アニメ
慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~
スライム相手に塵ひとつ残さぬ火力で挑む勇者の冒険譚(笑)
原作『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』
『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』とは土日月(つちひらいと)先生によるライトノベル作品である。
2016年6月4日よりKADOKAWAの小説投稿サイト『カクヨム』にて連載開始し、2017年2月からは同社のカドカワBOOKSより書籍化されている。
メディアミックスとして、こゆきによるコミカライズ作品が同社の『月刊ドラゴンエイジ』にて連載中。
2019年10月から12月までテレビアニメが放送された。
タイトルは「慎重勇者」に略称。
この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる (カドカワBOOKS)
アニメ『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』
土日月(つちひらいと)先生によるライトノベル作品『この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる』を原作としたアニメ作品。
『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』のタイトルでAT-X、TOKYO MX、KBS京都、サンテレビ、テレビ愛知、BS11にて全12話が放送。
2018年11月にテレビアニメ化が告知された。
制作は『ゴブリンスレイヤー』や『Re:ゼロから始める異世界生活』でも知られるWHITE FOXが担当。
告知サイトが建てられた段階では時期未定だったのだが、2019年5月の続報解禁と共に2019年10月開始であることやティザービジュアル、スタッフ情報が公開され、正式なサイト、公式Twitterアカウントが立ち上げられた。
ニコニコ動画、AbemaTVなど19の動画サイトでも配信中。
またアニメに併せて、2019年10月から2020年1月までインターネットラジオステーション<音泉>にて『「ラジオ慎重勇者」~このラジオが面SHIREEEくせに慎重すぎる~』が全7回で配信された。
蛇足ながら、テレビアニメとしてはカクヨム初だが、映像化に関しては実写ドラマ化された『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(ドラマ版タイトルは『腐女子、うっかりゲイに告る。』)に先を譲った。
原作第一部「ゲアブランデ編」のエピソードがアニメ化されている。
慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~ Vol.3 [Blu-ray]
あらすじ
救済難度S級レベルの世界「ゲアブランデ」を救済することになった新米女神・リスタルテは、チート級のスキルを持った勇者・竜宮院聖哉を召喚する。
しかし、聖哉はその強さに反して慎重過ぎるほど慎重な性格をしており、スライム相手でも灰になっても攻撃魔法で完全滅却するほどの用心深さを発揮して、リスタルテを大いに振り回しながらゲアブランデの救済に奔走する。
聖哉とリスタルテが仲間を増やして、強敵を倒しながら少しずつ絆を深めていくうち、聖哉の過去や、リスタとの意外な関係が明らかになっていく。
主要人物
竜宮院 聖哉(りゅうぐういん せいや)
声 - 梅原裕一郎
リスタルテに勇者として召喚された、本作の主人公。
リスタルテ曰く「超イケメン」で、180センチを超える高身長の人物。
身体や基礎ステータスも発達しており一億人に一人の逸材と言われるほどの才能を持っているが、他者から「病気」「スーパーバーサーカー」と評されるほど慎重で疑い深く用心を怠らない。
スライム相手でも必殺技を連発するなど手は抜かず、倒すこと以上に死体の処理に力を入れる。
その性格はステータスの欄に「ありえないくらい慎重」と書かれており、なおかつ横柄で傲慢。
毒舌で他人に対しても傍若無人に振る舞うが、慎重さゆえに事態を解決するのでリスタルテも軽蔑していいのか尊敬していいのか迷っている。
モンスターを討伐してレベルを上げるやり方をリスクが高いとして拒否し、何度も統一神界に戻っては日々筋肉トレーニングや他の神々との修行で己を鍛えている。
経験値増加のスキルを有するため飲み込みは非常に速いのだが、一方で成長限界に達しやすいという欠点もある。
そのために他の神々などからスキルや奥義の伝授を受けることで、自分より遥かにステータスが上回る敵相手に不利を取らぬよう特訓の方向を切り替えることとなった。
その正体は一年前(統一神界では百年前)に難度Bの異世界イクスフォリアを攻略するためアリアドアから召喚された勇者で、ターマインの姫であるティアナ、魔法使いのコルトと共にパーティーを組んでいた。
その時の性格は現在と異なり非常に向こう見ずで、レベル上げすら嫌うために常に全滅の危機に晒されるものの戦闘センスだけで辛うじて敵を倒し続けていた。
その際にティアナと恋仲になり彼女のお腹に子供まで設けていたものの、その向こう見ずさゆえに魔王アルテマイオスの情報収集を怠り油断した隙を突かれて全滅。
ティアナと腹の子共々アルテマイオスに目の前で惨殺され、自身も心臓と頭を潰されて殺される羽目に陥った。
