以前、「この世に完全にオリジナルと呼べるものかあるのか」という記事を書いたことがある。
現実には完全なオリジナルの存在など、ほとんどいないに等しい…と思っていた。
しかし東京2020パラリンピック開会式を観たら、その考えは改めざるを得まい。
全盲のギタリスト。
先天性の全盲らしいので、当然一般的なギターの弾き方なんか見たことがない。
誰かが口で教えるにも限界がある。
だから彼は自分で演奏法を発明したのだろう。
バックハンドとも違う…ネックを上から持つ?
こんな風にギターを弾く人は、目が見える人間にはいない。
見えていれば誰かを手本にしてしまうから、自ずとみんな並列化されてしまう。
だが彼は違った。
唯一無二の完璧にオリジナルの存在だ。
少なくとも著者はそう思う。
全盲だから演奏は期待出来ないなんて侮るなかれ。
メチャクチャcoolで超格好いい。
世界は広いなぁ。
知らないことだらけだ。
だが、そういうことをひとつひとつ知っていくのはたまらなく楽しい。
またひとつ勉強になった。
彼のおかげで世界がまた少し広がった。
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