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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【劇場版映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』】前作より美しく、前作よりミステリアスに。

 

劇場版映画

岸辺露伴は動かない 懺悔室

※本稿はネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

 

前作より美しく、前作よりミステリアスに

 

 

 

 

 

 

 

劇場版映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』

 

 

邦画初イタリア・ヴェネツィア、オールロケ

岸辺露伴」史上最大スケールでの映像化実現

 

荒木飛呂彦先生の大人気コミックジョジョの奇妙な冒険から生まれた「岸辺露伴」シリーズ映画化最新作!

漫画岸辺露伴は動かないの原点であり、最も高い人気を誇る「懺悔室」を "世界遺産" の街・ヴェネツィアで邦画初となるオールロケを敢行し完全実写化。
原作に映画オリジナルのエピソードを加え、時空を超えて続く「呪い」に満ちた極上サスペンスが完成した。

 

 

岸辺露伴は動かない 懺悔室

岸辺露伴は動かない 懺悔室

 

 

原作『岸辺露伴は動かない』ー原作:岸辺露伴 作画:荒木飛呂彦」(設定上)

 

 

原作岸辺露伴は動かないとは、ジョジョの奇妙な冒険』第4部「ダイヤモンドは砕けないに登場する漫画家・岸辺露伴狂言回しとなる外伝シリーズ。

1話完結型で、それぞれ独立した短編のエピソードから成る。

原作を露伴が手がけ作画を荒木飛呂彦先生が担当した、という設定になっている。

また本作のスピンオフ作品として、短編小説集岸辺露伴は叫ばない』『岸辺露伴は戯れない』『岸辺露伴は倒れない』がある。

あくまで露伴は主人公ではなく「事件の目撃者」であり、解決に奔走することはあまりない。

そのため岸辺露伴『動かない』話なのである。

ジョジョシリーズの外伝というよりは、荒木飛呂彦先生が形にしてみたいアイディアを漫画にする際の便宜的な主人公(語り手)として岸辺露伴を採用しているだけの、実験的な短編シリーズといった趣が強い。

また、エピソードのナンバリングは時間系列通りとは限らない。

作品間の時系列やジョジョシリーズとの設定の整合性等には細かくこだわらず、あえて曖昧にしているようである。

1997年に第1話「懺悔室」が発表されたきり、長らく単発スピンオフとして知られていたが、それから実に11年の間を開けて2008年に「六壁坂」が発表されファンを歓喜させた。

そして2011年の「グッチへ行く」以降は発表ペースが飛躍的にアップし、ほぼ1年に1本の新作が掲載されるようになったほか単行本やメディアミックスも展開されている。

2013年、それまで発表された作品をまとめた単行本第1巻が発売された。

2016年、OVAとして「富豪村」が初のアニメ化。

第4部アニメのDVD・BD-BOXに特典として収録された。

2018年には単行本第2巻が発売。

さらに「六壁坂」OVAが特別版に同梱された。

2019年にはさらに新作OVAとして「懺悔室」「ザ・ラン」が制作された。

2020年、実写ドラマ化が実現。

2024年までに9話が放送されている他、2023年にはアスミック・エースによって「ルーヴルへ行く」が実写映画化された。

 

 

岸辺露伴は動かない コミック 1-3巻セット (集英社)

岸辺露伴は動かない コミック 1-3巻セット (集英社)

 

 

 

あらすじ

 

 

仮面の街で、幸福と絶望が交錯するー

 

漫画家・岸辺露伴ヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。

それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に "絶望" を味わう」呪いの告白だった。

幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。

その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、ポップコーンを使った試練に挑まされる。

「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」。

奇妙な告白にのめり込む露伴は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまう…。

やがて自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く。

 

最高の幸せは "最大の絶望" を連れてくる

ヴェネツィア、罪深き "告白" が招く極上サスペンス

 

 


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登場人物

 

 

岸辺露伴

演 - 高橋一生

 

人気漫画家。

人の心や記憶を本にして読み、指示を書き込むこともできる特殊能力を持つ。

 

 

泉京香

演 - 飯豊まりえ

 

「集明社」に勤務する露伴の担当編集。

 

 

田宮

演 - 井浦新

 

懺悔室で露伴に自らの犯した「あやまち」を告白する謎の男。

 

 

マリア

演 - 玉城ティナ

 

ヴェネツィアの迷宮に露伴が迷い込むきっかけとなる仮面職人。

 

 

ソトバ

演 - 戸次重幸

 

田宮が告白する恐ろしい話のカギを握る浮浪者。

 

 

水尾

演 - 大東駿介

 

ソトバを誤って死なせてしまったことで、不気味なほどの“幸運”に襲われる "呪い" をかけられてしまった男。

 

 

 

原作屈指の名シーン「運命の審判」を完全再現

 

 

岸辺露伴は動かないシリーズの中でも屈指の人気を誇り、名シーンといわれる「運命の審判」

本作の見どころはなんといってもこれに尽きる。

 

 

運命の審判

 

ベネチアの解体現場で働く水尾が、誤って死なせてしまった浮浪者のソトバから「お前が幸せの絶頂の時に "絶望" を味あわせてやる」と呪いをかけられてから10年後。

ソトバの言葉が現実にならぬよう、幸福に怯えながらも必死に生きてきた水尾だが、ある日無邪気に遊ぶ娘の姿を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。

その瞬間、死んだはずのソトバが現れ、ポップコーンを街灯より高く投げて口で3回キャッチするという試練を水尾に突きつけ、「運命の審判」が始まった。

ソトバに憑依された娘、宙に舞い散るポップコーン、勝負のカギを握る鳩たち―。

運命のポップコーンバトルが今、はじまる。

 


