アニメ
Re:ゼロから始める異世界生活2nd season
あきらかに無理ゲー!…でももしかしてそれが今後の展開へ向けた壮大な伏線?
『Re:ゼロから始める異世界生活』とは
『Re:ゼロから始める異世界生活』は、長月達平先生によるライトノベル。
略称は「リゼロ」。
小説投稿サイト「小説家になろう」にて2012年4月より連載が始まり、MF文庫J(KADOKAWA)より2014年1月から刊行されている。
本編のイラストは大塚真一郎氏が担当している。
また、『月刊コミックアライブ』において2014年6月号より書き下ろし短編小説『Re:ゼロから始める異世界生活 外伝』が掲載されている。
2021年12月時点で電子版を含めた全世界シリーズ累計発行部数は1100万部を突破している。
『このライトノベルがすごい!』2017年版では文庫部門第2位。
『SUGOI JAPAN Award 2017』ではアニメ部門・ラノベ部門の2部門で1位を獲得した。
テレビアニメ化もされ、第2期まで制作されているほか、OVAも2作公開された。
Re:ゼロから始める異世界生活 第四章 聖域と強欲の魔女 2 (MFコミックス アライブシリーズ)
アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活2nd season』とは
『Re:ゼロから始める異世界生活』は、長月達平先生のライトノベル作品『Re:ゼロから始める異世界生活』を原作とした日本のテレビアニメシリーズおよびOVA。
第1期が2016年4月から9月までテレビ東京ほかにて放送された。
第2期『Re:ゼロから始める異世界生活2nd season』はAT-Xほかにて、前半クールが2020年7月から9月まで放送され、後半クールが翌2021年1月から3月まで放送された。
ライターの小林白菜さんは「2nd seasonは第1期と比較しても、主人公・ナツキスバルの〈勝利条件〉がいっそう複雑化している。」と述べたうえで、「絡み合った複数の〈勝利条件〉が、ストーリーが進展するにつれ、やがてひと筋の〈解法〉によって解きほぐされていく気持ちよさは、本作の大きな魅力のひとつ」だと評している。
Re:ゼロから始める異世界生活 大塚真一郎 Art Works Re:BOX 2nd
あらすじ
魔女教の襲撃から避難して以来、帰還しないアーラム村の人々とロズワール。
スバルらは彼らがいるとされる特殊な結界に覆われた地「聖域」へ向かうことになる。
結界に閉じ込められた人々は、アーラム村の人々を人質とし聖域の解放を要求していた。
彼らを救うため、魔女エキドナによる結界を解除するための試練にエミリアが挑むが、精神に大きな揺さぶりをかけてくる試練を一つも攻略できないまま彼女は疲弊していく。
スバルはエミリアの神経衰弱、エルザによる屋敷の襲撃、聖域を襲う豪雪と魔獣大兎、スバルから魔女の残り香を察知した聖域一の実力者ガーフィールの妨害、それらの全てを攻略するため死に戻りを重ねる。
実は、ロズワールはエキドナに与えられた「世界の記憶」の複製「叡智の書」によりスバルが世界をやり直す能力を持つことを知っており、彼をエミリアに忠実な騎士とすべく、策を巡らせていた。
エミリアによるものだと聖域住民に疑われていた大雪も、彼が発生させていた。
膨大なマナを使うことで、大兎を引き寄せるとともに、エミリアにあらぬ疑いをかけさせることで、スバルにさらなる困難を与えようとしていたのである。
自らはループ先に記憶を残すことはできないにも関わらず、スバルがまだ死を恐れない駒となっていないことを悟ると、ためらいなく彼は破滅的な自死を選び、スバルにやり直しを強要する。
過去に違う選択をしていたら生まれていたであろう「もしも」の世界を見せられるというエキドナの第二の試練に意図せず挑んでしまったスバルは、今まで考えないようにしていた「自分が死亡した」後で悲しみに暮れる周りの人々を目の当たりにし、死に戻りは皆を救っていたのではなく、「死んだ世界」の皆を切り捨てていただけかもしれないと不安になる。
