レオ / 優里 (2022年)
号泣不可避!ペットを愛するすべての人へ捧げる必聴の名曲!!
優里
優里(ゆうり)はシンガーソングライターでありYouTuber。
所属事務所はソニー・ミュージックレーベルズ。
レーベルは同じ傘下のアリオラジャパン。
4人組ロックバンドTHE BUGZYのボーカルとして活動していたが、2019年5月にTHE BUGZYが解散。
グループ解散後、東京を中心に路上ライブ活動を開始。
10月9日、渋谷のスクランブル交差点での路上ライブでMY FIRST STORYの「『花』 -0714-」を演奏中に、MY FIRST STORYのボーカルHiroが飛び入り参加し2番を歌ったことが話題となる。
その後、11月30日にさいたまスーパーアリーナで行われた、MY FIRST STORYの全国ツアー「MY FIRST STORY TOUR 2019」最終公演のアンコールに、優里氏が飛び入り参加。
Hiroがレコーディング監修を行った優里作詞作曲の『かくれんぼ』と、「『花』 -0714-」を共に披露した。
12月1日に『かくれんぼ』でインディーズデビュー。
iTunes総合チャート4位を獲得。
同日にMY FIRST STORYが歌う『かくれんぼ』も配信している。
2020年2月28日にインディーズ2作目となる『かごめ』を配信リリース。
3月18日付のUSENインディーズチャートで1位を獲得。
8月9日に『ピーターパン』でソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビュー。
10月25日、メジャー2ndシングル『ドライフラワー』を配信リリース。
2021年2月1日付のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート “Streaming Songs” で、『ドライフラワー』が、累計再生回数が1億回を突破した。
この1億回突破はチャートイン13週目での記録で、LiSA『炎』の7週、BTS『Dynamite』の11週に続き、歴代3番目の速さで達成。
男性ソロアーティストの記録では歴代1位となった。
2021年3月22日付のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート “Streaming Songs” で、『かくれんぼ』が、累計再生回数が1億回を突破した。
これにより、優里氏の楽曲2曲が1億回再生を突破したが、メジャー・デビュー8か月で2曲が1億回再生を突破することは史上初。
2021年9月1日公開のBillboard JAPAN ストリーミング・ソング・チャート “Streaming Songs” にて、『ドライフラワー』が、ストリーミング累計4億回再生を突破したことが発表された。
『ドライフラワー』の4億回再生突破は、チャートイン44週目にして、男性ソロ・アーティストとして初&最速であり、なおかつ日本人アーティストとして最速の記録で、BTS『Dynamite』の42週に続き歴代2番目のスピードという快挙。
2021年12月22日公開のBillboard JAPAN ストリーミング・ソング・チャート "Streaming Songs" にて、『ドライフラワー』が、ストリーミング累計5億回再生を突破したことが発表された。
これまでストリーミングの累計再生数が5億回を突破した楽曲は、YOASOBI『夜に駆ける』、Official髭男dism『Pretender』、BTS『Dynamite』の3曲のみで、『ドライフラワー』は史上4曲目、ソロアーティストとしては初&最速の快挙となる。
なお、チャートイン60週目での5億回突破は、『Dynamite』の55週に続き、歴代2番目の速さでの達成となった。
『ドライフラワー』はBillboard JAPAN 総合ソングチャート “HOT 100 of the Year 2021” で年間1位を獲得し、ダウンロード・ソング・チャートとストリーミング・ソング・チャートでも年間首位を獲得した。
2022年2月2日公開のBillboard JAPAN ストリーミング・ソング・チャート “Streaming Songs” にて、『ベテルギウス』ストリーミング累計再生回数1億回を突破したことが発表された。
今回の1億回突破は、チャートイン13週目での記録となり、この数字は『ドライフラワー』に並び自身最速タイ、歴代5位の速さでの達成となる。
なお優里氏は、『ベテルギウス』の他にも『ドライフラワー』が5億回、『かくれんぼ』が2億回、『ピーターパン』『シャッター』がそれぞれ1億回再生を突破している。
『レオ』とは
『レオ』は2022年1月12日にアリオラジャパンよりリリースされた、優里氏の1stアルバム『壱』に収録されている、犬と飼い主の絆をテーマにした楽曲。
犬と飼い主の絆をテーマに、身の回りの当たり前が当たり前じゃないと気がついた時の後悔を歌にした人気曲。
今回は同曲の歌世界を、ドラマ、映画、ミュージック・ビデオと多岐にわたり活躍する実力派監督・酒井麻衣さんと、本MVでデビューを果たした新人女優の片岡凜さん主演により映像化。