本来の魂であるディバインソウルは無事だったために元の世界に帰還することはできたものの代償としてイクスフォリア召喚時の記憶は失われ、一方で当時の経験はトラウマとして魂に刻み込まれて性格を現在のありえないくらい慎重なものへと豹変するに至らせた。
決め台詞は「レディ・パーフェクトリー、準備は完全に整った」。
リスタルテ
声 - 豊崎愛生
本作のヒロインである治癒の女神で、愛称は「リスタ」。
物語は主に彼女の視点で展開される。
本人曰くブラのサイズはDカップ。
アニメ版では非常に表情豊かな顔芸を見せている。
生まれてまだ100年目で救った世界もまだ5つだけと統一神界においては新米だが、抽選のような形で救世難度Sクラスの異世界ゲアブランデの担当に選ばれる。
数々のリストの中から非常に高い能力値を有した竜宮院聖哉をゲアブランデ救済の勇者として召喚するが「ありえないくらい慎重」という性格を見落としていたがために以降は事あるごとに彼の過剰なまでの慎重さに振り回されることとなる。
性格は天然だが、ちゃっかり出世を考えるなど俗っぽい性格をしており、慎重さ以外では完璧な美男子である聖哉を見て「こんな男性と燃えるような恋をしてみたい」等と想いに耽るなど煩悩的。
一方で女神としては常識的な思考の持ち主だが、それゆえにいろいろと規格外である聖哉と衝突を引き起こす。
治癒の女神なのだが新米ゆえか力を十分に行使できない普段の状況下では市販の薬草レベルしか回復できず、ほとんどは異界の門を開くための移動要因として扱われている。
それでも女神ゆえかその肉体を構築するパーツは特殊な効果を持つ合成素材となるため、たびたび聖哉に毛をむしられては合成の材料に用いられている。
「神界特別措置法(オーダー)」を使うと時速60〜80キロで飛行可能になる「リスタ・ウィング」や、尽きることのない神力を用いて致命傷すら無限に回復できる強力な治癒魔法を使えるようになる。
その正体は人間から転生した女神。
生前は異世界イクスフォリアの住人で「ティアナ」という名前だった。
イクスフォリア救済のために召喚された聖哉のパーティメンバーだったが、聖哉のミスによって魔王との戦いでパーティが全滅。
魔王アルテマイオスに腹の子共々生贄として殺される。
その後は統一神界にて女神リスタルテに転生したが、ティアナとしての生前の記憶は失われた。
ティアナ
難易度Bの異世界イクスフォリアに存在するターマイン王国の王女。
鳶色の髪に神官服を身にまとっている。
母親曰くドジで回復魔法以外は何もできない少女だったが、ツッコミだけは得意で民からはカミソリ・ツッコミ王女と呼ばれていた。
一年前(統一神官における百年前)にイクスフォリア救済のため召喚された聖哉のパーティに途中から仲間として加わっていた。
当時はとんでもなく向こう見ずな性格で準備を嫌い事あるごとに重傷を負う聖哉にツッコミを行いつつもパーティの回復役を務めていた。
その過程で聖哉と恋仲になり子供まで身篭っていたのだが、アルテマイオスに母子ともに殺される。
死後は自身の生前の善行と上位女神であるアリアドアの推薦により女神になった。
これは本当は面白かった!
純粋に笑えるだけの名作コメディアニメ
スライム相手に塵ひとつ残さぬ火力で挑む勇者の冒険譚
アニメ『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』はとにかく笑えるコメディアニメだ。
それは物語冒頭で早くも露見する。
ロールプレイングゲームでもお馴染みのザコキャラ・スライム相手に、本気を出しまくる勇者。
木っ端微塵を通り越して、何の痕跡も残さない容赦ない攻撃には笑うしかなかった。
「鎧を三つ貰おう。着る用、スペア、そしてスペアが無くなった時のスペアだ。」(笑)
いや、どんだけ慎重なんだよ⁉︎(笑)
そうツッコみたくなるのが本作の主人公である勇者・竜宮院聖哉。
見出しは初めて武器屋に立ち寄った時の勇者のセリフである。
道具や武器もスペアなしでは不安で仕方ない。
日用品のスペアが無くなると不安になってしまう著者にとっては、気持ちは痛いほどわかる。
わかるけど、これはアニメである。
まぁ、アニメだからこそ、このセリフが面白いのではあるけれど…
せめてスペアはひとつにしておけよ(笑)
それくらいはツッコみたくなるワンシーンであった。
女神・リスタルテの非常に表情豊かな顔芸の数々
本作のヒロインでもある女神・リスタルテは非常に可愛らしいビジュアルをしている。
とても可愛いのだ。
とても可愛いのだけど、感情の起伏が非常に激しいらしく、ちょいちょいその表情が崩れることがある。
それがまたヒドい(笑)
まるでギャグアニメのように可愛い顔が崩壊してしまう。
おまけに女神のくせして勇者とのエロい行為のことばかり考えている。
だがそれがまたたまらなく面白い。
ちょっと抜けすぎていて腹立たしいこともあるが、女神・リスタルテの顔芸も本作の魅力のひとつである。
物語後半で明かされる感動展開
勇者・竜宮院聖哉と女神・リスタルテは、まるで夫婦漫才のようなやり取りで冒険を進めるが、物語の後半になって二人の因果関係が明かされることになる。
二人は実は前世で結ばれていた。
今までコメディ一辺倒だった本作が、いきなり感動作になる瞬間だ。
慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~「リスタルテ」 1/7スケール 塗装済み完成品フィギュア
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