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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【テレビ旅番組シリーズ『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』】第19弾で負け越し田中・羽田の両コンビは解散!『Z』は何故不人気だったのか?

 

テレビ旅番組シリーズ

ローカル路線バス乗り継ぎの旅

何故『Z』は不人気だったのか?

 

 

ローカル路線バス乗り継ぎの旅』とは

 

 

ローカル路線バス乗り継ぎの旅は、テレビ東京系列の「土曜スペシャル」で2007年10月20日から2017年1月2日まで放送されていた旅番組シリーズである。

略称は「バス旅」。

レギュラー出演者2人と女性ゲスト(女優またはタレント。

番組では「マドンナ」と称している)1人を加えた3人が、日本国内にある路線バスを乗り継いで3泊4日の日程内に目的地への到達を目指す。

一般的な旅番組とは趣が異なり、路線バスにより制限時間内に目的地への到達を目指すことが第一となっている。

このため、一行は観光を楽しむよりも時間に追われながら、制限日数内で最終目的地に到着することを最優先に行動することになる。

利用するバスの乗り継ぎ時間によっては有名な観光地を素通りすることもある反面、次に乗る予定のバスに間に合う、バス停近隣の、あまり知られていない穴場スポットに立ち寄ることもしばしばある。

バスの車内や待ち時間における出演者と地元住民との触れ合いも紹介している。

2016年2月13日には劇場版『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIEが公開。

2017年3月25日から2022年8月20日まで続編ローカル路線バス乗り継ぎの旅Zが放送されていた。

 

 


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ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE

 

 

 

『無印』と『Z』

※この項では『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(無印)を「シリーズ1」、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』を「シリーズ2」として記述する。

 

 

シリーズ1(2007年10月 - 2017年1月)


太川陽介氏、蛭子能収氏の出演で2007年10月20日から2017年1月2日まで全25回が放送された。

第1弾は2007年10月に放送。

当初は単発企画の予定だったが、一般的な旅番組とは一線を画す奇抜な内容が好評であったため、2008年度から年2回のレギュラー企画になり、2012年度からは年3回に拡大された。

視聴率競争の激戦区である土曜夜のゴールデンタイムにおいて10%を超える好調な視聴率になっていることから、テレビ東京の業績が好調なことがメディアで取り上げられる時には本番組が成功例として扱われることが多い。

太川氏と蛭子氏が他局の番組で共演する機会もあり、本番組のエピソードも出演番組で語られたほか、2人をゲストに本番組のパロディが制作されたこともある。

また太川氏と蛭子氏がそれぞれ「路線バスで旅をするタレント」として番組に出演する機会も増えている他、久米宏氏、松本人志氏、伊集院光氏、中川翔子さんなど著名人の中にも番組ファンを公言する者が多い。

番組の人気も相まって、2014年のゴールデンウイークに行われたテレ東フェスティバル内のイベントで、初めて番組のトークショーが開催されたほか、2014年9月に「土曜スペシャル」企画枠の中で初となる公式ホームページを立ち上げ、過去に放送された内容や太川氏、蛭子氏、女性ゲストの3人が訪れた場所、乗車したバス等をまとめて紹介している。

2014年からこれまで放送された内容の一部がDVD化されて発売されている。

2016年4月より「土曜スペシャル」は放送時間が1時間半に短縮されたが、当番組は従来通り2時間半で放送されている。

2016年11月26日に放送された特別編の最後に、2017年1月2日放送の第25弾で太川氏と蛭子氏の二人が卒業することが発表された。

2017年1月2日放送の第25弾は当番組開始以来初めて「土曜スペシャル」枠外での放送となった。

同放送でシリーズ1が完結し、第25弾のエンディングにて当番組の新シリーズが同年春から始動されることが告知された。

2020年秋に開催された『テレ東ほぼほぼ無観客フェス』の中で11月28日に、ローカル路線バス乗り継ぎの旅 ファンの集い ~太川&蛭子&マドンナ生出演!今だからいろいろ聞いちゃおう会~』として、太川氏、蛭子氏、加藤紀子さんとプロデューサーの越山氏による有料ネット配信のトークショーが開催された。

