつての常連客の紹介がなくなった(そのため、取手を含む常連客キャストは降板した格好)。

縮小した5分間の部分(17:50 - 17:55)は住友林業一社提供のミニ番組『森のちからを、未来のちからに。』を放送するが、本編では一旦エンディングを流し、CMを挟んだあと、紳士が引き続きAVANTI内の客のトークに聞き耳を立てる(もしくはスタンと過去のトークを振り返る)ものであり、実質的に従来のAVANTIの最後5分を別スポンサーの別番組とした形となっている。

このパートではスポンサーにちなんで、森林や木材にちなんだテーマのトークが取り上げられることが多く、このパートのトーク内容は公式サイトのバックナンバーからは除外されている。

 

 

AVANTI」について

 

番組公式サイトでの解説、ならびに雑誌『BRUTUS』2009年3月1日号の特集記事によれば、AVANTIは以下のようなレストランとされている。

イタリアンレストラン「AVANTI」は東京都港区元麻布・仙台坂上「近辺(西町インターナショナルスクールの向かい)」に「実在する」レストランである。

歴史的には、AVANTI第二次世界大戦後に、日本を占領下に置いた連合国を構成する1国であるアメリカ軍に接収された旧華族の屋敷の一つであり、1947年にアメリカ軍将校向けのクラブとしてオープン。

1962年にアメリカ軍の接収が解除となり、翌年から一般客相手のレストランとして営業を再開。

そこから40年以上の歴史を有する。

元々ウェイティングバーは「PERMESSO(ペルメッソ)」という別の名前のバーであり、初代バーテンダーのジェイクも当時から在籍していた。

番組の収録もこの「実在する」ウェイティング・バーから毎週収録を行っている。

2011年3月・4月の間に全面改装を行っており、リニューアル後のAVANTIは看板もない隠れ家風の雰囲気から、ガラス張りの入り口と木をふんだんに使った内装など、明るい雰囲気になった。

 

番組の終了


2013年3月30日の放送をもって21年の番組の歴史に幕を閉じた。

最終回前の3月16日・23日の放送では、2011年のリニューアル後出演しなくなった過去の常連客や、かつて出演していた元バーテンダーが出演。

その一方で、3月30日の最終回では、新たにバーテンダーとなったアンジェロの紹介を織り交ぜつつ、「イカの神秘」をテーマにした通常通りの構成で進行された。

放送内で最終回であることを示すアナウンス等は一切なく、今後も『AVANTI』は今まで通り営業を続けることを示唆し、常連客の紳士やカズミも次週以降も来店する旨を告げて、番組は終了した。

なお、同日には番組の最初で最後となる『パブリック・リスニング』イベントが、東京都港区六本木の東京ミッドタウンで開催された。

最終回には登場しなかったスタンが、実際にバーテンダーとして観客にジム・ビームを振舞ったほか、紳士らによるジャズ・ライブパフォーマンスが行われた。

本番組をもって、TOKYO FM制作のサントリー一社提供番組は終了となった。

 

 

 

同じカウンターの端に座る2人の会話を盗み聞きする設定という妙

 

 

番組が終了してずいぶん経つから記憶が曖昧になっているところもある。

そんな記憶を頼りに書いているから心許ないが、ひとつだけ確かなことは間違いなく面白い番組だったということ。

毎回、この紳士が同じカウンターの端に座る2人の会話を盗み聞きするという設定で、リスナーはゲストの話を聞くことができるのだが、何が良かったかっていえば、飲み屋での会話形式だということ。

要するにこの番組は、各界の著名人や一流のゲストを招いてのインタビュー番組だ。

だがインタビュー形式では堅くなる。

ウィークエンドの土曜日の黄昏時に、そんなお堅い番組なんて聴きたくもない。

しかしその舞台がウェイティング・バーで、偶然隣りに座った客の話が、たまたま聞こえてきた設定ならどうだろう?

これ以上に興味をそそる日常会話はないだろう。

だから番組のキャッチコピーも、『東京一の日常会話』となっている。

一応進行役とでも呼ぼうか?

いや、インタビュアー?

とにかく客から話を聞き出す側の会話が非常に自然で巧いことも、『東京一の日常会話』と呼べる要因となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

聞き手役もプロ中のプロ

あなたはコミュニケーションが得意ですか?

