明日やろうはバカ野郎
「明日やろうはバカ野郎」という考え方がある。
まるでトンチみたいだが、なかなか核心をついている。
たしか昔、何かのドラマでおっさんが同じ言葉を言っていたような気がするな。
読んで字の如く、今日出来ることを明日へ繰り越す行為はバカ野郎のすることだ、的な意味だ。
ちなみに、これはあくまで基本的な考え方であって意図的にサボることだってあることはご承知願おう。
さて、今日出来ることを明日へ繰り越す人に使える人材は少ない。
何故、今出来ることを今やらない人間が使えない人間なのか？
それは思考力があまりに脆弱だからだ。
先見性のカケラもない。
ひいてはリスクマネージメントがまったくなっていない証拠である。
何故、明日も今とまったく同じ状況にあると安心しきっているのだ？
今出来ることをやらない心理は大抵が面倒くさいからである。
今はやりたくない。
きっと暇なのだろう。
だが、明日も今と同じ状況とは限らない。
明日、もしかしたらとんでもなくイレギュラーなことが起こるかもしれない。
バカ野郎はそこまで考えていないから、想定外の出来事に臨機応変に対応できない。
故に、使えない人間になってしまう。
バカ野郎は四の五の言う前にとにかく動け。
ウダウダと能書きばかりほざいてないで、手を動かせ。
結果的に著者は、口ばかりの奴が一番気に入らないらしい。
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