最強失恋ソング決定戦
Mr.children『くるみ』
『掌/くるみ』はMr.Childrenの25枚目のシングル。
2003年11月19日に発売。
Mr.Children初の両A面シングルで、前作『HERO』から約1年ぶりのリリースとなった。
アートディレクターは信藤三雄氏。
発売当初は両曲ともノンタイアップであった。
また、同年9月よりラジオのみで公開されていた新曲『タガタメ』は未収録となっている。
ヴォーカル・桜井和寿氏に小脳梗塞の疑いがあったため、2002年7月から活動休止していたがこの曲のリリースに伴い音楽活動を本格的に再開している。
あの頃の自分の姿が怖いくらいピタリと重なる名曲
家でミスチルの曲を聴いていたら母親に「なんて女々しい歌聴いてんの」と言われた…という話を、昔、知人から聞いたことがある。
桜井氏の書く詞は、女性目線だとどうやら女々しくうつるようだ。
この意見には賛否両論あるだろうが、本作品に女々しい男の姿が描かれているのは間違いない。
何故なら昔の自分の姿、そのままなのだから。
100年の恋に破れたあの頃。
すべてのことがどうでもよくなっていた。
何もする気が起きない。
しかしそんなことはお構いなしに社会は動いている。
とはいえ暮らしの中で
今 動き出そうとしている
歯車のひとつにならなくてはなぁ
働かなければ生きていけない。
自分が「社会の歯車」だという現実を、この時初めてリアルに感じたものだ。
ねぇ くるみ
あれからは一度も涙は流してないよ
でも 本気で笑う事も少ない
あの頃は本当に情けないくらい女々しかった。
いつまでも引きずって、毎日堕ちてばかり。
清々しく晴れた日は妙に哀しかった。
そんなメンタルのまま数年が経つ。
実際、この恋を完全に思い出にするまでには数年の時がかかっている。
しかしその数年間というもの、一度も涙は流さなかった。
でも本気で笑ったこともない。
楽しいはずのことも、心の底から笑えない。
痛みを感じないが、歓びも感じない。
まるで死んだように生きていた。
本作品を聴いていると、何から何まであの頃の自分の姿とピタリと重り心が辛くなるばかりだが、いつ聴いても最後のフレーズが一番堪える。
引き返しちゃいけないよね
進もう 君のいない道の上へ
君のいない道…
その道に何の意味があるというのだろう。
その答えが見つかるまでに、ドン引きされるくらいの年数がかかった(ガチ)のは内緒の話。
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