坂本龍一最後のプレイリスト
funeral(葬儀)
『funeral(葬儀)』とは
龍一の最後のプレイリスト。
龍一が亡くなったことに伴い、自身の葬儀で演奏するために、個人的にコンパイルしていたプレイリストを共有したいと思います。
彼は本当に最後まで音楽と一緒だった。
マネジメント担当者
坂本龍一氏が自身の葬儀で流すために編集していたプレイリスト『funeral(葬儀)』がSpotifyで公開された。
自身の葬儀で流す音楽をまとめたもので、最後の一曲は死去の3日前に追加されたという。
昨年の6月から追加されていったプレイリストは、Alva Noto “Haloid Xerrox Copy 3 (Paris)” からはじまり、ジョルジュ・ドルリュー、エンニオ・モリコーネ、ガブリエル・フォーレ、エリック・サティ、クロード・ドビュッシー、ドメニコ・スカルラッティ、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル、リス・ゴーティ、ニーノ・ロータ、モーリス・ラヴェル、ビル・エヴァンス、武満徹、デヴィッド・シルヴィアンらの楽曲を経て、最後に追加した曲、ローレル・ヘイロー “Breath” で締め括られている。
全33曲。
約2時間半。
マネジメントチームはTwitter上で「彼は本当に最後の最後まで音楽とともにあった」とコメントした。
ニューズウィーク日本版 4/18号特集:追悼・坂本龍一[雑誌]
世界の中心のジャパニーズ
相次いで巨星墜つ。
高橋幸宏氏の後を追うようにして坂本龍一氏までもがご逝去された。
YMO世代ではない著者でも、その凄さは知っている。
世界の中心のジャパニーズ。
今や伝説となった彼らの音楽は、まさに「イエローマジック」。
黄色人種独自の音楽を作り上げ、世界、特に白人文化の英語圏で注目させた功績は大きい。
とはいえ、著者はYMOでのふたりの活躍をリアルタイムでは知らない。
YMOといえば真っ先に『ライディーン』を思い浮かべるし、いやいや坂本氏の代表曲といえば『テクノポリス』だからなんて拘りも、恥ずかしながらあまりない。
だから坂本龍一氏に対しての著者のイメージは、正直YMO時代にはない。
著者にとっての坂本龍一氏といえば、ぶっちぎりで『Merry Christmas Mr.Lawrence(戦場のメリークリスマス)』。
『energy flow』。
そして大好きなRyuichi Sakamoto featuring Sister M『The Other Side of Love』である。
どれも余計な音を極力減らしていった、実に(後年の)坂本龍一氏らしい曲ばかり。
どの曲も空気感を全面に押し出したようなメロディが非常に綺麗で、心が少しお疲れ気味の時によく聴いている。
坂本龍一氏が自身の葬儀のために編集していたプレイリスト『funeral(葬儀)』も、彼の音楽性を象徴するような、非常にスピリチュアルな気分になる選曲となっている。
こんなリストまで用意していたなんて…。
本当に最期まで音楽と共にあろうとした人だったのだな。
坂本龍一とは、今なお世界の中心のジャパニーズなのかもしれない。
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