...
...

ioritorei’s blog

完全趣味の世界

※当サイトではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しております。

水商売から学ぶ‼︎ 実戦で使える心理学 其の一

 

 

 

敬愛するアーティストが歌う。

 

『人の気持ちつかめない ボクに足りないのは想像力』

 

私自身とても大切にしている言葉であり、心理学の核心だと思っている。

 

故に、第一回目のテーマは【想像力】から始めようと思う。

 

他人の心を扱うということは、他人の心をどれだけ理解出来るかにかかっている。

 

しかしそもそも他人の心なんて理解出来るわけがない。

 

矛盾していると思われるかもしれないが、まぁ聞いて欲しい。

 

他人の心は理解出来ない。

 

これが大前提。

 

所詮は他人、理解出来ると言う方がおこがましい。

 

『人は誰だって分かり合える』なんて綺麗事に過ぎない。

 

ニュータイプは今のところ存在しないのだ。

 

他人の心は理解出来ない。

 

まずはこの事実を理解し受け入れる必要がある。

 

この事実に気づかずに、いかにも理解ったフリをする輩が多すぎてウンザリする。

 

しかもなまじ同調したがるからさらに反感を招く。

 

「俺は、私は、あなたのことをよくわかっているから」

「わかってるわかってる、あなたってこういう人だよね」

 

マウントしたいのか?

 

何をどうわかっているのか是非教えてもらいたいものだ。

 

こういうわかったフリをする奴が一番信用ならない。

 

こんな人間になってはいけない。

 

こんな奴にカリスマ性は宿らない。

 

何度も言うが、他人の心は決して理解出来やしないのだ。

 

だからこそ想像力というスキルが必要になる。

 

対象の相手の人格や状況を洞察して、心理を想像する。

 

完全な理解は無理でも、ある程度近い距離まで相手の心に寄り添うことは可能だ。

 

本稿で言うところの理解とは、他人の心に限りなく寄り添うことだと思って欲しい。

 

想像力のおかげで他人ととても仲良くなれた実例を挙げてみる。

 

 

 

 

 

昔、年上の同級生がいた。

 

まぁほとんどが年上だった気もするが…

 

MAXで2コ上だったかな?

 

そんな "MAXの彼" の話。

 

同級生は言う。

 

「同級生なんだからタメ口でいいよ」

 

最初は真に受けたが次第に本当にそれでいいのかを考え出した。

 

年上同級生に何の遠慮もない、別の年下同級生を見て思うところがあったから。

 

相手の立場になってみて、どう接するのがベストかを考えてみた。

 

自分だったら…TPOを読まない調子に乗りすぎた本気のタメ口はやはりムカつく…と、想像した。

 

同級生だけど年上なんだから敬うのが当たり前という結論に至る。

 

そんな時代だったし、そうやって教えられた。

 

しかし敬語が過ぎれば相手のオーダーには沿わない。

 

試行錯誤した結果、例えば「〜だろ?」から「〜でしょう?」のように、すべての言葉を柔らかい表現に変換した。

 

強すぎず弱すぎず、雑な丁寧さで相手を立てた。

 

これがなかなかハマった。

 

おまけに副産物がうまれた。

 

そうやって接しているうちに態度にも良い影響が出るらしい。

 

周りから見たら立派に普通の同級生だ。

 

結果、年上だったことを忘れるくらい仲良くなれた。

 

ちなみに卒業まで名前だけは呼び捨てww

 

 

 

 

気の遣いすぎだと思われるかもしれない。

 

でも自分と立場を置き換えてみると、この対応で間違いなかったと確信する。

 

無礼講は本当は無礼講ではない。

 

 

 

 

 

この経験にはさらに後日談がある。

 

この時培った言葉遣いが水商売でおおいに生きたのだ。

 

お客さんは基本的にすべて年上、目上の人ばかりだ。

 

だが飲みの席で堅苦し過ぎるのはどうにもいただけない。

 

だってそんなの楽しくないでしょう?

 

しかし相手はお金を払うお客さんだ。

 

もちろん絶対に失礼があってはいけない。

 

距離感がすこぶる重要かつ難しいのだ。

 

そこでも想像力が生きた。

 

その日、その瞬間の、お客さんの心境や状況を観察し想像しつつ接客態度に強弱をつけてみた。

 

わかりやすく説明すると…

 

ひとりの時には親ほどのお客さんを呼び捨てするくらいのタメ口で話し、接待の時にはまるで一流ホテルかのように大変畏まった接客をした。

 

メリハリが功を奏しおかげであらゆる職種のいろいろな方に相当可愛がってもらえたと思う。

 

これも相手の人格、今の状況、今の心理状態を想像した結果だ。

 

何も難しいことをしたわけじゃない。

 

そりゃ多少は苦戦もしたが…まずは自分ならどう思うかを考えればいい。

 

軽く考えている人もいるのだろうが、人間関係を円滑にするために言葉遣いは非常に重要な要素だ。

 

たったひとつの言葉の取り違えで、いとも簡単に人間関係を破壊する。

 

言葉は救いにもなるが、暴力にもなると知るべきだ。

 

想像力を働かせて相手の気持ちを読む。

 

ほんの少し相手を気遣うだけだ。

 

それが出来ないから世の中がギスギスする。

 

今の日本はまるで自我の塊のようだ。

 

誰も彼もが、俺が俺が、私が私が。

 

半歩譲る器量すらない人間には誰もついていかない。

 

 

 

 

 

 

【プライバシーポリシー・免責事項・お問い合わせフォーム】 - ioritorei’s blog