「旧統一教会との関係」に市民が下した判断はNO
愛知県碧南市・禰冝田(祢宜田)市長の真実
2020年の碧南市長選(愛知県)では、無所属現職の祢宜田政信氏(68)の他に立候補の届け出がなく、無投票で祢宜田氏の4選が決まっていた。
2024年、任期満了に伴う愛知県の碧南市長選挙で「旧統一教会との関係」に市民が下した判断は?
現職の落選「旧統一教会に対する説明不足」が一因か 16年ぶりの碧南市長選で小池友妃子さん初当選
任期満了に伴う愛知県の碧南市長選挙の投開票が2024年4月21日行われ、新人の小池友妃子さん(54)が初当選した。
愛知県で2人目の女性市長となる。
5期目をめざした現職と旧統一教会との関わりが争点のひとつとなり、16年ぶりの選挙戦となった。
碧南市長選挙では、無所属・新人で元碧南市議の小池友妃子さん(54)が初当選を決めた。
今回の選挙は、5期目を目指す現職の禰宜田政信氏(72)と旧統一教会との関係が指摘されるなか、現職に新人2人が挑む構図となった。
選挙戦最終日の20日、小池さんは街頭演説ができる時間ぎりぎりまでマイクを握り、こう訴えた。
人気取りじゃないんです。
子育て支援は人気取りじゃない。
本当に必要な時にどこよりも早くやらないと、若い人たちにとって魅力ある街にならないんです。
2児の母でもある小池さんは、高校の授業料無償化を含めた子育て政策などを訴えてきた。
「旧統一教会との関係」は今後の国政選挙でも争点に浮上するのか?
碧南市民の決断が全国へも広がることを切に願う。
「5千票差」が示す多選批判のうねり 東海で連鎖する女性首長の誕生
21日投開票された愛知県碧南市長選で、元市議の新顔小池友妃子さん(54)が、5選を目指した現職祢宜田(ねぎた)政信氏(72)と元市議の新顔鈴木良和氏(67)の2氏を破り、初当選した。
愛知県内では2人目、同市では初の女性市長が誕生した背景には、過去3回無投票当選を続けた祢宜田市政への批判と、女性候補を押し上げようとする流れがあった。
小池さんは1万4千票余りを獲得して当選した。
「4期16年の現職に5千票差をつけた立派な票。選挙中、事務所に来る人たちがどんどん増えていた」。
小池陣営幹部は、選挙中の現職批判のうねりについて、こう振り返る。
政党や企業、団体からの推薦を受けない「無党派」戦略で、シングルマザーから労働組合の元幹部まで、市議時代の対話集会で知り合った人らが中心に活動した選挙戦だった。
「子育てをするお母さんたちと一緒につくりあげた」という公約では、小中学校などの給食費完全無償化や高校授業料無償化の所得制限撤廃、「碧南版」の奨学金返還支援制度創設などを掲げ、自身も19歳と12歳の2人の娘を育てる母親だとアピールした。
当選を決めた21日夜、小池氏を囲んだのは、大半が支援者の女性たち。
小池陣営の会社員女性は「16年間のしがらみがあるのかなと思ったが、(変えようという)市民の意見が小池さんに集まった」と話す。
愛知県内では昨年8月に佐藤有美・長久手市長が県内初の女性首長として当選。
岐阜県でも14日に投開票された岐南町長選で、34年ぶりの女性首長となる後藤友紀町長が誕生した。
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