音楽を聴く時、あまり歌詞を重視しない人が多くいるようだ。
しかし何の気無しに聴いている音楽の中に、とんでもない名言や格別、果ては生きる指針にもなりうる人生訓が隠されていたりするものだ。
過去記事で、今まで受けた恩義の重さを考えたら、軽々しく恩返しなどとは言えないことを記したことがある。
その考え方は少し修正した方がいいのかもしれない。
iTunesに入っている音楽をシャッフルで聴いていた時のこと。
SEAMOの『MOTHER』が流れてきた。
懐かしい曲だ。
そういえば一時期ハマってiTunesに入れておいたな。
知らない人のために簡単に説明しておくと、SEAMOはラッパーでありシンガーソングライター。
以前はシーモネーター(『行け!!南国アイスホッケー部』に登場する下ネタとターミネーターを組み合わせたキャラクターから)という名前で活躍していた。
SEAMOは知らなくても、シーモネーターの名なら聞いたことがあるかもしれない。
『MOTHER』はSEAMOの9thシングルとして2008年5月7日に発売されている。
タイトル通り母親に感謝を綴った内容なのだが、以前シーモネーターなんて名乗っていた人の曲とは思えないほどの名曲だ。
久しぶりに聴いた『MOTHER』には、こんなフレーズがあった。
子供に先立たれる程
辛い事なんて
この世にないのだから
たった1秒でも
あなたより長く生きること
これだけは守る
これだけは...
あぁ、そうか。
親より子が先に逝くことは最大の親不孝。
最近はこんな説法みたいな話は好まれないかもしれないが、昔はよく言い聞かされてきたものだ。
すっかり忘れてしまっていた。
親から受けた恩が一番返せないものと思い込んでいたが、なるほど、親だからこそできる恩返しがあるのかもしれない。
それは、親よりたった1秒でも長く生きること。
もしかしたらこれが親に対して子のできる、唯一無二の方法なのかもしれない。
残念ながら今の世の中は痛ましい事件で溢れている。
https://bunshun.jp/articles/-/49715
少し調べただけでもこの始末だ。
こういう事件が頻繁に起こるということは、すべての親が子の長生きを望んでいないのかもしれない。
その逆も然りで、子が親を慕うとは限らない。
親よりたった1秒でも長く生きることが恩返しだなんて、詭弁と思われる人もいるだろう。
想像を絶する家庭環境の中で育った人の心中を察することは、著者にはできない。
だから押し付ける気はない。
ただ親から受けた恩に報いる方法は、どんなに考えてもこれ以外には思いつかない。
ずっと僕の母でいて
ずっと元気でいて
あなたにはまだ仕事があるから
僕の親孝行受け取る仕事が...
ちなみに『MOTHER』のCDにはギフトパッケージ盤というものがあるらしい。
《ギフトパッケージ盤の内容》
✔️SEAMOオリジナル肩たたき券(5枚綴り)封入(笑)。
✔️写真が飾れるフォトスタンドデザイン。
✔️手紙が書けるメッセージボード仕様。
✔️CDポップアップ仕様。
MOTHER ギフトパッケージ盤
SEAMO 『MOTHER』
こういう発想は嫌いじゃない。
なかなか粋な演出をするものだと感心する。
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