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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【CANDY / 高橋優(2013年)】あなたは子供の頃になめたキャンディの味をまだ覚えてますか?

 

 

 

 

2013年

CANDY / 高橋優

 

 

高橋優

 

高橋優氏はシンガーソングライター。

父は民謡歌手。

年の離れた姉が2人いる。

中学では生徒会長だった。

大学入学後、狸小路でストリートライブを開始。

2006年、大学4年生の頃に札幌市内の映画館でアルバイトを開始。

卒業後まで2年間続け最終的にはマネージャーまで任された。

そのまま就職しないかと打診されたこともあったが、2007年、札幌のライブハウスで、芸能事務所アミューズの山口雄一氏にスカウトされ、2008年に上京し、同社に所属。

2010年7月21日にワーナーミュージック・ジャパンより素晴らしき日常』でメジャーデビュー。

通称・リアルタイムシンガーソングライター。

 

 

 

『CANDY』とは

 

 

高橋優氏のメジャー3枚目のフルアルバム『BREAK MY SILENCE』に収録されている。

2013年7月10日、ワーナーミュージックジャパンからリリースされた。

『CANDY』は高橋氏が小学生だった頃に経験したいじめの体験をもとに書かれた曲で、高橋氏は、本作のテーマを踏まえた上で、そのような体験を歌っていると述べている。

またインタビューで高橋氏は、本作に対する想いをこう語っている。

 

 

Q:いじめ体験をこれだけ赤裸々に歌うのは、今までになかったし、ものすごく勇気がいることだと思います。

これはきっと、すごい反響が返ってくる曲だろうなと。

 

どういう反応が返ってくるか?というのも、もちろん大事なんだけど、まず僕が自分の経験を話せるようになった、歌えるようになったというのが、大事だと思うんですよ。

今現在いじめられている人がいるとして、たとえば中学校3年間だったら、その3年間が永遠に感じるんですよ。

ずっと抜けられないトンネルのように思って、“私は一生この人たちに呪われながら生きていくんだ” って、思っちゃってる人もいると思うし、僕も当時はそう思ったんですよ、間違いなく。

でもきっと、そんなことはない。

抜け出そうと思えば抜け出せるし、時間がたてば、いい意味でも悪い意味でも、人は絶対変化するんですよ。

どうしたって、同じようには生きられない。

実際にこの歌のように、絵の具を食べさせられたり、傘を壊されたりして、僕自身が壊されかけて、血を流した経験があっても、極端な話、明日はいじめっこになってるかもしれないんですよ。

いじめられた経験と憎しみがつのって、やり返してやろうと思えば、どんどん別の歪んだ形になっていく可能性もあると思っていて。

逆に歪まないで、その経験を生かして、まっすぐ生きていくこともできる。どうにでもなれる、と思ったんですよ。

そう考えた時が、自分がいじめというものに少し距離を置いて見ることができた、初めての瞬間だったんですよ。

それまでは僕、自分がいじめを経験したなんて、言いたくなかった。

カッコ悪くて。

だけど、人生、どんな時でも失敗するし、恥ずかしいことなんか誰にだってあるし。

「CANDY」もそうだし、「人見知りベイベー」もそうだけど、恥ずかしいとか、弱いとか思ってることも、全部言ってしまおうと…

決意表明の文章を書いてるようなものですよ。

自分にムチ打つみたいな。

逆に、こういう歌を歌う人がたくさんいたら、問題だと思うんですよ。

 

 

CANDY

CANDY

 

 

CANDY

CANDY

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは子供の頃になめたキャンディの味をまだ覚えてますか?

 

 

キャンディと聞くと誰もが甘いイメージを持つ。

それが楽曲のタイトルなら、きっとSweetな恋や愛の歌にでもなるのだろう。

大好きな人との甘い甘い恋の話。

とろけるような愛の物語。

本来、キャンディとはそういうものだ。

しかし本作の『CANDY』はひと味も二味も違った。

Sweetなイメージとはおよそかけ離れたその詞は、聴いているだけでいたたまれなくなってくる。

詞を読むだけで胸が締めつけられる。

陰湿。

陰険。

集団心理の恐ろしさ。

正直言って、胸糞悪い。

だが、それと同時に目を背けてはいけないような気もする。

本作はけっしてフィクションではないのだ。

真っ直ぐ向き合わなければいけない。

 

 

それは晴れた昼下がりのありふれた出来事

図工の授業で風景画を描いていたときの出来事

「この色キャンディみたいだね」と誰かが笑った

「ほんとだ、絵の具じゃないみたいだね」と別の誰かも笑った

 

その筆は僕の口元に差し出され

「ほら舐めてみろよ」と女は笑った

抗うよりも応じる方が痛くされないと

僕は知ってた 僕は知ってた

 

強かな人になろうと誓った

誰にも期待などしなかった

あの人たちが正しいなら 僕は世界でも敵に回そう

愛はどんな味でしょうか?

友情はどんな形でしょうか?

毎日のように差し出された キャンディの味を僕は忘れない

 

 

※不快な気分にさせるかもしれません。

ご視聴の際はご注意下さい。


www.youtube.com

 

 

いじめが社会問題になって幾年月。

様々な方法で撲滅を試みるが、未だにいじめが絶える気配はない。

それはそうだ。

人間は自分より弱い者をよってたかって蔑むことで、安心と自己肯定感を得る生き物。

他人を貶めることでつまらない自尊心に浸る生き物。

特に日本人は簡単に集団心理に飲み込まれる人種。

みんながやっているから自分もやる。

赤信号、みんなで渡れば怖くない。

酷く短絡的で、愚かな思考。

くだらない愉悦のために、簡単に他者を踏み躙る。

しかも驚くほど陰湿なやり方で…。

そんなに気に入らないならいっそ一対一で殴り合ってしまえばいいのに、そんな度胸は持ち合わせていない臆病者。

我々は、自らの行いを顧みなければいけない。

我々は、理不尽人蔑まれた人たちから目を背けてはいけない。

あらゆる事に無関心になりつつある現代で、本作のような曲の存在は、あまりにも貴重で尊いことだと著者は思う。

 

 

 

著者からひと言

 

『CANDY』を聴いて不快に思われる人もいるだろう。

否定はしない。

むしろ正常な感覚だと思う。

だから本来なら、もっと注意喚起を行うべきだったかもしれない。

しかし敢えてしない。

本当なら、僅かな注意喚起すらしたくなかったくらいだ。

本作は正当なやり方で、一般に発表されている楽曲である。

何も後ろめたいことはない。

不快に思われた人には申し訳ないが、本作が多くの人の耳に留まり、問題解決へのキッカケになることを切に願う。

 

 

 

 

 

 

 

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