其の五十六
美しき日本語の世界。
今すぐ使える会話テクニック「あとよし言葉」
「あとよし言葉」とは
「あとよし言葉」(後良し言葉・後押し言葉)とは、悪い情報や伝えにくいことを先に言い、最後に良いことやポジティブな情報を付け加えて締めくくる会話術。
これにより、相手に与える印象を良くし、マイナスなイメージよりもプラスの印象を強く残すことができ、ビジネスや人間関係で非常に有効なテクニックである。
あらゆるシーンで遣える魔法の言葉
「あとよし言葉」の効果は、論より証拠。
実際に言ってみる、聞いてみるに尽きる。
たとえばこんな日常会話。
A:「ここのランチは高いけど、美味しい」
B:「ここのランチは美味しいけど、高い」
AとBとでは、明らかに印象が違う。
好感度が高いのはもちろん、先に悪い情報を伝えた上で、後に良いことやポジティブな情報を付け加えて締めくくっているAである。
この違いは、もっと崩して会話風にしてみるとさらによくわかる。
A:「ここのランチ、高いけど美味しいんだよね」
B:「ここのランチ、美味しいけど高いんだよね」
いかがだろう。
句読点の位置はまったく同じ、内容だって同じことを言っているのに、順序を変えただけで印象がガラッと変わる。
Aは自然と音が上がっていくのに対し、Bは知らず知らずのうちに音が下がっていく。
これが「あとよし言葉」の効果である。
「あとよし言葉」は、ビジネスシーンでももちろん遣える。
たとえば、管理職が部下を評価する時。
A:「成績は芳しくないけど、業務態度は熱心だ」
B「業務態度は熱心だけど、成績は芳しくない」
たとえば、営業や販売業など誰かに物を売りたい時。
A:「値段は高いけど、高性能で長持ち」
B:「高性能で長持ちするけど、値段は高い」
最後に良いことやポジティブな情報を付け加えて締めくくるだけで、こうも印象が変わるのだ。
さらに「あとよし言葉」は自己暗示にも使える。
"管理職が部下を評価する時" で例に挙げた「あとよし言葉」は、それを自分自身に向けることで、特に短所をポジティブに受け入れることができるのだ。
「あとよし」という魔法の言葉。
これを遣わない手はないと思うが、いかがだろう。
会話が弾むのは、どっち!? - 今すぐ身につく、使えるテクニック33 -
☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎