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「運命の審判」の実写化は不可能。

これまでずっとそう思ってきた。

たとえばVFXやSFX、CGなど最新映像技術を駆使すれば、実写映像化だけなら、さほど難しいことではないのかもしれない。

しかしそれではジョジョの世界観にそぐわない。

好きと嫌いがはっきり分かれてしまうほどの独特の世界観(キャラクターも含む)こそ、ジョジョの奇妙な冒険最大の魅力である。

そのスピンオフである本作の世界観も、もちろん本編に準じている。

しかし加工しデジタル化し過ぎた映像では、ジョジョの世界観が醸し出す、そこはかとないアナログ感が感じられない。

映像化したというだけでは意味がないのだ。

このジレンマを制作陣がどう解消するか。

それが「運命の審判」を実写化する上で一番の課題だったと思う。

しかし本作を観れば、そんなことは杞憂に終わった。

もちろん最新映像技術は駆使されまくっているのだろうが、それをまったく感じさせない完璧な実写感はジョジョの世界観をまったく損なっていない。

それもそのはず。

このシーンは、制作陣の並々ならぬ熱意の結晶だった。

件のポップコーンバトル。

劇中ではたった3回投げるだけのシーンを、なんと2日間もかけて撮影されたという。

撮影は、延べ150カット。

ロケハンを重ねて見つけた原作さながらの美しいヴェネツィアのCampo=広場、そして鳩たち。

これ以上ない条件のロケーションの中で、水尾役を熱演する大東氏。

すべてが完璧な実写化を目指した制作陣の情熱に依るものだ。

水尾役を務めた大東氏の功績も非常に大きい。

ただでさえ癖のあるジョジョのキャラクター。

おまけにジョジョには、絶妙にイラッとさせるキャラクターが非常に多い。

それも、ただムカつかせればいいというわけではない。

イライラではなく、絶妙にイラッ。

表情や態度や言葉選びが絶妙に腹立たしいキャラクターこそ、ジョジョの真骨頂なのである。

そして水尾も、もちろんそのひとり。

大東氏はそれを見事演じきってみせてくれた。

おかげで原作屈指の名シーン「運命の審判」の実写化は、大東氏の名演があったからこそ、実写版シリーズにおいても屈指の名シーンになった。

影技術だけでは、けっしてこうはならなかっただろう。

ジョジョのアナログな世界観を実写化するためには、マンパワーに依るところが非常に大きい。

なかでも演者の出来は、作品のクオリティを左右する。

癖の強いジョジョワールドのキャラクターたちを演じきった、すべての演者たちに拍手を。

そして演者たちの熱演を、実写映像化という形に見事してくれた、優秀な制作陣に惜しみない拍手を送りたい。

 

 

 

前作より美しく、前作よりミステリアスに

 

 

前作岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、映像美に優れた作品だった。

 

 

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だが、本作は前作の美しさをさらに上回っていたように感じる。

アドリア海の干潟に丸太の杭を打ち込み、118の小島に街が築かれ、運河と橋で結ばれている他に類を見ない都市・ヴェネツィア

ナポレオンが "ヨーロッパで最も美しい広場" と称したサン・マルコ広場

サン・ロッコ教会、ぺスカリア市場、プンタ・デラ・ドガーナ、バルバリーゴ・ミノット宮殿、パロッツォ・ダ・モスト、そして原作にも登場するサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ広場。

中世からルネサンス期にかけて貿易で栄え、その時代に発展したビザンチン様式やゴシック様式ルネサンス様式が混在する建築物や芸術の数々。

そのすべてがため息の連続で、ただただ "美しい" のひと言だった。

さらには神秘的なヴェネツィアの持つ複雑な歴史と文化の重層性。

かつての海洋共和国としての栄華、数々の戦争、そして繰り返し襲ったペストの記憶。

美しき海上都市・ヴェネツィアが内包するこれらの "影" が、華やかな外観の裏に潜む独特の雰囲気を生み出し、岸辺露伴の物語に新たな深みを与えてくれた。

前作より、よりミステリアスに感じたのは、そんなヴェネツィアの独特の雰囲気にあてられたからかもしれない。

ヴェネツィアの美しさばかりが取り沙汰される本作だが、それに頼りきらない制作陣のカメラワークも見どころだ。

なかでも特に素晴らしいと感じたカメラワークは、ラストシーン。

大運河とジュデッカ運河を分かつ三角形をした地区の先端(プンタ)で、かつて税関(ドガーナ)があったプンタ・デッラ・ドガーナで会話する露伴と京香。

2人のお約束のやり取り。

BGMでお馴染みのテーマ曲が流れ出し、2人がフレームアウトしたところでエンディングを迎える。

と、普通ならここでブラックアウトしエンドロールと思うだろう。

しかし本作では、2人が去ったあとも画面を固定。

美しいヴェネツィアの街並みだけが、静かにただ佇むだけのエンディング。

それが革新的な手法というわけではない。

が、エンディングの入り方、その細部にまでこだわり抜いた制作陣の本作に注がれた情熱に最大級の敬意を表したい。

回を重ねるごと、シリーズを重ねるごとに、どんどんハイクオリティになっていく実写版岸辺露伴は動かない

次はどんな風に魅せてくれるのか。

どんどん良くなるこの作品の次作が楽しみで仕方ない。

 

 


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余談

 

 

ちなみに余談ではあるが、エンドロールをみて初めて気づいたことがある。

「運命の審判」の鍵を握るソトバ。

その、あまりに入念なメイクと気合いの入りまくった怪演のせい(おかげ?)で、演じていたのが戸次重幸氏だったと最後まで気づかなかった。

いや、正確に言えばエンドロールみて気づいたのは戸次重幸氏が出演していたことだけ。

結局役名まではわからず、結局調べてソトバ役だとようやくわかる。

大泉洋氏の盟友である戸次重幸氏。

嫌いな役者じゃないだけに、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

さらに余談ではあるが、演者も含めた本作制作陣のチームワークの良さが伝わるあるシーンにもぜひ注目してほしい。

本作には京香が花嫁からブーケを受け取るシーンがある。

これは間違いなく制作陣の粋な計らいに依るものだろう。

なぜなら、そもそも原作「懺悔室」に泉京香は登場しない。

だからすなわち、京香が花嫁からブーケを受け取るシーンなんて原作には存在しない。

では、なぜ蛇足にもなり得るこのようなシーンを制作陣はわざわざ足したのだろう。

たしかに、シリーズを重ね確立された京香のとぼけたキャラクターイメージにぴったりのシーンではあった。

だが本当の理由はきっとそうじゃない。

ご存知の通り、岸辺露伴役の高橋一生氏と泉京香役の飯豊まりえさんはめでたくご結婚されている。

その結婚発表は、岸辺露伴は動かない 懺悔室』の公開(2025年5月23日)後ではなく、公開前の2024年5月16日。

時期的に、ちょうど本作ロケの真っ最中だったのではないだろうか。

そして高橋氏と飯豊さんが出会うきっかけとなったのは、この岸辺露伴は動かないシリーズだ。

その2人の結婚を、2人が出会った作品の中でさりげなく祝う制作陣の粋な演出。

あくまで推測にすぎないが、なんだか良い話じゃあないか。

 

 

 

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【明日もし君が壊れても / WANDS (1998年)】坂井泉水の作詞家としての本質に潜む陰。

 

