TOKYO FMのラジオ番組
リリー・フランキー『スナック ラジオ』
毎週土曜 16:00-16:55
ラジオの電波に乗ってオープンする「スナックラジオ」
土曜の夕方、それは、子供たちが遊び場から帰る時間であり、家族がお出かけ先から帰る時間であり、夜の街に繰り出す大人たちが準備を始める時間でありカップルが今夜の流れをそれぞれ模索する時間。
そんな、様々な人たちが交錯する土曜の夕方…
サタデーナイトの入り口にラジオの電波に乗って、1時間限定でオープンする「スナック ラジオ」。
店主は、リリー・フランキー。
時に香ばしく、時に甘酸っぱく、時にほろ苦い…
そんなスナックにぴったりなトークが繰り広げられる店内…
どんな時間が流れるのでしょうか…?
『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』とは
『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』は、TOKYO FMをキーステーションにJFN38局で放送されているラジオ番組。
通称「スナラジ」。
2010年4月から2020年3月まで、10年間にわたって放送してきた『KIRIN BEER "Good Luck" LIVE』の放送枠を受け継ぎ、パーソナリティのリリー・フランキーが店主に見立てて、アルバイト店員ないしチーママ1〜3人を交えて土曜の夕方に「開店準備の時間」の模様を届ける番組だ。
2021年6月5日放送分より、ショートビデオアプリのTikTokがスポンサーを務めることとなり、これを記念して同アプリの番組公式アカウントが開設された。
夕方枠ながら、下ネタ等アダルトな話題が多いこともあり、系列局から「(土曜夕方という)放送時間帯に合わないのではないか?」と疑問を呈されたことがある。
店主
俳優、文筆家(脚本、小説、エッセイ)、画家(イラスト、絵本)など、多種多才な顔を持つ。
ロックバンド「TOKYO MOOD PUNKS」のボーカルでもある。
作詞や作曲をする際は、Elvis Woodstock(エルヴィス・ウッドストック)というペンネームで活動している。
ペンネーム「リリー」の由来は、大学時代の友人とあまりに仲が良く、周りの友人がこの2人に対し、「薔薇と百合(ローズ&リリー)みたい」と名付けたことから。
また、カルチャー・クラブのボーイ・ジョージが好きだったことから、自身も「男だか女だか判らない、日本人だか外国人だか判らない謎めいた名前にしたい」との理由で「フランキー」を後に付けた。
アルバイト・チーママ
- BABI
元ギャルの友人として、峯岸みなみさんのYouTubeでメイクを披露している。
16歳でロサンゼルスへ留学。
リリー・フランキー氏と交流が深く、作品制作のアシスタントも務めた。
2019年放送の『リリー・フランキーの(仮)っつーこと でいいじゃないですか…。研究所』(BSフジ)では「絵描きの代官山育ちのお嬢さま」としてレギュラー出演した。
6歳からクラシックバレエ、14歳からジャズダンスを習っていた。
2015年 ミス府中を務める。
夕方のテレビ番組に出演。
2016年11月、2017ミス・ユニバース・ジャパン東京大会に出場し、大柳麻友と共にRIZIN賞を受賞した他、ビューティーキャンプ賞も受賞。
これを機にティースタイルマネージメントとタレント契約し、2017年のSUPER GT500クラス「MOTULサーキットレディ」としてレースクイーンデビューを果たす。
2017年11月、昨年と同様、2018ミス・ユニバース・ジャパン東京大会に出場し、準グランプリ・AFA賞・ビューティーキャンプ賞を受賞。
- 峯岸みなみ
- 松野井雅
- 花井貴佑介
- 麻美ゆま
- ミッツ・マングローブ
- 小島瑠璃子
- ユキヨ(BABIの親友)
- しーちゃん(しの、BABIの親友)
- クサマン先輩(BABIの先輩)
- しゅう
- スパイ
- Re:NO
リリー・フランキー「スナック ラジオ」 -TOKYO FM 80.0MHz
『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』の魅力
刑務所内で聴かれているらしく、プリズンラジオとも呼ばれている『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』。
刑務所で好んで聴かれるだけあって、話題がとにかくマニアックだ。
マニアックではあるが多数派に決して媚びず、個人のアイデンティティーをとても大切にしてくれる。
リリー氏の豊富な人生経験。
性的マイノリティや不登校を色眼鏡で見ない懐の深さ。
BABIさんのお友達(本当にただの友達らしい。もちろん素人さん)が体調不良のBABIさんの代打で番組出演を果たすなど、普通のラジオ番組では考えられない寛大さ。
しかも素人のお友達が、BABIさんに負けず劣らずすこぶる面白いという奇跡。
まぁこのことに関してはBABIさんの人柄の良さがうかがえて、スナラジファンとっては、ちょっとほっこりしたエピソードだろう。
番組ではおよそFMとは思えない古い歌謡曲が、至極当然のように流れてくる。
ザ・昭和の歌謡曲をFMで平気で流す。
何となくだけど、FMってオシャレな曲ばかり流れてくるものだと思っていた。
それを誰のものともわからない歌謡曲を流すなんて…
だが、そんな暴挙もなんだか許せちゃう不思議な番組だ。
特に毎度感心するのがリリーさんの見識の広さ。
よくもまぁ、いろいろなことを知っている。
しかも話術にも長けているから、面白おかしく話してくれる。
おかげで放送の1時間があまりに短く感じる。
学校では決して教えてくれない、人生訓が学べる『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』。
コンプライアンスがうるさい昨今で、コンプライアンス違反すれすれのこういう番組の存在は貴重だ。
なっちゃん×BABI男さん〈番外編〉
スナックラジオの看板娘ふたりの店外トークが、なんとなっちゃんのYouTubeチャンネル『なっちゃんねる』で観ることができる。
ふたりのぶっちゃけトークは、スナラジファンなら必見。
すでに伝説化を始めている、BABI男さんの名言「スキャン」についても触れているから、絶対に見逃せない!
