水商売と聞いて皆さんはどんなイメージを持つだろう?
おそらくあまり良いイメージではないだろう。
あぁ、ちなみに筆者は水商売側の人間です。
さて、水商売と呼ばれる営業形態として思い浮かべるのは、キャバクラだったり、スナックだったり、ホスト、カラオケバーetc.…。
居酒屋は水商売って呼ぶのかな?
そうやって呼んだことないから違うと思うのだけど…
とにかく水商売とは "水もの(お酒)" を商売の糧としたことからそういう呼び名になったらしい。
この辺はどうでもいいことなのでテキトーww
ここからが本題。
実は水商売での本当の売り物はお酒ではない。
前述したような形態のお店に一度でも飲みに行ったことがあればご存知だろう。
とにかく値段が高いのだ。
知らない方のために簡単に説明しておくと…
・ボトルは小売りより割高。
・お酒一杯の単価も割高。
・出前、食べ物は祭りの出店より高い。
・フルーツ盛りやケーキは激高。
・セット代なる割高のサービス料。
・+サービス料なる総計の10〜30%が加算。
とにかく金、金、金。
営業形態や店舗によって差があるが、とにかく金が掛かる。
『金と欲望が渦巻く』とはよく言ったものだ。
何故これほど高いかといえば、そこには水商売独特の付加価値があるからだ。
その付加価値とは雰囲気。
インテリア、照明 etc.の店の雰囲気。
接客してくれたその娘、その彼etc.の雰囲気。
みんな雰囲気にお金を払う。
単純に酒が飲みたいだけならディスカウントショップやコンビニで買った方が安い。
ひとり寂しく飲みたくないのなら居酒屋へでも行けば話し相手になってくれそうな人くらいいるだろう。
飲んでいるお酒はそこらで売られているものと何一つ変わりないのに、それでもわざわざ高いお金を払って飲みに行くのは、お酒を飲むことが主目的ではなく雰囲気を楽しみに行くからだ。
しかし雰囲気が売り物ってのはなかなか厄介だ。
そもそもカタチあるものではないし、人によって価値観が違うから正解がない。
同じ接客業でも売れ筋商品をラインナップしているブランドの店員さんとはワケが違う。
誰もが欲しがる商品ではなく、各個人の好みに合わせた商品(接客)を売る必要がある。
毎日が心理戦。
相手は一癖も二癖もある客ばかりだ。
当然みんな病んでくる(笑)
しかしそれでもへこたれず、本気で水商売と向き合おうとすると必ず心理学の本を手にする。
もしかしたら接客業に従事した人ならみんなそうなのかも。
で、せっかく買った心理学の本を読んでみるが、やたら小難しい言葉ばかりが並んでいて心が折れる。
本の中身はだいたいが昔の偉い心理学者の、難しい理論ばかり。
それでも凹まずなんとか読み解いてみると何のことはない。
本に書いてあるのは自分が水商売でやっていることと何も変わらないことに気付く。
本を読んだことで得られたのは自分の理論の裏付けだけだった。
とかく他人の心の扱いは難しい。
しかし実は多少の誘導が利くものでもある。
【水商売から学ぶ‼︎ 実戦で使える心理学】では自ら水商売で実践してみて、実際に使えると判断した技術(?)をシリーズ化して書いていこうと思う。
人間関係が希薄な現代には無用の長物かもしれない。
しかし覚えておいて損はない。
そんな程度の心持ちで読んでもらえたら有難い。
実際、精度が上がってくれば他人の心を扱うことは決して難しいことではない。
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