過去記事で'80年代後半の名作アニメ「シティーハンター」のテーマ曲には名曲揃いだったことをご紹介した。
1979年にアニメ「機動戦士ガンダム」が放送されてからアニメはリアル志向へ舵を切り出す。
放送開始当初こそ視聴率が不振だった「機動戦士ガンダム」だが、尻上がりに人気を獲得。
ガンダム人気に乗じたかのように、続く'80年代は子供向けのアニメからの脱却を図る作品が増加する。
「シティーハンター」もその中のひとつだったように思う。
アニメ専用ではなく、広く一般に聴かれるようなテーマ曲の起用は当時画期的だった。
アニメ「YAWARA!」も「シティーハンター」に負けず劣らず名曲が揃った名作アニメだ。
アニメ「YAWARA!」を彩った名曲をご紹介する前に、作品自体のご紹介から始めよう。
「YAWARA!」も大好きな作品だ。
「YAWARA!」とは
YAWARA! 完全版コミック全20巻完結セット
「YAWARA!」は、浦沢直樹先生による日本の漫画、またそれを原作としたアニメ作品だ。
原作は『ビッグコミックスピリッツ』にて1986年30号から1993年38号まで連載された,
第35回(平成元年度)小学館漫画賞受賞作。
単行本の累計発行部数は3000万部を記録している。
猪熊滋悟郎の英才教育を受けて並外れた柔道の才能を持つ主人公・猪熊柔が、「普通」の女の子になりたいという願いと、自身の柔道の才能との間で葛藤しつつも徐々にその力を発揮し、バルセロナオリンピックにて二階級制覇に挑むまでを描いた作品である。
柔道をテーマにしながらも、それまでの定型的なスポーツ漫画とは異なる爽やかさやコメディタッチの展開が特徴となっている。
青年漫画であるため、初期にはかわいい女の子のサービスカットもあったが、物語が進むにつれ徐々に減っていった。
作者の浦沢先生は本作品のヒットにより人気作家となり、その後「MONSTER」の連載開始からしばらくの間まではライト感覚の作家として社会的に認知されるに至った。
1989年に日本テレビ系列でテレビアニメ化され、同年に実写映画化もされた。
アニメは1992年まで放送。
また、テレビアニメでは放送されなかったバルセロナオリンピック編は、後にアトランタオリンピックに合わせ、金曜ロードショーでTVスペシャルとして放送されている。
あらすじ
類いまれな柔道の実力を持ちながら、平凡な女の子の幸せを夢見る美少女・猪熊柔。
2人の男性の間で揺れ動きながらも、柔は五輪を二度制覇し、国民栄誉賞に輝く。
無名だった高2の柔がバルセロナ五輪で2階級制覇するまでの6年間が描かれている。
アニメ「YAWARA!」
皆口裕子さんの声が素敵すぎて主人公・猪熊柔が可愛いすぎる件
アニメ「YAWARA!」の主人公・猪熊柔役をつとめた皆口裕子さんの声が大好きだ。
皆口裕子さんと沢城みゆきさんとら宮村優子さんは、個人的に特に大好きな声優さん。
一般的に皆口裕子さんの声は、それこそ「YAWARA!」の猪熊柔役と「ねるとん紅鯨団」ナレーションで幅広く認知されているようだ。
そんな皆口裕子さんの声のおかげで猪熊柔が可愛いすぎる。
とにかく可愛い。
後に「ドラゴンボール」でビーデルさんを演じていたが、これもまた可愛いかった。
皆口裕子さんの声にかかれば、女の子キャラはみんな可愛いくなる。
猪熊柔が可愛いのは当たり前のことだった。
しかしだ。
「YAWARA!」が流行ったちょうどその頃、猪熊柔と背格好が近くメチャクチャ柔道が強いひとりの女子柔道家が世に現れてしまう。
おかげで強い柔道女子を柔ちゃんと呼ぶ風習が出来上がってしまった。
これがいけない…
いただけない。
だって猪熊柔はメチャクチャ可愛いのだ。
柔ちゃんなんて呼ばれたら、どうしたって猪熊柔の方を真っ先に想像してしまうだろう。
非常に残酷な話だ。
だから著者は現実の柔道女子を柔ちゃんと呼ぶことは一切しなかった。
「YAWARA!」が終了してずいぶん経つから、現代の女子柔道選手が柔ちゃんと呼ばれることはない…よね?
できることならこれ以上猪熊柔の可愛いイメージを壊さないようお願いしたい。
話があらぬ方向へ向かってしまった…
とはいえ、コミックはコンプリートしているからいつでも読める。
時々無性に読みたくなる名作「YAWARA!」。
基本的にはコミカルながら、時折りシニカルな部分も垣間見せる。
こんな話をしていたら、また無性に読みたくなってきた。
今夜あたりイッキ読みしてみようかな。
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