ちなみにスナラジでも話題になった、BABI男さんのコラムはこちらから⤵︎
およそFMとは思えない選曲
およそFMとは思えない古い歌謡曲が流れるのがスナラジ。
たとえばこんな曲が平気で流れてくるから、『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』は面白い。
打ち切りの危機と常に隣り合わせの綱渡り番組
土曜夕方4時に放送されるスナックラジオは、MCのリリー・フランキーがその時間帯に相応しくないゲスい話をしまくる番組だ。
しかし如何せん、内容が内容なだけにスポンサーがなかなかつかない。
運よくショートビデオアプリのTikTokが長らくスポンサーを務めてくれていたが、現在ビッグスポンサーはついていないと思われる。
こんな調子だから、聴取率の高さだけを頼みの綱にどうにか継続している番組なのだ。
しかし、TOKYO FMの上層部からいつ終了宣言が下されるのか、毎回ひやひやしながら聴いている。
突然の打ち切りがおおいにあり得る番組だけに、常に綱渡りの状況だ。
だからラジオを聴く習慣のある方には、是非ともお願いしたいことがある。
現状では高聴取率の維持だけが番組継続への頼みの綱だから、より多くの人に毎週土曜夕方4時からの『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』を聴いてほしい!!
そして大企業の広報様にもお願いしたいことがある。
是非とも『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』の恒久的なスポンサーになってもらえないだろうか!
退屈で窮屈な世の中に風穴を開けよう
少し過激で下世話で賛否両論渦巻いちゃうようなこういう番組こそ、今のエンタメには必要なものだ。
多様性を認め合う世の中を目指すなら、スナラジのような番組は絶対に必要だ。
簡単に終わらせてはいけない。
コンプライアンスで雁字搦めの退屈な番組ばかりの世の中なんてつまらないだろう?
賛成ばかりの世の中なんて退屈なだけだろう?
そんなもの正義でもなんでもない。
否定もあってこその、健全な社会なのだから。
スナックラジオのおもしろ企画に投稿してみよう
「スナックラジオ」には魅力的な企画が目白押しだ。
もちろんどれも非常にスナラジらしく、またFM放送らしくない企画ばかりだ。
- 「身内に言えない話」
- 「ちょうどいい話」
- 「これ、ダサくないですか?話」
- ぐうの音も出ないことを言われた時の「分かりましたの話」
- もう終わっているのに「でも!!の話」
- 「あれは何だったのでしょうか。。。話」
- 「玉一句」
- 「相棒の話」
個人的には「あれは何だったのでしょうか…の話」が好き。
なっちゃんが淡々と読み上げるリスナーからの投稿のシュールさときたら…
ガチの謎というほどではないけれど、不思議な空気感が漂う初期のハマり企画。
面白かった。
でも最近ではフリートークですら1時間じゃ足りなくなってきたぐらいだから、企画まではなかなか手がまわらないようだ。
でもスナラジの企画って面白いんだよね…
だからさ、少し高望みしすぎかもしれないが、2時間番組になれば企画までちゃんとやれるのでは?
題して『スナックラジオ・2時間番組昇格のためにも聴取料を上げよう!』。
まずは高い聴取料をキープしてだな…
それからこれは、何気に多くのリスナーが望んでいることだと思うのだ。
スナラジを毎週楽しみにしているリスナーがたくさんいるんだ!
サタデーナイトの入り口にはスナラジが欠かせない人間がたくさんいるんだ!
みんなが1時間じゃ全然物足りないって思ってるんだ!…たぶん。
…あれ?
もしかして1時間番組だからちょうどいいのか……?
いいや、そんなはずはない。
とりあえず試しに2時間番組で1クールやってみようよ。
TOKYO FM上層部の方、何卒ご検討の程宜しくお願い致します。
ついでにラジオ好きの切なる願い