明日もし君が壊れても / WANDS (1998年)

 

 

坂井泉水の作詞家としての本質に潜む陰

 

 

 

 

 

 

 

明日もし君が壊れても / WANDS (1998年)」とは

 

 

明日もし君が壊れてもは、1998年6月10日に発売されたWANDSの14枚目のシングル。

第3期WANDSとしては3作目のシングルで、前作からおよそ5ヶ月ぶりのリリースであり、第3期では初、通算でも「寂しさは秋の色」以来となるバラード曲。

テレビ朝日で放送されたテレビアニメ『遊戯王及びその劇場版のエンディングテーマ曲として使用された。

後にZARDアルバム『時間の翼』においてセルフカバーされているほか、作曲担当の大野愛果「fall apart again」というタイトルで英詞カバーした。

再結成後の第5期メンバーによるセルフカバーが行われた際、短くも濃厚なWANDSの歴史において第3期にのみ在籍していなかった柴崎浩は「この時期の曲もWANDSの曲」と断言しておりこの時期の曲をやりたがらないと思っていると深読みをしないで欲しいと語っている。

 

 


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明日もし君が壊れても

明日もし君が壊れても

 

 

明日もし君が壊れても

明日もし君が壊れても

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言葉の端々から滲み出る陰

 

 

明日もし君が壊れてもを知ったきっかけは、作曲を担当した大野愛果さんからであった。

大野愛果さんが原曲を英詞セルフカバーした「fall apart again」を聴いてから提供曲へと辿り着いた、いわば逆輸入的に好きになった曲だった。

 

 

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fall apart again

fall apart again

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そして作詞は坂井泉水さん。

言わずと知れたZARDのVo.坂井泉水さんだ。

先にお断りしておくが、著者は特段ZARDファンというわけではない。

もちろん楽曲は好きだからよく聴く。

しかし、とてもじゃないがファンと呼べるほどの熱量は持ち合わせていない。

だからこれから書くことは、もしかしたらZARDファンの方の気分を害してしまうかもしれない。

所詮ニワカが好き勝手に言っている戯言とご理解頂ければ幸いである。

さてZARDといえば、某チャリティー番組のエンディング間近。

その日の主役が武道館が近づくと、必ずといっていいほど聴こえてくる「負けないで」が一番の代表曲だろう。

「負けないで」は、体育祭なんかでもよく使われる馴染みのある楽曲ではないだろうか。

だがその印象が強すぎるせいか、世間的には "ZARD=元気になる" というポジティブなイメージが定着している。

しかし著者の好きなZARDの楽曲には、言葉の端々に少しばかり陰を感じる。

本作はその典型といえるだろう。

そもそも、タイトルが明日もし君が壊れても

なんて破滅的なタイトルだろう。

代表曲「負けないで」とは真逆のベクトルだ。

大野愛果さん作曲の原曲は静かな曲だが、提供曲はロックテイストが加わりかなり重厚な仕上がりとなっている。

さらに、そこに重めのタイトルと深すぎる歌詞とが相まって、ネガティブ感が倍増している印象が否めない。

歌詞の中にはこんなフレーズが並ぶ。

 

 

Call my name 誰かが呼ぶ声

暗闇の深い悲しみ

白い素肌の君が僕のそこに光をさす

 

黒か白か分からないまま

こんな愛は時代遅れなのか

僕らは一日中 朝が訪れるのを待つだけ

 

明日もし君が壊れても

ここから逃げ出さない

疲れた体を癒す

君の微笑みよ

 

 

明日もし君が壊れても

さまよい続けるだろう

愛して初めて知った

失う怖さを

 

 

明日もし君が壊れても

何も見えなくなっても

安らかな時の中で

僕らは歩き出す

 

君のまぼろし

 

 


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この詞を見聴きしていると、「負けないで」を歌うZARDとは、また別の顔が見えてくる。

ずいぶん前の話になるが、ZARDを特集している番組を拝見したことがある。

坂井さんが逝去された後で制作された番組だ。

その番組の中で、「坂井泉水という作詞家の本質には陰がある」というニュアンスのエピソードを、ある関係者が話していた。

それを聞いてZARDの、特に好きだった曲を注意深く聴き直してみると、なるほど納得してしまった。

そしてこの陰は、表現こそ違えど、著者が敬愛してやまない稲葉浩志氏と似たようなものを感じた。

だからなのだろう。

歌い手としてだけでなく、作詞家としての坂井泉水さんに惹かれたのは。

 

 

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明日もし君が壊れても

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【歴史の闇に葬られた真実】国際貿易港「横浜」誕生秘話。

 

歴史の闇に葬られた真実

 

 

 国際貿易港「横浜」

 

 

 

 

 

 

 

歴史は勝者によってつくられる

 

 

我々がよく知る歴史の記述は、必ずしも客観的な事実の記録ではなく、勝者の視点や都合の良いように解釈・再構成されることが多い。

歴史は、過去の出来事を単に記録するだけでなく、その出来事をどのように解釈し、どのように伝えるかによって、人々の認識や価値観を形成する力を持つ。

そのため、勝者が自らの正当性や優位性を強調するために、歴史を都合よく書き換えることがあるのだ。

たとえば戦争や革命などの歴史的な出来事では、勝者が自らの行為を正当化し、敗者を悪として描くことで、自らの立場を強化しようとすることがある。

また、国家の成立や発展の過程でも、建国の英雄や偉人たちの物語を美化し、都合の悪い事実を隠蔽することがある。

このことから歴史の解釈や記述において、権力や支配者の影響がいかに大きいかがよくわかる。

だが歴史の解釈はひとつではない。

歴史を鵜呑みにしていいのか?

勝者の言い分は、本当に正しいのか?

