明日ではなく今日。
今、この時を精一杯生きるあなたのために素敵な言葉を綴ろう。
金子シャロン(宇宙兄弟より)
金子シャロン(シャロンおばさん)とはたけのこニュータウン近くの森にある天文台に住む天文学者。
『宇宙兄弟』の2人の主人公・南波六太(ムッタ)と弟のヒビトにとって母のような存在で、宇宙飛行士になるために2人に英語などを教えてた。
ムッタとヒビトの活躍を心から喜び応援、2人の記事をスクラップしている。
宇宙飛行士選抜試験でのこと。
グループに与えられた課題は「グループで最も宇宙飛行士に適したメンバーを選ぶこと」。
ムッタを含め、グループのメンバーは宇宙飛行士に適した2人の選び方で悩む。
宇宙飛行士に最適な2人を選ぶには、誰かを切り捨てなければならない。
「非情になりきるべきか、それとも運だけで選ぶべきか。」
そうムッタが悩んでいるときに、シャロンおばさんのある言葉が思い浮かぶ。
この言葉を思い出してムッタは「じゃんけん」で2人を選ぶことを皆に提案する。
その時思い浮かんだシャロンの言葉が、今回の名言だ。
迷ったときはね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。
『どっちが楽しいか』で決めなさい。
単純に何かを選ぶだけなら、「どっちが楽しいか」どうかだけを判断基準にするのは、現実問題としては非常に難しい。
やはりどうしても利害を考えてしまうのは、致し方のないことだろう。
「どっちが楽しいか」で選ぶのは、ある意味では、最も難しい選択なのかもしれない。
だが、最も難しい選択ではあるが、最も正しい選択であることは間違いがない。
どんなに悩んでも決められないという状態の時は、判断能力も論理的判断基準も鈍り曇るものだ。
そんな時に「どっちが正しいか」なんて、正しく判断できるわけがない。
しかし「どっちが楽しいか」で決めたことなら、結果がどうあれ自分自身で納得することができるだろう。
納得できる選択ということは、正しい選択だということに他ならない。
きっとこれからは、「どっちが正しいか」ではなく「どっちが楽しいか」で選ぶ時代になる。
みんなで「どっちが楽しいか」を考えよう。
それが出来たらきっと世界は平和になる。