『ダウンタウンのごっつええ感じ』伝説のコント
放課後電磁波クラブ
『放課後電磁波クラブ』とは
『放課後電磁波クラブ』は『ダウンタウンのごっつええ感じ』のコントのひとつ。
スリングショットの水着を着た、N極くん(今田耕司氏が担当、イメージカラーは赤、本名は「にしやましんじ」)とS極くん(東野幸治氏が担当、イメージカラーは青)がそれぞれ自分の色のU字磁石を合体させ、磁力で世の乱れを正そうとする変態チーム。
社会生活のマナーなどを「○○アカン!!」と視聴者に訴える。
世紀末戦隊ゴレンジャイでチョイ役として初登場。
3人目は「物理的に無理」なので誘えない。
衣装を見たら分かるが、尻が丸見え。
かがむとドクロ仮面から怒られてしまう。
初登場回でゴレンジャイに「今日は放課後電磁波クラブと戦ってください」といわれたが、ドクロ仮面とは戦ってもらえなかった。
後に単独コントとして独立。
しばしば局部がはみ出てモザイク処理がかけられていた。
格好とは裏腹に、言っていることは非常にまともで教育的なのだが、その表現方法に極めてPTAに嫌われそうな手法を取るというところを狙ったコント。
コント撮影前は、2人の下の毛の処理が欠かせない作業であり、周りにいた女性スタッフも、何回もやっていく内に慣れてしまったという。
当時まだ幼かった東野氏の長女は、このコントを見て「へっ、しょうもな」と父親が安易な下ネタに逃げていることをあっさり見抜いていたという(冒冒グラフより)。
東野氏は後に番組内の特別企画(寝起き後のリアクションをビデオ撮影するコーナー)にて、1人でこのコントを行った事がある。
ちなみに二人の登場曲は、モダンチョキチョキズの『エケセテネ』のイントロ部分。
後に2011年6月22日放送のテレビ東京系番組『やりすぎコージー』にて当時と同じ衣装・キャスト・セットでリメイクされたほか、2019年の大晦日に放送された『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』では『お豆電磁波クラブ』として、東野&今田コンビではなく原田龍二氏(S極)・袴田吉彦氏(N極)・武田真治氏という、元ジュノンボーイ3名で復活してしまった。
ちなみに武田真治氏はイメージの関係もあるが原田・袴田両氏とは違い、"ある騒動" を起こしているわけではないので、禊的な2人が着ている原典の衣装よりも布面積が広く取られたものを着用し「マッスルのM極くん」という新キャラとして登場した。
2020年4月5日、Twitter上でお笑い芸人たちがTwitterにギャグを投稿していく企画「ギャグリレー」において、東野氏がS極に扮した動画を投稿している。
合言葉には、
- 「この世の悪を吸い寄せる!」
- 「正義の磁力で吸い寄せる!」
- 「僕たち放課後電磁波クラブ!見!参!」
などがある。
『放課後電磁波クラブ』しか勝たん
『ダウンタウンのごっつええ感じ』で、一番にして唯一記憶に残っているコント。
正直『ごっつ』で鮮明に覚えているコントはこれだけ。
それほどインパクトは絶大だった。
だって、普通に考えたらダメでしょう?
このコント…。
仮に今放送したならBPOどころの話では済まない気がする。
子供が真似をするか(出来るのか?)どうかは甚だ疑問ではあるが、おそらく全国のPTAは間違いなく敵に回すことになるだろう。
だがそれだけに非常に面白かった。
こんなにバカバカしいことを、大真面目にやっているWコウジが逆に格好良くみえたのをよく覚えている。
『スナックラジオ』でリリーさんの口から『放課後電磁波クラブ』の名が…
大好きなラジオ番組《リリー・フランキー『スナックラジオ』》でその名を聞いた時には、正直驚いた。
まさかリリーさんも『放課後電磁波クラブ』のファンだったとは…。
こんなバカバカしい共通項の発見が嬉しかった。
でもリリーさん。
『放課後電磁波クラブ』を基本的にイジりのネタにしか使ってないけどね。
でも実際イジりにしか使えないけどね!
昔の子供はこういう番組を観て育った
昔の子供は『放課後電磁波クラブ』のようなむちゃくちゃなコントを普通に観て育っている。
それで何か弊害があったとは思わない。
悪影響を受けた気もしない。
そもそもテレビをコンプライアンスで縛りつける意味があるのだろうか。
情報ならあいも変わらず無秩序無法地帯と化しているネットから、いくらでも手に入る。
むしろこちらの方が問題なのでは?
ある漫画家さんが問題提起されていたが、出版業界のコンプライアンスでは人殺しのシーンは良くて喫煙シーンはいけないらしい。
人殺し < 喫煙。
まったく意味不明だ。
こんなんで健全な青少年育成に本当に効果があるなら仕方ないが、青少年犯罪は年々度を増している。
二次元の中でしか観たことも聴いたこともないような凄惨な事件が、現実の中でも当たり前のように起きてしまう。
これはテレビをコンプライアンスで縛りつけた結果ではないのか?
