やさしさで溢れるように。
生きることに疲れたら…
世の中知れば知るほど腐り切っていて、流石に少し疲れてしまう。
さらに論点のズレた思考停止の反論にもいい加減辟易。
自分もそれに飲み込まれてしまっていないか?
これくらいでいいやと、適当なところで妥協してやしないか?
時々不安になる。
そんな時、著者は大好きなこのエピソードを思い出すようにしている。
ディズニー感動エピソード
お子様ランチ
ある日、ディズニーランドを訪れた若いご夫婦がいたそうです。
ディズニーのレストランに入るとご夫婦は子供がいないのに "お子様ランチ" を注文しました。
ディズニーランドでは、お子様ランチは9歳以下のお子様限定と決まっているため、不思議に思ったキャストの方が訊ねてみました。
「失礼ですが、お子様ランチは誰が食べられるのですか?」
奥さんはこう答えました。
「亡くなった子供のために注文したくて」
しばらくするとキャストの方は、
「ご家族の皆さま、どうぞこちらの方に」
と、四人席の家族テーブルに夫婦を移動させ、子供用の椅子も用意しました。
そして、
「子供さんは、こちらに」
と、亡くなった子供が生きているかのように小さな椅子に導く動作をしたそうです。
しばらくして、三人分のお子様ランチが運ばれてきたそうです。
夫婦は不思議に思い、
「そこまで頼んでいませんが?」
するとキャストはこう答えました。
「こちらはサービスとなります。どうぞごゆっくりお食事をお楽しみください。」
ご夫婦は涙を流しながらお食事を食べたそうです。
ディズニーに心も救われたご夫婦でした。
人として正しい在り方
このエピソードがフィクションなのかノンフィクションなのかなんて、そんなことはどうでもいいことなのだ。
肝心なのは自分がこの話に感動して、もし自分がこのキャストの立場だとしたら、果たして同じことができるのか?ということ。
残念ながら、おそらく同じことはできないだろう。
なぜなら、そこまで気をまわせる自信がないから…。
このエピソードで著者が最も感動したのは、ルールを破ってお子様ランチを提供したことでも、三人分のお子様ランチを用意したことでもない。
若いご夫婦を四人席の家族テーブルに移動させたことにある。
察しの良い方はすでにお分かりだろうが、これは子供が一緒にいるテイで提供された、スタッフの粋な気遣いからくる最大級のサービスだ。
ただお子様ランチを提供するなら、凡人にでもできる。
仮にお子様ランチを二人席で提供したとしても、そのご夫婦はきっと喜んでくれただろう。
しかしその発想だけでは、相手の気持ちに真に寄り添ったとはいえない気がする。
相手の気持ちに真に寄り添うということは、100%相手の立場になってその気持ちを想像してみること。
このエピソードは、いつもそれに気づかせてくれる。
やっぱり著者はまだまだのようだ。
まだまだ上がいる。
やさしくあろう。
そして、世界中がこんなやさしさで溢れますように。
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