教科書に書かれたことを疑うことで、初めてみえてくるものがある。

そのためには、敗者や弱者の視点から歴史を再考することが肝要だ。

歴史を多角的に捉え、様々な視点から検証することで、より客観的な歴史認識に近づくことができる。

 

 

 

勝者=善と単純に結びつけてしまう思考の危険性

 

 

特に中学・高校の日本史の教科書は政治史が中心で、必然的に勝者の歴史が描かれ、それが日本史の流れとして理解される。

勝った側が善とされ、敗者は悪とされることで、結果的に「正義は勝つ」と教え込まれる。

勝者が善で、敗者が悪という歴史観の極致が「征伐」という言葉である。

たとえば豊臣秀吉の天下一統の流れを追う時、無意識のうちに四国征伐九州征伐小田原征伐、さらに朝鮮征伐という言い方がされてきた。

これは敗者は悪とされ、悪人だったために、正義、すなわち勝者によって滅ぼされたという論理の組み立てで、勧善懲悪という考え方を深くすり込まれてきた。

そのせいで、現代日本人は多角的な考え方が苦手になってしまったように思えてならない。

勝者=善という決めつけは、思考の柔軟性を奪ってしまう。

敗者=悪という決めつけが、同調圧力を生み出す。

敗者にも成したことがあり、言い分だってあるのだ。

固定観念ほど怖いものはない。

歴史の闇に葬られた真実に目を向けることで、固定観念にとらわれない、柔軟な思考を手に入れる。

本稿がその一助になれば幸いだ。

 

 

 

幕府外交が起こした超ウルトラC

 

 

泰平のねむりをさます上喜撰

たった四はいで夜もねむれず

 

幕末期に流行した狂歌である。

「上喜撰」とは高級茶のブランド名で「蒸気船」とかけており、「四はい」は開国を迫ったペリー艦隊が「4隻」だったことに因んでいる。

長い鎖国政策のもと、泰平の眠りを貪った日本が外国艦隊の襲来で叩き起こされ、夜も寝られなくなった…と、皮肉っているのだ。

当時の混乱ぶりが窺えるが、実は幕府はオランダから事前に情報を得ていたため、庶民ほど慌てていたわけではない。

それでも欧米列強との外交交渉は押されっ放しだった。

すでに世界中でお得意の恫喝外交と植民地支配を繰り広げていた彼らを相手に、今まで清やオランダしか相手にしたことのない幕府は終始右往左往させられた。

しかしそんな弱腰外交史の陰に、幕府の隠れたウルトラCともいえる計画があったことをご存知だろうか。

1858年に「安政の五カ国条約」を結んだ日本は、開国するにあたって開港地として5港を指定された。

江戸近郊で指名されたのは神奈川湊だ。

これを聞いて幕府は頭を抱えた。

というのも、神奈川は江戸に通じる東海道の街道筋に位置する、交通の便が良い大宿場町だった。

そんなところに外国人がドッと押し寄せる場所を作ってしまったらどうなるか?

トラブルの温床となるのは確実であり、列強につけ込まれる弱みを量産することになるだろう。

いざという時に、容易に江戸へ進軍されるのも避けたいところだった。

そこで幕府は一計を案じる。

日本側で条約の文章を巧妙に解釈することで、指定された開港地から遠い場所に、「もうひとつの神奈川湊」を作り出すことを思い立ったのだ。

まず立地だ。

「神奈川じゃないけど神奈川」という場所を確保しなければならない。

そこで白羽の矢が立ったのが横浜だった。

今でこそ一大繁華街に発展しオシャレな街として知られている横浜も、当時は人口も少ない田舎の漁村にすぎなかった。

東海道からほどよく離れていて、交通の便はそれほどよくない。

開発しようと思えば、広い空間を利用できる。

神奈川と比べると海が浅くないので、桟橋などを作れば大型船も寄港できる。

調べてみると、良い事ずくめの好立地だ。

そこで幕府は、この横浜を「神奈川」として開港地にしてしまう。

そうと決まれば、幕府の対応は早かった。

海岸線は幅1kmに及ぶ範囲を突貫工事。

外国人居留地や街道などをあっという間に建設して、港町としての体裁を整えた。

何せ、来日していた外国人たちがその工事のスピードに驚いたぐらいで、わずかな時間で街がひとつ出来上がったのだ。

街があっても人がいなければ話にならない。

超高速建設ラッシュで街としての体裁が整い始めると同時に、優遇策をいろいろと作り出し、横浜への移住者を積極的に募集した。

貿易街なのだから商人が必要だ。

それも大掛かりに…。

幕府は税金免除などの方策で、国内外の商人を釣って釣って釣りまくる。

幕府直々のご指名で、当時すでに有名だった両替商の大店・三井が出店したりもした。

そうして続々と商人が移住してきて、商行為が活発化。

横浜は貿易街で商売の街だということを、いわば既成事実のように作り上げてしまった。

7月1日に神奈川湊の視察に赴いたイギリス大使オールコックは驚いた。

「KANAGAWA」ではなく、対岸の「YOKOHAMA」村に一大都市が出来上がっていたのだ。

もちろん、これで引き下がるようでは列強の大使は務まらない。

条約の批准を求め、幕府に詰め寄った。

しかし、いつもなら弱腰の幕府もこの時ばかりは強硬だった。

開港を約束した神奈川というのは、神奈川湊や横浜村を含む "湾岸" である

などと屁理屈をこね、あくまでも横浜港で押し切る構えを見せた。

一方で、新設された横浜を管轄する奉行所や横浜に設けた運上所(現在の税関に相当)には「神奈川」と名付け、「横浜は神奈川の一部」というさらなる既成事実を積み上げていった。

もうひとつ、横浜の街づくりには仕掛けがあって、地形的に見るとまるで出島のようになっていた。

居留地から最も近い街道へは一本道しかなく、そのその接点上に運上所が設けられていて、税関の役目と共に関所の役目も果たしていた。

一本道は運上所から丸見えで、外国人たちの動きも把握できる。

こんなところにも、幕府の周到さが表れている。

それでも外交官たちはあくまでも幕府に条約を履行させようと、神奈川の地に公使館などを設けて意地を張っていた。

しかし、幕府の商人誘致策がすでに効果を発揮していた。

当たり前だが、外国商人たちが関心があるのは取引する港のお得感と利便性である。

遠浅で大型船が接岸できず、沖合に停泊して小舟で物資を陸上げしなければならない神奈川湊よりも、海底が深く、大きな桟橋があって楽に陸上げできる横浜の方が圧倒的にに便利だ。

それに横浜であれば他国の商人が集まっていて商品や情報のやりとりが容易だし、商売相手の日本の商人だって数多く集まっている。

これではいくら外交官が「神奈川湊に来るように」と指導しても、耳を貸すはずがない。

そうこうしているうちに、横浜は一大貿易港として発展していくばかり。

貿易などの商行為が、事実上神奈川ではなく横浜で行われ、また日本側の窓口も横浜に作られた奉行所や運上所だったから、外交官たちは何かの手続きでいちいち神奈川と横浜を往復しなければならなかった。

