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完全趣味の世界

復活希望!【伝説のラジオドラマ『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ』】同じカウンターの端に座る2人の会話を盗み聞きする設定という妙。

 

 

 

 

ラジオ番組

サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ

 

 

東京一の日常会話

 

...ひょっとして......AVANTIをお探しですか?

あぁ、よかったらご案内しましょうか。

いえね、私もあの店に行く途中なんですよ。

...東京は元麻布、仙台坂上のこの辺りは古くからの屋敷町。

そしてこの路地を曲がった先のほら、あそこ。

あそこが、お探しのイタリアンレストランAVANTI

なんとも目立たない入り口ですが、土曜日夕方のこの店のウェイティング・バーは、常連客が集まって賑やかになるんです。

さあ、着きました。

私が、扉をお開けしましょう。

「いらっしゃいませ〜」

やあスタン。

ウイスキー、いつもの。

「かしこまりました。」

 

交通量の多い東京の大通り。

謎の紳士による声かけと、仕立てのいい革靴のゆったりとした足音から、番組は始まる。

 

 

 

 

 

サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ』とは

 

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サントリー・サタデー・ウェイティング・バー』は、TOKYO FM製作により、FMぐんまを除くJFN系列37局(放送終了時点)で1992年4月4日から2013年3月30日まで放送されていたラジオ番組である。

放送時間は毎週土曜日17:00 - 17:55(JOEU-FMfm nagasakiでは土曜日18:00 - 18:55、FM青森では土曜日19:00 - 19:55に時差ネットで放送。いずれもTOKYO FMと同じ日に放送)。

サントリーの一社提供であり、この番組の実質的な前身は平日の22時台にJFN系で放送されていたサントリーサウンドマーケット。

サウンドマーケットが音楽を主体にした番組構成であったのに対し、サタデー・ウェイティング・バーはホイチョイ・プロダクションズの企画による、トークと音楽を組み合わせたラジオドラマ風の番組だった。

番組は、東京のとあるイタリアンレストラン「AVANTI(アヴァンティ)」のウェイティングバーで繰り広げられる客同士の会話を常連客(番組の進行役)の紳士と一緒に聞き耳を立てる…というものである。

キャッチコピーにも『東京一の日常会話』と銘打たれ、TOKYO FMのタイムテーブルにも掲載されていた。

タイトルコールは「Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"」とされている。

会話の内容には毎週一つのテーマが決まっていて、会話の相手(=ゲスト)は芸能人が多いが、それ以外にも文化人、ミュージシャン、小説家、有名企業の会社員、政治家、ニュースキャスターなど幅広い。

この中のごく一部のゲストは、常連客の誰かと交流があるという設定がある。

番組内での設定が細かい部分まで作り込まれていて、舞台となるイタリアンレストランの設定や、前述したリスナーが店に行く途中に紳士と出会い共に入店するオープニング。

番組の中で演出として流れるジャズミュージックやドアの開閉音、シェイカーを振る音などの効果音が、リスナーを酒場にいるような雰囲気にさせた。

また、番組進行役である紳士のほか、取手豪州、南由布子などの常連客の人間模様が細かく描かれる。

それぞれの会話の合間には音楽が挟み込まれ、時にはその日のテーマに添ったショートストーリー(ドラマ)が挟まれる。

番組内で流れる曲にはフランク・シナトラなどによるジャズ・ヴォーカルナンバーが多く用いられている。

トークテーマによっては、テーマに応じた曲あるいは出演したゲストの曲が用いられる。

ドコデモFMサイマル放送を聴取した時は番組内で流した曲の全てまたは一部が放送不可能で、フィラー用音楽になっていた。

2006年4月からはポッドキャスト配信を実施。

配信日当日のトークテーマにあわせた内容の会話(過去に放送した人気の高かったエピソードまたは番組未放送のもの)を配信した。

2010年3月からはWebRadio(YouTubeの公式チャンネルによる配信)も始めている。

2011年3月12日の放送は、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴うJFN系列特別編成により放送休止となった。

3月19日放送はCM自粛によりタイトルコールから「サントリー」が外され(ポッドキャストも同様)、CM部分は女性のナレーションによる震災へのお悔やみの言葉とフィラー音楽を流した。

3月26日放送から「サントリー」の冠が復活したが、しばらく途中のCMがカットされていた。

4月23日放送分よりふくしまFMFM仙台FM岩手を除きCMが再開。

4月30日放送分より福島・宮城・岩手の3県でもCMを再開。

2011年5月7日放送分から番組枠が50分に縮小され、内容をリニューアルした。

番組公式サイトも同様にリニューアルされ、ジェイクら過去のスタッフ、及び取手らかつての常連客の紹介がなくなった(そのため、取手を含む常連客キャストは降板した格好)。

縮小した5分間の部分(17:50 - 17:55)は住友林業一社提供のミニ番組『森のちからを、未来のちからに。』を放送するが、本編では一旦エンディングを流し、CMを挟んだあと、紳士が引き続きAVANTI内の客のトークに聞き耳を立てる(もしくはスタンと過去のトークを振り返る)ものであり、実質的に従来のAVANTIの最後5分を別スポンサーの別番組とした形となっている。

このパートではスポンサーにちなんで、森林や木材にちなんだテーマのトークが取り上げられることが多く、このパートのトーク内容は公式サイトのバックナンバーからは除外されている。

 

AVANTI」について


番組公式サイトでの解説、ならびに雑誌『BRUTUS』2009年3月1日号の特集記事によれば、AVANTIは以下のようなレストランとされている。

イタリアンレストラン「AVANTI」は東京都港区元麻布・仙台坂上「近辺(西町インターナショナルスクールの向かい)」に「実在する」レストランである。

歴史的には、AVANTI第二次世界大戦後に、日本を占領下に置いた連合国を構成する1国であるアメリカ軍に接収された旧華族の屋敷の一つであり、1947年にアメリカ軍将校向けのクラブとしてオープン。