 

 

最近はコミュニケーション障害(コミュ障)が増えていると聞く。

たしかに会話下手が多い。

しかし少し頭を使えば会話なんて誰とでもできるのだ。

会話というコミュニケーションの極意は、相手の土俵に入ることである。

会話の構成は以下の通り。

①相手の興味がある話題探し。

②相手の興味がわかったら、知識を総動員して質問攻め。

③たまに感心して褒め称える。

たったこれだけだ。

多くの人が間違えてしまうのが、自分の話、しかも自慢話をしてしまうこと。

もうこの時点で、この人の話はつまらないと感じてしまう。

相手の話を聞き出した上で、そこに自分のエピソードも混ぜ込んでいく。

話上手は聞き上手というのは本当なのだ。

アヴァンティの聞き手役は、当然の如く会話の極意ができていた。

もちろんラジオ番組なのだから当たり前なのだが、聞き手役の質問が上手いと自然と会話自体が面白いものになってくる。

しかも話をしているのは各界の著名人や一流どころ。

すべて本物のプロフェッショナルだ。

本物のプロがどういう思考をしているのかを、酒を飲みながらという自然体のまま聞けるアヴァンティは、下手な自己啓発本なんかよりよほど役に立った。

面白い上にタメになったのだ。

 

 

 

最後に…

 

 

ずーっと聴いていたのに、ふとしたタイミングであまり聴かなくなったと思ったら、まさか終了していたなんて…

しかもその理由が「昼間のアルコール関係の宣伝を、スポンサーが自主規制するから」だそう。
そんな他愛のない理由で…

つまらない世の中になったものだと、つくづく思う。

土曜日以外にいつスッキリ酔っ払える日があるというのだ?

そんなことを言い出したら、年中無休のビールのTVCMなんて全カットだ。

お願いだからそんなつまらない理由で自主規制していないで、堂々とまた復活してほしいと切に願う。

あんなセンスの良い番組はなかなか生まれない。

叶わぬ願いとはわかりつつも、願わずにはいられない…

…もう二度と聴けないと思っていたアヴァンティだが、試しにYouTubeを検索してみたら、なんということでしょう!

ありましたよ。

アヴァンティを知っている人は懐かしむもよし。

知らなかった人は一度聴いてみるといい。

土曜日の黄昏時らしい、雰囲気の良い大人のラジオ。

ラジオ好きなら、よかったら是非一度聴いてみてほしい。

 

 

 

ようこそ『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ』へ。

 

 


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はじめて聴いた時より今の方がずっと魅力的な名曲【ZOO / ECHOES (1989年)】他者と違うことへの反発は、時代がうつろい多様性の認め合いへ。

 

ZOO / ECHOES (1989年)

 

 

他者と違うことへの反発は、時代がうつろい多様性の認め合いへ

 

 

 

 

 

 

 

はじめて聴いた時より今の方がずっと魅力的な名曲

 

 

ふと懐かしい音楽を耳にすることがある。

TVやラジオで流れてくる懐かしい曲の数々。

時に「あれ?こんな良い曲だったかな?」なんて感じる曲も中にはあったりするから音楽は面白い。

本稿ではそんな「はじめて聴いた時より今の方がずっと魅力的な名曲」ばかりを取り上げていこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

「ZOO」とは

 

 

ECHOES※1「ZOO」は、1989年3月21日に、CBSソニーから6枚目のシングルとして発売。

TBS系ドラマ『はいすくーる落書の劇中歌(挿入歌は主題歌と同様に、THE BLUE HEARTS)、フジテレビ系ドラマ『愛をください』主題歌。

シングルヴァージョンはフェイドアウトするタイミングがアルバムヴァージョンより早い。

1989年のオリジナル盤収録の「SURPRISE」はオリジナル・アルバム未収録曲であり2010年の『GOLDEN☆BEST ECHOES』にて発売21年にしてアルバム初収録。

主題歌に起用されたことにより本作は2000年に新たに再発売。

2000年に再発の際、オリコンで初登場19位を記録。

この時点で、ECHOESのシングル中、最高順位・最高売上を更新した(どちらもそれまではオリジナル盤の「ZOO」)。

4週目で初のTOP10入りし、6週目で最高順位である4位を記録、6週間TOP10をキープした(うち2週は「ZOO 〜愛をください〜」※2と同時)。

最終的に50万枚以上を売上、ECHOES最大のヒット曲となった。

既に解散から長い年月が経っていながら過去発売曲が大ヒットとなったのは稀有である。

アルバム・ヴァージョンを基にマイケル・ツィマリングにより新たなミックスが施された。

2000年再発盤シングル( C/W「GENTLE LAND」)はアルバム・リマスター盤に収載されているディスコグラフィには「ZOO (new mix)」と記されている。