結局自国の商人たちとのやりとりにも手間がかかるため、現実的に判断して横浜に拠点を移すようになった。

その後横浜が生糸貿易、商業、旅客、工業港として日本を代表する国際貿易港都市へと発展していったのは、現代の繁栄ぶりを見ての通り。

自分たちの都合を押し付けるばかりでなく、相手方のメリットも確保した上で、既成事実化したこちらの主張へ相手を誘導する。

現代の政治家たちに見せてやりたいような、幕府の見事な外交手腕であった。

 

 

横浜・歴史の街かど

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幕末の開港都市・横浜 国際貿易港のルーツを探る(戎光祥近代史論集5)

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【心に沁みる名言『ソトバ(映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」より)』】今日を精一杯生きるために…。#203

 

#203

心に沁みる名言

 

 

 

 

 

 

 

 

今日を精一杯生きるために…

 

 

明日ではなく今日。

今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。

 

 

 

ソトバ(映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」より)

 

 

ベネチアの解体現場で働く水尾が、誤って死なせてしまった浮浪者のソトバから「お前が幸せの絶頂の時に "絶望" を味あわせてやる」と呪いをかけられてから10年後。

ソトバの言葉が現実にならぬよう、幸福に怯えながらも必死に生きてきた水尾だが、ある日無邪気に遊ぶ娘の姿を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。

その瞬間、死んだはずのソトバが現れ、ポップコーンを街灯より高く投げて口で3回キャッチするという試練を水尾に突きつけ、「運命の審判」が始まった。

ソトバに憑依された娘、宙に舞い散るポップコーン、勝負のカギを握る鳩たち―。

 

 

運命とは

 

ほんのちっぽけな

ささいなことで決まるんだ…

 

(中略)

 

その次は

何を要求するつもりだ?

 

風が吹くから

家の中にしてくれとか

 

汗が目に入るから

汗のかかない冬にしてくれとでも言うつもりか?

 

"時" は今

"場所" はここだ

 

何が起ころうが

それは運命の一部だ…!

 

 


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これ以上後には引けない。

だったら前に出るしかない。

前に進むしかないじゃあないか。

追い詰められたら、ネズミだって猫に噛みつく。

要はその覚悟があるかどうかだ。

覚悟を決めろ。

言い訳ばかりを考えるな。

今の自分のすべてを肯定し腹を括れ。

限界を迎えた先、底を打った先に、「開き直る」という境地がある。

開き直った人間は強い。

 

 

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【歴史の闇に葬られた真実】「生類憐みの令」は本当に天下の悪法だったのか。

 

歴史の闇に葬られた真実

 

 

「生類憐みの令」は本当に天下の悪法だったのか

 

 

 

 

 

 

 

歴史は勝者によってつくられる

 

 

我々がよく知る歴史の記述は、必ずしも客観的な事実の記録ではなく、勝者の視点や都合の良いように解釈・再構成されることが多い。

歴史は、過去の出来事を単に記録するだけでなく、その出来事をどのように解釈し、どのように伝えるかによって、人々の認識や価値観を形成する力を持つ。

そのため、勝者が自らの正当性や優位性を強調するために、歴史を都合よく書き換えることがあるのだ。

たとえば戦争や革命などの歴史的な出来事では、勝者が自らの行為を正当化し、敗者を悪として描くことで、自らの立場を強化しようとすることがある。

また、国家の成立や発展の過程でも、建国の英雄や偉人たちの物語を美化し、都合の悪い事実を隠蔽することがある。

このことから歴史の解釈や記述において、権力や支配者の影響がいかに大きいかがよくわかる。

だが歴史の解釈はひとつではない。

歴史を鵜呑みにしていいのか?

勝者の言い分は、本当に正しいのか?

教科書に書かれたことを疑うことで、初めてみえてくるものがある。

そのためには、敗者や弱者の視点から歴史を再考することが肝要だ。

歴史を多角的に捉え、様々な視点から検証することで、より客観的な歴史認識に近づくことができる。

 

 

 

勝者=善と単純に結びつけてしまう思考の危険性

 

 

特に中学・高校の日本史の教科書は政治史が中心で、必然的に勝者の歴史が描かれ、それが日本史の流れとして理解される。

勝った側が善とされ、敗者は悪とされることで、結果的に「正義は勝つ」と教え込まれる。

勝者が善で、敗者が悪という歴史観の極致が「征伐」という言葉である。

たとえば豊臣秀吉の天下一統の流れを追う時、無意識のうちに四国征伐九州征伐小田原征伐、さらに朝鮮征伐という言い方がされてきた。

これは敗者は悪とされ、悪人だったために、正義、すなわち勝者によって滅ぼされたという論理の組み立てで、勧善懲悪という考え方を深くすり込まれてきた。

そのせいで、現代日本人は多角的な考え方が苦手になってしまったように思えてならない。

勝者=善という決めつけは、思考の柔軟性を奪ってしまう。

敗者=悪という決めつけが、同調圧力を生み出す。

敗者にも成したことがあり、言い分だってあるのだ。

固定観念ほど怖いものはない。

歴史の闇に葬られた真実に目を向けることで、固定観念にとらわれない、柔軟な思考を手に入れる。

本稿がその一助になれば幸いだ。

 

 

 

史上類を見ない動物愛護令の意外なプラス面

 

 

古今東西、天下の悪法と呼ばれた法令は枚挙にいとまがない。

我が国の歴史を見渡した時、その最右翼にくるのが徳川五代将軍綱吉が発令した「生類憐みの令」であろう。

動物を虐待した者には極刑をも辞さないという、史上類を見ない動物愛護令で、市井の人々を20年間も苦しめた。

いったいどんなことをすると罰せられたのかーーその事例をいくつか紹介しよう。

  • 将軍綱吉の前で頬に止まった蚊を打ち殺した小姓が切腹、その家族も謹慎処分
  • ドブの中のボウフラが死ぬという理由でドブの水を撒くのも禁止
  • 雀を吹き矢で殺した親子が打首獄門

