『我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じるチームワークだけだ。』
荒巻大輔(攻殻機動隊)
「攻殻機動隊」とは、士郎正宗氏原作の漫画作品およびそれを原作とした派生作品。
荒巻大輔は公安9課(攻殻機動隊)の部長であり、この組織の創設者でもある。
さて、この言葉を聞いて皆さんはどういう印象を受けただろう?
筆者はまさしくその通りだと思った。
誰かのマイナスを補うことをチームプレーと呼ぶのはいささか都合が良すぎる。
ただし、ここで言うマイナスとは能力的な話ではないことをお断りしておく。
マイナスとはベストを尽くさないこと。
補う側からしたらベストを尽くさない人間は迷惑以外の何者でもない。
近頃は『みんな違ってみんないい』だの『ナンバーワンじゃなくてオンリーワン』だの、何とも耳障りがよくて都合のいい言葉がもてはやされている。
何者にでもなれる子供の頃ならそれで良いだろう。
しかし大の大人が悪びれもせず、平然とこの言葉を口にする。
こんなものは個性を尊重しているように見せかけた、ただの言い訳だ。
努力の放棄と言えるだろう。
こんな言葉がもてはやされているうちは、日本に明るい未来はない。
二流は群れを愛し、一流は孤独を愛す。
あなたはどちら側の人間だ?
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