知識の泉
今すぐ誰かに話したくなる知的雑学
もしもナポレオンが甘党じゃなかったら、今の世界地図は違っていた!?
知識は力なり
かの有名なイギリスの哲学者、フランシス・ベーコンは言った。
「知識は力なり」と。
この言葉には、読んで字の如く「知識は自身の力になる」という意味とは別に、「経験によって得た知識を、いかにして実践的に使用することができるのか」という意味も込められている。
雑学も同様だと思う。
実際には、生きていく上で何の役にも立たないと思われている、どうでもいい情報群。
それが雑学という分野といえるだろう。
しかし雑学で得た知識を、どのように使うのかは人それぞれ。
普段の話のネタに困っている人。
トーク力を上げたい人。
飲み会やデートなどで知識を披露したい人。
知識を吸収したいけどあれこれ調べるのが面倒な人。
そして、物事の本質や奥深さを知りたい人。
純粋に「なるほど!」と思いたい人まで。
当たり前に感じていたことも、角度を変えた視野からみることで、別の面があることに初めて気付かされる。
その知識を他人にひけらかすだけでなく、その知識をもとに、固定観念から解放され、世の中の見え方を変えようではないか。
さすれば、「知識は力なり」の言葉の意味を実感できるはずである。
世界の形を変えたナポレオンの甘いものへの執着
誰もが知る英雄ナポレオン。
彼が甘いものを欲したことが、実は現代の食卓と、ある大国の領土に決定的な影響を与えたというお話。
始まりは甘いものへの執着。
当時、砂糖はサトウキビから作る貴重な輸入品だった。
敵国イギリスに海上を封鎖されたナポレオンは、「砂糖が手に入らないなら、自分の国で作らせればいいじゃないか!」と命じる。
こうして誕生したのが、てんさい糖である。
この命令によって、地中のビート(てんさい)から砂糖を作る技術が急速に発展することになる。
この出来事がなければ、今の日本の食卓に並ぶてんさい糖も、もっとずっと後の発明だったかもしれない。
しかもこの命令は、さらに意外な結果をもたらすことになる。
なんとアメリカの領土を2倍にしてしまうのだ。
どういうことか。
戦争にお金が必要だったナポレオンは、甘いものをはじめとする物資の確保や軍費のために、フランスが持っていた広大な北米領土(ルイジアナ)をアメリカに格安で売却してしまった。
「ナポレオンが砂糖を諦めきれなかった」→「軍費のために土地を売った」→「アメリカの領土が一気に2倍!」
結果、アメリカは超大国への道が開けた。
ナポレオンの甘いもの好きが、世界地図をも書き換えてしまったというわけだ。
もしナポレオンが、甘い砂糖の代わりに辛いスパイスにこだわっていたら、アメリカは今の半分、ロシアやフランスの勢力図も全く別物になっていたかもしれない。
ナポレオン――最後の専制君主,最初の近代政治家 (岩波新書)
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