〇〇の声優がこの人で本当によかった
草薙素子:CV.田中敦子(アニメ『攻殻機動隊』シリーズより)
アニメ『攻殻機動隊』シリーズとは
アニメ『攻殻機動隊』シリーズとは、士郎正宗先生のマンガを原作とするアニメシリーズである。
士郎正宗先生の別の代表作であり、世界観を共有する『アップルシード』は本作から95年後の世界を描いた物語となっている。
ジャンルはSFポリティカルアクションと評され多分に政治的である。
原作の連載が始まった時代は世界各地で反体制運動が激化していたが、そんな中で本作は『機動警察パトレイバー』同様に「体制側が正義の味方をやる」作品である。
シリーズ作品は劇場用アニメーション映画、TVアニメーション等が公開されている。
いずれのシリーズでも、それぞれ登場人物達の設定やストーリーがかなり違っており、それぞれが原作を核としたパラレルワールド的な別作品といえる。
1995年に公開された最初の映像化作品で、押井守監督が手がけた劇場版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は海外で絶賛され、その後のシリーズ化を決定づけた作品であり、2004年に続編の『イノセンス』が公開された。
2002年から開始されたテレビアニメ『攻殻機動隊S.A.C.』シリーズは、「もし草薙素子が人形使いと出会わず公安9課に残っていたら」という前提に立ったパラレルワールドとして第三の「攻殻機動隊」である。
シリーズには、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』がある。
ストーリーは完全オリジナルだが、原作や劇場版に対するオマージュが随所に見られる。
また「電脳化・義体化社会における人間の定義」という原作のテーマよりも、近未来を舞台に現代社会にも通じる社会問題を主題としており、各エピソードの方向性もハードな諜報サスペンスからSFガジェットを使った人情話まで多岐に渡る。
監督・シリーズ構成を務めた神山健治氏の作品『東のエデン』と世界観を共有しているのも特徴。
また、元々の作品自体が「人体の大部分を機械に置き換えた場合、それを "人間" だと規定する根拠は何なのか?」「"人間" という存在を物質的な物で定義出来るのか?」といった哲学的な内容を含んでいるため、シリーズ内では異彩を放っている押井守氏が手掛けた劇場作品も本作の内包する要素のひとつを突きつめた、という意味では原作を尊重した作品だといえる。
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草薙素子
脳と脊髄の一部を除く全身を義体化したサイボーグの女性で、総理直属の公安警察機関「公安9課」の実質的なリーダー。
世界屈指の義体使いであり、事件解決のためなら非合法な手段を使うことも躊躇せず、必要とあらば同僚にもゴーストハックを仕掛けたり、枝(電脳への侵入経路)を付けたりする(ちなみに作中世界において、公にはゴーストハックは極刑モノの重犯罪として扱われている)。
冷静沈着で、戦闘から捜査まで突出した才能を発揮する他、ウィザード級の高度なハッキングスキルも兼ね備えることから、荒巻には「エスパーよりも貴重な才能」と評されている。
直感による判断を「ゴーストの囁き」と称しており、これはシリーズ作品全てに共通する彼女を象徴する言葉となっている。
漫画版ではコミカルな表情や冗談・軽口を叩く様が目立ち、その一方で生死については割り切った考えを持ったキャラとして描かれているが、映像化作品では一貫してストイックに振舞う傍ら、サイボーグとしての自らの在り方に戸惑い悩むキャラとなっている。
映画ではアニメ以上に冷静さが強調されており、表情の変化も非常に乏しい。
現在では後者の性格の方が世間的によく認知されており、アニメにおけるクールビューティーキャラの代表格のように見られる事が多い。
だが、劇中では意外に人情家な一面も見せており、自身の境遇に近い少女にシンパシーを見せたり、悪辣非道な敵に対しては感情を露わにすることも。
女性型の義体を使っていることもあって、9課の中では身長168cmと小柄であるが、これは外見によって捜査に支障をきたさないように配慮しているため。