 

 

シリーズ1のレギュラー

太川陽介

 

リーダーとして一行の取りまとめ役を担っていた。

バスの車内でも食事の場でも地図帳は手離さず、常に先々の予測を立ててルートのシミュレーションを入念に行っていた。

地名にも詳しいことから、収録前から相当予習をして来ていると思われていた(ただし、ルートの下調べは彼自身のプライドから行わなかったらしい)。

乗り継ぎで周囲に時間を潰せる食堂や喫茶店等がない場合や、ゆっくり座って食事をする時間的余裕がない場合に、さりげなく全員分のパンや中華まん、お菓子などを調達する気配りも欠かさなかった。

時間のない中でも食事は当地の名産を選択したり観光名所を訪ねていた。

蛭子氏のマイペースぶりには終始振り回されており、呆れる態度を示すことが多かった反面、蛭子氏や女性ゲストをからかう稚気を見せていた(蛭子氏が予約した宿ではほとんど定番の如く、蛭子氏の部屋ベッドを荒らして蛭子氏を困らせているが、「旅バラ」になっても同じことをしている)。

なお発言は青色のテロップで表示されていた。2017年1月2日の放送をもって卒業したが、シリーズ2では第9弾までナレーターとして参加。

 

 

シリーズ1のレギュラー

蛭子能収

 

マイペースな性格・奇抜な言動・ゲストへの容赦ない毒舌は、この番組でも健在であった。

計画は太川氏に任せっきりで、時には「ここで温泉に入りたい」などとワガママを言って途中下車を提案することもあった。

また移動中には眠っていることが多く、ナレーションのキートンからツッコまれていた。

オープニングでは「ブラックエビス」と紹介されたこともあり、やりたい放題の言動と太川氏・女性ゲストとのやり取りは番組の大きな魅力となっていた。

一方、宿泊施設や飲食店での交渉をしたりする役目を担っていた。

ギャンブル好きのため、移動中でもパチンコ屋や競艇場を見つけると入りたがり、第7弾では休憩と称してパチンコ屋に寄ったせいでバスに乗り遅れる失態を犯した。

海産物が苦手なため、昼食の際は当地の名産などに目もくれず、一人だけカレーライスやカツ丼のような定番メニューを注文していた(夕食も現地の名産ではなく、豚カツ等の揚げ物を頼む傾向があり、酒が飲めないため、ビールの代わりにコーラやジンジャーエールといった炭酸飲料を飲んでいた)。

回を重ねるうち、宿泊先は「当たりはずれ」のある旅館よりも「無難な」ビジネスホテルを好むようになっていた。

大感謝祭において、特に東横インを好む理由を語っている。

予約した宿でほとんどいつも太川氏にベッドを荒らされて困惑する。

発言は緑色のテロップで表示されていた。

2017年1月2日の放送をもって卒業。

 

 


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シリーズ2(2017年3月 - 2022年8月)

 

無印シリーズ第25弾のエンディングにて、2017年春から新たなメンバーを迎えての新シリーズが放送される予定であることが告知された。

2017年3月18日に新シリーズのタイトル『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Zと、2代目の旅人として前述の特別編で旅人を務めた田中要次氏と羽田圭介氏の起用が。

また無印シリーズで旅人を務めた太川陽介氏のナレーションでの参加が発表され、同月25日にZ第1弾が放送された。

2022年8月20日放送の第19弾で負け越し、田中・羽田の両コンビは解散となった。

 

 

シリーズ2のレギュラー

田中要次

 

基本的に地図の分析を担当するが、明確にリーダー役と決まっているわけではなく、自ら大きな決断をするのは得意でない。

しかしマドンナが自ら地図を分析したり先頭を歩いたりしてリーダーシップを発揮すると、焦りを見せる。

出会った人々に「バスの旅(のロケ)ですか?」と尋ねられると番組名を宣伝し、太川氏と蛭子氏が出演したシリーズ1に関する話が出た時には「僕たち、2代目です」とアピールするなど、広報も担当している。

