#80
停滞する思考に一石を投じる苦言
声にできない本音を言葉に…
何かと生きづらい世の中で、思ってはいても言葉にできない声がある。
感じていても声にするのが憚られる言葉がある。
それは耳障りが悪く、心地良い言葉ではないのかもしれない。
だが言葉にされて、はじめて気づくこともある。
本稿で取り上げる言葉は、ひとつ間違えれば暴言とも受け取られかねないものだ。
しかし何かを変えるためには、声に、言葉にしてより多くの人に考えてもらうべきだろう。
本稿が停滞する思考覚醒へのキッカケとなることを切に願う。
久米宏(テレビ番組「ニュースステーション」等より)
TBSアナウンサーとして歌番組「ザ・ベストテン」、クイズ番組「ぴったしカン・カン」などの司会を務めた後、フリーに転身。
1985年に始まったテレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」で長くキャスターを務めた。
分かりやすい説明と軽妙な語り口で高視聴率に貢献する一方、政治家に対する踏み込んだ発言などで抗議を受けることもあった。
大のカープファンであり、根っからのアンチ巨人で、そのアンチぶりはニュースキャスター時代、当時巨人ファンで有名だった中曽根元総理を皮肉る発言をするレベル。
なぜ反自民かというと
政権を取っているからです
それ以外には理由はないですね
僕は社会党が政権を取ったら
アンチ社会党になりますから
共産党が政権取れば
アンチ共産党です
久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった (朝日文庫)
政治家は、何かにつけてよく「国民の信を問う」ためと選挙を行うが、国政の重大な局面でもないこの状況での解散権発動に大義はあるのか。
あるわけがない。
国民も国民で、くれぐれも報道にあるような高市政権の高い支持率に騙されてはいけない。
予算委員会などで野党との論戦を交わす前の解散は、都合の悪い追及を逃れ、高い支持率のうちに議席を増やそうとする党利党略である。
長らく闇の中にあったこの国の政治が、ようやく変わろうとしている今。
高市政権の高い支持率に騙されて、自民党の党利党略に乗っかってしまえば、元の木阿弥である。
そもそも高市政権の支持率が、なぜこうも高いのか。
それは前回総選挙で少数与党になったからである。
かつての「自公で300議席超」という圧倒的多数を持っていた時代は、強引な国会運営が目立っていた。
だが、2024年の大敗で少数与党になったことで、自民党は野党や国民の声に配慮した政策運営を余儀なくされた。
つまり、「聞く耳を持たざるを得なくなった」のである。
単独過半数を持たない高市政権は、予算や法案を通すために、日本維新の会や国民民主党が掲げる「手取りを増やす」「減税」といった、国民に人気の高い政策を取り込まざるを得なくなった。
「強行突破できない」という物理的な制約が、「国民の声に耳を傾ける丁寧な政治」という肯定的なイメージに転換され、結果として高市政権の支持率を押し上げている。
もう一度いう。
くれぐれも、高市政権の高い支持率に騙されてはいけない。
「追い込まれたからこそ改革せざるを得ない」という状況が、皮肉にも国民にとって魅力的な政治姿勢として映り、結果高い支持率を生み出しているだけなのである。
弱くなったからこそ、国民に向き合わざるを得なくなった結果なのだ。
もし仮に、自民党が単独過半数の議席を保持していたなら今の水準の支持率は得られていなかった、と断言できる。
何故なら、財務省寄りの緊縮財政や党内の利害調整が優先された単独過半数の時代に、国民が望む「大胆な還元」が実現されたことは一度もなかったからだ。
権力を持つ者は、必ず腐敗し、暴走する可能性がある。
自民党が再び「圧倒的多数」を握ったなら、この謙虚さが維持されるか否か。
答えはいうまでもない。
もし自民党が再び圧倒的な議席(単独過半数など)を奪還すれば、「国民の信任を得た」という名目のもと、再び党利党略や強硬な姿勢に戻ってしまうだろう。
この国の政治は、まだ変革のスタートラインに立っただけにすぎない。
ようやく芽吹き始めた希望の光。
今、消すわけにはいかない。
この国の未来を、子供たちの将来を考えるなら、くれぐれも高市政権の高い支持率に騙されてはいけない。
国民の賢明な判断を願う。
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