本作の発売を機にベスト・アルバム(マイケル・ツィマリング・ミックス)が発売、一夜限りの再結成・日本武道館ライブが催された。

2002年には、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊シニアボランティア募集CMソングに採用されている。

 

※1.ECHOES

ECHOES(エコーズ)は、現在は作家としても活動中の辻仁成氏を中心に結成されたロック・バンド。

1981年結成。

1985年にCBSソニー(現・ソニー・ミュージックレーベルズ)よりデビュー。

7枚のオリジナルアルバムを残し、1991年に解散。

 

※ 2.「ZOO 〜愛をください〜」

「ZOO 〜愛をください〜」は、菅野美穂さんがフジテレビ系ドラマ『愛をください』に主演した際の役名「蓮井朱夏」名義で唯一リリースしたシングルで、2000年9月7日に発売された。

この曲は、菅野美穂さんがドラマで演じた遠野李理香(芸名:蓮井朱夏)がドラマ内で披露した曲を、実際に発売したもの。いわゆる企画作品(バーチャルアーティスト作品とも呼ばれる)の類。

本作シングル発売に先行して、2000年7月にECHOES版シングル、8月に川村かおり版シングルが再発売されている。

辻仁成氏はプロデュースの他、バッキング・ヴォーカルでも参加している。

菅野さんがこの曲をテレビで披露したのは、ドラマを放送していたフジテレビ系列の『HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』と『堂本兄弟』だけであった。

 

 

ZOO

ZOO

 

 

 

 

 

 

 

他者と違うことへの反発は、時代がうつろい多様性の認め合いへ

 

 

本作を広く世に知らしめたのはフジテレビ系ドラマ『愛をください』なのだろう。

ドラマ自体は観ていないが、この時初めて本作を知った記憶だけは残っている。

しかしそれよりずっと昔、TBS系ドラマ『はいすくーる落書の劇中歌に使用されていたことには非常に驚いている。

TBS系ドラマ『はいすくーる落書

朧げな記憶しか残っていないが、非行…いわゆるヤンキー、ツッパリをテーマにした作品だった(と思う)。

主題歌はTHE BLUE HEARTS「情熱の薔薇」(正確にははいすくーる落書2の主題歌)。

 

 


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「情熱の薔薇」の印象ばかりで、本作の記憶はまったく残っていなかった。

だが改めて歌詞をじっくり眺めてみると、端々にバンドブーム時代の名残りが感じられて非常に面白い。

一見すると、人間に喩えた動物をただ羅列しただけの歌詞。

しかしよくよく聴いてみると、それが自身と他者の自嘲と自重であることがよくわかる。

 

 

僕達はこの街じゃ夜更かしの好きなフクロウ

本当の気持ち隠している そうカメレオン

 

朝寝坊のニワトリ

徹夜明けの赤目のウサギ

誰とでもうまくやれるコウモリばかりさ

 

 

白鳥になりたいペンギン

なりたくはないナマケモノ

失恋しても片足で踏ん張るフラミンゴ

 

遠慮しすぎのメガネザル

ヘビににらまれたアマガエル

ライオンやヒョウに頭下げてばかりいるハイエナ

 

 

おしゃべりな 九官鳥 挨拶しても返事はない

気が向いた時に寂しいなんてつぶやいたりもする

"しゃべりすぎた翌朝落ち込むことの方が多い"

あいつの気持ちわかりすぎるくらいよくわかる

 

 

見てごらん

よく似ているだろう

誰かさんと


ほらごらん

吠えてばかりいる素直な君を

 

 

ほらね

そっくりなサルが僕を指さしてる

きっと

どこか似ているんだ僕と君のように

 

 

ZOO

ZOO

  • ECHOES
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 


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本作が主題歌に起用されたフジテレビ系ドラマ『愛をください』は観ていないのでよくわからないが、TBS系ドラマ『はいすくーる落書の挿入歌に起用された意味ならよくわかる。

