高梨沙羅選手、スーツ規定違反があり失格
北京オリンピック、スキージャンプ混合団体に出場した高梨沙羅選手が不運なアクシデントに見舞われた。
1回目のジャンプで高梨選手は、103mの大ジャンプ。
笑顔を見せるなど手応えをつかんでいるようだったが、その後スーツ規定違反があり失格となる。
全日本スキー連盟の日本の鷲澤徹コーチによると、失格の理由は「スーツの太ももまわりが規定より2cm大きかったため」ということ。
スーツは連盟が用意したものだった。
高梨選手は、人一倍責任感の強い人らしい。
個人戦終了後に、実の兄が高梨選手にかけた言葉からもそれがうかがえる。
『もう自分のために飛んでいいんだよ。』
日本中からかけられた期待に応えるために、今までどれほどの努力を積み重ねてきたのだろう。
世間なんて無責任なもので、調子のいい時はもてはやすくせに、少し不調になると急に無関心になる。
そんな外野の声も耳に入っていただろう。
高梨選手はそんな中でも、淡々と努力を積み重ねて再び五輪代表に選ばれた。
それだけでも十分凄いことだ。
尊敬に値する。
しかし、今回は不運に見舞われた。
それほどの努力が、記録ではなく、レギュレーションの壁によって水の泡になった高梨選手の悔しさは、我々にはとてもではないがはかり知ることはできない。
期待に応えられなかった高梨選手の悔しさは、我々の想像を絶するだろう。
とんでもない悔しさなのだろう。
しかし、高梨選手はベストパフォーマンスをしてくれたと思う。
実力を出し切ってくれたに違いない。
後ろめたいことなんて何もない。
高梨選手には胸を張って日本へ帰ってきてもらいたい。
高梨沙羅選手は頑張った!!
誰がなんと言おうと頑張った!!
日本ジャンプ陣は過去にもレギュレーションの壁にぶつかっている。
あまりにも飛びすぎる日本陣選手に、白人文化のレギュレーションが足かせをつけた。
どのスポーツにも見られる悪習といえるだろう。
西洋人と比べて体格の劣る東洋人が、試行錯誤の上でようやくたどり着いた理想的な飛行型に、レギュレーションという至極真っ当な言いがかりをつけられるだ。
そんなつまらない言いがかりに負けるくらいなら、フリースタイルで飛んだうえで記録で負けた方がよほどマシである。
高梨選手の今回のレギュレーション違反とやらが、どれほど真っ当な裁定なのかはわからないが、文化の圧力に屈したものでないことを願う。
胸を張って帰ってくるべきは、何も高梨選手だけのことではない。
勝っても負けても、全力で頑張っている選手の姿は美しい。
その姿を見るだけで感動してしまう。
頑張っているすべての選手に拍手を。
すべての選手に「ありがとう」。
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