明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
ユウキ(ソードアート・オンラインⅡより)
ユウキはマザーズ・ロザリオ編におけるヒロインである。
リアルネームは紺野木綿季。
《ALO》において「絶剣(ぜっけん)」と呼ばれ圧倒的な強さを誇るプレイヤーで、二刀を使わなかったとはいえキリトを2度倒した唯一の人物。
ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーを務めている。
アスナは、ユウキから「スリーピング・ナイツ」への協力を頼まれる。
「スリーピング・ナイツ」は、メンバー同士の事情で近く解散することを決めており、解散前の思い出作りとして、自分たちのパーティーだけでのボス攻略に挑んでいた。
キリトとクラインの協力も得てなんとかボスを攻略した「スリーピング・ナイツ」。
だがユウキが突然、アスナの前から姿を消し、《ALO》にログインしなくなって数日が過ぎた。
アスナは「スリーピング・ナイツ」のシウネーにユウキが姿を消した理由を尋ねるが、シウネーは言葉を濁して詳しい事情を説明せず、「ユウキは再会を望まないでしょう」と言うだけだったーー
世界初の医療用フルダイブ機・メディキュボイドの被験者として、病院からバーチャル世界にダイブしていたユウキ。
末期の病で無菌室から一歩も出られない彼女は、もう一度学校へ行ってみたいと願っていた。
彼女の望みを叶えるべく、明日奈は和人や学校の仲間に協力してもらい、ユウキに学校生活を体験させる。
外の世界を体感できるようになってから、ユウキの毎日はこれまでにないほど充実していた。
《ALO》では多くのプレイヤーたちとバーベキューをしたり、クエストに行ったりと、賑やかな日々を送っていた。
また現実世界では、明日奈たちと授業を受けたり、京都へ旅行に行ったりもした。
そして3月が終わりに近づく……
『ソードアート・オンラインⅡ』第23話「夢の始まり」でのヒトコマ。
僕も現実世界にいた頃は
いつも自分じゃない自分を演じてたような気がする
パパとママを悲しませないように
僕はいつも元気でいなきゃって思ってた
でもね 僕は思うんだ
演技でもいいやって
それで笑顔でいられる時間が増えるなら
全然構わないじゃないってさ
ほら 僕 もうあんまり時間がないからさ
遠慮する時間がもったいないって
どうしても思っちゃうんだよね
最初からドカーンとぶつかってさ!
もし 相手に嫌われちゃってもいいんだ
その人の心のすぐ近くまで行けたことに
変わりはないもんね
ソードアート・オンライン マザーズ・ロザリオ1 (電撃コミックスNEXT)
この名言は特殊な条件下で発せられている。
現実的には稀有なシチュエーションなので、あまりに極端すぎて、すべての人からは共感が得られないかもしれない。
だが、少しでも今を一生懸命生きたいと願うなら、知っていて損はない言葉だと思う。
誰にとっても時間は有限で、それがいつ終わるかなんて、ほとんどの人間にはわからないのだから。
本気で知り合いたい人間に対して、遠慮している時間がもったいないと感じるのは、決して特別な話ではない。
偽りの人間関係で満足するならまだしも、同じ人間同士、時間を掛ければ仲良くなれると思っているなら大間違いだ。
こちらが腹を割らなければ、心を開けない相手というのはどこにでもいるものだ。
そんな相手には、一気にその距離を縮めてみるのもひとつの手だろう。
そのほうが、もしかしたら遠まわりした時よりも、結果的に相手の心に近づけるかもしれない。
本音とか本心に触れられるかもしれない。
ただし、最初からドカーンとぶつかる相手には、好意以外の感情を抱いてはいけない。
利己的になってはいけない。
間違っても、自分の要求を優先してはいけない。
お互いの心を開くためには、打算や駆け引きなどもってのほかである。
そういう身勝手な感情というのは、必要以上に相手にはよく伝わるものだ。
真っ直ぐな気持ちでさらけ出した自分が、もし嫌われてしまったとしても、それならそれで諦めがつくではないか。
知らないところでこっそり嫌われているより、その方が何倍も気持ちがいい。
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