BASTARD!! -暗黒の破壊神-
『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』とは
『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』は萩原一至先生による漫画である。
主人公であるダーク・シュナイダーが世界の命運を担い、戦士や魔物、強大な力を持つ「邪神」、天使や悪魔らと戦うバトルストーリー。
2020年9月時点で累計発行部数は3000万部を突破している。
物語当初は、魔法使いであるダーク・シュナイダーと大神官の娘ティア・ノート・ヨーコを中心とした、剣と魔法の存在する世界でのヒロイック・ファンタジーとしての要素が色濃かった。
しかしストーリーの展開とともにSF的な要素(サイエンス・ファンタジーの描写)も顕著となり、当初からのバトル路線は継続されているものの、天使や悪魔の出現から黙示録を絡ませた壮大な物語として繰り広げられている。
登場する呪文・人物・国、サブタイトルなどの名称の多くがハードロック・ヘヴィメタルのバンド名・メンバーの人物、アルバムジャケットやタイトルをモチーフとしている。
またオマージュの根幹であるファンタジーRPG(テーブルトーク/コンピューターゲーム)の他にも、漫画やアニメ、特撮、コンピューターゲームなどの作品のパロディが随所に見られる。
ギャグ描写も多く、性描写についても過激なシーンが多い。
あらすじ
かつて、人の力「科学」によって生み出された「破壊神アンスラサクス」と「邪神群」の手により文明は崩壊した。
この災害「大破壊」を生き残ったわずかな者達は新たな文明の力、「魔法」を手にし、血と肉と鋼とそして魔力の時代を迎えた。
それから四百年。
絶大な力を持ち、配下に四天王や闇の軍団を率い大陸に征服戦争を仕掛けた爆炎の魔術師「ダーク・シュナイダー 」は、多くのゴーレムを操り長きに渡り大国や五英雄達と争った末、伝説の「竜戦士」となった竜王子ラーズ・ウルと相打ちになり滅ぼされる(魔操兵戦争)。
だがこの際、ダーク・シュナイダーは密かに転生の秘術を用い赤子の身の内に転生する。
しかし五英雄の一人ジオ・ノート・ソートによって覚醒する前に封印され、ジオの娘ヨーコと共にルーシェ・レンレンとして争いとは無縁の暮らしをすることになることから物語は展開していく。
BASTARD!! 15 (ジャンプコミックスDIGITAL)
少年誌ギリギリのエロさこそ『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』の真骨頂
単行本の発売のスパンがあまりに長すぎて、原作を読むのを諦めてしまってからしばらく経つ。
アニメ化を機にイッキ読みしてみようかと思うが、今は記憶を頼りに書いていることをお断りしておく。
『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』とはエロい漫画だww
成年漫画ではない。
ジャンプの読者層を考えるなら、エロ漫画だったということ。
しかし『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』をエロ漫画と呼べるのは序盤まで。
中盤からは、科学と魔法、天使と堕天使、破壊兵器といったような男の子が大好きな要素で構成されていく。
天使に序列があることを知ったのは『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』のおかげだった。
ルシファーが元天使長・ルシフェルだったことや、堕天使という言葉の意味も全部『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』から教わった。
前述した通り、作中に登場する呪文・人物・国、サブタイトルなどの名称の多くがハードロック・ヘヴィメタルのバンド名・メンバーの人物、アルバムジャケットやタイトルをモチーフとしている。
これがまた格好良かった。
ほとんどがおぼろげにしか覚えていないが、『メガデス』って魔法だけは鮮明に覚えている。
連載開始からずいぶん経つが、現在のアニメ業界の卓越した技術を駆使したら、とんでもない作品が出来上がるに違いない。
現在、物語がどうなっているのかはわからないが、天使や堕天使のような話に興味がある人には、是非観てほしいアニメになるだろう。
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