型式番号:MSK-008 ディジェ。
グリプス戦役後期にカラバが開発した陸戦用モビルスーツ(MS)。
ゲルググを想起させるモノアイ式の頭部を有するが、実は内部にツインアイ用のソケットも設けられている。
1年戦争(「機動戦士ガンダム」)の英雄、アムロ・レイがグリプス戦役時(「機動戦士Zガンダム」)に搭乗した非ガンダムタイプのMS。
意外と人気高し‼︎
わかる人にはわかるこの格好良さ‼︎
しかし当然のことながら疑問が生まれる。
いやいや、普通ガンダムでしょう(苦笑)
しかし、その明確な理由は劇中(「機動戦士Zガンダム」)で語られていない。
実際、「機動戦士Zガンダム」初見の時の違和感たるや…
本作品が "ガンダム" というタイトルを冠している以上、最強MSは "ガンダム" ということだ。
(実際はそうとも言い切れないのだが…)
さすがにそれは子供でもわかる。
一番強いのはガンダムだ。
1年戦争のスーパーエースがポッと出のガキんちょに遅れをとる?…そんなこと許されるわけがない。
アムロ最強を信じた子供たちにとっては、実に不可解な大人の措置だった。
何故前作の主人公が続編でフラッグシップ機たるガンダムに搭乗しなかったのか。
当時の制作陣のこの捻くれっぷり…もとい、この大英断の理由は後に知ることになる。
よくよく思い返して頂きたい。
続編でもちゃっかりガンダムに搭乗し、続編の主人公をも無双 & 食い潰したキラ・ヤマトという存在を……
続編と呼ぶからには物語は繋がっているわけで、特別弱くなる理由でもない限り前作の強さは引き継がれる。
Lv.1スタートというわけにはいかないのだ。
だからといって圧勝ばかりでは物語的に盛り上がりに欠ける。
苦戦の末…という物語の定石が使えないのは何とも痛い。
なるほど、こうなると◯ラゴンボールの戦闘力争いと同じだ。
だからZではアムロを特別な理由で弱くした。
これが功を奏す。
そして…
・前作の主人公とは本気で強さ比べをしない。
・誰が本作の主人公なのかを明確にする。
というルールを設けた。
これが当時の制作陣が悩み抜いた末に、前作主人公を続編でフラッグシップ機に搭乗させなかった最大の理由だった…らしい。
だからといってこの理由だけなら、何もジオン色の強いディジェに搭乗させなくても良いのではないか?
ジムⅡでもネモでも前作主人公搭乗機らしく特別仕様にすれば何でも良さそうに思える。
連邦系のMSなら機体が何であれ、なんとなく理屈はわかる。
しかし制作陣は敢えてアムロをゲルググとよく似たディジェに搭乗させた。
敢えてジオン系外観のMSに搭乗させた。
何故ディジェだったのか?
この疑問に個人的に満点回答してくれたのが " 機動戦士Zガンダム デイアフタートゥモロー -カイ・シデンのレポートより- " の一幕だった。
長くなっちったから…つづく☆
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