最強失恋ソング決定戦
X『Say Anything』
『Say Anything』はXが1991年12月1日にリリースした8作目のシングル。
3作目のアルバム『Jealousy』からのリカットで、X名義時代の最後のシングルにして最大のヒット曲である。
YOSHIKIが "打倒『ENDLESS RAIN』を目指して書いた" 楽曲であるものの、一度は「失敗作」の烙印を押された。
しかし「結果的に "Say Anything" は世に出して本当に良かったと思う」とYOSHIKIは述べている。
『Forever Love』じゃない!
Xのバラードといえば『Say Anything』で間違いなし
Xのバラードといえば、やはり真っ先に『Forever Love』が思い浮かぶのだろうか。
たしかに『Forever Love』は名曲だと思う。
だけどXのデビュー時から聴いている人間にとっては、そうじゃないんだなぁ…たぶん。
Xのバラードといったら『Say Anything』!
対抗で『ENDLESS RAIN』である。
そして個人的大穴で『Voiceless Screaming』となる。
すべてX時代の楽曲である。
本当はね、『Voiceless Screaming』が大好きなのだが、いかんせん全英語詞ときてるから、歌詞に浸れないため最強決定戦からは除外する。
ただしX初期の名曲だ。
アコギで紡がれるあたたかく柔らかいメロディーラインに、哀愁を誘うヴォーカルが泣かせる。
歌詞を訳してないから意味はわからないが、頭に浮かぶ情景は落ち葉舞う晩秋。
堕ちたい時に聴いてもOK。
興味を持たれたら『Voiceless Screaming』も是非。
『Say Anything』の思い出といったら、何といっても辞書を片手に読んだ歌詞である。
難解詞とでもいうほどでもないが、当時のヴィジュアル系バンドはいちいち難しい言葉を遣うのがお約束だった。
If I can go back to there I've been
夢の中にだけ生きて
終わらない雨に濡れる
流れる涙を白日夢に染めて
「白日夢」。
今なら辞書なんかなくても字面でわかる言葉だが、あの頃は意味がわからなかった。
辞書で調べ、言葉の意味がわかった時は、少しだけ大人になったみたいで誇らしかったのを覚えている。
Close your eyes and I'll kill you in the rain
綺麗に殺し合えば
造花の薔薇に埋もれた
詩人の涙は記憶に流されて
また、この「綺麗に殺し合えば」というフレーズがたまらなく好きだった。
綺麗に?
殺し合う?
もちろん、どういう状況なのかはまったくわからない。
ただただ耳に残るフレーズだった。
ここだけ声を張るTOSHIの歌い方も、格好良くて好きだったんだよね。
Xは嫌いじゃないけど『Forever Love』しか知らないという人は是非聴いてほしい。
X初期の楽曲はお宝曲だらけだ。
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