自分の聞き込みで得た情報が役立ってバスの乗り継ぎがうまくいくと、羽田氏とマドンナに褒めてもらおうとして自慢する。

テレビドラマ『HERO』で田中氏が演じたバーテンダー役のお馴染みの台詞である「あるよ。」を使う事が多く(これを言うと『HERO』のメインテーマのBGMが少しだけ流れる)、特に宿泊施設にて3部屋確保できた時は、『HERO』バーテンダー役とほぼ同じ険しい表情をしながら必ず言い、羽田氏とマドンナが「えっ、あるんですか?」と返すのがお約束である。

回によっては羽田氏やマドンナも言うことがあり、聞き込みをした一般人に言われた場合もある。

3人の中で歩くのが最も苦手で、早朝出発や夜遅くまでの行動も好まず、乗り継ぎルートの調査よりも食事や宿探しを優先させようとする。

口癖は「もう宿へ行こう、メシ食おう」。

歩くときは風情のある旧道を通ったり洒落た喫茶店に立ち寄ったりすることを好む。

隙あらば温泉宿に泊まりたがって羽田氏を困惑させる。
発言は青色のテロップで表示されている。

 

 

シリーズ2のレギュラー

羽田圭介

 

バスを見つけると突然ダッシュしたり(これを田中氏は「ハダッシュ」と呼んでいる)、夕食のビールを一気飲みしたり、時折奇抜な言動を取る。

新刊発売のたびに、自分の小説の宣伝をプリントした派手なTシャツなどを着用する。

書店を見つけると著書の在庫があるかどうかチェックし、置かれていないと不機嫌になる。

宿泊施設に電話する際には「わたくし、芥川賞作家の羽田圭介と申しますが…」と名乗る。

宿の和室にある座布団が分厚いと大喜びでテンションが上がる。

バスを長時間待つよりも歩いて進むことを好み、マドンナが徒歩を拒否してバスを待ちたいと主張した時は、論理的に説得しようと試みる。

歩き始めると寄り道する時間を惜しんでストイックに目的地を目指そうとする傾向にあり、道中で出会う人々との交流や周囲の景色にはあまり関心を示さない。

長距離の徒歩が奏功してバスの乗り継ぎがうまく噛み合うこともあるが、結果的に時間と体力を無駄に消耗してしまうことも少なくない。

田中氏の食事や温泉への勧誘を却下するなどして、(田中氏に対する)ストッパーの役割を果たしている。

発言は緑色のテロップで表示されている。

 

 

 

何故『Z』は不人気だったのか?

独断と偏見で推察する『無印』と『Z』の評価を分けた差とは

 

 

戦績

 

『無印』『Z』の評価を分けたの差。

まず考えられるのが圧倒的な戦績の差だ。

シリーズ1の勝率は8割近いものだった。

対するシリーズ2の勝率は結果的には5割を切ってしまった。

個人的には勝率なんてどうでもいいのだが、視聴者心理を考えるとそうもいかないだろう。

いくら頑張っていても結果が失敗では、受ける印象がよろしくない。

結果的に失敗続きのシリーズ2は不人気になってしまったと推察される。

 

 

ルート選択と歩いている時間

 

次に考えられるのが両者のルート選択と番組中に歩いている時間の差である。

シリーズ1では太川氏が慎重に慎重を重ねルートを選択し、それでもどうしようもない場合のみ "歩く" という決断に至っていた。

それがシリーズ2ではどうなったかというと、最悪歩く前提ありきのルート選択を行なっていた。

要するに行き当たりばったりの要素が強すぎた。

結果、バス旅なのに歩いているシーンがあまりに多すぎる。

いくら頑張って長距離を歩いても、視聴者目線では「ルート選択で回避できた "歩き" なのではないか?」と勘繰られてしまう。

この差は存外大きいものである。

 

 

旅番組としての体裁

 

考えられる要因はまだまだある。

次はかろうじてでも旅番組の体をなしていたかどうかという差。

シリーズ1では必ずといっていいほど太川氏がご当地グルメを楽しんでいた。

どんなに名所旧跡をすっ飛ばそうが、グルメだけは歴とした旅番組であったのだ。

しかしシリーズ2になるとゴールすることばかりに気を取られ、ご当地グルメ要素は皆無となってしまった。

いつしかシリーズ通じて恒例だった夕食時の乾杯シーンまで無くなる始末。

あれを楽しみにしていた視聴者も多かったのでは?

