#156
心に沁みる名言
今日を精一杯生きるために…
明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
吉田太志(ドラマ「プロポーズ大作戦」より)
次に健(山下智久)が戻ったのは、大学生時代。
健のアパートに、礼(長澤まさみ)の祖父・太志(夏八木勲)が泊まっていた。
サッカーのワールドカップ観戦の流れだった。
大工をしている太志は気が若く元気で、引き留める健を振り切って、礼のいる大学へ見学へ行く。
礼は、祖母にも何も言わず広島から突然上京してきた太志を心配し、帰るように言うが、太志は聞く耳をもたない。
しかたなく、多田(藤木直人)の研究室へ連れて行くと、二人は建築の話で意気投合。
太志は、「礼の婿はこいつに決めた」と言い出した。
健は焦るが、相変わらずなかなか行動を起こせない。
太志はとうにそんな健の気持ちに気付いていて、「後悔するなよ」と言い残し帰途につく…。
『プロポーズ大作戦』第5話「明日やろうは馬鹿野郎ですか」でのヒトコマ。
後悔するなよ
いつも明日が来ると思ったら
痛い目にあうぞ
明日やろうは馬鹿野郎だ
明日やろうは馬鹿野郎。
初めてこの言葉を知った時は、「くだらないダジャレ」としか受け取れなかった。
しかし歳を重ねるごとにこの「くだらないダジャレ」は重みを増した。
世界中で毎日のように起こっている事件や災害や紛争。
運・不運だけで不規則に選別され、理不尽に奪われていく多くの尊い命。
"明日" が "当たり前" ではないことを、否応なく思い知らされる。
しかし、もしそれがテレビの中の他人事だと思っているのなら馬鹿野郎。
自分もいつか必ず死ぬことを忘れるな。
そしてその死が安らぎに満ちたものでない可能性もあることを…。
だから、今日やれることを先延ばしにしてはいけない。
いつでも伝えられるからと大切な人に言わないでいる想いがあるなら今日、今、この瞬間に伝えよう。
感じたとき、すぐ伝えよう。
明日やろうは馬鹿野郎だ。
いつも通りの明日が来るとは限らないのだから…。
軽薄演技だらけのトレンディドラマで、夏八木勲氏の粋でいなせな男ぶりに目を見張る。
一昔前くらいまでは、バカみたいに格好良い、こういうジジイが一定数は存在していた。
それが今ではどうだろう。
思わず首を傾げたくなるような、とんでもジジイばかりではないか?
これも日本が衰退国に成り下がった証なのだろうが、情けないばかりである。
だからこそ。
そんな時節だからこそ、吉田太志のようなジジイに著者はなりたい。
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