#90
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
アマデウス紅莉栖(STEINS;GATE 0より)
『STEINS;GATE 0』第22話「投企のリナシメント」でのヒトコマ。
第三次世界大戦を阻止すべく、過去改変のためにタイムマシンへと乗り込む鈴羽とまゆり。
だが攻撃ヘリにミサイルを撃ち込まれ、ふたりの安否が不明の事態になってしまう。
岡部はタイムリープを繰り返し攻撃阻止を試みるが、何度やっても結果は変わらない。
何度やりなおしても、タイムマシンの破壊は回避できないのか。
諦めることなく方策を練る岡部達に待っていたのは、ひとつの苦渋の決断だった。
それは牧瀬紅莉栖の記憶をデータ化した人工知能・アマデウスの消去。
しかしアマデウスを消去するということは、再び紅莉栖を犠牲にすることだと感じている岡部は、決断しきれないでいた。
そんな岡部をアマデウス紅莉栖は外へと連れ出した。
そして優しく語りかけるのであった。
だって ここは混沌としていて
法則など何もない
私の存在している ここは
すべてのものに理由と必然がある
存在する理由がないものは
消され
無駄は省かれ
すべて効率的に構築されていく
でも 今みえているこの世界は
大袈裟に言うと無秩序
必要ないものが存在し
無駄にしか思うない行動が
日常のように発生し
明らかに答えが分かっている選択を
なぜか誤る
けど それが偶然を生み
意味のないものに必然を与え
複雑に絡み合って
奇跡のような出来事が
生み出されていく
出会いが生まれる
「STEINS;GATE」オーディオシリーズ ☆ラボメンナンバー004☆牧瀬紅莉栖
実に科学者らしい理数脳ならではの言葉である。
だがこれほど心に響くのはなぜだろう?
実に理路整然とした理知的な言葉で、最も科学者らしくない "奇跡" について嬉々として語っている。
そして何より温かく、出会いに感謝と歓びを与えてくれる。
「意味のないものなんて何もない」なんて綺麗事を信じたくなったのはいつ以来だろう?
本気で奇跡を信じてみたくなったのは、いったいいつ以来だろう。
はじめは無意味に感じたものでも、巡り巡っていつかは何かの意味を持つ。
まるでそれが必然だったかのように。
この言葉を聞くと、この世に無駄なものなど何もないように本気で思えてくる。
そうか…。
これはバタフライエフェクトと同じなのだ。
たとえ趣旨とは異なろうが、すべてのものには何かしらの理由がある。
巡り巡って誰かの何かの理由になる。
そういうものの積み重ねが、出会いの奇跡を生んでいる。
そうだった。
出会いとは、奇跡そのものだったじゃないか。
そんなことすらいつの間にか忘れかけていた。
すべての出会いは必然であり、そこには何かしらの意味がある。
ならばすべての出会いに感謝しよう。
良くも悪くもすべての出会いに感謝しよう。
奇跡はそこにある。
無限に広がる宇宙の片隅で、こうして同じ時を共有しているというだけで、すでに奇跡は成立していると思わないか?
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