当時は他者と違うことを、非行の始まりとされた。

The Beatlesを聴いていれば不良とされた時代をまだ引きずっていたのだろう。

当然本作も、当時は他者との違いに反発した曲という認識だった。

歌詞は他者をあらゆる動物に喩えることで、人は皆たいして変わらないのだと主張する反面で、「そっくりなサル」と他者と違う自身を卑下し自嘲している。

それでも誰かに愛されたいと願う気持ちの表れからだろうか、「どこか似ているんだ僕と君のように」と自重し「愛を下さい」と結ぶ。

本作から感じられる哀愁は、まるで群れからはぐれた動物のそれであり、本当は群れの中に在りたいという願望の表れだった。

それがうまくいかないから苦しむのだ、と。

その感覚は今も昔も変わらないのだろうが、今と昔で決定的に違うことがある。

それは他者との違いを悪戯に否定しづらい世の中になったことだ。

昔よくあった他者との違いへの反発は、今では多様性の認め合いを訴える曲へと変貌したのだ。

そう考えると、本作こそ真の意味で "はじめて聴いた時より今の方がずっと魅力的な名曲" なのかもしれない。

こういう個性的な詞はバンドブーム時代ならではなのだが、一周回って現代にジャストフィットした。

時代の移り変わりとは、本当に面白いものである。

 

 

バンドスコア ZOO/ECHOES (LBS275)[オンデマンド楽譜]

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ちなみに余談ではあるが、この曲にインスパイアされて出来たのが『北極百貨店のコンシェルジュさん』…なんて想像してみるのも、また面白い。

 

 

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【アニメーション映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』】わずか70分で驚異の表現力!ハートフルな裏で人間の贖罪と多様性の真の捉え方が描かれた感動名作。

 

アニメーション映画

北極百貨店のコンシェルジュさん

 

 

わずか70分で驚異の表現力!ハートフルな裏で人間の贖罪と多様性の真の捉え方が描かれた感動名作

 

 

 

 

 

 

 

『北極百貨店のコンシェルジュさん』とは

 

 

仕事を頑張るすべての人におくる、
不思議でかわいい "動物×百貨店" エンターテインメント。

原作は、緻密に線を重ねる独特な表現で装画家・イラストレーターとしても活躍する西村ツチカ先生による漫画『北極百貨店のコンシェルジュさん』(小学館ビッグコミックススペシャル」刊、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)。

人間と動物が織りなす奇想天外な世界観が
魅力の本作を、ハイキュー!!シリーズやGHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊など、数々の名作を世に送り出してきたProduction I.Gが映像化。

監督を務めるのは、本作が劇場版アニメの監督デビューとなる新進気鋭のアニメーター・板津匡覧氏。

西村ツチカ先生が描く美しい線の再現にこだわり、四季折々の美しい色調で「北極百貨店」を彩りながら、主人公・秋乃をはじめとする
個性豊かなキャラクターたちに命を吹き込む。

従業員は人間。

お客様は動物。

華やかでどこか不思議な「北極百貨店」にあなたも訪れてみませんか?

 

 

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あらすじ

 

 

新人コンシェルジュとして秋乃が働き始めた「北極百貨店」は、来店されるお客様が全て動物という不思議な百貨店。

一人前のコンシェルジュとなるべく、フロアマネージャーや先輩コンシェルジュに見守られながら日々奮闘する秋乃の前には、あらゆるお悩みを抱えたお客様が現れる。

中でも<絶滅種>である " V.I.A "(ベリー・インポータント・アニマル)のお客様は一癖も二癖もある個性派ぞろい。

長年連れ添う妻を喜ばせたいワライフクロウ
父親に贈るプレゼントを探すウミベミンク
恋人へのプロポーズに思い悩むニホンオオカミ

自分のため、誰かのため、様々な理由で「北極百貨店」を訪れるお客様の想いに寄り添うために、秋乃は今日も元気に店内を駆け回る。

 

 


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登場人物

 

 

秋乃

声 - 川井田夏海

 

北極百貨店で働く新人コンシェルジュ

試用期間中。

 

 


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エルル

声 - 大塚剛央

 

百貨店内を徘徊するオオウミガラス

北極百貨店創業者の孫で三代目。

 

 

東堂

声 - 飛田展男

 

神出鬼没のフロアマネージャー。

 

 

声 - 潘めぐみ

 

秋乃の先輩コンシェルジュ

 

 

岩瀬

声 - 藤原夏海

 

秋乃の先輩コンシェルジュ

眼鏡をかけている。

 

 

丸木

声 - 吉富英治

 

ベテランコンシェルジュ

定年退職済であるが人手が足りない時に応援として勤務している。

 

