はじめに
TVやラジオにおけるCMの存在は、視聴者・聴取者からしたら鬱陶しく感じるものなのかもしれない。
いいところでCMを入れてくる業界お約束の手法は、今も昔も変わらない。
何かと鬱陶しいCMを飛ばせる録画機能が現れた時は、なんて便利な機能なんだと多くのユーザーが喜んだものだ。
だが鬱陶しいと思われるCMの中には、そのセンス良さから思わず見入ってしまうものがある。
映像で魅せるものや、秀逸すぎるキャッチコピーで考えさせられるもの。
CMの、ただ品物を宣伝し売上げを上げる目的を超えた、アーティスティックなCMも数多く存在する。
たかだか30秒ほどのCMだが、ひとつのクリエイティブ作品に昇華させたものがあるのだ。
本稿では、独断と偏見ではあるが、あまりのセンスの良さに思わず唸ったCMをご紹介したいと思う。
引越し比較サービス引っ越し侍『ラジオCM』
株式会社エイチーム引越し侍とは
株式会社エイチーム引越し侍は、『引越し侍』の運営を行う企業である。
本社は名古屋に所在。
エイチームの子会社。
株式会社エイチーム引越し侍は、2013年8月に親会社である株式会社エイチームから引越し関連事業を分離させ、独立分社化。
利用するユーザーと提携会社、運営元の引越し侍の3者にとって満足度の高いサービスの提供を目指す「三方よし」の理念のもと、引越し比較・予約サイトの「引越し侍」のほか引越し関連サービスを提供している。
「引越し侍」では、最大10社の引越し業者からメールや電話で見積もりが届く「一括見積もりサービス」のほか、口コミや料金で引越し業者を比較してそのままネットで引越しの予約が出来る「予約サービス」の2つのサービスを提供している。
もはやラジオドラマ級!?
わかる人にしかわからない絶妙なパロディと言葉遊び
『引っ越し侍』のラジオCMについてネットで調べてみると、やれうるさいだの何だのと否定的な意見が多い。
たしかに騒がしい。
やたら大げさだし、暑苦しいのかもしれない。
しかし音だけで宣伝するラジオCMとしてのクオリティは相当なものだ。
ラジオCMは視覚に訴えられない分、耳で聞いてから一瞬頭で考えさせるような作りのものが多い。
正直、頭が悪ければこの面白さは理解できないと思う。
現行、もしくは少し前になるが、単身で引っ越すことになった息子に向かって父親が「帰ってくるなー!」と叫ぶCMがあった。
売り言葉に買い言葉の息子は、父親のその言葉を受けてこう啖呵を切る。
「盆と正月とGW以外帰ってこないからな!!」
……いやいや、それってただの帰省じゃん(笑)
過去に某有名高校野球漫画『タ〇チ』を豪快にパロっていたことがあったのだが、何が元ネタなのかを考えさせられるところが実に面白かった。
引っ越しのCMだけに、結局目指していたのは甲子園球場駅だったんだけどね(爆笑)
視覚に直接訴えられるTVCMと違って、ラジオCMには思考力と想像力を駆使するひと味違った楽しみ方がある。
意味不明の単純なものが喜ばれる昨今で、秀逸なラジオCMの存在は非常に貴重である。
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