知識の泉
今すぐ誰かに話したくなる知的雑学
もしもソ連のロケットが1ミリもズレずに完璧だったら、今のスマホはただの電話だった!?
知識は力なり
かの有名なイギリスの哲学者、フランシス・ベーコンは言った。
「知識は力なり」と。
この言葉には、読んで字の如く「知識は自身の力になる」という意味とは別に、「経験によって得た知識を、いかにして実践的に使用することができるのか」という意味も込められている。
雑学も同様だと思う。
実際には、生きていく上で何の役にも立たないと思われている、どうでもいい情報群。
それが雑学という分野といえるだろう。
しかし雑学で得た知識を、どのように使うのかは人それぞれ。
普段の話のネタに困っている人。
トーク力を上げたい人。
飲み会やデートなどで知識を披露したい人。
知識を吸収したいけどあれこれ調べるのが面倒な人。
そして、物事の本質や奥深さを知りたい人。
純粋に「なるほど!」と思いたい人まで。
当たり前に感じていたことも、角度を変えた視野からみることで、別の面があることに初めて気付かされる。
その知識を他人にひけらかすだけでなく、その知識をもとに、固定観念から解放され、世の中の見え方を変えようではないか。
さすれば、「知識は力なり」の言葉の意味を実感できるはずである。
宇宙開発におけるたった1ミリの恐怖
現代の我々に欠かせない「インターネット」。
実はその誕生の裏には、宇宙開発における「たった1ミリの恐怖」が生んだ、壮大な逆転劇があった。
始まりは1957年。
ソ連が人類初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げに成功した。
これに震撼したのがアメリカ。
「ソ連のロケット技術が、1ミリの狂いもなく正確に衛星を軌道に乗せられるなら、同じ技術で核ミサイルをアメリカ本土に正確に撃ち込めるということじゃないか!」
この「1ミリの精度の差」への恐怖が、アメリカにある決断をさせることになる。
それが、「もし核攻撃で司令部が1箇所でも破壊されても、通信が途絶えないネットワークを作れ!」という命令だった。
アメリカは核攻撃への恐怖から、従来の「1箇所が壊れると全部ダメになる通信網」を捨て、網の目のような「分散型ネットワーク」の研究を開始。
1969年、インターネットの原型となる「ARPANET」が誕生することになる。
軍事用だった技術が大学や民間に広がり、今のWebやSNS、スマホへ転用。
現代のネット社会へと繋がった。
あの時もし、ソ連のロケット技術がもっと未熟で、アメリカが「1ミリのミスくらいあるだろう」とタカをくくっていたら……。
もしかしたら軍はわざわざ莫大な予算を投じて、複雑なネットワークを開発することはなかったかもしれない。
「宇宙へのたった1ミリの精度」への恐怖が、巡り巡って、あなたが今この記事を読んでいるインターネットという巨大なインフラを生み出したのである。
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