 

給仕長

声 - 福山潤

 

北極百貨店内レストランの給仕長。

 

 

トキワ

声 - 中村悠一

 

リストラ執行人として従業員をチェックする。

秋乃へのチェックは特に厳しい。

 

 

ウーリー

声 - 津田健次郎

 

ケナガマンモスの造形作家。

 

 

クズリ

声 - 高木渉

 

ウーリーのマネジャー。

 

 

  • 百貨店の客

 

 

ワライフクロウ夫

声 - 立川談春

 

妻の喜ぶ姿が見たいと妻へのプレゼントを買いに来た高齢の社長。

 

 

ワライフクロウ妻

声 - 島本須美

 

高齢の社長夫人。

 

 

ウミベミンク娘

声 - 寿美菜子

 

久しぶりに再会する父親に贈るプレゼントを買いに来た。

 

 

ウミベミンク父

声 - 家中宏

 

久しぶりに再会する娘に贈るプレゼントを買いに来た。

 

 

クジャク

声 - 七海ひろき

 

店内のあちらこちらで彼女へ愛を語らい、求愛行動を繰り広げる。

 

 

クジャク彼女

声 - 花乃まりあ

 

 

ニホンオオカミ

声 - 入野自由

 

彼女へのプロポーズに悩む弱気な青年。

レストラン利用客。

プロポーズに先駆けて1人で下見に来ていたところ、給仕長に彼女にすっぽかされたと勘違いされた。

 

 

二ホンオオカミ彼女

声 - 花澤香菜

 

 

バーバリライオン

声 - 村瀬歩

 

彼女の思い出の香水を探している。

 

 

バーバリライオン彼女

声 - 陶山恵実里

 

名前はテーザ。

告白を受ける条件として祖母の思い出の香水を求めた。

その後、クリスマス期間に2人で北極百貨店を訪れる。

 

 

カリブモンクアザラシ

声 - 氷上恭子

 

ドレスを買いに来たが秋乃の従順な対応に、次第にクレーマーとなって行く。

 

 

ゴクラクインコ

声 - 清水理沙

 

入退院を繰り返す娘(ジョンジー)へのクリスマスプレゼントを買いに来たが、予算はワンコイン。

 

 

ネコ

声 - 諸星すみれ

 

芸術を愛するパティシエ見習い。

ウーリーのファンでもある。

 

 


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主題歌

 

 

  • 「Gift」

Myuk (Sony Music Labels Inc.)

 

劇伴も務めたtofubeatsによる作曲×Myuk作詞による主題歌。

本作の世界観とMyukの名に相応しい、やわらかくてやさしい楽曲。

 

Myuk

 

中学生の頃よりシンガーソングライター「熊川みゆ」として活動し、2021年に「Myuk」としてメジャーデビュー。

Myukは、スウェーデン語で「やさしさ」「やわからさ」の意味を持つ "Mjuk" と本名(Miyu Kumagawa)からの造語。

神秘的で柔らかくも、どこかに意思の強さを秘めた歌声で、音楽を発信している。

 

 


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ハートフルな裏で描かれる人間の贖罪と多様性の真の捉え方

 

 

 『北極百貨店のコンシェルジュさん』を知るキッカケとなったテイルズ (id:MyStory)さんに感謝を。

 

 

talesofme.hatenablog.com

 

 

人間の贖罪

 

本作の舞台となる「北極百貨店」。

従業員は人間で、お客様は動物。

ひと言に動物といっても、上得意として扱われるのは <絶滅種>である " V.I.A "(ベリー・インポータント・アニマル)。

今はもうこの世に存在しない動物たちなのである。

そして " V.I.A "(ベリー・インポータント・アニマル)が絶滅した理由は、そのほぼすべてが人間の乱獲に依るもの。

いわば人間の業によって滅んでしまったといえる。

そんな " V.I.A "(ベリー・インポータント・アニマル)に、真心と誠意をもって接する従業員たち。

それが本作の魅力である、人間と動物が織りなす奇想天外な世界観の根幹ではあるのだが、その従業員たちの姿が、己の業によって滅ぼしてしまった動物たちへの贖罪行為にみえなくもない。

