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完全趣味の世界

タブーのない言葉選びと抜群の語彙力【実は歌詞がスゴい】『もう一度キスしたかった / B'z』

 

 

真下にあって短かった影も今ではすっかり遠くへ伸び、朝夕の肌寒さがいよいよ秋本番を感じさせる今日この頃。

大好きな曲で秋の夜長にもの思いにふけってみたい。

 

 

 

はじまりの曲

もう一度キスしたかった / B'z

 

 

 

 

B'zの楽曲は基本的に作詞を稲葉浩志氏、作曲を松本孝弘氏が手がけている。

ちなみに本作品の編曲は松本孝弘氏と明石昌夫氏の共作。

明石昌夫氏とは初期のバンドメンバーでベースを担当していた。

昔の映像で金髪ロン毛が映っていたならそれが昌夫氏だ。

曲の初出は1991年11月27日にリリースされたB'zの5thアルバム『IN THE LIFE』。

著者が初めて自分のお小遣いで買ったアルバムだ。

その後、ベスト・アルバム『B'z The Best "Treasure"』(ファン投票で4位)。

『B'z The Best "ULTRA Treasure"』(ファン投票で13位)。

バラード・ベスト・アルバム『The Ballads 〜Love & B'z〜』に収録されている。

シングルカットはされていない。

しかしB'zのファンから圧倒的な支持を得る人気曲のひとつである。

外の空気に冬の足音を感じる頃になると、どうしてもこの曲が恋しくなる。

季節的な思い出もあるのだが、何より著者が言葉について、日本語についておおいに興味を持つキッカケとなった曲だから格別の思い入れがある。

そしてB'zの稲葉浩志という人をアーティストとしてだけでなく、作詞家として初めて意識した曲だ。

そしてここからB'zを、ただの好きから大好きになっていく始まりの曲でもある。

 

 

 

 

 

 

LIVEで演奏されないなかなかのレア曲

 

B'zのLIVEでは、演奏されない名曲が非常に多い。

もう一度キスしたかったもその中のひとつだ。

タイミングが合わなければ、LIVEでは一生お目にかかれない場合もある。

だからこそ、生で聴けた時の感動はひとしおだ。

音楽を聴いただけで泣けるという、それまで考えもしなかった体験が出来るのがLIVEという空間の魅力だ。

みんなで気兼ねなくワチャワチャできる日が、一日も早く訪れることを切に願う。

 

 

 

 

 

B'zには珍しくストーリー性のある詞

 

とある男女の夏の出会いから冬の別れまでが描かれている。

曲が進むごとに季節が変わっていき、二人の関係も変化していくという内容になっている。

稲葉氏は、作曲した松本氏に「単純なメロディーの繰り返しなので、歌詞に展開がないと間延びするかもしれない。」と言われ、このストーリー性のある歌詞に仕上げたらしい。

松本は「『もう一度キスしたかった』というフレーズが3回出てくるけど、何でもう一度キスしたかったかが違うんだよね。こういう稲葉くんの作詞のテクニックはすごいね。」と絶賛している。

 

 

 

 

 

タブーのない言葉選びと抜群の語彙力

 

前述した通りストーリー仕立てで男女の出会いから別れまでを1曲で表現している。

数多あるB'zの楽曲の中で、ここまでストーリー性を際立たせた詞はなかなかに珍しい。

その中でも著者が衝撃を受けたフレーズがある。

 

木枯らしが過ぎようとする頃 痩せてしまった二人の灯に 誘われてあなたはやってきた 決断を吹きかけるため

 

何度でも書くがこのフレーズの言葉選びの発想とセンスは本当に素晴らしい。

二人の関係性を痩せてしまった二人の灯と表現しているが、灯が痩せるという語彙は当時の著者にはなかった。

いや、もちろん今もないのだが…

しかもそこに決断を吹きかけると続く。

二人の関係性をに見立てたんだから吹きかけるという動詞で成立してはいるのだが、吹きかけるものが決断とは考えもしなかった。

実際このたった三行ほどで、どういう結末なのかが誰にでもわかる。

しかもだ。

特筆すべきは難しい単語を何ひとつ使っていないことだ。

シンプルに見える分だけ、計り知れない凄みを感じる。

言葉選びのセンスというものの存在を、心底思い知らされた秀逸すぎるフレーズだ。

B'zの全楽曲の中でも美しさの点で群を抜く。

実はこの詞は稲葉氏が若かりし頃に書かれている。

若くしてこのセンス。

いったいどんな経験をしてきたのだろう。

 

またこちらも前述したが、本作品ではタイトルでもあるもう一度キスしたかったというフレーズが3回登場する。

その3回のもう一度キスしたかったに込められた気持ちが、それぞれ違うのにも驚きだ。

出会いから別れまでを1曲で描いているのだからこの結果は当然といえば当然なのだが、そこまで計算し尽くされた構成力は筆舌に尽くしがたい。

何よりそれぞれのニュアンスの違いを想像していくのは非常に楽しい。

秋の夜長に久しぶりに聴き込んでみようと思う。

 

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