ゴールすることも大切なのはわかるが、あれでは苦行でしかない。

娯楽としての要素が圧倒的に欠如してしまったシリーズ2は、だから不人気なのだ。

 

 

シリーズの人気の差は出演者の人気の差

 

過去の記事にも書いたことがあるが、シリーズ1の出演者はふたりとも好きではない。

それでもハマってしまったのは、人気の差が出演者の好き嫌いではないことを意味している。

 

 

出演者の素が垣間見えてしまう旅

 

シリーズの人気の差は、出演者の一般的な人気の差ではない。

それは間違いない。

しかしこうも考えられる。

シリーズ1の出演者が好きではなかったのはたしかだ。

だが観続けているうちに、徐々に慣れていき最後には好感すら覚えるようになっていた。

逆にシリーズ2の出演者の放送開始当初の好感度は無に近かった。

少なくとも悪い印象はない。

だが回を重ねるにつれ、徐々に嫌いになっていった感がある。

この好感度の推移の差は、バス旅が過酷すぎるあまり、出演者の本性が滲み出たからではないだろうか。

『無印』ではだらしない印象しかない蛭子氏が頑張る姿に意外性を感じた。

なんでも知ったかぶりしているような太川氏も、いい加減な蛭子氏をしっかりフォローし好感度が上がった。

また視聴者が欲しがるであろう画を、しっかりと入れていたあたりが、太川氏は番組のことをちゃんと考えていたように思う。

だから『無印』は回を重ねるごとに好感度は上がっていった。

対して『Z』では、その無計画さが歩く距離を伸ばしているのに、そのことに文句を言う出演者の態度にはいささか腹立たしさを覚えていた。

それは回を重ねるごとに酷くなる。

「最悪歩けばいい」とでも思っているかのようなルート選択は、太川&蛭子時代のバス旅のイメージからは程遠かった。

このバス旅では「最悪歩くけど出来れば歩きたくない」が基本理念であるから、『Z』のそれはファンとしてはどうしても受け入れがたい。

根本的な考え方の差が、そのまま人気の差に反映されたのではないだろうか。

 

 

 

シリーズ2の不運

相次ぐ路線廃止で年々難しく…

 

 

シリーズ2『Z』が不人気だった理由のひとつに勝率の差を挙げたが、すべての勝敗が出演者の実力の差で決したわけではない。

これまでの15年間で約1100本のバスを乗り継いできた同番組だが、放送後に路線の廃止やコミュニティバスへの転換が行われた場合も多く、すでに同じルートでの乗り継ぎを行えないケースも多く存在するのだ。

特に目立つのが、都道府県や自治体境をまたぐ路線の廃止や区間短縮。

各回で旅のキーになった路線も多くある。

シリーズ1では繋がっていたルートでも、シリーズ2では途絶えてしまった。

そんな不運も重なっていたのだろう。

そういう事態を鑑みるなら、戦績の差を人気の差と考えるのはあまりに酷なことなのかもしれない。

 

 

 

それでも待ち焦がれるシリーズ3

 

 

バス旅はテレ東の看板番組である。

バス旅から派生したバス対決企画が多々生まれ、今ではいったい何種類あるのやら…。

しかし本編と呼べるのは『無印』・『Z』と、それに続くであろうシリーズ3のみである。

派生企画も面白いことは面白いのだが、やはり本編は格が違う。

解散が決まった田中&羽田コンビの跡を継ぎ、テレ東らしい絶妙なキャスティングで選ぶであろう、シリーズ3の新コンビが今から待ち遠しくて仕方ない。

 

 

 

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