もしかしたら「北極百貨店」の創業者の胸中には、あるいはそんな思いが秘められていたのかもしれない。

しかし時代は移り変わり3代目。

世の中の考え方も変わる。

たしかに本作は罪や罰といった暗く重いテーマを掲げているわけではない。

だが、観終わって思い返してみると、ふとそんな裏テーマがあったのではないかと少しばかり考えてしまう。

とはいえ、本作は視聴後の余韻が非常に心地良い作品である。

ぜひ家族揃ってご覧になっていただきたい。

 

 

多様性を認め合うためには思いやりが不可欠

 

本作では、お客様がすべて動物で描かれており、なかでも上得意である " V.I.A "(ベリー・インポータント・アニマル)の振る舞いは時に非常にわがままな態度で描かれている。

もしかしたらそれは、彼らが絶滅した理由が人間にあり、その恨みを反映しているのかもしれない。

しかしひとつフィルターを外してみると、これが人間の多様性の比喩でもあることに気がつく。

多様性の認め合いが叫ばれる昨今。

だがその言葉だけが先行しすぎて、実態は伴っていない。

多様性という言葉を盾に相手を黙らせる行為は、本当の意味で多様性を認め合った結果だといえるのだろうか。

多様性は、無自覚にただ認めればいいというわけではない。

互いを理解して認めることと否応なく認めさせるのとでは、その意味合いがまったく違う。

多様性は理解を以て認めてもらうものであって、力尽くで認めさせるものではないのだ。

相手の理解も得ずに多様性を認めさせる行為は、言うなれば「お客様は神様」という言葉で秋乃を悩ませた、カリブモンクアザラシのカスタマーハラスメントと何ら変わりはしない。

 

 


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もし相手に理解を得たいなら、まずは自分が相手を想う気持ち、思いやりを示さなければいけないのではないだろうか。

本作主人公の秋乃は試用期間中の新人コンシェルジュで、けっして優秀とは言い難い。

はじめのうちは、お客様の要求していることがまったくわからず四苦八苦している。

だが、お客様の様々な難題に、相手にただ喜んでほしいという純粋な想いだけで応えようとする秋乃の姿は、思いやりに満ちていた。

そして秋乃の思いやりがお客様の胸を打ち、両者に立場や種族の違いといった垣根を越えさせる。

これこそ、真の意味で多様性を認め合った結果ではないだろうか。

多様性を認め合いには思いやりが不可欠。

それを本作が教えてくれているように思えてならない。

 

 

 

 

 

 

 

わずか70分で描かれる感動の名作

 

 

各エピソードに共通する "思いやり"

 

本作で描かれるエピソードのいくつかは、有名な元ネタのオマージュである。

例えばウミベミンク父娘のプレゼント選び。

おそらくこれは、新約聖書の東方の聖者がキリストの誕生を贈り物を持って祝いに来たエピソードを下敷きに、贈り物をめぐる行き違いを描いた「賢者の贈り物」という話のオマージュであろう。

 

「賢者の贈り物」

 

懐中時計に付けるプラチナの鎖を夫へのプレゼントとして買うために、美しい髪の毛を切って売ってしまった妻。

美しい髪の妻が欲しがっていた鼈甲の櫛をプレゼントとして買うために、宝物の懐中時計を質に入れてしまった夫。

結果としてプラチナの鎖が付くはずだった懐中時計は夫の手元にはすでに無く、夫が買った鼈甲の櫛が留めるはずだった妻の髪もすでに無く、結局お互いのプレゼントは無駄になってしまったが、お互いの思いやりをプレゼントとして受け取ることになった。

 

他にも、ニホンオオカミカップルのフィンガーボウルのエピソードの元ネタも有名な話。

 

フィンガーボウル

 

あるときイギリスのヴィクトリア女王が、外国からたくさんのお客様を招き晩餐会を開いた。

その中に南アフリカの大統領がいた。

大統領はフィンガーボウルの使い方を知らず、ボウルに入った水を飲み水だと思って飲み干してしまった。

それを見たヴィクトリア女王は、自分もフィンガーボウルの水を飲んでみせた。

(このエピソードも、一般的にはお客様に恥をかかせまいとする、女王の思いやりによる気高い振る舞いとして認知されている。

ただしこのエピソードについては、政治的な駆け引きに利用するために創作された疑いがある。

一方を西洋の食事マナーも知らない田舎者として描き馬鹿にすることで、田舎者に恥をかかせないとするヴィクトリア女王の高貴な心遣いが、より映えるように印象操作されている可能性が大きい。)

 

