Beautiful Days / D.W.ニコルズ
知らない音楽に触れてみよう
響きまくる詞に人生を救われた名曲
人間!
つまずくのは恥ずかしいことじゃない!
立ち上がらない事が…恥ずかしいんだぞ!
生きていればいろいろなことが起こる。
楽しいことや嬉しいことばかりではない。
むしろ辛いこと、苦しいこと、嫌なことの方が多いくらいだ。
人は弱いからその都度立ち止まり、すぐにうずくまってしまう。
だがいつまでもうずくまってばかりはいられない。
そこから立ち上がり、自分の足でまた歩き出さなくてはいけない。
そんな時に聴きたい一曲。
本稿では、自らを奮い立たせたい時に聴きたい曲をご紹介しようと思う。
D.W.ニコルズ『Beautiful Days』
D.W.ニコルズは東京都を拠点に活動する音楽グループ。
バンド名は「自然を愛する」という理由から、C・W・ニコルの名前をもじっている(本人公認)。
DWというのは、ボーカル&ギターのわたなべだいすけ氏のイニシャルからとっている。
2005年8月に、わたなべだいすけ氏と千葉真奈美さんらで3人体制のD.W.ニコルズを結成。
その後、鈴木健太氏、岡田梨沙さんを含んだ4人体制となり、4人体制となったその年の7月に自主作成シングルを限定販売する。
2008年1月には初の全国流通版のミニアルバムを発売。
さらに同時期、C・W・ニコル氏にも公認される。
ドラマーの岡田梨沙さんが結婚し、それを期に9月でバンドを脱退することとなり、新しいドラマーとして2015年までPURPLE HUMPTYに所属していた萬玉あいさんの加入を発表。
2021年5月に、わたなべだいすけ氏・まなん(千葉真奈美)・鈴木健太氏・萬玉あいさんの4人体制での活動を2021年いっぱいで終了することを発表。
現在(2022年5月)はギターの鈴木健太氏が再加入し二人体制となる。
知らない音楽に触れてみよう
そもそもD.W.ニコルズというバンド名すら知らない人がほとんどだろう。
その楽曲ならばなおさらである。
かく言う著者も、正直いうとD.W.ニコルズのことをよく知らない。
楽曲も数曲聴いたことがあるという程度で、正直にいえばあまり好みの音楽性ではない。
それでもこの曲に限っては、何か感じるものがあった。
出会いはラジオ。
ラジオは自分の趣味とは異なる、新しい音楽との出会いにもってこいのツールだ。
最新曲から往年の名曲まで、ランダムに聞こえてくる。
一緒に歌える曲もあれば、まったく未知なる曲もたくさんある。
一時期、ひとりのアーティストの曲ばかりを聴いていたことがある。
明けても暮れてもずーっと同じアーティストの曲ばかり。
その時は何も感じていなかったのだが、ふとしたきっかけで様々な音楽を聴くようになった。
これは若かりし頃に、当たり前のようにしていたことでもあった。
AimerやYOASOBIのような最新曲にハマりつつも、筒美京平×松本隆黄金コンビの昭和歌謡にも耳を傾ける。
CDが最も売れた1990年代というが、この頃売れても今は埋もれてしまった名曲たちも掘り起こす。
もちろん洋楽にだって久しぶりに手を出してみる。
まぁ、洋楽に関しては巡り巡っていつも最後は古き良きに落ち着いてしまうのだが…
そうやっていろいろな音楽に触れてみて、改めて感じたことがある。
何の疑問も感じることなく、ひとりのアーティストばかり聴いていたことが、自分の中に広がっている世界を自ずと狭めていた。
好きな曲ばかりを聴いていると価値観が偏ってしまう。
実体験に基づく反省だ。
あらゆるものを経由した後に最終的に落ち着く場所こそ、自分の好みの音楽なのだと思う。
果たして、D.W.ニコルズ『Beautiful Days』は落ち着く場所になるのか否か…
現時点では少なくとも、ただの経由地点ではない。
これは普段自分からは絶対に触れないであろう音楽に、自ら進んで触れてみた恩恵といえる。
本稿はそのお裾分け。
ただ、残念ながら詳しい歌詞がわからない。
だからとにかく聴いてもらうしかない。
百聞は一見にしかず。
好き嫌いは、聴いてから決めてほしい。
それでもし好きな音楽だったとしたのなら、D.W.ニコルズの他の楽曲も聴いてみてはどうだろう。
それだけで自分の中の世界は無限に広がっていくだろう。
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