TBSテレビ
世界遺産
世界の絶景に癒される
映像で巡る、かけがえのない地球の記憶
世界遺産とは
世界遺産(英語: World Heritage Site)とは、1972年のユネスコ総会で、採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リスト(世界遺産一覧表)に登録された、文化財、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持つ物件のことで、移動が不可能な不動産が対象となっている。
TBSテレビ『世界遺産』とは
『世界遺産』は、ユネスコ総会が採択した世界遺産を題材とするTBSテレビ制作のテレビ番組(紀行・ドキュメンタリー番組)である。
TBS系列局で放送されている他、東京放送ホールディングス傘下のBSデジタル放送・BS-TBSでも時差放送されていた。
1996年(平成8年)4月15日から2008年(平成20年)3月23日までは『世界遺産』の題名で毎週日曜日の23:30 - 翌0:00に放送。
同年4月6日より毎週日曜日18:00 - 18:30の時間帯への移行に伴い『THE世界遺産』に改題された。
2015年(平成27年)4月5日より同時間帯のまま『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』として放送が行われている。
また、放送開始前の17:59 - 18:00に当番組の放送内容が放送されている。
様々な世界遺産の映像を「ソニーの最新映像技術システムで未来永劫記録していく」というソニーの企画から始まった。
開始当初の映像はNTSCによる4:3の映像記録だった為、ハイビジョンでの記録ではなかった。
その後、ハイビジョンカメラのロケ現場への投入や地上デジタルテレビ放送の開始により、ハイビジョンでの放送が整った。
なお『世界遺産』BSデジタル放送開始時では、初めからハイビジョンで放送されている。
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ハイセンスで印象的なスポンサーCM
放送開始当初はソニーの一社提供で、オープニングの本編はじめに「Sony presents」と表示されていた。
エンディングコールは、英語で「This program has been brought to you by SONY(「この番組は、ソニーが[の提供で]お送りしました」)」。
『世界遺産』時代には、カウキャッチャーとして、ソニーグループのCMが30秒間流れた後で、オープニングの本編始めに「Sony presents」と表示されていた。
『THE世界遺産3D GRAND TOUR』では、先にカウキャッチャーとしてソニーのCMを一分間流した後に3D放送に関する注意が流れ、その後で番組が始まる。
なお、3D版はエンディング時のコールはない。
しかし、2015年(平成27年)3月29日放送回をもってソニーが一社提供を降板し、後継はキャノンや三菱東京UFJ銀行(現・三菱UFJ銀行)など複数社提供に変わった。
また、番組名も『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』になった。
1年後の2016年4月3日放送回からはキャノンの一社提供となり、オープニングの場面で「Canon presents」のコールが入るようになった。
厳選ナレーション陣(※敬称略)
『世界遺産』および『THE世界遺産』のナレーションは、語りに長けるアナウンサーや声優などを起用せず、他の機会においてナレーションの経験が少ない俳優を起用している。
6代目の深津さんはレギュラー初の女性。
『THE世界遺産3D GRAND TOUR』及び『THE世界遺産4K PREMIUM EDITION』では声優を起用する。
『世界遺産』時代
初代:緒形直人
(1996年4月15日 - 2001年4月22日)
2代目:寺尾聰
(2001年4月29日 - 2005年10月2日)
(2004年10月10日、17日、24日)
女優3人を起用した回は、通常この番組で取り上げる「形ある世界遺産」ではなく、「もうひとつの世界遺産」と呼ばれる無形文化遺産を紹介した。
3代目:オダギリジョー
(2005年10月9日 - 2006年3月26日)
(2006年4月分)
この回は2008年5月10日にTBSチャンネルで「高倉健特集」として4回分まとめて再放送。
オープニングの本編始めの「Sony presents」の表示やエンディングコールでの「SONY This Program is brought to you by sony Family」もそのまま放送される。
4代目:中村勘太郎
(2006年5月7日 - 2008年3月23日)
(2006年11月5日の『黄金の世界史』編、12日の『ワインのある風景』編)
(2007年11月4日の『火山』編、11日の『氷河』編)
『THE世界遺産』時代
5代目:市村正親
(2008年4月6日 - 2010年3月28日)
(2010年1月10日の『船でめぐるドナウの旅』編、17日の『鉄道で越えるアルプスの旅』編)
(2010年4月4日 - 2014年3月30日)
7代目:藤原竜也、堀井美香(TBSアナウンサー、一部解説を担当)
(2014年4月6日 - 2015年3月)
『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』時代(2015年4月以降)
7代目:藤原竜也、堀井美香(TBSアナウンサー、一部解説を担当)
(2015年4月 - 2017年9月24日)
8代目:杏
(2017年10月1日 - )
その圧倒的な造形美と映像美に癒されよう
『世界遺産』(現在は『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』)の最大の魅力は、家に居ながらにして、あらゆる世界遺産を素晴らし映像で思う存分堪能できることだろう。
初代スポンサーは日本が世界に誇るSONYだった。
そして現在(2022年5月)のスポンサーは、こちらも世界に誇るCanonである。
どちらも映像に自信のある企業だけあって、ただでさえ美しい造形美を誇る世界遺産が、より美しい姿で観ることができる。
またドローンが導入されてからというもの、驚くほどに映像革新が著しい。
おそらく今まで誰も見たことがないような、信じられない画角からの映像には毎回驚かされてばかりいる。
実際にこの目で見る経験にはもちろん敵わないが、美しいものを美しいまま観ることができる『世界遺産』は現代社会を生きる我々にとって、かけがえのない癒しの時間を与えてくれる。
心地良いナレーション
『世界遺産』は類稀な映像美の他に、心地良いナレーションも特徴のひとつだ。
『世界遺産』のナレーションは、声に抑揚をつけない。
落ち着いた声でゆっくりしっかり解説してくれる。
時にはおよそナレーションのイメージがない俳優さんを、サプライズで起用したりするのだが、『世界遺産』特有のナレーションスタイルは決して崩さない。
そうすることが「この人のナレーションはどんなだろう?」と、逆に視聴者の興味をそそるから面白い。
そして期待を裏切らない。
落ち着きのあるナレーションが美しい映像と相まってこそ、えも言われぬ心地良い時間を作り出してくれる。
『世界遺産』で癒されよう
『世界遺産』(現在は『世界遺産 THE WORLD HERITAGE』)を観ていると、本当に心が癒されるような気がするから大好きだ。
テレビで『世界遺産』なる番組が放送開始されてからというもの、欠かさずというわけではないが相当観てきたと思う。
お気に入りの世界遺産の回は、ハードディスクにもそこそこ残っているはずだ。
ちなみに添付した回は、すべてデータが残って
いた。
おすすめ世界遺産
『全部見せます』は毎年恒例の年末スペシャル。
その年に紹介された世界遺産が一気に観ることができるお得な回である。
世界一美しい海岸と呼ばれる『アマルフィ海岸』。
この回はドローンが大活躍。
切り立った狭い海岸線を縦横無尽に飛び回ったドローンからの映像は新鮮だった。
どちらかといえば自然遺産の方が好きな著者が、久しぶりに消せないでいる文化遺産の回。
自然の力だけで50mも噴き上げる噴水は圧巻のひと言。
YouTubeで観るよりも、高精度高画質の映像を大画面で観るのが『世界遺産』の醍醐味。
皆さんも是非『世界遺産』で癒されてみてはいかがだろう。
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