「賢者の贈り物」のエピソードもフィンガーボウルのエピソードも、極論をいってしまえばどちらも創作なのだろう。

だがどちらにも共通していえることは、一貫して相手を思いやる気持ちが描かれているという点にある。

たとえそれが創作であろうとも、互いを思いやる気持ちに嘘偽りはない。

この辺りに、制作側の物語の細部にまで徹底されたこだわりが強く感じられる。

そして、このような思いやりの心を持った人間こそが「北極百貨店」のコンシェルジュとなり得るのである。

もちろん、本作のそれは純粋に相手を思いやった結果おこした行動であることは言うまでもない。

 

 

わずか70分で描かれる感動の名作

 

本作の上映時間はおよそ70分。

アニメーション映画としてはかなり短い部類に入る。

例えばアニメシリーズだとおよそ3話分。

最近の連続ドラマなら、初回スペシャル1話分でしかない。

そんなわずか70分でいったいどれほどのことが表現できるのか?

そう懐疑的になってしまう気持ちも少なからずあるだろう。

だが、本作の70分は驚くほど見応えある密度な時間だった。

チュートリアル的な諸設定の説明には最低限の言葉しか遣われておらず、一切の無駄がない。

かといってわかりづらいわけでもなく、状況がすんなり頭に入ってくる。

また、物語に散りばめられた各エピソードはそれぞれが独立しているようにみえて、実はさりげなくそれぞれが絶妙に重なり合っていて、シームレスに繋がっている。

おかげで実にテンポが良い。

柔らかい色使いの作画からはほっこりのほほん系の作風にみえるが、どうしてどうして侮りがたい感動作品。

終盤になると思わず涙してしまうシーンも…。

それもいやらしく涙を誘うでもなく、しっとり泣ける。

予備知識ゼロから始まり、わずか70分で自然と涙が零れ落ちるまで作品にのめり込めたのは、構成の素晴らしさによるものだろう。

思いやりの心が失われつつある現在。

世の中は殺伐とするばかりである。

そんな世界で他者に思いやりをもって接することは、もしかしたら損な生き方なのかもしれない。

だがそれでも、人のため、誰かのために一生懸命なれる人でありたい。

そう在る人を美しいと思える心でありたいと強く願う。

改めてそう思わせてくれた『北極百貨店のコンシェルジュさん』

本当に本当に、ぜひ家族揃ってご覧になっていただきたい感動の名作である。

 

 

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【元祖ネタ見せ番組『爆笑オンエアバトル』】お笑いブームの礎を築いた最高純度のガチンコお笑いネタ見せ番組!

 

元祖ネタ見せ番組

爆笑オンエアバトル

 

 

お笑いブームの礎を築いた最高純度のガチンコお笑いネタ見せ番組!

 

 

 

 

 

 

 

爆笑オンエアバトル』とは

 

 

爆笑オンエアバトル』は1999年3月27日より2010年3月26日までNHK総合テレビで放送されていたお笑い番組

略称は「オンバト」。

観覧審査員の投票でオンエアが決まるという、番組独自の審査方法が特徴だった。

キャッチコピーは「史上最もシビアなお笑い番組」。

若手芸人が漫才やコント、漫談などを観客の前で披露し、面白いと評価されたネタだけが選ばれてオンエア(放送)される。

ゴルフボールを用いて行われる番組独自の審査方法は、2002年と2003年の『NHK紅白歌合戦』でも採用された。

番組マスコットキャラクターは「タマちゃん」というゴルフボールを模したキャラクターで、オープニングやネタ放送中の画面内にCGアニメとして出てくるほか後期にはセット内のオブジェにも用いられた。

2004年4月から「オンエアバトル爆笑編」として隔週の放送となり、インディーズやストリートミュージシャンとして活動する歌手を対象にした「オンエアバトル熱唱編」と交互に放送されていた。

2005年4月からは両番組とも独立し、それぞれ「爆笑オンエアバトル」、「熱唱オンエアバトル」とタイトルを変更した上で毎週の放送となる。(その後「熱唱オンエアバトル」は2006年3月に終了。)

2009年4月からは月に1回、金曜日 24:10 - 25:10の1時間放送となり、15組中8組がオンエアされるシステムに変更され、視聴者投票も開始された。

また未出場及びオンエア経験のないお笑い芸人10組が出場する、月1回放送の姉妹番組「爆笑トライアウト」が開始。

2010年4月からは、「オンバト+」としてリニューアルし、「爆笑オンエアバトル」は2010年3月で終了。

386回の放送で674組の芸人が出場し、344組の芸人がオンエアを果たした。

 

