銃をおろしたロシア兵は敵前逃亡なんかしていない、そこに敵はいなかっただけなんだ
ウクライナ軍に降伏したロシアの兵士がウクライナ住民の配慮に涙を流す姿が映像で公開された。
3月2日(現地時間)のタイムズ、デイリーメールなどによると、この日あるTwitterにウクライナ軍に降伏したロシア軍兵士の姿が入った映像が登場した。
この映像はSNSで広まっている。
映像には若いロシア軍兵士が武器を手放した後、ウクライナ住民に囲まれて慰労されている姿が出てくる。
この兵士はウクライナ住民から受けたパンと紅茶を口にした。
別の住民は兵士の家族と映像電話をつなぎ、画面に母親の顔が出てくると兵士は涙を流した。
隣にいたウクライナ住民もこれを見ながら涙を拭った。
映像のウクライナ人男性は、「この若者たちの過ちではない」とし「彼らはなぜここに来たのかも知らない。古い地図を持って道に迷ったようだ」と話した。
この地域の住民は降伏したロシア軍兵士を食べ物などを渡して歓迎したという。
疑心暗鬼すぎるのも良くないとは思うが、もしかしたらこれも情報戦の一環かもしれない。
戦争で遠い外国の土地にまで従軍した兵士たちは、皆強い望郷の念を抱いているものらしく、それを呼び起こしてやるのも戦略のひとつである。
三国志でもこんな計略があったが、人の心なんてものは古今東西変わらない。
たとえこれが情報戦の一環だとしても、相手に平和裏に矛を収めさせる良策だと思う。
この報道が事実ならば、ウクライナはもちろん、ロシアにも戦争を望まない人たちが多く存在しているということなのだろう。
こういう報道をみると戦争において兵士とは、単なる戦闘単位にすぎないというが本当だな。
感情を消したイチ戦闘単位なら、たとえ家族とでも戦えるだろう。
しかし感情を取り戻した人間ならば、この戦争の無意味さに気づいてくれるのではないだろうか。
銃をおろしたロシア兵は、敵前逃亡なんかしていない。
そこに敵はいなかっただけなんだ。
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