#86
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
大場嘉門(NISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~より)
大場嘉門は安部の上司で開発本部部長(2009年3月まではコンテンツビジネス部部長)。
長野県出身。
血液型はB型。
1959年7月7日生まれ。
自称「神保町の種馬」、「アザラシ部長」。
名前の由来は「大バカモン」で、彼の口癖でもある。
バブル世代なだけあって、周囲には美食家として知られており、愛読書は「東京カレンダー」と「大人の隠れ家」。
また、「LEON」も愛読していることから、いわゆるちょい不良オヤジだが、その反面、熟年離婚の危機も感じている。
家族は妻・カヨと息子・まなぶ、娘・ケイコの4人家族。
他に、タクシー運転手の弟がいる。
趣味は自分の経験を元にした官能小説の執筆(ペンネームは「ピエール大場」)。
携帯電話の着信音はサザンオールスターズの「いとしのエリー」。
愛車はエルグランド。
脇役だが実は密かに大好きなキャラクター。
まるで冴羽獠のように「神保町の種馬」を自称するおかしな人物だが、なかなか味のある言葉を言うことがある。
この名言もそのひとつ。
安部と同期で出世頭の権藤部長が入社してすぐの話。
仕事で失敗して酷く落ち込んでいた権藤に、大場嘉門が投げかけた言葉である。
権藤
もっと自分に優しくしてやれ
自分を見つめすぎると
かえって自分は遠ざかっていくものだ
NISSAN あ、安部礼司 脚本集 SEASON1~第1話 : SEASON1-1.先輩、後輩の飯野平太っす! あ、安部礼司~Season1 (TOKYO FM 出版)
「神保町の種馬」の異名からはまったく想像がつかない、優しく滋味に溢れた素晴らしい言葉である。
深い。
深すぎる。
短い言葉の中にあらゆる人生訓が詰まっているようだ。
解釈がなかなか難しい言葉ではあるが、詰まるところ「木を見て森を見ず」ということではないだろうか。
より近くで木を見ようとすれば、その分どんどん森は見えなくなる。
ひとつのことだけにとらわれて、全体像が見えなくなる。
これは人でも同じである。
自分の一部、あるいは他人の特に短所ばかりを見つめていると長所には気づけない。
長短併せ呑んだ本当の姿に気づけない。
これが「自分が遠ざかる」という言葉の真意なのだろう。
本当なら是非大場嘉門本人の声で聞いていただきたい言葉である。
大場嘉門とは、今どきではすっかり見かけなくなった格好いいおじさんだ。
人生経験が豊富で話題には事欠かないほど博識の持ち主。
部下と女性の扱いはスマートそのもの。
仕事が出来、遊び慣れていて、部下からの信頼も厚く、理解もある。
愛すべき昭和ダンディであり、ザ・イケオジなのが大場嘉門なのである。
声も素敵で、包容力がある上に大人の色気まで漂っている。
こんな声と言葉で励まされたなら、そりゃあ頑張るよ。
こういうオヤジがもっと増えてくれれば、日本はまだまだ捨てたものではないのだろうけど…。
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