たとえば、見た目から高性能義体だと分かると、それ自体が犯罪者に狙われる可能性が高くなり、解体され部品として闇に流される等の危険を招きかねないと言う義体の流通する時代特有の問題がある。
ただし、外観は一般流通している量産型義体と同様ながら、メンテナンスを始め、ボディの素材や、義体制御ソフトは一般に出回っていない超高品質の物ばかりで、中には法律に抵触するものまで使用されている。
なお、 実年齢について劇場版を手がけた押井守個人は45~48歳程度を想定しており、神山健治監督による『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズでは、第1作の時点で25〜26歳という設定。
少佐
『リサリサ先生』(ジョジョの奇妙な冒険)
『メディアさん』(Fate/staynight)
『フランメ』(葬送のフリーレン)などなど。
やや低く、つやのある力強い声色が特徴で、活動的な大人の女性の役を多く担当してきた田中敦子さん。
特に『攻殻機動隊』シリーズの草薙素子役は、『イノセンス』での "幻の声優交代事件※" に象徴されるほどの当たり役といえる。
(アニメ版での声優は劇場版・SACシリーズ共通して田中敦子さんだが、PSでのゲーム版では鶴ひろみさんが演じている。)
あまりにもハマり役のため、草薙素子の階級・愛称である「少佐」がいつの間にか中の人(田中敦子さんご自身)の愛称にもなるほどであった。
「少佐」という愛称は田中敦子さんご自身もお気に入りのご様子で、X(旧Twitter)のアカウント名を「@atuwosyousa」としているほどである。
しかしアニメ界には、「少佐」の階級を冠するキャラクターは数多存在する。
シャア・アズナブル(『機動戦士ガンダム』、後に大佐に昇進)やアレックス・ルイ・アームストロング(『鋼の錬金術師』)、葛城ミサト(『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ、物語中盤で一尉から昇進)など、一般的にも知名度の高い有名人が多い。
それでもアニメ界で「少佐」といえば、草薙素子ただひとりが真っ先に思い浮かぶ。
田中敦子さん演じる草薙素子は、それほど印象に残るキャラクターだった。
草薙素子を演じたことが逆に田中敦子さんご自身の印象を決定づけたといっても、けっして過言ではないだろう。
しかし去る2024年8月20日。
声優の田中光氏がX(旧Twitter)にて、田中敦子さんが同日に逝去したことを報告。
突然すぎる訃報に、悲しみと戸惑いが日本中を駆け巡る。
この時、二人が実の親子であることも合わせて公表した。
ご本人の意向により具体的な病名は伏せられているが、約1年にわたり闘病生活を送っていたことが明かされている。
思い起こせば2023年11月。
田中敦子さんは『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』の初日舞台挨拶にて、「私はいつでもみなさんのそばにいます。どうか忘れないでください」と、涙ながらにメッセージを送っている。
この今生の別れともいうべき挨拶に、当時は首を傾げたファンが多かった。
しかし逝去の報に伴い闘病が明かされた事で、この時すでに手の施しようがないほど体が病に侵されていて、自身の余命が残り少ない事を田中敦子さんは解っていたのだろうと、涙ながらに納得せざるを得なかった。
それでも居なくなってしまったことに、まだ実感が持てきれない自分がいる。
『攻殻機動隊』シリーズが頭打ち状態の今、『葬送のフリーレン』の新作あたりで、フランメとしてひょっこり登場するじゃないか?
そんな気がまだしている。
でも、もう二度と新たな草薙素子をみることはできないのだな。
田中敦子さんの草薙素子がいなければ、これほど『攻殻機動隊』にハマることはなかった。
心の底からそう思う。
※.幻の声優交代事件
『イノセンス』においてプロデューサーが芸能人声優を推したところ、バトー役の大塚明夫、トグサ役の山寺宏一、監督の押井守の猛反対&当のオファーをうけた芸能人本人が出演オファーを断ったためにキャスティング変更なしとなったという経緯があった。
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