#206
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
深作時次(コミック「ちはやふる」より)
深作時次
瑞沢高校の古典教師。
国立文系。
老齢の男性で「ご隠居」と呼ばれており、教師陣の中で宮内が唯一強く出られない存在。
クラスの進級後は千早と優征の担任になる。
お茶を好む。
名人位・クイーン位挑戦者決定戦最終盤。
若き才能・新(あらた)の完璧な攻守に、だれもが優勢を確信する中、ベテラン・原田は想像しえないような猛攻に打って出る。
己のすべてを懸けて挑むその姿に、千早が、太一が、そして往年のライバルたちもが目をみはった。
静まり返った会場で、読手が運命の一枚に手を伸ばす――。
挑戦者決定のその瞬間、張りつめた祈りは歓喜と涙に変わる――!
(コミック「ちはやふる」23巻より)
どのドアノブを選びますかねぇ
宮内先生:深作先生、なにブツブツおっしゃってるんですか
いえ ねぇ
高校から大学への進学は
ノブのあるドアを選べる最後の機会だと思いまして
宮内先生:は?ノブ?
これも受け売りですが
「たいていのチャンスのドアにはノブが無い」と…
自分からは開けられない
だれかが開けてくれたときに
迷わず飛び込んでいけるかどうか
そこで力を出せるかどうか


多くの人が、チャンスは「自分から掴みにいく」ものだと思っている。
ただ、困ったことにチャンスはいつやってくるのかわからない。
わからないから 、出世や成長のチャンスになりそうな仕事ばかりを追いかけがちになる。
しかし本当のチャンスとは「やってくる」もので、「自分から掴みにいく」ものではない。
そして、いつやってくるかわからないチャンスを見逃さないために最も必要なことは、地道な準備しかないのである。
たとえばアニメや漫画のサクセスストーリーなんかでよくある、「ある青年が横断歩道を歩いているおばあさんの荷物を持ってあげたら、実はその人が大富豪で、資金援助を受けて大成功」なんて話のように、チャンスというのは思いもかけずある日、突然、誰にでもやってくるものなのである。
しかし前述した通り、チャンスはいつやってくるかわからない。
では、なぜ件の青年が一瞬のチャンスを逃さなかったか。
たとえば、あなたは休日に街中を歩いている。
そこに、重そうな荷物を抱えているおばあさんが目に入る。
その時あなたは、たしかに「助けたい」と思うかもしれない。
だが、これが「大成功するチャンスだ」とは思わないはずだ。
それと同様に、件の青年もきっと「チャンスを掴みにいこう」として助けたわけではない。
ただ、いつでも困っている人がいたら助けていただけなのである。
青年は困っている人を見ると放っておけなくて、いつも手伝ってあげていた。
横断歩道でおばあさんをいつものように手助けしたら、それがたまたま大富豪だったーー。
これが「チャンスを逃さない人」の本質なのではないだろうか。
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