などなど、現代では考えられない馬鹿馬鹿しいものだった。

当然、鳥や猪を捕える猟は禁止され、漁師さえも生活を脅かされるほどだった。

特に将軍綱吉が戌年生まれだったことから、犬が大事にされた。

四谷や新宿などに広大な敷地を用意して野犬収容所を設置し、何万という数の犬を養った。

収容所の建設費や養育費などで、その出費は莫大なものとなった。

この悪法によって、後世の人々は綱吉のことを「犬公方」とあだ名した。

犬を人よりも大事にする暗愚な君主というレッテルを貼ったのである。

しかし、綱吉は本当にただの犬好きの短絡的な将軍だったのだろうか。

綱吉は1646年、三代将軍家光の第四子として誕生した。

幼名は徳松。

母のお玉(後の桂昌院)は家光の側室で、八百屋の娘から玉の輿に乗って女性である。

徳松は母親想いの子だった。

母を喜ばせるために勉学に熱中し、特に儒教に深く傾倒した。

16歳の時、館林(群馬県南東部)26万石を賜る。

1680年、35歳になった綱吉は兄・家綱の跡目を継いで五代将軍となる。

国政の舵取りを任された綱吉がとりわけ力を注いだのは、湯島聖堂を建立したことなどにみられる学問の興隆だった。

こうした文治主義の最たるものが、1687年から1709年まで続いた生類憐みの令である。

実はこれはよく誤解されることだが、生類憐みの令という名の法令は存在しない。

実際は「犬猫憐れみの令」「牛馬憐れみの令」などのように個別に発令されたもので、これらを総称して後世の人が生類憐みの令と呼んだのである。

なかには捨て子の取り締まりも含まれ、「人」を含めた生類全般に及ぶ法令だったことが窺える。

その始まりは、桂昌院が崇敬を寄せる僧侶の亮賢や隆光らが彼女に対し「綱吉に跡継ぎができないのは前世で動物を虐待したからだ。動物を愛護しなければ子は望めない」と進言し、それを受け入れた桂昌院の勧めによるものだったという。

この法令では特に犬が大事にされたが、これによって捨て犬が急増するという皮肉な結果を生み出すことになる。

なぜなら、飼い犬に怪我をさせると罰せられたため、後難を恐れて捨てる者が続出したからだ。

そこで幕府は大規模な収容施設を設け、犬の保護に乗り出した。

施設では「お犬様」の養育費として、1頭あたり奉公人の俸給に匹敵する金額が支給された。

最盛期は10万頭が飼育されていたというから、新たに10万人を雇用したに等しい、大変な出費だった。

おまけに、彼ら犬たちは人間と違って何ら生産活動に貢献しないから、ドブに大金を捨て続けているようなものだった。

しかもこの出費は江戸市民から徴収されたため、庶民の怨嗟の声は募る一方だった。

しかしマイナス面ばかりかというと、実はそうとは言い切れない。

この元禄時代というのは、江戸市中に野犬が非常に多かった。

これは人口の膨張によって生ゴミが増えたことと無縁ではない。

生類憐みの令以前には野犬に子供が噛まれて亡くなるという事故が頻繁に起きていたが、野犬が隔離されたことで、そうした事故が激減した。

さらには、この法令によって治安の安定が図られたというプラス面も見逃せない。

この時代、戦乱が収まってたかだか100年しか経っておらず、人々の胸に荒々しい戦国の名残りが影を潜めていた。

旗本奴や町奴といった歌舞伎者、ならず者が異様な風体で市中を跋扈し、喧嘩沙汰や試し斬りに明け暮れた。

ときには他人の飼い犬を捕まえて皮を剥ぎ、鍋にして食べてしまうという狼藉も日常的に行われていた。

こうした幕府の権威を蔑ろにした歌舞伎者を取り締まるために、そして同時に人々のささくれだった感情を押さえ込むために綱吉は、人ーーー弱者を含めた生類全般に対し慈悲の心をもって接するように説いたのである。

これが生類憐みの令を発した綱吉の真意だったという。

結果的に治安維持が図られただけで、綱吉にそこまでの深い考えはなかったとする従来の説もたしかに根強いが、今日、綱吉こそは弱者救済を目指した名君だった、という再評価を試みる研究者がいることも事実である。

 

 

「生類憐みの令」の真実

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美しき日本語の世界。[其の四十六]【戯れる江戸の文字絵】

 

其の四十六

美しき日本語の世界。

 

 

戯れる江戸の文字絵

 

 

 

 

 

 

 

文字絵とは

 

 

文字絵(もじえ)とは、文字を組み合わせて絵を作る江戸時代の遊びである。

文字絵で有名なものとしては「へのへのもへじ」を挙げることができる。

 

 

へのへのもへじ

 

 

へのへのもへじ」が7つのひらがなを巧みに配置することによって、ひとの顔を表現しているように、「文字絵」は文字を組み合わせたり、絵の中に文字をあしらって表現した絵を指す。

絵描き歌、アスキーアート、顔文字と似ているが、文字絵には以下の特徴がある。

 

  • 歌わない。
  • 単語の意味と絵の内容が合ったものが好まれる。
  • 文字の一部が他の文字に入り組んだり、大きさや位置は行に由来しなかったりと配置が自由である。


ただ、どのような絵を「文字絵」とみなすかは様々に定義されていて決まったものはない。

 

 

 

素敵なポスト「文字部」発見

 

 

忙しない日常に潤いを与えてくれる、一服の清涼剤のような素敵なポストを発見。

遊び心満載の文字絵は、見ているだけで楽しくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に見ているだけで楽しい気持ちになってくる。

できたら、ぜひいつか難読鬼画数のこんな字にもチャレンジしていただきたい。

 

 

ビャン

 

 

タイト

 

 

ちなみにこれ以上の鬼画数を誇る漢字が存在(非公式らしい)するというから、さらに面白い。

「文字部」さんの文字絵が楽しめるのはXだけかと思ったらInstagramも発見。

こちらもよろしければぜひ。

 

 

Instagram「文字部」

 

 

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戯れる江戸の文字絵 十返舎一九「文字の知画」よみがえる大衆の笑い

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【劇映画『孤独のグルメ』】序盤は「ん?」、中盤「ふーん」でもラストシーンで「おぉ!」と唸らせた粋な演出にドラマシリーズファン感涙。

 

劇映画

孤独のグルメ

※本稿はネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

 

序盤は「ん?」、中盤「ふーん」でもラストシーンで「おぉ!」と唸らせた粋な演出にドラマシリーズファン感涙

 

 

 

 

 

 

 

劇映画『孤独のグルメ』とは

 

 

2012年1月よりテレビ東京にて、深夜でひっそりと放送がスタートした孤独のグルメ

食欲をそそる料理と松重演じる井之頭五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」が話題となり、ハマる人が続出。

そんな海外にも多数のファンを抱える「孤独のグルメ」が、12年にわたって井之頭五郎を演じてきた松重豊による初の監督・脚本で堂々の劇映画化!