1962年にアメリカ軍の接収が解除となり、翌年から一般客相手のレストランとして営業を再開。

そこから40年以上の歴史を有する。

元々ウェイティングバーは「PERMESSO(ペルメッソ)」という別の名前のバーであり、初代バーテンダーのジェイクも当時から在籍していた。

番組の収録もこの「実在する」ウェイティング・バーから毎週収録を行っている。

2011年3月・4月の間に全面改装を行っており、リニューアル後のAVANTIは看板もない隠れ家風の雰囲気から、ガラス張りの入り口と木をふんだんに使った内装など、明るい雰囲気になった。

 

番組の終了


2013年3月30日の放送をもって21年の番組の歴史に幕を閉じた。

最終回前の3月16日・23日の放送では、2011年のリニューアル後出演しなくなった過去の常連客や、かつて出演していた元バーテンダーが出演。

その一方で、3月30日の最終回では、新たにバーテンダーとなったアンジェロの紹介を織り交ぜつつ、「イカの神秘」をテーマにした通常通りの構成で進行された。

放送内で最終回であることを示すアナウンス等は一切なく、今後も『AVANTI』は今まで通り営業を続けることを示唆し、常連客の紳士やカズミも次週以降も来店する旨を告げて、番組は終了した。

なお、同日には番組の最初で最後となる『パブリック・リスニング』イベントが、東京都港区六本木の東京ミッドタウンで開催された。

最終回には登場しなかったスタンが、実際にバーテンダーとして観客にジム・ビームを振舞ったほか、紳士らによるジャズ・ライブパフォーマンスが行われた。

本番組をもって、TOKYO FM制作のサントリー一社提供番組は終了となった。

 

 

 

 

 

同じカウンターの端に座る2人の会話を盗み聞きする設定という妙

 

番組が終了してずいぶん経つから記憶が曖昧になっているところもある。

そんな記憶を頼りに書いているから心許ないが、ひとつだけ確かなことは間違いなく面白い番組だったということ。

毎回、この紳士が同じカウンターの端に座る2人の会話を盗み聞きするという設定で、リスナーはゲストの話を聞くことができるのだが、何が良かったかっていえば、飲み屋での会話形式だということ。

要するにこの番組は、各界の著名人や一流のゲストを招いてのインタビュー番組だ。

だがインタビュー形式では堅くなる。

ウィークエンドの土曜日の黄昏時に、そんなお堅い番組なんて聴きたくもない。

しかしその舞台がウェイティング・バーで、偶然隣りに座った客の話が、たまたま聞こえてきた設定ならどうだろう?

これ以上に興味をそそる日常会話はないだろう。

だから番組のキャッチコピーも、『東京一の日常会話』となっている。

一応進行役とでも呼ぼうか?

いや、インタビュアー?

とにかく客から話を聞き出す側の会話が非常に自然で巧いことも、『東京一の日常会話』と呼べる要因となっていた。

 

 

 

 

聞き手役もプロ中のプロ

あなたはコミュニケーションが得意ですか?

 

最近はコミュニケーション障害(コミュ障)が増えていると聞く。

たしかに会話下手が多い。

しかし少し頭を使えば会話なんて誰とでもできるのだ。

会話というコミュニケーションの極意は、相手の土俵に入ることである。

会話の構成は以下の通り。

①相手の興味がある話題探し。

②相手の興味がわかったら、知識を総動員して質問攻め。

③たまに感心して褒め称える。

たったこれだけだ。

多くの人が間違えてしまうのが、自分の話、しかも自慢話をしてしまうこと。

もうこの時点で、この人の話はつまらないと感じてしまう。

相手の話を聞き出した上で、そこに自分のエピソードも混ぜ込んでいく。

話上手は聞き上手というのは本当なのだ。

アヴァンティの聞き手役は、当然の如く会話の極意ができていた。

もちろんラジオ番組なのだから当たり前なのだが、聞き手役の質問が上手いと自然と会話自体が面白いものになってくる。

しかも話をしているのは各界の著名人や一流どころ。

すべて本物のプロフェッショナルだ。

本物のプロがどういう思考をしているのかを、酒を飲みながらという自然体のまま聞けるアヴァンティは、下手な自己啓発本なんかよりよほど役に立った。

面白い上にタメになったのだ。

 

 

 

 

 

最後に…

 

ずーっと聴いていたのに、ふとしたタイミングであまり聴かなくなったと思ったら、まさか終了していたなんて…

しかもその理由が「昼間のアルコール関係の宣伝を、スポンサーが自主規制するから」だそう。
そんな他愛のない理由で…

つまらない世の中になったものだと、つくづく思う。

土曜日以外にいつスッキリ酔っ払える日があるというのだ?

そんなことを言い出したら、年中無休のビールのTVCMなんて全カットだ。

お願いだからそんなつまらない理由で自主規制していないで、堂々とまた復活してほしいと切に願う。

あんなセンスの良い番組はなかなか生まれない。

叶わぬ願いとはわかりつつも、願わずにはいられない…

…もう二度と聴けないと思っていたアヴァンティだが、試しにYouTubeを検索してみたら、なんということでしょう!

ありましたよ。

アヴァンティを知っている人は懐かしむもよし。

知らなかった人は一度聴いてみるといい。

土曜日の黄昏時らしい、雰囲気の良い大人のラジオ。

ラジオ好きなら、よかったら是非一度聴いてみてほしい。

 

ようこそ『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ』へ。


www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

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