#84
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
アムロ・レイ(機動戦士ガンダム逆襲のシャアより)
宇宙世紀0093年。
新生ネオ・ジオン軍の総帥となったシャア・アズナブルは、宇宙民族の解放を唱え、地球軍との敵対を続けていた。
表向きは政府と和平交渉を行いながら、小惑星アクシズを地球に衝突させるという暴挙を計画するシャア。
人類の平和を守るため、アムロ・レイは宿敵であるシャアとの最終対決へ向かうのであった。
世直しのこと 知らないんだな
革命はいつもインテリが始めるが
夢みたいな目標を持ってやるから
いつも過激なことしかやらない
しかし
革命のあとでは 気高い革命の心だって
官僚主義と大衆にのみ込まれていくから
インテリはそれを嫌って
世間からも
政治からも身を引いて
世捨て人になる
だったら…
「だったら…」に続く言葉が非常に気になるところだが、シャアに反論されて残念ながら続きはない。
しかし言葉の真偽は、歴史が物語っている。
ただし、同じ革命家でも独裁者はこの限りでないことをお断りしておこう。
官僚主義と大衆にのみ込まれていくのは、常に自由を求めた革命家たちである。
彼ら近代革命家たちは皆、後に独裁的で理想の組織を築いているから心が萎えるということはなかっただろう。
このことからもこの名言の対象は、自由を求めた革命家に限定されると考えられる。
…とはいうものの著者はこの名言から、何故かAppleを追放されたスティーブ・ジョブズ氏を思い浮かべた。
これも平和ボケした日本人の哀しい性なのだろうか…。
だが本物の戦争を知らない人間にとっては、なかなかわかりやすい例えだと自画自賛してみる。
Appleを創業し革命(革新)を起こしたジョブズ氏は、会社が大きくなりすぎたことで(過激な)ジョブズらしさを発揮できなくなってしまった。
思い通り(気高い革命の心)にならないジョブズ氏は、社内政治(官僚主義)に敗れ結果的にAppleを去る。
もちろんスティーブ・ジョブズ氏はインテリである。
ジョブズ氏の凄いところは、Appleを追放された後も革命の心を忘れなかったことだ。
ただし、自分を追放したAppleからは距離を置いている(世捨て人)。
なかなか合致していると思わないだろうか?
そもそも革命家なんてレアな存在になれる人間は少ない。
希少種の彼らに共通しているのは、それ相応の犠牲を払わなければ革命なんて起こせない…というぶっ飛んだ思想だ。
ぶっ飛んだ思想家だからこそ、革命家になれたともいえる。
あなたがもし何かしらの革命を起こしたいと考えているなら、遠慮も躊躇もしてはならない。
一度すべてをぶち壊すくらいの覚悟がなければ、革命なんて起こせないのだ。
大いなる犠牲を払う覚悟を持つ者こそが、大小に限らず世界を変える力を持つ。
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