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ioritorei’s blog

完全趣味の世界

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【アニメーション映画『東京ゴッドファーザーズ』】これだから人生は面白い!今敏監督が描いた傑作人情アニメ。

 

 

 

 

アニメーション映画

東京ゴッドファーザーズ

 

 

東京ゴッドファーザーズ』とは

 

 

東京ゴッドファーザーズ』(英題: Tokyo Godfathers)は2003年のアニメ映画。

パーフェクトブルー』『千年女優に続く今敏監督による長編劇場映画第3作である。

ストーリーとしてはシンプルで、東京の新宿に暮らす3人のホームレスがクリスマスの夜にゴミ捨て場で赤ちゃんを拾い、残された手掛かりから何とかその赤ちゃんを親元へ返そうと奮戦するというコメディである。

リアルな演出で知られる今敏氏としては珍しくファンタジー要素がなく、最も現実世界に近い作品である。

また、本作は1948年のアメリカ映画『三人の名付親』(原題: 3 Godfathers)に着想を得た映画としても知られている。

 

 

東京ゴッドファーザーズ

東京ゴッドファーザーズ

 

 

 

あらすじ

 

 

自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ、三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。

クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾う。

赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かけるが、行く先々で騒動が巻き起こる。

 

 


www.youtube.com

 

 

 

登場人物

 

 

ギン

声 - 江守徹

 

自称、元競輪選手のホームレス(本当は自転車屋の親父)。

3人の中ではホームレス歴が一番長い。

ギャンブルによる借金のために家族を残してホームレスになったが、根は娘想いで大きくなっているはずの娘のために、コツコツとお金を貯めている。

ギンの娘も、赤ん坊と同じ「キヨコ」という名前である。

当初は清子の両親探しに乗り気ではなかったが、娘との再会や清子が誘拐された子であることを知り、幸子を追う。

今までギャンブル運とは皆無だったが、終幕近くで宝くじで巨額を当てる。

 

 

ハナ

声 - 梅垣義明

 

ドラァグクイーンのオカマのホームレス。

彼氏と死に別れたことで生活力を失いホームレスとなる。

家族に恵まれなかったため、清子の境遇に一番同情している。

非常に人情深く、大好きだった「泣いた赤鬼」に準え、ギンの為にあえて悪役を引き受けることもある。

ホームレス生活がたたり体が弱くなっているが、その事を他の2人には隠していた。

捨てられていた赤ちゃんに「清子」という名前をつける名付け親。

よく一句思い付いて呟く場面がある。

劇中ハナが担当声優の梅垣義明氏の十八番でもある「ろくでなし」を歌うシーンがある。

 

 

ミユキ

声 - 岡本綾

 

家出少女の高校生。

猫を捨てられたと勘違いして、父親を口論の末に刃物で刺してしまい、そのまま家を飛び出しギン達と生活することになる。

ミユキの父は、肉親と離れ離れになった行方不明の赤ん坊(清子)捜索の担当者だった。

家出前は太っていたが、現在は長いホームレス生活により痩せている。

2人に憎まれ口を叩きながらも清子の両親探しを手伝い、清子を道連れに自殺を図る幸子に一喝した。

ラストは喧嘩別れした父と再会を果たした。

漢字で書くと「美由紀」。

 

 

清子

声 - こおろぎさとみ

 

ゴミ捨て場に置き去りにされていた新生児。

拾われたのがクリスマスだったため、「きよしこの夜」からとって清子(きよこ)と名づけられた。

3人が彼女を拾ってから、行く先々で奇跡がかった出来事が起きる。

 

 

太田

声 - 飯塚昭三

 

墓参りの帰りに坂道で自分の車に潰されかけていたところを、ギン達3人に助けられたヤクザの親分。

3人を娘の披露宴に招待するが、これが元で3人は銃撃事件に巻き込まれる事になる。

ギンが供え物の酒をくすねた墓石にも同じ苗字が彫られている。

 

 

母さん

声 - 加藤精三

 