主人公と犬の絆を通して描いた大切な家族の物語となっている。
ペットを愛するすべての人必聴の名曲
優里氏といえば『ドライフラワー』だが…
前述した通り、優里氏の名から真っ先に思い浮かぶ楽曲は爆発的ヒットを記録した『ドライフラワー』だろう。
他にも『ベテルギウス』『ピーターパン』『シャッター』が大ヒットしているが、それ以上の名曲が存在した。
はじめて聴いて号泣
音楽を聴いて泣くことはたしかにある。
だがそれは、多少なりともその楽曲に思い入れがあってこそ、はじめて泣ける音楽になる。
だから初聴で泣くなんて、いくら涙腺が弱くなっていようとさすがにありえないことだ。
ありえないことのはずだった…。
名作すぎる『レオ』のMV
『レオ』のMVは、監督を酒井麻衣さんが。
そして新人女優・片岡凜さんが主演している。
たった4分30秒ほどの映像だが、これが号泣不可避の名作。
楽曲だけでも十分泣けるのに、MVとセットになるとその破壊力たるや…。
一度でもペットを飼って家族を感じたことがある人なら、号泣不可避の名作MVに仕上がっている。
騙されたと思って、是非ご覧になっていただきたい。
まさか初めて聴いた楽曲で泣かされるとは思わなかった。
全詞にわたり溢れ出る愛
秀逸すぎる歌詞
本来ならワンフレーズだけをフィーチャーしてその素晴らしさを訴えたいところだが、本作に関しては困ったことに、フィーチャーすべきワンフレーズが見つからない。
歌詞は物語調になっていて、わざわざあえて切り取るべきではないからだ。
ひとつの物語を眺めるように聴いていただけたら幸いだ。
あえて特筆するなら「名前」の連用
『レオ』の歌詞はひとつの物語になっている。
フレーズのひとつひとつが物語を構成する大切な言葉となっているから、わざわざあえて特筆すべき言葉は見つからない。
それでもあえて特筆するとしたなら、「名前」というフレーズの遣い方の妙が挙げられる。
名前はレオ 名前呼んでよ
君がつけてくれた名前だから
もう泣かないでよ 名前呼んでよ
あの日より大きな手で撫でてくれた
名前はレオ 名前呼んでよ
君がくれた名前で良かったよ
忘れないでよ それでいいんだよ
新しい誰かにまた名前つけて
フィーチャーしたのはラストのサビのフレーズだが、このなかだけでも「名前」というフレーズが8回も登場している。
「名前」は本作のテーマでもあるから、当然といえば当然なのかもしれない。
だが、それにしたって些か多すぎる登場だ。
しかしその登場の多さこそに、優里氏の本作への想いが込められているような気がする。
一度でもペットを飼ったことがある人なら、覚えがあるのではないだろうか。
ペットと向き合う時、はじめにすることは名前を呼ぶこと。
構いたい時。
構ってほしい時。
ご飯の時。
家に帰ったら。
一緒に寝る時。
どこにいるのか探す時。
ありとあらゆる場面で、飼い主はペットの名を呼ぶ。
飼い主がつけた名前を…。
「名前」というフレーズの登場の多さは、まさに飼い主の日常を表現している。
最期の瞬間まで呼んだ名前。
虹の橋を渡った後でも、何度も呼ぶ名前。
「名前」は飼い主とペットを繋ぐ絆なのだ。
本作はペット側の視点で描かれている物語。
愛するペットが、本作のように感じてくれていたなら良いなと心から思う。
愛するペットが幸せでいてくれたことを心から願う。
もう「名前」しか呼んであげられないから…。
現在ペットを飼われている人は、今よりもっともっと愛するペットの名前を呼んであげてほしい。
歌詞中盤にもその描写があるように、長くペットを飼っていると、名前を呼ぶ回数が減る期間が訪れることがある。
実家を出たり、慣れだったり、理由はそれぞれあるが、ペットがそこに居て当たり前のように感じてしまう瞬間だ。
それが後悔となる。
もっともっと愛することができたんじゃないか?
何でもっと可愛がってあげなかったんだろう…。
自分は本当に全力で愛せていたのか?
自責の念にかられる。
悔やんでも悔やみきれない後悔だ。
ペットの生涯は飼い主より短い。
これが自然の摂理だ。
ペットと過ごせる時間なんて、人生のほんの一部でしかない。
それでも大切な家族の名前。
応えてくれているうちに、たくさん呼んであげて。
名前を呼んであげただけで喜んでくれる、愛する家族が傍にいるうちに。
空に向かっていくら名前を叫んだって、もう返事はしてくれないのだから…。
新しい音楽にもどんどん触れていこう
当ブログでは古い楽曲について触れることがほとんどで、最新の音楽を紹介する機会は少ない。
だからといって、過去にしか名曲が存在しないわけではない。
新しく生まれてくる楽曲の中にも、確実に名曲は存在する。
だからこそ、本作は世のおじさんおばさんにこそ、聴いてほしい楽曲だ。
昔を懐かしんで新しいものを頭ごなしに否定するような、凝り固まった考え方はやめにしよう。
『レオ』は老若男女を問わず、ペットを愛するすべての人へ捧げる名曲なのだから。
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