エキドナは彼を励まし、状況を打開できず弱った彼に、彼の人生を観測する代わりに助言を与えるという契約を持ちかける。
しかし、ほかの魔女たちがエキドナは自らの知識欲を満たすため助言とは名ばかりの口八丁でスバルにループを繰り返させかねないことを示唆する。
さらにそれを問い詰めた際のやりとりで、エキドナは他人に共感や優しさといった感情を抱かない常人には理解しがたい精神性を持つことを知る。
危険が予想されるエキドナとの契約は断ったものの、再び八方塞がりとなったスバルは孤独に死に戻りを繰り返すことで自分以外の誰も傷つかないようにするしかないと思い詰める。
だが、その姿を見かねたミネルヴァやサテラに、第二の試練で見たように自分もまた周りの人に大切にされていることを認め、自分をもっと大切にするよう説得される。
仲間たちの力に頼ればこの窮地を脱することができると確信したスバルは、ロズワールに「この周回」で困難を突破できなければロズワールに素直に従う、ただしもしできたなら彼の持つ「叡智の書」を捨ててもらう、という契約を交わす。
オットーやパトラッシュの力を借り、またラムの協力も得て、ガーフィールを撃破し、エミリアに心からの親愛を伝えて彼女を精神的に支える。
さらにガーフィールが外の世界に抱く恐怖を乗り越えさせて味方とし、屋敷にてエルザを撃退、魔獣使いメィリィを捕縛する。
そして焼け落ちる屋敷と運命をともにしようと自暴自棄になっていたベアトリスを救い出し、試練を突破したエミリア、ベアトリスと協力して大兎を討伐する。
ロズワールはラムとの戦いで「叡智の書」が失われたことで、もう周りの被害を考えずに動くことはないと約束し、とりあえず陣営は1つにまとまった。
この騒動ののち、スバルは正式にエミリアの騎士に選ばれ、彼女を支えることを誓う。
衝撃の1st seasonのラストから
長い鬱ストーリーをようやく抜けて、ようやく明るい兆しが見えたかと思った矢先に、ドン底へ叩き落とされた衝撃の1st seasonのラスト。
それをそのまま引き継いで、2nd seasonは始まる。
1st seasonで大活躍したレムたんが、みんなの記憶から消されてしまっていたショックな展開から物語ははじまる。
1st seasonよりも絶望的な展開
衝撃的な始まり方をする2nd seasonだが、それでも1st seasonほどの鬱ストーリーはない。
どうやらあの長すぎる鬱ストーリーで、主人公はある程度吹っ切れたようだ。
だがそれ以上に絶望的な展開が待ち受けている。
あきらかに無理ゲーなのだ。
何をどう考えても無理。
まるでクリア不可能のゲームをプレイしている気分になる。
お約束のご都合主義で無理ゲーなことには触れないかと思いきや、主人公もそのことに絶望する。
この時はじめて本作の壮大な伏線を感じることになる。
物語はまだまだ道半ば
2nd seasonのほとんどが無理ゲー展開で占められている。
だが2nd seasonのラストでようやく反撃の兆しが。
原作を読んでいないから確信は持てないが、続編がもし反撃主体の展開になるなら、2nd seasonまるっと使って壮大な伏線を引いたことになる。
1stおよび2nd seasonを通じてバラバラだったいくつかのパズルが、徐々に形を成してきているようなこの感覚。
すべては今後の展開次第だが、続編には否が応でも期待が高まる。
物語はまだまだ道半ば。
大人気作品だけに、キッチリ終わらせてほしい。
とりあえず鬱ストーリーに関していえば、もうお腹いっぱいだから勘弁してくれ。
観ていて辛いアニメというのは思いの外キツい。
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