2022
FIFAワールドカップ "カタール大会"
スペイン代表に歴史的逆転勝利!
サッカー日本代表は現地時間の1日、FIFAワールドカップカタール大会・グループE最終節でスペイン代表と対戦した。
試合は2-1で日本代表が勝利を収め、グループステージ首位通過が決まった。
勝てば他会場の結果に関係なくグループステージ突破という日本代表は、冨安健洋選手や酒井宏樹選手が間に合わず、板倉滉選手、吉田麻也選手、谷口彰悟選手の3バックで入った。
ただ、実際には伊東純也と長友佑都選手が最終ラインに加わり、5バックを形成。
5-4-1のシステムでスペイン代表の猛攻に耐える狙いで入った。
しかし、押し込まれた日本代表は11分にアルバロ・モラタのゴールで先制を許すと、その後もスペイン代表に攻め込まれる厳しい展開。
前半はほとんど良い場面をつくれず、1点ビハインドで折り返した。
ただ、ドイツ代表戦も後半からだった。
ハーフタイムで長友佑都選手と久保建英選手が下がり、堂安律選手と三笘薫選手が投入されると、後半立ち上がりに一気に攻め立てる。
48分、伊東選手の守備からボールを受けた堂安選手が左足のシュートを突き刺して追いつくと、雰囲気が一変。
続く51分には、堂安選手が右サイドからクロスを入れてファーサイドで三笘選手が折り返すと、田中碧選手が押し込んで逆転した。
三笘選手が折り返す際にゴールラインを割っていたのではないかということで映像での確認が行われたが、ギリギリで残っていたというジャッジ。
得点が認められた。
これで焦りだしたのはスペイン代表。
次々と交代カードを切って攻撃に転じる。
同時刻の他会場ではコスタリカ代表がドイツ代表相手に逆転に成功した時間もあり、グループ内の状況が目まぐるしく変わった。
試合は再びスペイン代表が押し込んで日本代表が守るという構図。
それでも日本代表は集中した守備が続き、スペイン代表に同点弾を許さない。
結局、試合は2-1で終了。日本代表が首位でグループステージを突破した。
よく走った!おめでとう日本
前大会のベルギー戦を彷彿とさせるアグレッシブな強さをみせてくれた日本。
若返りの最中とはいえ、あのスペインから立て続けに2得点を奪った時間帯は実に素晴らしいサッカーを魅せてくれた。
本当によく走った。
高い位置からガンガン当たって、スペインに好きなようにやらせない。
スペインのラインは徐々に下げられ、押し切って奪った2得点。
世界を席巻したドイツのショートカウンターをみているようでワクワクした。
これこそ日本サッカーが目指すべきスタイル。
対戦相手で変わる不安定な強さ
日本はいったいどれほど強いのか?
優勝経験国2カ国からのジャイアント・キリング。
正直、まさかの展開。
まぐれも2回続けば本物…と言いたいところだが、そうも言い切れない日本安定の不安定さ。
楽観視していたコスタリカ戦でつまづいたのは、伝統的な日本の精神的な脆さによるものだ。
大一番で素晴らしいサッカーをみせたかと思えば、勝ち点を計算していた相手には簡単につまづく。
いったい日本のサッカーは、今どれほどの強さなのか?
長年見続けてきたが、未だによくわからない。
日本は強くなったのか?
ドイツ・スペインを立て続けに破った実力は本物か?
試されるのはこれからだ。
出場国枠の拡大で、大会のレベル自体が今後下がる可能性もある。
もしかしたら最後のチャンスかもしれない。
決勝トーナメントでは是非、日本の強さを証明してみせてほしい。
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