コンプライアンス問題は、ラジオ業界にも影響している。
深夜番組帯ではまだ古き良きラジオを保てているようだが、時間帯が少しズレれば際どい話はすべて煙たがられてしまう。
どの業界も体裁ばかりを取り繕う。
悪影響を及ぼす情報とやらをすべて排除して、純粋培養したつもりの人間を輩出しまくった結果、起きているのは昔よりも凄惨な青少年犯罪。
こんな無意味な情報統制をいつまで続けるつもりだろうか。
日本が滅びるまで?
だとしたら、日本の寿命は長くない。
TOKYO FMのラジオ番組
リリー・フランキー『スナック ラジオ』
毎週土曜 16:00-16:55
『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』とは
『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』は、TOKYO FMをキーステーションにJFN38局で放送されているラジオ番組。
通称「スナラジ」。
2010年4月から2020年3月まで、10年間にわたって放送してきた『KIRIN BEER "Good Luck" LIVE』の放送枠を受け継ぎ、パーソナリティのリリー・フランキーが店主に見立てて、アルバイト店員ないしチーママ1〜3人を交えて土曜の夕方に「開店準備の時間」の模様を届ける番組だ。
2021年6月5日放送分より、ショートビデオアプリのTikTokがスポンサーを務めることとなり、これを記念して同アプリの番組公式アカウントが開設された。
夕方枠ながら、下ネタ等アダルトな話題が多いこともあり、系列局から「(土曜夕方という)放送時間帯に合わないのではないか?」と疑問を呈されたことがある。
店主
アルバイト・チーママ
- BABI
- 川村那月
- 峯岸みなみ
- 松野井雅
- 花井貴佑介
- 麻美ゆま
- ミッツ・マングローブ
- 小島瑠璃子
- ユキヨ(BABIの親友)
『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』の魅力
刑務所内で聴かれているらしく、プリズンラジオとも呼ばれている『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』。
刑務所で好んで聴かれるだけあって、話題がとにかくマニアックだ。
マニアックではあるが多数派に決して媚びず、個人のアイデンティティーをとても大切にしてくれる。
リリー氏の豊富な人生経験。
性的マイノリティや不登校を色眼鏡で見ない懐の深さ。
BABIさんのお友達(本当にただの友達らしい。
もちろん素人さん)が体調不良のBABIさんの代打で番組出演を果たすなど、普通のラジオ番組では考えられない寛大さ。
しかも素人のお友達が、BABIさんに負けず劣らずすこぶる面白いという奇跡。
まぁこのことに関してはBABIさんの人柄の良さがうかがえて、スナラジファンとっては、ちょっとほっこりしたエピソードだろう。
番組ではおよそFMとは思えない古い歌謡曲が、至極当然のように流れてくる。
ザ・昭和の歌謡曲をFMで平気で流す。
何となくだけど、FMってオシャレな曲ばかり流れてくるものだと思っていた。
それを誰のものともわからない歌謡曲を流すなんて…
だが、そんな暴挙もなんだか許せちゃう不思議な番組だ。
特に毎度感心するのがリリーさんの見識の広さ。
よくもまぁ、いろいろなことを知っている。
しかも話術にも長けているから、面白おかしく話してくれる。
おかげで放送の1時間が短く感じるほどだ。
学校では決して教えてくれない、人生訓が学べる『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』。
コンプライアンスがうるさい昨今で、コンプライアンス違反すれすれのこういう番組の存在は貴重だ。
およそFMとは思えない選曲 およそFMとは思えない古い歌謡曲。
たとえばこんな曲が平気で流れてくるから、『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』は面白い。
常に打ち切りの危機と常に隣り合わせの綱渡り番組
土曜夕方4時に放送されるスナックラジオは、MCのリリー・フランキーとアシスタントの女の子がその時間帯にまったく相応しくない、あられもないゲスい話をしまくる番組だ。
しかし如何せん、なかなか過激な内容だけに大手スポンサーがなかなかついてくれない。
前には運よくショートビデオアプリのTikTokがスポンサーを務めてくれていた時期もあったが、おそらく今はビッグスポンサーがついていない。
こんな調子だから、聴取率の高さだけを頼みの綱に、なんとか継続している番組なのだ。
これではTOKYO FMの上層部からいつ終了宣言が下されてもおかしくない。
毎回ひやひやしながら聴いている状態だ。
だからラジオを聴く習慣のある方には、是非お願いしたい。
上層部が口を出せないくらいの高聴取率維持のためにも、毎週土曜夕方4時からの『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』をみんな聴いてくれー!!
もしくは大企業の広報様!
是非とも『リリー・フランキー「スナック ラジオ」』の恒久的なスポンサーになって下さいませー!!
少し過激で下世話で賛否両論渦巻いちゃうようなスナラジみたいな番組こそ、今のエンタメ業界には必要なものだ。
多様性を認め合う世の中を目指すなら、スナラジのような番組は絶対になくてはならない。
簡単に終わらせてはいけないのだ。
賛成ばかりの世の中は、正義ではない。
否定もあってこそ、健全な社会なのだから。
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