 

爆笑オンエアバトル 2

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爆笑オンエアバトル DVD 7点セット

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ネタ見せ番組のパイオニア

 

 

1999年の番組放送開始の頃は、全国ネットで毎週放送される若手芸人によるネタ見せ番組はこの「爆笑オンエアバトル」のみであった。

その後2003年までに番組の常連だったダンディ坂野テツandトモ長井秀和をはじめ、いわゆる「お笑い第五世代」と呼ばれる世代を中心に、お笑い第四世代を含む多数の芸人をブレイクさせた。

その後民放でも若手芸人によるネタ見せ番組が多く放送されることとなり、2000年代のお笑いブームを牽引した。

鈴木克道チーフプロデューサーは番組が始まって7年目でのインタビューにおいて、「常に新しい笑いにこだわってきた。審査のショーアップ化の話もあったが、番組への信頼を失いたくないのでベースは変えず、シンプルなままにしてきた」と語っている。

なお2003年度をもって初期の常連芸人(博多華丸・大吉アンジャッシュルート33おぎやはぎハリガネロックバカリズム、ペナルティ、ドランクドラゴンダンディ坂野フットボールアワーはなわダイノジ陣内智則スピードワゴン、インパルス、テツandトモバナナマンチャイルドマシーンほか)は一斉に卒業し、事実上の世代交代が図られた。

番組の初代プロデューサーである並木正行氏によれば、1996年・97年にNHK BS2で放送された特番『センター・マイク笑』が事実上の前身であるという。

同番組のリサーチのために都内のお笑い系ライブハウスを回った際に、若手の漫才師に同年代の若い固定ファンがついているのを見て若手のお笑い芸人を集めた番組に手応えを感じた。

だが、出演者選考のためのオーディションを開いている時間的・制作費的余裕がなかったため、「素人が評価するオーディションをそのまま番組にしてしまおう」と思いついたことが本番組の発端となっている。

番組開始に先立ち主要なお笑い系の芸能プロダクションに連絡を取り番組への参加を打診したところ、制作側の予想に反しプロダクション側が好意的な反応を示したため実際に制作に踏み切ったという。

 

 

 

 

 

 

 

最高純度のガチンコお笑いネタ見せ番組

 

 

現在のお笑い賞レースには、お笑い以外の様々な力が働いているようでなんだか好かない。

それでも一応みることはみるけども。

人の感性は千差万別・十人十色だから、皆が皆、同じようには感じない。

そんなことは百も承知であるにもかかわらず、お笑い賞レースをみていると、なんだか腑に落ちない審査結果ばかりだ。

まるで別の力が働きていると言わんばかりの結果をみてしまうと、ふと『爆笑オンエアバトル』(以下、オンバト)のシビアさが懐かしく感じてしまう。

同じお笑いネタ見せ番組でも、何故オンバトがよりシビアに感じるかといえば、実際にネタをみた自分の感覚とほぼ同じような結果になっていたからだ。

たとえ自分の感覚と結果が違っていても、それが納得のいく結果だったからだ。

1度のオンエアを勝ち取るオンバトには、一夜にして人生を変えてしまう賞レースほどの緊張感はない。

だからこそ、純粋に面白いものをみせたいというお笑い芸人の気概が、オンバトからは感じられた。

お笑いブームが再び訪れている今だからこそ、人気取りのお笑い番組ではなく、純度の高いお笑いネタ見せ番組が必要なのではないだろうか。

 

 


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爆笑オンエアバトル』の残念な方程式

【オンエア回数が多く面白い=売れる】ではない

 

 

爆笑オンエアバトル』(以下、オンバト)で面白かった芸人さんのすべてが現在売れているとは限らないという切実な現実をみてしまうと、お笑い芸人というものがいったい何を求められているのか悩んでしまう。

純粋に笑いを追求するだけでは、ダメということだろうか?

それともお笑いとは本来多岐に渡っていて、ネタが面白いだけではダメということだろうか?

平場がつまらないと番組には呼ばれづらいと芸人さんがよくボヤいているが、そういうことなのだろうか?

ならば賞レースの存在意義は何なのだろうか?

賞レースの存在が、お笑いというものをよりわかりづらくしているような気がする。

どういう人が面白いの?

面白いっていったいどういう状態?

面白さっていったい何?

 

 


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