憂鬱な雨の日だって音楽ひとつで素敵な日に変わる
雨の日。
嫌いじゃない。
雨音は心を落ち着かせる。
心音と同じだと言われているからだ。
音量が常にほぼ一定で、心地良い音のボリュームで耳に入ってくる雨音。
憂鬱に感じる雨の日だって、楽しみ方はたくさんある。
雨の日が嫌いな人でも、音楽ひとつで素敵な日に変えられるかもしれない。
はじまりはいつも雨
『はじまりはいつも雨』とは
『はじまりはいつも雨』は、ASKAの楽曲。
自身の3作目のシングルとして、ポニーキャニオンから1991年3月6日に発売された。
当初は本作の発売の予定がなく、松下電器産業(現・パナソニック)からCMのタイアップを依頼されて、『はじまりはいつも雨』がアルバム収録用として作られたが、CMが放送された途端に問い合わせが殺到し、急遽シングル曲として本作をリリースすることが決定した。
ASKAは、1991年にCHAGE&ASKA(CHAGE and ASKA)としてもシングル『SAY YES』や『僕はこの瞳で嘘をつく』、アルバム『TREE』で当時の記録を塗り替えて数々の賞を受賞しており、一躍脚光を浴びることになる。
発売当時、33歳であったASKAは『SAY YES』や本作のミリオンヒットによって、人生のピークだとしたらと考えてしまい恐怖と似た感覚になったという。
KinKi Kidsの堂本剛氏は、小学6年生の時に初めて買った CDが本作であり、2013年には堂本氏が自身のカバーアルバム『カバ』で、表題曲をカバーしている。
発売直後からロングセラーとなり、半年後の9月にミリオンセラーを達成した。
オリコン集計による累計売上枚数は116.3万枚を記録している。
出荷枚数は120万枚以上を記録し、売上枚数・出荷枚数共にミリオンセラーとなり、ASKAソロ名義の作品として最大ヒット作品となった。
オリコン週間ランキング10位以内に本作は通算22週ランクインをしており、首位を獲得していないシングルの中では歴代1位の記録となる。
まるで雨に包み込まれているような優しい名曲
何も吹き飛ばすばかりが雨の日の気分転換ではない。
いっそ、雨の中に身を投じてしまうのもひとつの手である。
『はじまりはいつも雨』とは、まさにそんな一曲である。
君に逢う日は不思議なくらい 雨が多くて
水のトンネルくぐるみたいで しあわせになる
君を愛する度に 愛じゃ足りない気がしてた
君を連れ出す度に 雨が包んだ
今夜君のこと誘うから空を見てた
はじまりはいつも雨 星をよけて
まるで雨が待ち遠しいかのように優しい曲だ。
雨に包み込まれているような、果ては水の大循環まで感じられるような不思議な感覚になる。
生命を育んだ水の優しさすらも感じるような『はじまりはいつも雨』を聴けば、雨の日の良い気分転換になるのではないだろうか。
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