#85
停滞する思考に一石を投じる苦言
声にできない本音を言葉に…
何かと生きづらい世の中で、思ってはいても言葉にできない声がある。
感じていても声にするのが憚られる言葉がある。
それは耳障りが悪く、心地良い言葉ではないのかもしれない。
だが言葉にされて、はじめて気づくこともある。
本稿で取り上げる言葉は、ひとつ間違えれば暴言とも受け取られかねないものだ。
しかし何かを変えるためには、声に、言葉にしてより多くの人に考えてもらうべきだろう。
本稿が停滞する思考覚醒へのキッカケとなることを切に願う。
大場嘉門(ラジオドラマ「NISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~」より)
ラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~』第61回「え?安部くん、そおんな色が好きなのお?あ〜っはっはっはっ!」でのヒトコマ。
安部礼司くん、ついにスピリチュアルに開眼?
村野なずなちゃんが、突然の上京。
もらったお守り、ちゃんと持ってる?
そんなこんなで優ちゃんとパワーストーン屋さんに行くことになったのだがっ!
人は言葉で動く時がある
遣い方次第だ
あ、安部礼司 シーズン2: BEYOND THE AVERAGE: ビヨンド・ザ・アベレイジ 2 (TOKYO FM出版)
最近の政治家たちが遣う「公約」という言葉は、一体何を動かすためのものなのだろうか。
本来、公約とは国民との間に結ぶ血の契約であるはずだ。
その言葉を果たすために己の政治生命を懸け、退路を断つ。
そこには、魂や責任が宿っていなければならない。
しかし今の彼らにとって公約とは、単なる当選するための販促コピーに過ぎないようだ。
選挙前には威勢のいい耳障りのいい言葉を並べ立て、いざ議席を手にすれば「精査する」「注視する」「丁寧に説明する」という魔法の言葉で、事実上の破棄を繰り返す。
彼らにとって言葉とは、信念を届けるための矢ではなく、責任をはぐらかすための煙幕でしかない。
中身のない美辞麗句。
そこには熱量もなければ、覚悟の体温も感じられない。
小賢しいレトリックを駆使して、国民を動かすのではなく煙に巻く。
そんな無責任な言葉の積み重ねが、政治という舞台を、信用の置けない茶番劇へと変えてしまった。
古来より日本人が持つ「命を惜しむな、名こそ惜しめ」という美学は、今の永田町では死語なのだろう。
自らの言葉が汚れることよりも、今の地位に執着するその醜さ。
国民はもう、その言葉の裏にある空虚を見抜いている。
公約という名の空約束を並べる政治家に、問いたい。
魂を削らぬその言葉で、一体誰の心を動かせると信じているのか?
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