主演ももちろん松重豊氏。

本編撮影はフランス・韓国・日本の3か国にて敢行。

深夜のグルメドラマの枠に収まらない "劇映画"。

この映画、時間や社会にとらわれず、ご鑑賞の皆様を "幸福に空腹へ" と誘う。

 

 

劇映画 孤独のグルメ

劇映画 孤独のグルメ

 

原作:久住昌之

原作:谷口ジロー

監督/脚本:松重 豊

脚本:田口佳宏

主題歌:ザ・クロマニヨンズ

エグゼクティブ・プロデューサー:浅野 太

エグゼクティブ・プロデューサー:吉見健士

チーフプロデューサー:祖父江里奈

プロデューサー:小松幸敏

プロデューサー:佃 敏史

プロデューサー:古郡真也

音楽:Kan Sano

音楽:The Screen Tones

 

 

原作『孤独のグルメ

 

時間や社会にとらわれず、幸福に空腹を満たすとき

つかの間、彼は自分勝手になり自由になる

誰にも邪魔されず、気を遣わず物を食べるという孤高の行為

この行為こそが、現代人に平等に与えられた最高の癒しといえるのである

 

孤独のグルメは、原作:久住昌之氏、作画:谷口ジロー氏のグルメ漫画

扶桑社の「月刊PANJA」にて1994~1996年連載。

現在は同社の「SPA!」にて不定期に連載。

あらたに『新装版 孤独のグルメが出版された。

そして、2015年9月末第2巻目が刊行された。

だが2017年に作画の谷口先生が逝去した為、「事実上連載は終了した」と原作の久住氏により明かされている。

緻密に書き込まれた背景と料理は、実在の(または過去に実在した)店舗を参考にしている。

グルメ漫画ではあるが、基本的に主人公の井之頭五郎が1人あちこちで食事をしてモノローグが延々と続くだけ。

他のグルメ漫画のような「食材や産地がどうこう」「調理法がどうこう」等の蘊蓄は出て来ない。

ステーキを残念そうに食べたり、コンビーフを美味しそうに食べたり、新幹線内をシュウマイの匂いで充満させてしまったりと実にハードボイルドに食べる。

そして何より五郎のあまりにネタっぽい(本人はいたって大真面目なのだが)台詞が一部で話題になる。

いわゆるインターネットで火が付くパターンであり、正連載が終了し単行本が出版された数年後、文庫版やドラマCDが発売される等、じわじわと静かなブームが広がってゆく。

 

 

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ドラマシリーズ『孤独のグルメ

 

原作:久住昌之、作画:谷口ジローグルメ漫画を原案としたテレビドラマ孤独のグルメ

2012年1月より松重豊氏主演で、実写ドラマがテレビ東京系列で放映された(.第5期からはドラマ24枠に移動)。

松重氏の豪快で幸せそうな食いっぷりが、深夜の視聴者の腹の虫を刺激し「夜食テロ」なる言葉まで生まれた。

どちらかと言うと痩せ型で強面なルックスであり、漫画版の五郎とはかけ離れていたため「ミスキャストではないか?」との懸念もあったが、(松重氏の役作りの一環が功を奏した)その食いっぷりはまさに五郎そのものであり「これもまた五郎ちゃん」と受け入れられた。

「アニメや漫画の実写化作品に良作無し」とまで言われるほど実写化作品はハズレが多いジャンルではあるが、あえて漫画版を「原作」ではなく「原案」とし、よくある実写化作品のように「原作をそのままなぞる」ような展開をせず(作品としての「最低限の要素」を取捨選択の上に換骨奪胎)、大筋をドラマオリジナルの作風で仕上げた結果、前評判を覆して良作ドラマとして人気を博すに至った。

番組の最後に原作者である久住昌之氏本人が、実際に作中で入店したお店を訪問しては酒を飲んで悦に浸るおまけコーナー「ふらっとQUSUMI」等の、ドラマ版独自の演出やおまけも人気が高い。

 

 

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あらすじ

 

 

輸入雑貨の貿易商を営み、商談で赴く先々で食事することを無上の喜びとしている井之頭五郎

かつての恋人・小雪の娘、千秋からとある依頼の連絡があり 飛行機の機内で腹を減らしながらフランス・パリへ向かう。

パリに到着し、空腹をいつものように満たし、千秋と共に依頼者の祖父の元へ向かう。

そこで、千秋の祖父である一郎から、 「子供の頃に飲んだスープがもう一度飲みたい。

食材を集めて探して欲しい。」とお願いされる。

わずかな地名をヒントに、五郎も行って食材を探してみることにしたのだが...。

フランス、韓国、長崎、東京。

究極のスープを求めて、五郎は世界へ漕ぎだす!

しかし... スープ探しのはずが、行く先々で様々な人や事件に遭遇。 次第に大きな何かに巻き込まれていく...。

 

 


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登場人物

 

 

井之頭五郎

演:松重豊

 

輸入雑貨の貿易商を個人で営む。

商談で赴く土地の飲食店で食事することを無上の喜びとしている。

好みの店には五郎なりの美学があり、下調べはせず偶然の出会いを大切にする。

 

 

志穂

演:内田有紀

 

五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティで暮らす女性。

 

 

中川

演:磯村勇斗

 

中華ラーメン店「さんせりて」の常連客。

スープの食材とレシピを探す五郎のことを手伝う。

 

 

松尾千秋

演:杏

 

フランス在住の五郎のかつての恋人・小雪(さゆき)の娘。

祖父である一郎の依頼を引き受けてもらうため、五郎をパリに呼ぶ。

 

 

店主

演:オダギリジョー

 

中華ラーメン店「さんせりて」の店主。

 

 

松尾一郎

演:塩見三省

 

千秋の祖父で、小雪の父親。

千秋と共にフランス・パリに住んでいる。

「子供の頃に飲んでいたスープをもう一度飲みたい」と五郎に食材とレシピ探しを依頼する。

 

 

滝山

演:村田雄浩

 

五郎と旧知の仲でもある同業者。

 

 

 

主題歌

 

 

 

 

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松重豊氏主演の人気ドラマを松重本人が監督・脚本・主演を務め映画化した『劇映画 孤独のグルメの主題歌が、ザ・クロマニヨンズによる「空腹と俺」である。

何を隠そう松重氏とザ・クロマニヨンズのボーカルを務める甲本ヒロト氏は約40年前、下北沢にある中華料理屋「珉亭」(みんてい)で同じ日にアルバイトを始めた間柄。

松重氏の熱烈なオファーにより、今回のタッグが実現した。

学生時代、松重氏は映画監督を志し、上京。

時を同じくして、バンドマンになるために上京した甲本氏。

たまたま同じ日に「珉亭」でアルバイトを始めた二人はすぐさま意気投合し、共に夢を追いかけた。

松重氏が「主題歌はどうしてもヒロト(甲本)にやってもらいたかった」と熱い思いを明かすと、甲本氏も「今回こうして関われた、一枚嚙むことができたことに喜びがあるよね」と少し照れたように返している。