ハナが以前働いていたオカマバーのママ。

広い心の持ち主で、ハナが客とのいざこざの末に飛び出した後も、「お金で解決できることだから」と特にハナを責めることなく待っていた。

 

 

泰男

声 - 石丸博也

 

幸子の夫で、清子をゴミ捨て場に放置した張本人。

ごみ溜めのような部屋で、ギャンブルに儚い夢を見ながらダラダラと生きているダメ人間。

その姿にかつての自分を見たギンにどやされる。

その後、清子が実の娘ではないことをギンに話し、自殺を図る幸子に謝罪し、駆けつける。

 

 

老人

声 - 槐柳二

 

老ホームレス。

路上で倒れているところをギンに見付けられ、死に際に自分の遺品を処分するように託す。

 

 

ミユキの父

声 - 屋良有作

 

警察官。

とある病院で起こった新生児連れ去り事件を担当している。

清子が無事保護された後ミユキと病院で再会する。

妻は宗教にいれこんでいる。

 

 

幸子

声 - 寺瀬今日子

 

清子の母親と名乗る女性。

清子を夫の泰男に捨てられた後、絶望して川に飛び込もうとしたところをハナとミユキに止められ、清子と再会するが、実際は清子は本当の子ではなく流産したショックで誘拐した他人の子で、自分の子として一緒に自殺しようと画策するも真相を知った3人によって阻止された。

 

 

ギンの娘(キヨコ)

声 - 能登麻美子

 

現在は看護師として働いている。

ギンがいなくなった後も、彼を恨むことなく母親と2人で待ち続けていた。

近々結婚予定。

 

 

医者

声 - 大塚明夫

 

旅の途中で倒れたハナを診察した医師。

実はギンの娘(キヨコ)の結婚相手。

 

 

新郎

声 - 小山力也

 

太田の娘婿。

ギンの借金を取り立てていたヤクザ。銃撃されかけた太田を庇い重傷を負う。

 

 

胡桃沢

声 - 犬山犬子

 

幸子夫婦が住んでいた近所の住人。

 

山之内

声 - 矢原加奈子

 

猫ババ

声 - 柴田理恵

 

幸子夫婦が住んでいた家の近所の住人。

 

 

タクシー運転手

声 - 山寺宏一

 

3人に妙に腐れ縁のある人。

殺人未遂の犯人を知らずに運んでいたり、カーチェイスに付き合わされたりと、ろくな目に遭わない。

 

 

 

 

 

 

 

大人のための娯楽アニメ

 

 

本作は子供向けのアニメではない。

まず主人公がアンダーグラウンドで生きている。

いわゆる社会の底辺だ。

クリスマスを舞台にしているが、浮かれている社会を遠くで眺めているような感覚。

クリスマスのキラキラしたイメージは捨てた方が良い。

また本作の物語を多くの人が "クリスマスの奇跡" と表現しているが、その喩えには個人的にピンとこない。

むしろ厳しい現実を突き付けられているようで、胸が少し痛くなる。

また作画もリアリティがあり、お世辞にも子供向けとはいえないだろう。

ただし、作画は本当に素晴らしい。

特に人物描写は秀逸。

昨今のジブリ色の強いアニメとは完全に一線を画す。

登場人物たちの表情の豊かさはさすが今敏監督のひと言。

ジブリ一色の風潮に少し飽き気味の方には必見の作品である。

 

 

 

 人に歴史あり

これだから人生は面白い

 

 

本作の主人公はホームレスだが、物語が進むにつれて "何故そうなったのか" が明らかになっていく。

クリスマスの夜に赤ん坊を拾って…という王道シナリオは表向きの物語であって、そういうバックボーン的なシナリオこそ、本作の楽しみ方の本質のような気がする。

人に歴史あり。

今、見えているものが真実とは限らない。

そんなメッセージ性を感じる。

そういう土台があってこそ、人の "奇妙な縁" というメインテーマが輝くのだと思う。

言うなれば、クリスマスというロマンチックなテーマに扱いながらも酷く人間臭いのだ。

良くも悪くも人間臭い。

だからこそ、是非大人に観てほしい作品なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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