Always / BON JOVI (1994年)
愛が普遍であるようにロックも普遍の音楽だ
ロックバンドのバラードこそ最強説
音楽のジャンルは年々多岐に渡り、あらゆるジャンルの垣根もなくなりつつある昨今。
そんな世でも、ひとつの確信だけは自分の中に根強く残っている。
それがロックバンドのバラードこそ最強説だ。
ただのロックバンドのバラード好きなだけのような気もするが、なるべく多くの人に共感してもらうべく、本稿ではロックバンドのバラードの名曲をご紹介していきたいと思う。
BON JOVI『Always』とは
『Always』(オールウェイズ)は1994年に発表されたBON JOVI最初のベストアルバム『クロス・ロード 〜ザ・ベスト・オブ・ボン・ジョヴィ』(Cross Road 〜The Best Of Bon Jovi)に収録された「新曲」。
だが実は、映画『蜘蛛女』用に書き下ろされしたものをヴォーカルのジョンが勿体ないという事でお蔵入りしていたものを、ベスト盤で収録した経緯がある。
その後、BON JOVI屈指の人気曲となる。
BON JOVI人気は日本から
1980年代初頭、ニュージャージー州で音楽好きな高校生だったジョン・ボン・ジョヴィは、知り合いだったデヴィッド・ブライアンとバンドをはじめる。
これがBON JOVIのスタートだった。
実はBON JOVIを売り出そうとしたとき、はじめジョン・ボン・ジョヴィ個人を売り出すためのバックバンドとして扱おうとしたらしい。
しかし、ジョン・ボン・ジョヴィの意向でバンドとしてデビューする。
Queenもそうだが、音楽業界には「日本で売れると世界で売れる」というジンクスがあるようだ。
BON JOVIも最初なかなか売れず苦労した時代があった。
しかし、日本のヘヴィメタル専門の音楽評論家・伊藤政則氏が彼等のサウンドに惚れて、各メディアで大きく取り上げたのが日本でのブレイクのきっかけだったとか。
さすが伊藤氏。
日本人に耳馴染みがあるBON JOVIの曲だが…
日本で人気のBON JOVIではあるが、『Always』の認知度については疑問が残る。
何せ、長らくお蔵入りしていた楽曲である。
当のBON JOVIですらそういう扱いなのだから、相当なファンでもない限り知らない曲なのではないだろうか。
本作をCM等で聴いた記憶もない。
というか、所持しているCD以外で聴いた記憶がない。
BON JOVIといったら他の有名曲が流れるし、もしかしたらその有名曲も、聴いたことはあってもBON JOVIが歌っていることすら一般的には知られていないのではないだろうか?
絶対名曲『Always』
歌詞ではひたすら真っ直ぐな愛を歌っている。
And I will love you, baby
Always
(そして僕は君を愛していくんだ、愛しているよ
永遠に…)
And I'll be there forever and a day
Always
(そうして僕はいつまでも君の傍にいるよ 限りなく
永遠に…)
ロックを聴かなくなった今では、もしかしたら古臭さを感じてしまう人もいるかもしれない。
だが個人的には『Always』に、一切の古臭さを感じない。
それは流行り廃りを超越した、生き様としてのロックミュージックを『Always』から感じられるからだ。
愛が普遍なように、ロックも普遍の音楽なのだと信じている。
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