主題歌タイトルは、本作にぴったりの「空腹と俺」

腹を空かせる井之頭五郎(松重)と、そして本作を見て腹を空かせることになるであろう、観客の心を代弁するかのような力強い楽曲である。

 

 


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序盤は「ん?」

 

 

まずはじめに、著者はシーズン1の第1話から孤独のグルメを追いかけているドラマシリーズファンである。

だからこそあえて言うが、最近のドラマは正直パッとしなかった。

制作側もそれを察してか、現行シリーズに過去シリーズで訪れた店を落とし込むなど、様々な工夫がたしかに見て取れた。

配信オリジナル作品では若手芸人とコラボしてみたり、スピンオフでは『それぞれの孤独のグルメと称しシリーズ初の外部から主役を募った。

それでもマンネリ化は否めない。

しかし都合シーズン12ともなれば、マンネリ化も致し方ないことだ。

そもそも孤独のグルメとは、何も考えたくない時やボーっとしたい時に観る空き埋め的な作品なのだと、個人的には定義している。

だから30分ドラマのマンネリ化など、さほど気にもならなかった。

だが、劇場版となると話は変わる。

ドラマシリーズでも出張スペシャルや大晦日スペシャルなど、長尺になることはこれまでも何度かあった。

だが劇場版("劇場版" ではなく "劇映画" と表現したのは「単なるテレビドラマ版の延長線上にしたくない」という松重氏の意向)ともなれば、「お金を払ってわざわざ観に行く作品」が求められる。

果たして、シーズン12まで続きすでに出涸らし尽くしたような作品に、お金を払ってまで観る価値があるのか?

そんな疑問が頭をよぎる。

案の定、物語の序盤はドラマファンには疑問符がつく内容だった。

たしかに新しい試みはいくもある。

魅せ方も工夫している。

だがこれは孤独のグルメと呼べるのか?

初の劇場版で入れ込み、下手にこねくり回したせいで、孤独のグルメ本来の魅力をスポイルしてしまってはいないか?

そもそも設定に違和感しかない。

孤独のグルメ主人公の井之頭五郎は、たしかパリ在住経験があったはず。

ドラマシリーズの中でも、フランス人の知り合いと流暢に会話しているシーンがあった。

外国人からの質問にも、流暢な英語で答えている。

なのに本作では、フランス語はもとより、英語ですら相当怪しい雰囲気だ。

というより、外国人とのコミュニケーション自体がかなり辿々しく、ザ・日本人的対応しか出来ていない。

これが敏腕個人輸入雑貨商の井之頭五郎

これが孤独のグルメ

映画を愛してやまない芝居バカの、自己満作品になってはいないか?

唯一ドラマファンを喜ばせたのは、五郎のかつての恋人・小雪(さゆき)の再来だ。

ファンのみが知っているであろう小雪は、本作が初登場ではない。

実はドラマシリーズでたった1度だけ、シーズン1の第4話「千葉県浦安市静岡おでんの回想シーンに登場している。

本作では写真の中でしか登場しないが、演じた(?)のが当時と同じ目黒真希さんであったことから、この写真はおそらくは唯一の登場シーンを切り取ったものだろう。

登場の仕方こそなんとも微妙な形ではあったが、小雪の再来はファンにとってなんとも粋な演出となっている。

だが、それ以外は「ん?」と思わせる懐疑的な展開の序盤だった、と言わざるを得ない。

 

 

 

中盤「ふーん」

 

 

物語も中盤となると登場人物も増えてくる。

ドラマファンにとっては、やはり滝山の登場に安心感を覚える。

滝山が電話越しではなく、ちゃんと姿をみせているシーンはドラマシリーズでも数少ない。

そんな滝山が、劇場版にもしっかりお呼ばれしたことだけでドラマファンは嬉しい。

しかし何より目を引いたのは、杏さん(序盤から登場)と内田有紀さんのほとばしりまくる美しさとぐうの音も出ない可愛さだ。

もうこの二人を見ているだけで眼福の極みである。

これだけで十分金が取れる。

本作の勝因は杏さんと内田有紀さんをキャスティングできたことではないのか?

そんなアホことを考えながら、序盤で若干興醒めしていた内容云々など、この時すでにどうでも良くなりつつあった。

 

 

 

ラストシーンで「おぉ!」

 

 

序盤〜中盤に至るまでは、キャスティング以外いまいちパッとしなかった本作。

そんな弛み気味の展開も、いざ終盤に差し掛かるとさすがの盛り上がりをみせ始める。

きっかけは、これまたキャスティングの妙であるオダギリジョー氏の登場だ。

この人が映る(役にもよるが)だけで、画面の色が変わる。

さすがはオダジョー、滲み出る色気が半端ない。

ここからは劇場版と呼ぶに相応しい展開といっても差し支えはないだろう。

あえて特筆するなら劇中テレビドラマ「孤高のグルメ」に、松重豊氏の盟友である遠藤憲一氏が登場してくれたこと。

その劇中テレビドラマで遠藤憲一氏が演じた井之頭五郎にそっくりな人物の名前が善福寺六郎であったことは、十分に笑わせてもらった。

物語の仕舞い方は孤独のグルメらしくはないものの、嫌いではない。

終わりよければすべてよし。

そんな言葉が頭によぎる。

わずかばかりの余韻に浸って眺めるスタッフロール。

だが、本当の "終わり" はスタッフロールの後の最後の最後にあったのだった。

再び現れた井之頭五郎

背後に見える赤ちょうちんに刻まれた「やきとり」の文字。

そして店名とその店構えにはどこか見覚えがある。

そうだ。

この時五郎さんが行こうとしていた "やきとり「庄助」" は、ドラマシリーズ『孤独のグルメ』シーズン1の記念すべき第1話「江東区門前仲町のやきとりと焼きめし」で登場した、つくねピーマンが美味そうだったあの店ではないか。

そして下戸の五郎さんがシリーズ最初に入る店に、居酒屋を選んだことでとても印象に残る店である。

まだあったのか。(一応調べた)

最初期から観続けてきたドラマファンにしか気づけない粋なこの演出には、さすがに感動を覚えた。

そこにはコロナ禍をよくぞ耐え抜いてくれた「庄助」への賞賛が多分に含まれていることは、言うまでもない。

 

 

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