...
...

ioritorei’s blog

完全趣味の世界

※当サイトではアフィリエイト・Google AdSenseによる広告を掲載しております。

【Netflix映画 『クレイジークルーズ』】『花束みたいな恋をした』のような坂元裕二脚本を期待すると肩すかしだけど、たとえば三谷幸喜脚本だと思って観れば気楽に純粋に楽しめるミステリー&ロマンティックコメディ。

 

Netflix映画

クレイジークルーズ

※本稿にはネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

 

『花束みたいな恋をした』のような坂元裕二脚本を期待すると肩すかしだけど、たとえば三谷幸喜脚本だと思って観れば気楽に純粋に楽しめるミステリー&ロマンティックコメディ

 

 

 

 

 

 

 

Netflix映画 『クレイジークルーズ』とは

 

 

坂元裕二脚本によるミステリー×ロマンティックコメディ!

乗客全員、いわくつきー?

エーゲ海に向かう豪華客船を舞台に豪華キャストで贈る、魅惑のクルーズの旅へようこそ!

 

W主演に吉沢亮氏と宮﨑あおいさん。

映画『怪物』が第76回カンヌ国際映画祭にて日本映画では史上2度目となる脚本賞を受賞、興行収入38億超えの大ヒットを記録した映画『花束みたいな恋をした』坂元裕二氏が脚本を手がけ、坂元裕二氏とドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』でタッグを組んだ瀧悠輔氏が監督を務める。

物語は、エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船・MSCベリッシマを舞台に、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディ。

初のNetflix作品となる脚本の坂元裕二氏が、自身の手がけた作品史上最大のスケールと語る、豪華エンターテインメント作品となっている。

さらには吉田羊さん、菊地凛子さん、泉澤祐希氏、蒔田彩珠さん、長谷川初範氏、高岡早紀さん、安田顕氏など、超豪華個性派キャストたちが脇を固める。

 

 

クレイジークルーズ オリジナル・サウンドトラックCD

クレイジークルーズ オリジナル・サウンドトラックCD

 

 

 

あらすじ

 

 

冲方優がバトラーとして働く豪華クルーズ船・MSCべリッシマが42日間に及ぶエーゲ海ツアーのため横浜から出航する。

そして、その船内には切羽詰まった様子で乗り込んできた盤若千弦という女性がいた。

盤若は冲方の前に現れると、お互いの恋人が密会していることを告げる。

自分たちの不幸な境遇を嘆き合っていた冲方と盤若は、船内のプールで起こった殺人事件を目撃してしまう。

それぞれの交際相手から「なかったこと」にされてしまった2人は、目の前で起こった事件を「なかったこと」にさせないため、独自に調査を開始する。

 

 


www.youtube.com

 

 

 

登場人物

 

 

冲方

演 - 吉沢亮

 

クルーズ船・MSCベリッシマのバトラー。

 

 

盤若千弦

演 - 宮崎あおい

 

謎の乗船客。

 

 

エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船。

 

矢淵初美

演 - 吉田羊

 

新人船長。

 

 

保里川藍那

演 - 菊地凛子

 

映画プロデューサー。

不倫中。

 

 

井吹真太郎

演 - 永山絢斗

 

若手俳優

 

 

湯沢龍輝

演 - 泉澤祐希

 

萩原組元組員。

 

 

萩原汐里

演 - 蒔田彩珠

 

萩原組長の娘。

 

 

久留間宗平

演 - 長谷川初範

 

医療界のゴッドファーザー

 

 

久留間美咲

演 - 高岡早紀

 

久留間家の嫁。

 

 

久留間道彦

演 - 安田顕

 

宗平の息子。

 

 

久留間玲奈

演 - 大貝瑠美華

 

久留間家の娘。

 

 

佐久本奏翔

演 - 潤浩

 

久留間家の家政婦の息子。

 

 

佐久本桂子

演 - 菜葉菜

 

久留間家の家政婦。

 

 

エドワード江戸

演 - 岡部たかし

 

マジシャン。

 

 


www.youtube.com

 

 

 

『花束みたいな恋をした』のような坂元裕二脚本を期待すると肩すかしだけど、たとえば三谷幸喜脚本だと思って観れば気楽に純粋に楽しめるミステリー&ロマンティックコメディ

 

 

坂元裕二脚本の名作『花束みたいな恋をした』

 

坂元裕二氏が手がけた作品といえば、真っ先に思い出されるのが映画『花束みたいな恋をした』

男女の機微を、秀逸な視点の切り替えと絶妙な掛け合いで見事に表現した名作である。

なかでもプロローグとエピローグの秀逸ぶりといったら、近年稀にみる出来の良さであった。

プロローグで観る者を物語の世界に上手に誘い、本編の辛さや切なさをエピローグで爽やかに拭い去る。

映画『花束みたいな恋をした』にもしあのプロローグとエピローグがなかったら、名作となり得ただろうか。

それほど構成が巧い、非常に良く出来た作品だった印象が強く残る。

そのせいだろう、本作が坂元裕二脚本というだけで否が応でも期待は高まる。

 

 

ioritorei.com

 

 

 

まるで東野圭吾原作×三谷幸喜脚本のよう?

 

本作がもし、原作・東野圭吾氏、脚本・三谷幸喜氏と言われてもきっと疑わなかっただろう。

ミステリー要素や映像の魅せ方はまるで東野圭吾原作映画『マスカレード・ホテル』を観ているよう。

東野圭吾原作を彷彿とさせる物語は、登場人物各々の男女のエピソードの詰め合わせで非常にテンポが良い。

オムニバス作品のようではあるが、主軸となるエピソードがちゃんと存在している。

だが、各々のエピソードがあまりに錯綜しすぎて主エピソードがぶれそうになる。

テンポが良いわりにはすべてのエピソードを最後にまとめて一気に回収するようなまどろっこしさがあり、それも主エピソードをぶれさせた要因だろう。

おかげで最初に生まれた興味は、中盤で完全に中だるみ。

終盤に向けて急いで謎の回収をはかるも、残された謎の数と残り時間のバランスが非常に悪く、多くの謎をばら撒いたわりには謎解きパートがとてもおざなり。

主エピソードの謎解きが秀逸だっただけに残念でならない。

コメディ寄りの本格推理作品を期待していただけに、結果的に恋愛作品だったガッカリ感はぬぐえなかった。

ただしそれは、『花束みたいな恋をした』のような坂元裕二脚本を期待しすぎていたことが原因だと思われる。

本作がもし三谷幸喜脚本だったなら、結果は自ずと変わっていただろう。

事実、序盤から三谷幸喜脚本作品のような展開であり、多少の違和感は感じつつも、知らなければ最後までそうだと疑わなかったかもしれない。

一癖も二癖もある俳優陣のキャスティングも非常に良かっただけに、主エピソードのぶれを補正できたはずの中盤の中だるみさえなければと、ただただ残念に思うばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

☆今すぐApp Storeでダウンロード⤵︎

 

Netflix

Netflix

  • Netflix, Inc.
  • エンターテインメント
  • 無料

Amazon Prime Video

Amazon Prime Video

  • AMZN Mobile LLC
  • エンターテインメント
  • 無料